2023.4.28 東武鉄道634型スカイツリートレイン・野岩鉄道普通列車代走を追う③ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

9:59、眠い目を擦りながら来た道を、会津高原尾瀬口から今度はスカイツリートレインで戻る。

走行音こそ6050系そのものだが、内装も相俟って独特な高揚感の中を走り出した。

片手にはビールを持ち、つまみに魚肉ソーセージ(最近何故か買う)を齧りながらの旅。

傍には前面展望の動画を回している人もいるので、静かにチビチビやりながら乗っていく。

ちなみにこの人は「撮ってもいいですか?」と事前に聞いてきてくれたが、自分がどうこうより

乗務員が気にするかどうかかなと考えたので、乗務員に確認してみては?とだけ伝えた。

人によっては、あからさまに嫌がる人もきっといるだろうからね。


そんな中で、スカイツリートレインは快適に野岩鉄道線内を走る。

今までは走っても一日1往復程度だっただろうから、ここまで高頻度も6050系時代以来か。

とは言え、現状の定期普通列車は一日5往復のみ。

今回運転された4月24日から28日までの5日間で、走ったのは20往復に過ぎない。

このうち鬼怒川温泉発着は4往復のみである。


…なんて考えていたら、北関東の秘境駅である男鹿高原へ。


ホームで待っている人が2人もいる!


やはり珍しい車両の入線故、降りてみる人が僅かながらにいるようだ。


車両の勝手が違うせいもあるのか、全体的に若干の遅れを持って走っていた。

上三依塩原温泉口では、列車交換もあって停車時間があるのだが…

通常は3分程度のところ、今回は2分程度と短くなっていた。


…とはいえ、ちょっとホームに出て撮影する余裕はあった。


もっとも、そんなことをしている人はほとんどいなかった*^艸^*;

スカイツリートレインは運転台側の扉が埋められているため、動くのも難しいからだろう。

まして自分は昨年末にも野岩鉄道に来ているから感覚がわかるのだが、この日乗っていた人達は

そのあたりの事情がわからない初見の人が多かったのではあるまいか。


気持ち停車時間が短くなったこと、反して編成が4両になっていたことも加わり後方に行けず。

交換列車のAIZUマウントエクスプレスが到着し、向こうの扉が開く前に閉扉してしまう。

ダイヤ改正を経てもこのあたりの余裕の無さは変わっておらず、列車を乗り継いで柔軟な移動は

望むべくもないのは、少々もったいない気もするいち乗り鉄の戯言である。

観光列車を仕立てようとするならば、各駅の停車時間を長めに取ったりするなどの連携も今後は

考慮していく必要が出てくるのではないだろうか?


特に野岩鉄道の途中駅はなかなかな好ロケーションの駅も多数あり、線内を行ったり来たりして

フォトランを設定してみるとか、さまざまな可能性を持っているのではないかと思う。


湯西川橋梁は現状減速運転を行い、僅かながらに観光需要を意識しているかと思われるが…

思い切って停車してみるも良かろうし、いろいろ工夫次第で魅力は多分に増やせそうだ。


この川治湯元も、新藤原方から来る列車を捉えてみたいポイントだが…

現状のダイヤでは、それを仕掛けられる機会が非常に取りづらくなってしまっている。

まぁ、こうなる前に頻繁に来ておけば良かった、という後悔も多分にあるのだけど。


もろもろ膨らむ活用法という名の“妄想”を持ちながら、野岩鉄道を走り抜け新藤原へ。

一度は上三依塩原温泉口で回復しつつも、やはり少々遅れを持ちながら到着。

観光列車を使うには、今回のように事前告知もさることながら、ダイヤを微修正して普段と違う

乗降扉数・位置を踏まえた対応もしっかり考慮していく必要性を示したと思う。

是非このあたりを改善し、誰しもが気軽に乗りやすい列車の追求をして欲しいと思う。


…さて、今回の遅延の結果、新藤原ではほぼ停車時間が無い状況に。

すぐにでも発車…のはずだったが、この日は東武鬼怒川線の新藤原止まりの電車も遅延。
結果的に2分ほど待つこととなり、ホームでの撮影が少し可能だった。
ただ、やはり扉位置による撮影の移動はなかなか難儀なのは今回身に染みて痛感。
重ねてきた歳と少しの酒wのせいもあるのかもしれないが、そのあたりで疲労感も残ることに。


そして、久しぶりの東武線内。

自分はスカイツリートレインで初めての鬼怒川線。

結果としてこの日は、鬼怒川温泉到着も約3分遅れをもって終着となった。


この日は、SL大樹の運転日。

14系客車の発電エンジンで実に賑やかな構内に到着となった。

やっぱりこの組み合わせは、今なお異色かつ奇跡の並びである。


ともかく、スカイツリートレインは先ず代走最終日の午前の運用をつつがなく終えた。


やはりそれなりのギャラリーが、普段見られない並びを収めていた。


…しかし、いつもと同じだが、旅の終わりの余韻は少ない。

このあたりの配慮も少しはお願いしたいが、東武鉄道の手前もあり難しいものがあるのか。


10:50過ぎ、到着から僅か3分ほど。


新藤原方の引上線に定石通り引き上げ、速やかにパンタグラフを下ろし運用を終えた。

ここからはスカイツリートレインから少し離れ、いつもやるオマケの旅…目線を少し変えて。