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 タイトルから、かなり物理学的記述があるのかと思ったら、ぜんぜんそんなんじゃなかった。西欧で多く読まれている著者の本だから翻訳されたんだろうけれど、この程度だったら、日本人が書いているアセンション関連の著作の方が遥かに内容があるだろう。2011年3月初版。

 

 

【新時代の様相】
 新時代には、世界は彼岸と大変似通ったものとなります。私たちはみんな強力な神霊能力を持つようになります。それに伴い、お互いがほぼ透明になってしまい、それぞれの思考が手に取るように分かるので、もう何も隠すことができません。それは、裸体を曝すような感覚ともいえるのですが、実際には心の奥底がさらけ出されるので、より衝撃的な体験となるでしょう。もちろん、私が意図するのは、物理的な裸体ではありませんよ! 私たちの魂や性格、思想、ブラックボックス(深層心理)、本性が露わになり解放される、と私は説明しているのです。
 何事も、もう隠し通すことは叶いません。だからこそ、このような新しい状況に備えることが大切なのです。(p.77)
 『ジュリアの音信』 という著作と同様な内容である。西欧ではアセンションがここまでクォンタム・ジャンプ(量子跳躍)的な変革を伴うものとして明確に記述されているということか。日本では「半霊半物質の世界」へ移行すると表現している人も少なくないけれど、それと同じだろう。
   《参照》   『新説2012年 地球人類進化論』 中丸薫・白峰 (明窓出版) 《後編》

             【心を浄化していく限り】

   《参照》   『「包みこみ」と「確信」が今後の決め手』 船井幸雄 (徳間書店)

             【「聖書の暗号」】

 バシャールの情報を基に記述している坂本政道さんは、そこまで大きな変革になるとは記述していない。少なくとも、DNAの変容によって、動物や自然と心を通わせることができるような超感覚的な人類にはなるだろう。
   《参照》   『バシャール×坂本政道』 ダリル・アンカ/坂本政道 (VOICE) 《前編》

             【密度と振動数】 【第4密度】

 

 

【メルキゼデク】
 私はメルキゼデクたちとトートに対して、深い感謝の念を抱いています。彼らはドランヴァロを通じて、私の人生の目的と、いかに自らの役割を果たせばよいかを教えてくれました。(p.98)
 メルキゼデクというのは、アインソフの下にありアセンションを支援している組織らしい。
   《参照》   『天の岩戸開き アセンション・スターゲイト』 Ai (明窓出版) 《前編》

             【明治維新の次は、地球維新(神)】

 トートは、エジプトの壁画に残されているけれど、またの名をヘルメス・トリスメギストスと言い、錬金術の創始者と言われる鳥頭人間。 『エメラルド タブレット』 を著した人物とされている。神秘学(錬金術)を齧ったことがある人なら知らないはずがない。
 ドランヴァロ・メルキゼデク さんの日本語付きの動画は、You-Tube にいっぱいある。

 

 

【「聖なる予言」】
 『聖なる予言』 (訳注:ジェームズ・レッドフィールド著作) を読んだ方はいらっしゃいますか? 手を挙げてみてください! (約4割の参加者が挙手)
 素晴らしい、ありあとうございます! 彼が兵士に追われる場面を覚えていらっしゃいますか? 彼の姿が消えてしまいますよね! 「聖なる予言」とは、次の数年間に人類が辿ることとなる道程を記した本です。要するに、アセンションのためのマニュアル本です。(p.184)

 

 

【転生にまつわる事柄】
 転生にまつわる事柄の全ては、2012年頃に終わりを迎え、人類はようやく、物質に対する強い依存から脱却し始めるのです。預言やビジョンでは、量子的変化が予告されています。この量子跳躍に望むのは私たちのみならず、地球全体、太陽系の全て、そして、全宇宙です。地球レベルでは、次の数年間に発生する現象となります。(p.188)
 人類がすべてアセンションしてしまえば、霊界の様子など当たり前にわかるのだから、輪廻転生にまつわる事柄が全て終わるのははっきりしている。しかしバシャールは、下記に動画で、二元性の世界での学びを選択する(アセンションを選択しない)者たちのために輪廻の世界は1000年ほど先まで残され、アセンションを選択した人々は、輪廻の世界にある人々を導き助ける側になる、と言っている。
   《参照》   バシャール~『人類の未来』

 

 

【食べること止めるという選択】
 食べることを止めてしまうという選択は、地球上でアセンションに備えるためのひとつの手段だといえるでしょう。もちろん、断食以外の方法もいくつもあります。皆さんのハイアーセルフが、常に正しい道に導いてくれます。(p.194)
 食べることを止めれば、人体は自ずとプラーナという“気”を摂取するようになる。『不食』をしながら若々しく生きている山田さんの存在自体がそれを証明している。
   《参照》   『不食』  山田鷹夫  三五館
 この本にも、プラーナ摂取を始めて若返った女性の前後の写真が掲載されているけれど、地球の栄養学に則していると返って人体は老化を促進するようになっているのである。飽食は最悪。食べたいだけ自由に食べ続けた人と粗食の人を比べたら、前者の方が目に見えて老化している。最近はやりのアンチ・エイジングの著作には、そう言ったことが証拠写真付きで書かれているだろう。
    《参照》   『「空腹」が人を健康にする』 南雲吉則 (サンマーク出版)
 断食はきつすぎるにしても、肉食は完全に不要である。圧力鍋が一つあれば玄米も野菜も、味付けせずに美味しく食べられる。

 

 

【1万2千年の周期】
 2012年頃に新たな不可視の力が複数形成されるため、この惑星には特殊な新しい環境が構築されます。それは〈オートマティズム〉や〈宇宙周期〉と呼べるでしょう。この力は非常に大きいので、人類は新しい方向へと否応なしに突き動かされることとなります。これは全て、私たちの遠い過去における輝かしい姿が思い出せるように覚醒が図られる、ということなのです。
 ・・・(中略)・・・ 。
 1万2千年の周期が終わりを迎え、私たちは次のレベルにシフトしなければなりません。(p.223)
 著作によりけりで、1万2千年だったり1万3千年だったりするけれど、これは歳差運動の半周期を意味し、地球が黄道面を半周するごとにフォトン・ベルトに入る周期をいっている。“黄道帯アクウェーリアスの大破壊” といわれている周期である。
 しかし、本当は、歳差運動の5周期目に相当する12万8千年の大周期に遭遇しているはずである。これがどんな構成によって生じている周期なのかは、下記のリンクに。
   《参照》   『古代大和まほろばプロジェクト』 森嶋直樹 (文芸社) 《後編》

             【12万8000年】

 

 

<了>