2023.4.28 東武鉄道634型スカイツリートレイン・野岩鉄道普通列車代走を追う④ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

鬼怒川温泉駅で一時的に旅を終えたスカイツリートレイン。

しかし、自分の旅自体に停滞はない。

今までしてこなかったことを含めて、また先に歩いて行く。


まずは鬼怒川温泉駅を降りたら、新藤原方の跨線橋を上がる。

昨年末は残った雪が氷になり歩くのに難儀したが、さすがに4月末になればそんなこともなく。

ただ今回は、いつもの6050系ではなくスカイツリートレインがいる。


やがては、それすらも見られなくなる光景。

今ある時間を大切に、目の前の光景を切り取りながら歩く。


さて、跨線橋を降り、東武鬼怒川線を潜ってまた駅側に戻っていく。

線路側の路地を入ってみると途中で留置線が見える区画があり、ちょうど整備中に遭遇。


フロントガラスが手作業で入念に磨かれ、しっかり大切に扱われていることを再確認しま。


整備が終わると、短い昼寝の時間。

そしてまた、駅に向かって歩いていく。


ふと目に入る、駅近くの理髪店。


母方の亡き祖父は、90歳で亡くなる直前まで生涯理髪師だった。

そんなバックボーンがあるから、旅先などでサインポールを見かけるとふと感慨深くなる。

昭和の雰囲気を残した佇まいだと尚更、ボルテージが密かに上がる。


…ただ、懇意にしている鉄道ライターの土屋武之さんみたいに旅先で飛び込む勇気はまだ無い。


こうして、また駅に戻ってみると「SL大樹2号」は発車準備が既に整っていた。

SLの息遣いと14系客車の発電エンジンの“合奏”で、構内がより賑やかである。


この日の牽引はC11 123号機。

北海道から搬入して4年、ほぼ新製同然の姿になってようやく昨年から動態復活。

全体的に不具合など運行にさまざまな困難が生じる中で、3機目の動態保存機として運行中。


もともとは私鉄向けの同型機であり、江若鉄道をスタートに湧別炭鑛鉄道、釧路開発埠頭を経て

40年以上の長きにわたり北海道江別市内で個人が静態保存してきたものを購入した。

搬入時は「C111」となっていたが、入線に際しC11形導入3機目」であることと、2020年に

東武鉄道が創立123周年を迎えたことから「C11形123号機」のナンバーが付与された。

国鉄時代に遡れば、123の番号を持つC11は2代目である。


11:14、SL大樹2号は下今市に向けて発車!


SLのドラフト音に発電エンジンの合奏を響かせて、ゆっくりと踏み出していった。

なかなかSL大樹をメインにした旅は、まだ設定できていない。

そろそろ…そろそろ……と接する度に思うが、そうなると他のSLも…ね。


そして、ここで本当にスカイツリートレインとは少しの間お別れ。

「リバティ会津113号」に乗り、また北へ向かう。


車中、友人から勧められていた「黒いアイス」を鬼怒川温泉駅で購入し実食したが…


ガチ黒っ!( ̄O ̄;)


想像以上の黒さにたじろいだが…

味は普通に、というか豆腐ベースらしく、爽やかでヘルシーな印象だった。

期間限定品もあるらしく、それはまたの機会を伺いたい。


そんな黒いアイスで暫しクールダウンをし、旅はまだ続く。