2023.4.28 東武鉄道634型スカイツリートレインを追う…間にSLを愛でる空き時間 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さて、再び鬼怒川温泉駅に戻ってきたところで、また遭遇したSL大樹。



今度は新藤原側にSLの連結された正調編成を、2番線側から撮影。

207号機は北海道仕様の2灯シールドビームだが、新123号機は325号機と同じスタイル。

大井川鐵道の227号機がトーマスに変身している現状、貴重なオリジナル個体になろう。

それにしても、思ったより長い時間がかかったとはいえ、よくここまで甦ったものである。


…と、ほどなくしてC11 123号機はヨ8634と共に切り離し。

ここから構内を転線して、転車台に方向転換に向かう。

このため、自分も一回改札を出る。


駅舎を出ると、横断幕を持って声掛けをしている人を発見。


お話を伺ってみると、なんと御歳86歳!

ずっとボランティアで立っているとの由で、その姿勢に最敬礼!

頭脳明晰で、色々なお話をさせていただきました。感謝!

こういう大小の沿線の支えが、SL大樹を動かしている。


さて、転車台広場にやってきた。

日々入線時刻が掲出され、SL大樹をアピール。

それに合わせて、観光客もチラホラと集まり始める。


しばらくして、係員がやってきて手旗誘導を開始。


本線から離れて、駅舎に併設されたカフェの横をC11 123号機がゆっくりと現れ…

前進と停止を繰り返しながら、慎重に転車台に乗っていく。


係員の巧みな旗さばきで、確実に転車台に乗っていった。

ちなみにここでは、ヨ8634も同時に乗って方向転換となる。


手旗誘導した係員の操作で、ゆっくり転車台の回転が始まる。


ここでは誰しもがSLの動きに注目し、カメラを向ける人も多い。


ワンちゃんも記念写真…

時々鳴る汽笛にはビビっていたみたいだけどw


ヨ8000形も、まだ全国あちこちに残ってはいるが…

定期的に走る姿を見られるのは、今ではこの東武鉄道線のみになった。

機器を設置するスペースが無いC11に代わって東武形ATS(TSP)を搭載し、運行に欠かせない

“影の主役”として、常にC11とペアを組んで日々の運行を担っている。

ATSを設置したものの外観はJR在籍時のままというのも、ポイントが高い。


そんなことを考えているうちに、一回転が終了。

慎重に位置を合わせ、再び線路を接続。

ここまでわずか5分ほどでのスピーディーな作業であった。



汽笛一声を響かせ、再びゆっくりと鬼怒川温泉駅内に戻っていく。

この日2往復目の復路、最後の運転に向けて準備は着々と進む。

時には手を振る機関助士とギャラリーが会話を交わす場面もあり、実にアットホームな雰囲気!

運転開始から5年、すっかり地域の顔として定着してきているようである。