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 序盤に「実在する光からのメッセージ」が書かれているけれど、それ以外は、セミナー参加者の寄稿文ばかりでできている。体系的に理解できるものが何もなくて、普通の宗教団体のそれらと何ら変わりないような著作になってしまっている。 Part2 と Part3 を読んでいなくて、この Part4 だけを読んでいたら、数多ある宗教団体系の独善的著作と思ってしまったかもしれない。2014年11月初版。

 

【委ねるしかない】
 偉大な知抄の光で統一された、〈光の地球〉では、肉体人間の自分では何一つ出来ない、只々素直にお願いして、委ねるだけしかないことが、本当に判らせていただきました。有難うございます。(p.108)

 ☆ 理論・理屈は通用しない ☆
 光の地球は、〈魂の光〉が主役。
 全知全能を、インスピレーションで、引き出し歩む。
 人間の思考を、巡らせることは、光の地球では、
 〈思考の停止〉を、招くことになります。
 このことに、人類が気付く迄には、
 かなりの時が、かかるでしょう。
 一足飛びには来れないのです。
     ☆(Part2 併読)     (p.125)
 限られた制限惑星・地球内で生きている人間が、その制限を超えた世界に接する場合には、“大いなる委ね”と形容するしかない状態に身を置く必要があることは理解できるし、それを、☆理論や理屈は通用しない☆と表現するのもまた分かるけれど、「結局のところ、人類がそれに気づくまでにはかなりの時間がかかる、というのであるなら、もうちょっと具体的に説明してよ」と思ってしまう人は、少なくないだろう。
 “大いなる委ねの境地”に覚醒した人々が徐々に増え、百匹目の猿現象が起こるまでには、時間がかかるといっているのだろうけれど、それすら説明されていないのって、ちょっと説明不足すぎ。

 

 

【すばらしき仲間】
 ☆ すばらしき仲間について ☆
 光と化した地球は、〈魂の光〉が主役です。
 真の自由と、真の平等と、真の平和を、
 夢ではなく、現実に構築します。
 この〈光〉で結ばれた友、これが新しい
 21世紀を担う、地球人類の礎となるのです。 (p.129)
 現実の地球おいて、〈魂の光〉が主役になれなかったのには、大きく2つの原因がある。
 一つは、宇宙の周期律的変化による原因。
    《参照》   『ギャラクティックファミリーと地球のめざめ』 ジャーメイン&サーシャ(リサ・ロイヤル)《後編》
              【アトランティス期からレムリア期への移行】

 もう一つは、〈魂の光〉を封印するという作為をもって地球を支配してきた〈魂なき勢力〉が、現在もいまだに地球に残存し、戦争・金融恐慌・二極格差社会創出を執拗に画策し続けていることである。
    《参照》   『人類への警告⑥ 真の支配者』 高山長房
 まあ、これ等のことを、自覚していようといまいと、
 光にゆだねて、ゆだねて、光へ行きつ、戻りつしながら、〈光そのもの〉になります。 (p.163)
 ということなのだろう。