フレンチブルドッグは、
四肢をキツく固定し、
動けぬようにし、
毎回無麻酔で腹を切り
子犬を取り出していた。
これが、
本当に
人間のやることなのか、
この日本で、
行われている事なのか、
到底、
信じられない。
愛護法という法律が
ありながら、
なぜなんだ。
こんな恐ろしいことが
長年、放置されてきたのは
なぜなんだ。
麻酔無しで
母犬の腹を切り裂き
取り出した子犬が、
かわいい、かわいいと
ペットショップで
売られている。
この国に、
法律は無いのか。
2ヶ月ぶりの定期訪問のとき、
白黒猫さんの口内炎の悪化が発覚。
口もかなり痛そうで、
元気もありません。
口の周りや身体の汚れが
目立っています。
高齢者さんは、
病院で診てもらって
ほしいとのこと。
優しくておとなしくて
いつも高齢者さんに
くっついている白黒さん。
早速、猫さんサポートサービス
の方につなぎました。
ちょっとした猫のお助けを
とても低価格で
やってもらえるサービスです。
福祉の現場の方や高齢者さんが、
ペットのことで困ったなぁ、どうしよう?
と悩むことでも、
私たちなら簡単に
出来てしまうことが、
意外と多いのです。
伊丹の動物病院にて診察中。
ついでに鼻水猫さんもいっしょです。
白黒猫さんは、
歯が一本
グラグラになっているそうです。
抜歯が必要みたいですが、
痩せすぎで麻酔をかけられません。
しっかり食べさせて
体重を増やしてから、
処置をしましょうという事に
なりました。
後日、様子を見に行くと、
お薬が効いていて、
白黒さんはしっかりご飯を
食べていました。
高齢者さんも
ひと安心の様子でした。
今日、
高齢者さんは
施設へ行きます。
雨模様、、
私たちは、
ゴエモンを迎えに
行きました。
ゴエモンは
見るからに機嫌が
悪そうでした。
唸り声をあげたりして、
みんなどうなることかと
不安になりましたが、
ベテランボラさんが
散歩に連れ出してくれました。
ゴエモンは、
大好きなトリマーさんのところへ
シャンプーに行くのだと
思ったのだと思います。
あっさりと
車に乗ってくれました。
雨が降ってきて、
最後に、
高齢者さんがなんて
ゴエモンに声をかけたのかは、
聞こえませんでした。
施設に持っていくビニール袋の中身は、
ゴエモンの写真ばっかりって、
福祉の方の会話が聞こえてきました。
高齢者さんの
迎えの車が、
到着しました。
どうかお元気でと
ひと言だけ声をかけて、
ゴエモンと私たちは
出発しました。
ゴエモンは、
寂しくて一晩中
鳴いていたそうです。
ボランティアさんが
ずっと添い寝をしてくれて
落ち着いたそうです。
ゴエモンの
笑顔の写真が届き、
安心しました。
施設に入ることになり、
ペットはいっしょに
連れていけません。
どこか
引き取ってくれる所は
ないですか?
福祉の方からの相談の
半分以上が
このパターンです。
もうずいぶん前から、
全国的に
飼い主が愛護センターへ
ペットを持ち込む理由は、
飼い主の病気、入院が
最も多くなっています。
『終生飼育』とは言っても、
事故や災害や病気や、
人生にはどうしようもない事が、
いくらでも起こります。
高齢者だけには
限りません。
国は、
自治体に収容される
夥しい数の犬猫たちを
殺すことから生かす道を
選択しました。
各自治体は、
国の補助金を使って
保護譲渡のための
施設整備を進めていますが、
本当に苦しんでいる人々を
助けてあげられているでしょうか?
愛護センターは処分前提なので・・・
と、
福祉の方が
言いました。
犬猫の命を守る最後の砦として
存在していくために、
団体譲渡や多くのボランティアさんも
控えていると思っていますが、
少し違っているのかもしれません。
私たちにできることは、
たかがしれていますが、
本当に運良く、
一時預かりをしてくれる
ベテランボラさんが見つかりました。
ひと安心して、
8歳の柴犬、ゴエモンと
高齢者さんに
会ってきました。
猫たちの様子を
見に行きました。
定期訪問と言いながら、
前回から
2ヶ月も過ぎていました。
その間、
猫さん2頭が亡くなった
そうです。
高齢でかなり痩せていて、
不妊手術を見送った子です。
福祉の方が、
不妊手術ができてなくて、
多頭飼育になっている方がいると
私たちにつないでくれて、
不妊手術を完了し、
丸一年が経ちました。
私たちの訪問は、
高齢者さんからすると、
余計なお世話かもしれないですが、
いつでも寄ってくれたらいいよと
言ってくれるので、
猫たちのことも気になり、
時々こうして、
お邪魔しています。
不妊手術のあと、
猫たちは、
とてもゆったりしています。
ついでに、
未完成だった『猫の個体識別』の
再、再確認。
猫たちが集まってきて、
自分の写真を、
しばし見つめたりしています。
昨年度、
『高齢者とペットの安心プロジェクト』
を立ち上げました。
高齢者さんと猫たちが、
今より、
もう少し、
安心して暮らせるように、
ささやかな
お手伝いをしています。
尼崎市立地域総合センター今北
地域包括支援センターさん主催の
課題解決型地域ケア会議で、
「高齢者とペット」の問題を取り上げて
いただけることになりました。
テーマは、
『適切なペットの飼育ができなくなった
住民の支援について』
~残り少ない人生だからこそ、
ペットと一緒に過ごしたい~
私たちが、
この問題に関わるようなって、
ひしひし感じていたことが、
タイトルになっていました。
会議では、
福祉や医療、地域の関係各所の皆さんが
事例をもとに課題を共有しつつ、
それぞれの立場で何ができるか?を
検討しました。
会議終了後、
皆さんと情報交換もできて、
とても貴重な機会となりました。
確かに、困難な事例は多いですが、
早期に私たちのところに相談がきて、
解決できた事例も
たくさんありました。
つなぐ、
というより
つながっている、
が、重要だと感じています。
一カ月以上ブログの更新が
できていませんでした。
深刻な相談が相次いでいて、
対応に追われています。
その深刻な問題を、
政治や行政に届けることは、
私たちの重要な役割です。
コロナ対策を徹底し、
本日、
尼崎市における
動物愛護の諸問題について
勉強会を開催しました。
中野ひろまさ衆議院議員はじめ、
県会から谷井いさお議員
市議会から11名の先生方に
ご参加いただき、
今、私たちが現場で取り組んでいること、
そして、喫緊の課題について、
お話しさせていただきました。
今回のテーマは、
『高齢者とペット問題について』
8月17日15時~
◆報告
(1)動物愛護について国の取り組み
(中野ひろまさ衆議院議員)
(2)兵庫動物愛護連盟について
(桑畑和子)
(3)C.O.Nと動物愛護基金オフィシャルサポーターについて
(三田一三)
◆高齢者とペット問題について
(1)現状
(2)動物愛護センターでは?
(3)今、私たちが取り組んでいること
『高齢者とペットの安心プロジェクト』
◆課題
(1)現場から/Teamねこのて代表 水野直美
(2)喫緊の課題 /三田
◆質疑応答
2016年から取り組んできた
尼崎市の多頭飼育問題は、
多頭飼育助成金や福祉との連携など、
課題解決へ向けて
一定の方向づけができました。
私たちが今、現場でもがいているのが、
高齢者さんとペットの問題です。
事例を重ねるごとに
高齢者さんにとっても、
ペットにとっても
つらい景色が見えてきました。
同じ景色を先生方にも
見てもらって、
心を寄せていただけたらと
思います。
質疑応答では、
皆さんから
様々な意見が出されました。
問題は多く、今後も勉強会を
継続していくことになりました。
声なき声を
カタチにしていきます。
先生方には、
公務ご多用の折にもかかわらず、
ご参加いただき、
ありがとうございました。
尼崎市の動物愛護基金へ
全国の皆さまから
沢山のご寄付をいただいています。
尼崎市のふるさと納税の中でも、
寄付額は、毎年一番か二番です。
そのおかげで、
多くのノラ猫たちの
不妊手術ができています。
それ以外にも、
多頭飼育崩壊の時の不妊手術や、
収容された犬猫の医療費や、
多くの動物が救われており、
ただただ、
感謝しかありません。
猫を想う人々が、
その想いをカタチに変えて、
社会を変えていくのだと
思います。
これからも、
もっと、
もっと。
◆東大基金のウェブサイト
宮崎 徹 教授による猫の腎臓病治療薬
研究へのご寄付について