2023.4.28 東武鉄道634型スカイツリートレイン・野岩鉄道普通列車代走を追う⑦ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

2023年の旅、もしかしたらキーワードに


衝動


というものが加わるのか?

3月の中部旅の時といい、予定調和じゃない旅が絶妙にスパイスを加えていくことになるのか。

幾度も旅を重ねてきたことによる勘が、果たしてどう化学変化を引き起こすのか。



この日、その衝動が炸裂したのはここ。

男鹿高原駅!


北関東随一の“秘境駅”

平均利用客1人以下。

前々から気になっていたポイントに、ついに降りた。


停車列車は、普通列車のみ上下5本ずつ。

下りに至っては、8:48に発車すると次は15:44…


実に7時間近くも間隔が空く。


上りも10:05に発車すると次は16:06、実に6時間である。


そんな中で、会津高原尾瀬口行きで15:44に到着して、およそ22分の滞在で新藤原に戻れる。

この効率の良さは随一で、これを利用しない手はないと思い至り…

四の五の考えるより早く、男鹿高原駅のホームに降り立ったのだった。


…だが、同じことを考えていたのか、


同時に降りた人が2人いた(爆)


これは完全に誤算。

できればのんびり、1人で過ごしたかったのだが…なんてのは贅沢な悩みではあるが。


現在は「リバティ会津」「AIZUマウントエクスプレス」は全列車通過。

掲示板に通過時刻が明記され、注意喚起がなされている。

先日の智頭急行恋山形駅の一件もあるから、神経質にならざるを得ない状況もあろう。


誰かが置いて行った駅ノートもある。

書きはしなかったが。


非ホーム側にも、方面表示の看板が立てられている。

こうでもしておかないと、行き先だけじゃわからないことも多いだろう。

浅草直通の快速・区間快速が廃止され、優等列車が全通過だと余計にわかりづらいか。


そして、階段を渡り外に出てみた。

当然ながら無人駅で、改札なぞは端から設置されていない。

そして、噂通りなんにもない…


目の前には国有林の注意看板。


少し会津高原尾瀬口方面に線路沿いに歩くと


一般通行禁止


…GAME OVER( ゚д゚)


ならばと、逆の新藤原方へ…

少し坂を上がって歩いてみると…


変電所発見。

どうやら、これのために駅ができたとか??


あとは、有名なところでは緊急ヘリポートがあるが、そこまで見に行く時間は厳しく断念。

ていうか、リスク抱えて見に行って、実際に乗り遅れたら目も当てられないからね。

国道121号にも通じているそうだが、600m程あるらしく尚のことリスクは高い。


てか無理。


秘境駅、ある程度の割り切りは肝心。

そこまで固執しちゃいけん。

さて、ホームに戻ってきた。

市町村合併が進み、現在の野岩鉄道線内は栃木県内は全て日光市に。

日光市の最北端がこの男鹿高原駅となる。

なお、栃木県の最北端はJR東日本東北本線の黒原駅。


また階段を上がり直すと、ベンチが置いてあったのだが…

日光仮面なる謎のキャラクターがw


…そして、ベンチ前の窓から会津方を眺める。

一緒に降りていた人が側に居たが、基本的に無言で殊の外静かだった。


…そして16:06。

予定通り、会津高原尾瀬口からスカイツリートレインが帰ってきた。


こうしてしっかり時間通り帰ってきた姿は、実に頼もしいものが…


って!

また乗降口は遠い!

また乗り遅れないようにせねば…

感慨に浸るのもそこそこに、いよいよ旅は締めに近づき始めている。