22分間の束の間の秘境駅訪問は、終わった。
どうにか無事に男鹿高原駅から乗り込み、あとはひたすら新藤原へ帰るだけである。
それと同時に、スカイツリートレインの5日間におよぶ“出張”は終わる。
どうにか無事に乗り込み、これまでなかなか目を向けてこなかったポイントを一瞥しつつ歩く。
運転台周りや連結面は、ほぼ6050系時代のままである。
車内は終始静かなまま、穏やかに走り抜けてくれた。
これが都心から離れたローカル線の良さでもあり、路線の現実を考えると胸に詰まったり。
しかし、今回のスカイツリートレイン代走投入は、今後に向けて何かしら収穫はあったか。
これが毎日になるとまだ疑問符は多くつくが、活性化のヒントは得られたのではと思う。
…こうして、16:34。
実際には少し遅延していたが、無事に新藤原まで走破。
野岩鉄道での代走運用の全てを終えた。
接続する東武鬼怒川線下今市行きの発車は17:00。
25分ほどの余裕があったため、構内はしばし撮影会状態になる。
…とはいえ、それも首都圏の喧騒とはまるで違う、独特の静けさの中で思い思い撮られていた。
返却回送は速やかに行われるのかと思いきや、予想に反してずっと2・3番線に留置されたまま。
どうやら南栗橋から回送されてくる6050系61102Fの到着と入れ替わりになるようだ。
おかげで、代走運用時になかなか撮れなかった画角で撮影はできたが…
まぁ全体的にだいぶ撮り慣れてきたせいか、少しずつペースダウンしてきた。
任務を全うし、また山を下りる前に…しばしの休憩タイム。
かつては、新藤原折り返しにも6050系が主力だったが…
残念ながら、1番線に停車していた写真を撮った記憶は今のところない。
時は流れすっかり20400系列が新たな主力となり、ある程度の時間間隔を置いて久野知美さんの
ドア開閉に関するアナウンスが構内に響くシーンが定着してしまっている。
そもそも2022年以前は相互直通ばかりだったから、1番線使用機会も少なかっただろうか。
しばらくして、下今市行きの発車時間が来た。
結局、この日はスカイツリートレインとはこの新藤原でお別れとなった。
…もっともスカイツリートレインとは、翌日朝また再会し、乗車することになるのだが。
そして、20400型でひたすらに南下していくが…
大谷向で、6050系61102Fの回送に遭遇!
まだまだもうしばらく、野岩鉄道線で孤軍奮闘は続く。
車齢37年と老体に鞭打ち厳しい走りとなろうが、一日でも長く走り続けてほしいものだ。
そして、北春日部で改造が続く61103Fのリスタートを楽しみに!
おまけ
8R車も追跡対象になるのかな?
修繕車だろうが、未修繕だろうが、はてさて。
ネタになりうるものはどれか、見極め中。