フェラーリ 360モデナ ヘッドライト

内部、外部共にフルオーバーホールを実施します。




まずは完成した状態です。
突き抜ける透明感と、表面の滑らかさまでお解かり戴けると思います。
その全ての流れを簡潔に紹介させて頂きます。

施工内容

①内部基本クリーニング+内部フルクリーニング(ランプユニットO/H)
②クリアカバー表面ポリッシュ+ガラスコーティング(UVコート再施工も可)
③ライト背面、サーモグラスシート貼り付け




まずダメージや汚れの状態をチェック。
内部の曇りが強く、ボヤけた印象です。




クリアカバー表面にも清潔感を奪う垢や傷があります。
ここでご依頼戴いたオーナー様と打ち合わせ。

施工ポイントを決定→作業開始です。




まず、特殊な方法にてクリアカバーを外します。
イタリア製の樹脂はとてもデリケートなので、細心の注意と集中力が必要です。
※この状態での手の届く箇所のクリーニングが 『基本クリーニング』 です




※今回はフルクリーニングのご依頼なので、この状態にまで分解します。
 これにより、全てのパーツを積極的にクリーニングする事が出来ます。
 ※湿度、温度が管理された環境下での施工です




まずはクリアカバーのクリーニング。

裏面の汚れは洗浄だけで除去出来ない事が多く、
表面の垢や小傷も含め、クリアになるまで徹底的にポリッシュ(研磨)します。

裏面は特に傷が付きやすく、タオルで拭くなどはご法度。
磨き過ぎも変色など、後々のダメージになります。



施工後はロスの無い透明感が復活です。
表面も更に磨き込み、最適なガラスコーティングにて強化済み。
※飛び石傷や深い傷なども完全に近く取る事も可能です(クリアカバー表面リペア)




ランプユニットをオーバーホールの為、ボディーと切り離します。
この作業も困難かつ、根気のいる作業です。




ランプユニットを切り離した事で、本体を積極的に洗浄できます。
曇りや蒸着汚れを徹底的に洗浄後、磨き上げる事が可能です。




クリーニング完了です。
元々付いていた細かい傷も取り去り、奥行きのある光沢が戻りました。




次にランプユニットを全て分解します。
更にプロジェクターランプ(ロービーム)ユニットを分解し、洗浄します。




プロジェクターのレンズです。
下からライトを当てると光が拡散しています。




クリーニング後は真透明でロス無く光を飛ばします。
ゴミや塵などを残さないよう、最大限に心がけています。




プロジェクターユニットのO/H前後です。
背面のリフレクターなど全て洗浄し、曇りなど除去しています。




全てを洗浄、調整を施し、元通りに組み立てます。
光軸などは変化させない為、分解前と同じ状態です。

光軸調整部が破損していたり、ガタつきや隙間、曇りの原因など、

機能的な欠陥も、この状態なら確認し修復出来る可能性があります。
※今回の物も、光軸調整箇所を内部から修理致しました。




クリーニング済みの本体とランプユニットをしっかり接着。
乾燥させた後、クリアカバー取り付けの準備をします。



念のため塵やホコリなどをエアブローで飛ばし、
ライトやルーペを使い、入念に点検後、組み立てます。



曇りの原因にならないよう密着させ、1日乾燥させます。



今回は更にオプションメニュー、
ライト本体の底面と背面に、射熱シートを貼り付けます。




底面、側面など、全てにサーモグラスシートを貼り付けました。
モデナはミッドシップエンジンですが、ライトの真下にラジエターがあります。
その為ライトは高温に晒されるので、劣化や曇り防止に効果絶大です。




もう一度、クリーニング前の状態です。
新品は左右130万円程。

今回は修理も含め、1/4以下のコスト、施工日数は10日前後です。




クリーニング後は透明感と清潔感を取り戻します。
ライトON時のシャープさ、ロスの無い光量は新品と同等以上です。
(数ヶ月、数年で黄ばんだり曇ったりといった事とは無縁です)

ライトが綺麗になると、クルマ全体が引き締まり、
印象が大きく変わると大好評を戴いております。



Ferrari 360 modena ヘッドライトクリーニング完成です。





メルセデス ベンツ W219 CLSクラス ヘッドライト

今回は、表面の劣化が特に激しいケースでのリペアと、
内部のクリーニングにて、どこまで綺麗になるのかをお伝えします。






『 ここまで痛むと、もう透明感は出ないよね? 』

『 綺麗になってる画像、あれ、ウソでしょ? 』


ご依頼前には、ほとんどの方が諦めていらっしゃいますが、最後には、


『 捨てようと思っていた物を下取りに出し、新品が帰ってきた・・・』

『 同じ物だと、今度は周りの仲間が信じてくれない・・・』


など、喜びのお言葉を頂戴します。







経年劣化により表面が黄ばみ、内部が白ボケて清潔感を失ったライト。

日中や、ライトONでヒビが目立ち、クルマ全体の清潔感まで奪います。








さて、まずは完成した状態です。 ※同じ物です

至近距離から見ても、『加工感』の無い、スッキリした仕上がりです。






クリア樹脂の表面を覆うUVコートが劣化し、樹脂自体にもダメージがあります。
ワックスなどの油分や、その場しのぎのケミカル剤、磨き過ぎなどが原因です。

これを取る為、目いっぱい機械で磨くのはオススメしません。
ダメージが進行し、取り返しのつかない状態を早めます。(ヒビなど・・)






リペア後は見違えます。 (内部クリーニングもしています)






光が当たると、ヒビや内部の曇りが更に目立ちます。
夜間は光量不足かつ、光が前に飛ばないと思います。





見た目、性能、手触り、保護力など、全てを復活させる事が可能です。


その方法と取り組み方を、解りやすくご紹介させて頂きます。







まず、サンドペーパーを使い、劣化した表面を徹底的に除去します。


画像では解りにくいですが、黄色い研ぎ汁がいつまでも出ます。
樹脂にまで及んだヒビの底まで研ぐので、根気の要る作業です。







粗目~細めと研ぎ進み、注意深く、磨いた傷を慣らしていきます。

振動や熱を加えたくないので、全て手作業です。

この作業で、飛び石傷や線傷など、ほとんどが消えます。






↑画像は別のライトの物ですが、研ぎの作業が甘いとヒビが残ります。
下手に磨きだけで放置した場合や、その施工自体でこのダメージを負う事も。


ヒビが裏面まで達する深いダメージを負っていると、
このようなヒビが消えず、残る事があります。
大体が、ほとんど目立たなくなりますが、参考にしてください。






傷1本残らない所まで磨き込み、表面のコートの為マスキングします。






完全防塵ブースにて、UVコートを吹き付け、焼き付けます。

劣化が激しい場合、コートが乗らないので、1からやり直しです。
また最初から研いで、コート作業を・・ と、3回やり直すケースもあります。






無事にUVコート加工が終わり、表面はツルツルです。


表面が荒れている場合、内部のクリーニングだけでは見た目の変化はありません。

予算が限られている場合は、程度を見極めて施工する順番を決めます。


ここからは、内部の曇りを一掃するべく、分解クリーニングを実施します。






特殊な方法にて、内部を完全に分解し、細かくクリーニングします。
内部のパーツはとてもデリケートなので、細心の注意が必要です。

この状態から、手の届くクリーニング作業が、基本クリーニングです。







クリアカバーの裏面です。
光を透かすと真っ白に光を拡散しています。





クリーニング後は、正にクリアーです。
洗浄で取れない場合が多く、超微粒子の特殊なコンパウンドで仕上げます。


画像では少し傷が見えますが、このように光を当て、無傷まで持って行きます。
ここからでしか見えない、微細な傷を処理していくのです。

この作業が見た目の透明感には大きなポイントです。
無傷で仕上げるのに、経験とテクニック、様々な品物が必要です。







今回は更なる美しさを求めて、フルクリーニング作業も。

ロービームのプロジェクターランプユニットも分解です。
表面を拭いても不完全なので、これも分解し、クリーニングします。

内部のフルクリーニングと呼んでいる作業です。







プロジェクターレンズ、HIDランプを反射するリフレクターを隅々まで洗浄。

光が拡散する事なく、性能が復活です。(新品より綺麗な状態です)






ウインカー部、ハイビームなども単品にし、丁寧に仕上げます。

内部のリフレクター部品は強い洗剤や普通に拭く等、ご法度です。
触れる事を前提としていない表面なので、かなりデリケートで、
剥がれ易く、傷が着けば目立ち、復元は無理なのでテクニックが必要です。






ライト本体内部も隅々まで汚れを取り、エアーでホコリなどを吹き飛ばし、
強力な光で細部を確認しながら組み立てていきます。

また、本体の底面にある大きく開いた通気口にもフィルターを仕込み、
今後の汚れにくさを大きくアップする施工もいたします。(効果は倍以上です)






内部から防水処理し、しっかり密着させ、
最終ポリッシュし、最強のガラスコーティングを施工して完了です。

ガラスコーティング作業はオプションです。






施工前は誰もが新品交換を悩む状態でした。






施工後はどこから見ても、新品と遜色の無い仕上がりにまで復活します。


ライトの本体や、周りを覆うラバー部品も汚れを取り、風合いを良くしますので、
どこから見ても清潔感があります。







日中の光にも白ボケ感は無く、表面のカバーが無いと思うほどの透明感。
もちろん、ライトON時も無傷で、突き抜ける透明感です。

新品は40~50万円と高価なライトですので、ぜひご参考になさってください。
今回のケースでは、その4分の1程度の施工価格です。



W219 CLSヘッドライト クリアカバーリペア&分解クリーニング



完成です。








フェラーリ575M マラネロ ヘッドライト

今回は関東のオーナー様のご依頼を受け、分解クリーニングを実施します。


ディーラーにて点検中に取り外し、送られてきたライトです。

一見して綺麗に見えるのですが、内部の曇りやシミが多く見られます。







左右共に内部のシミが確認でき、全体的に曇った印象です。
新品価格は左右で120万以上します。


今回はその4分の1以下の価格にて、新品以上の仕上がりを目指します。

数々のオプション的な工程が踏まれますが、参考になさってください。




まずは↑完成画像です。
内部の全てを完全にクリーニングし、様々な手数を踏み、完成しています。


それらの作業によるマイナスポイントは皆無。
破損や問題などなく、全てが純正、元通りです。

一つ付け加えるならば、新品以上の美しさと断言できます。

その工程のポイントと取り組み方など、画像を交えご紹介させて頂きます。





まずは分解です。
強力なゴムラバー接着なので、かなり繊細な作業&時間を要します。

ライトに付属するパーツ類なども丁寧に取り外して行います。





テストにて、まずは画像右のみ、内部をクリーニングし、簡単に組んでみます。

熱や経年で付いたシミや曇りを、ポリッシュしてリセット。
これだけでも見違えて透明感が戻ります。


ここまでは基本的なクリーニングですが、

これより、新品を上回り、これからの曇りも数段に軽減する作業・・・
フルオーバーホール+フルオプション作業を実施します。





ライト本体から、ライトユニットを取り外します。


これだけでも、かなり困難な作業ですが、一切の問題なく進めます。

本体内部も、微細なホコリなどエアーで吹き飛ばし、クリーニングします。





更にライトユニットから、ロービームユニットを分解。

プロジェクターランプをクリーニングします。





プロジェクターレンズは裏面が強く曇り、光を拡散しています。





クリーニング後はスッキリとクリアーに。
背後に見えるリフレクター(反射板)も、曇りを取り、光量を取り戻します。





ライトユニットを組み上げました。
ハイビームの反射板も曇りを取り、これでランプ類が最大の仕事をします。






元通りに本体にセットしました。






さて、次は内部のパネルですが、元の仕上げが荒いですね。
こちらも分解し、美点アップします。





分解しますが、デリケートなので最大の注意を払います。





ポリッシュ(磨き)完了。
ミニポリッシャーを使い、粗かった表面を美しく仕上げました。





丁寧に洗浄し、組み付け完了。
ビシッと引き締まり、清潔感がアップしました。





内部に微細なホコリや拭き傷など、一切無い事を強力な光を当てて確かめ、

全てを組み付けます。

黒いシリコン系の防水ボンドが乾けば、純正と同等の仕上がりです。
丸1日おけば、完全に乾燥します。





更に、ライト本体の底面にある、数点の空気の通気口を外し、
この内部に埃の進入を防ぐフィルターを取り付けます。
長い目で見て、とても高い効果があります。





各種、ランプの交換も。
車体に付いている際は、とても困難な作業ですので、この際に。
この状態でさえ、少し難しいと言えます。




各部、防水など強化しながら、しっかりと組み付けます。





更に、今回は温度差にて生じる内部の結露を懸念し、
本体の裏面、背面に熱反射シートを貼り付けました。

フロントエンジンの場合、洗車後や、冷寒時に効果があり、
また、経年による曇りや劣化にも効果大です。





表面ポリッシュ&ガラスコーティングを施し、付属品全てを装着。

Ferrari 575M maranello ヘッドライトクリーニング、完成です。



余談ですが、

当初経験から、この作業に大反対だった某ディーラーマン達は、

届いたライトを見て驚き、新品以上だと漏らされたそうです。
(当店にはダメ元で、新品がスタンバイしていたようです)


何より、隅々まで美しさに拘る、

目の厳しいオーナー様に喜んで戴けて冥利でした。



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本日、東京よりヘッドライトのクリーニングの施工で、お越しくださいました。


本当に美しいSLで、実はヘッドライトも新品に交換したばかり。

ですが良く見ると、目に見えてホコリやライトON時に曇りが確認出来ます。

残念ながら、クレーム交換対象にならないらしく、分解クリーニングと言う訳です。


さて、これからバンパーを外し、ヘッドライトを取り出します。




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丁寧に、かつ慎重にバンパーを外し、ヘッドライトを取り外します。

そう、バンパーを外さないと、ライトは取れません。


構造を理解し、適した工具があれば苦労なく取れますが、

ここで一番必要なのは、集中力でしょうか。


バンパーを取り外す際や、ライトを外す際、ボディーに傷が入ったり、

ヘッドライトの表面に当たったり・・・ そういう傷が入ったライトの修理も受けるほどです。


あらゆる部分に注意しながら、正確に進める事が重要です。




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ボディーの白い部分。

この角にヘッドライト表面が当たらない様、注意です。

または、バンパーを外す際は、ここに傷を付けない角度で・・・などなど。


あらかじめフォグランプなど、裏の配線は抜いておき、バンパーを外します。

この部分を充分注意しながら、慎重にゆっくりと、外します。




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当然の事ですが、万一に備え、保護などは基本。

言いだせばキリがないほど、プロは様々な事に注意を払っています。


よく、自分で外して送りたいので、外し方を教えて? と質問を受けますが、
専門の用語や工具、取り外す際のチカラの掛け方、角度、順番などなど・・・

その全てを、電話やメールでお答えするのは難しいです。


おそらく、一部始終を見ても、肝心な部分は解らないと思います。

見えない所を手探りで外したり、コツのいる部分があったり・・・

冷たいようですが、こればかりは経験です。




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さて、ここからが本番!

分解作業に掛かります。




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ライト表面のクリアカバーを外し、内部を直接点検。

ちなみにこのライトは、新品から、取り付けて2週間の物です。




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このように強い光が当たると、モヤモヤとしたシミのような物が見えます。

夜間、ライトを点灯させるとかなり白く浮き上がるタイプの物です。


曇りが気になって新品に交換されたのに、これは気分のいいものではありません。

残念ながら、交換対象にならなかったらしく、クリーニングとなりました。




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ハイビーム側にもシミが。

目立つホコリは、外してから付いた物が多いのですが、

なぜか分解前から内部のホコリが多々あり、目立つ物もありました。




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それを取ろうとして、お客様自らが付けてしまった傷も。

背面から綿棒の様な物を突っ込み、ゴミを取ろうとしたようです。


この傷や曇りの件は、ご来店前から聞いていましたので、

交換前に付けていた古い方のライトも、一応お持ち頂くようにしていました。


そのライトを分解し、クリーニングして内部の問題の部品を交換しました。




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新品の方が綺麗になれば・・ということでしたが、

付いているシミや傷の状態から、納得のいく仕上がりにはならないと判断しました。




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ダメ元でギリギリまでクリーニングしてみました。

大きく目立つ汚れは取れましたが、細く入っていた線傷は太くなり・・・




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強い光を当ててみると、うっすらと剥げています。

眼鏡拭きよりも細かく柔らかい繊維で拭いても、少し力を入れるとこの通りです。

新品だから、内部も強いだろうと考えるのは間違いだと解ります。




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古い方のライトを分解し、問題の部品をクリーニング。

左右見比べて、差の無い事を確認し、全てをクリーニング後、組み付けます。


拭く事で出る静電気。

それで付く極小のホコリを強い光を当てて確認し、エアで吹きながら迅速に組み立てます。

床も水モップを掛け、ホコリが舞うのを最小限にとどめ、全ての窓は閉め、無風状態です。


そこまでしないと、いくら柔らかい繊維で拭こうと傷が付いたり、ホコリの混入があるのです。

カメラのレンズなどをOHできる人なら、もっと完璧に仕上げるでしょうね。


この辺の事を深く理解しているからです。




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ライト点灯でホコリが気になったプロジェクター部。

新品から交換して2週間の物ですから、致命的な曇りはありませんが・・・




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分解し、レンズに光を当てて確認するとうっすらと曇りがあります。




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クリーニング後です。


以前に、新品のほうが曇って見えるとお褒めを頂いた事がありますが、

やはり拭きたての物とは差が出ますね。




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横から見ると、こういった形状をしています。


分解し、単体で洗浄しなければ、ここまでクリアにはなりません。

レンズ効果で隅に残った汚れが、全体をうっすらと曇らせるからです。


たとえば、

プロジェクターのフォグランプなどで、これが黄色になっているクルマがあります。

S13のシルビア、140系クラウンマジェスタなどです。


昔の話になりますが、ライトのオールクリア化って、流行りましたよね。

前述のクルマはヘッドライトを分解し、この部分を取り外すことで、それをしていた人はいましたが、

私の場合は、このレンズその物をクリアにし、取り付けていました。


取り外して見ると、どこから見ても黄色いガラスにしか見えないのですが、

じつは、裏面の平坦な部分にだけ、黄色いクリアが掛かっている、透明なガラスです。

それがレンズの屈折効果で、クリアな物だと解らないようになっています。


裏面の黄色を削ぎ落しクリア塗装をすると、このように完全な透明になります。


取ってしまうと、眩しくて前のクルマからパッシングの嵐ですが、

こうして取り付けることで美しく、完璧というわけです。


話が脱線しましたが、隅々まで汚れを取る事は、とても大事です。




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ライトカバーです。

さすがに透明感は高いですが、かる~く曇りはあります。




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拡大です。




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クリーニング後は、よりシャープになりました。


このように、リフレクターや分解した全ての部品を、

本来の曇りのない状態にリセットしていきます。




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同時に、取り外していたライト本体の通気口にフィルターを取り付けます。

上の段が、取り付けた後の状態です。


これにより、同じ時間が経過しても、同じレベルにまで曇らなくなります。

完全に塞いでしまうのも熱がこもって曇りの原因になりますので、

水蒸気やホコリをキャッチするよう考えています。


ライト内部の空気は、暖まると膨張して外に空気を出し、冷えると吸う・・ これの繰り返しです。

エンジンから出る熱やホコリ、水蒸気など、タイミングが悪いと沢山吸い込む訳です。


もう一つ、ライトが曇る原因は、エンジンルームを油分で仕上げる場合です。

ゴムやプラスチックが黒く引き締まって、綺麗に見えますが、効果としては逆です。


熱で油分の蒸気が発生し、ライトの内部に入ってきます。

特にV8エンジンなど、大きなエンジンは熱も高いので、曇るスピードは速いです。


更に言えば、油分はプラスチックやゴムの劣化を速め、白く変色させますので注意です。

ハーネスなど、被覆の劣化も早めますので、くれぐれもスプレーで沢山かけるなどは良くありません。


エンジンルームが、これらでベトベトになっているクルマの場合、

ヘッドライト内部は、うっすらと油分で覆われています。


この場合はまた、クリーニングの方法も変わってきます。




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近年のクルマのヘッドライトは透明感が高く、ホコリや曇りなどが特に目立ちます。


組みつけたらあとは表面のカバーをセットし、圧入して密着させますが、

その直前には強い光を当てて点検し、最終のエアブローを軽くかけます。




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その他、組み付けて完成です。

もともと美しい物でしたが、出来上がってしまうと、やはり別格に透明感があります。


新品よりも美しい状態です。




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クルマに取り付け、点灯確認。

正しい角度でライトを照らしているか光軸調整を行い完成です。




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暗い中、ライトを付けても、ロスなくシャープな印象。

オーナー様が気にしていた内部の状態も一掃し、至近距離からの確認にもご納得頂けました。


東京から来た甲斐があった!


僕にとって最高のお褒めの言葉・・・ 緊張から解放される瞬間です。


お力になれて良かったです。



PS

ヘッドライトを美しく保つために


ヘッドライトにワックスなど、油分を付けて手入れをしない。(表面が黄ばみます)

エンジンルームに油分をかけない。(オイル漏れ、滲みなどは拭き取る or パッキン交換など)

エンジンが高温時、なるべく洗車をしない。(高圧洗浄を前から噴射は最小限に)


あと出来れば、洗車後はボンネットを開け、乾燥させると良いです。

特に雨の走行のあと、屋根や屋内保管の場合であれば、ボンネットを数分でも開けておくと良いです。


これらをマメにすると、長い目で見て格段の違いが出ると思います。

ぜひ、参考にしてみてください^^




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BOSS (Doberman)



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ゴルフ場内の別荘地は、ヒルズエリアとフォレストエリアに分かれています。

Nさんはフォレストエリア。


こちらは高台に位置するヒルズエリアで、見晴らしのよい所です。

ここで知り合った友人も多いそうで、そうそうたる人物もここに別荘を構えています。


週末にはあちこちで、招いたり、招かれたりのパーティがあるそうです。

聞けば聞くほど、素敵なコミュニティーだなぁと思います。




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様々な趣味が形になっている、癒しの空間です。




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そしてすぐ横にゴルフ場。

夕方なので、自由に練習している方がいました。




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ここはクラブハウスです。




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屋外には大きなプールがあります。

バリのような、南国リゾートの雰囲気です。




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隣接する中国料理、王福菜館

ここだけを目当てに、県外からも訪れる人がいるほどの一流店。

夕食にと予約をしに来ましたが、すでに一杯でした。




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場所を変え、クルマで10分ほどのイタリアンに。

味、雰囲気ともに良くて、隠れ家的なムード。




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景色はこんな感じです。

マッタリと静かに、新鮮な食材を使ったイタリアンを堪能出来ます。

あっさりとした味付けも良くて、また来ようと思いました。




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日も完全に沈み、別荘に帰ってきました。

夜のムードも満点です。




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庭も所々にライトアップされ、地面に埋め込まれたフットランプが綺麗。

目立ってナンボやろ! とは良く言いますが、本当にセンスがイイと思います。




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ハッキリ言って、一つ一つは悪趣味とも取れるのですが、バランスは最高です。

なぜ、ここを、こうしたか・・・ 聞けば即座に、そして明確に答えてくれます。




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その全てが、なるほどと思わされます。


別荘というと、皆、簡素に考えがちだと。

軽井沢にあるような、いわば昭和なイメージの事です。


それもそれで良いと思いますが、Nさんの考える別荘とは、

非現実の空間であり、日々の暮らしから遠のいてこそだと、力説。


広さやお金の掛け方ではなく、その佇まいが住宅地にあるようなものより、

住み難くても良いし、無駄な空間があっても、現実とは違う事に労力を使おうと言う事らしい。




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要約すると、それがNさんの考える、『THE 別荘!』 なわけです。


クルマでもファッションでも、個性を表現する物であるならば、人に合わせるな。

自分に、『持ってる』 物があるなら、周りと同じにはならんやろ。


これは仕事にも言える事だと、自然、そういう風に聞こえてきます。


ちなみにNさんは、もともとお金持ちではありません。

例えるならば、小さなほうきとチリトリで、小銭を一生懸命集めていったんだ・・ と。

見た目がこんなだから、余計に一生懸命に見えたんだろうな・・と、笑いながら言います。


凄いのは、0から、たった10年でここまでの財を成したと言う事です。


よくおっしゃられます。

充分な経験も時間も掛けず、お金だけが溜まってしまった・・

だから冷静に周りを見れる環境が必要だし、考え方も変えないといけない。

現在の最高の状態を、多少シビアに、複雑に考えておられます。


Nさんの言う事は、いつも柔らかく自分に入ってきます。




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一番最初にNさんと出会ったとき、言われた事があります。


自分は人と違う部分があると思うか?

迷いましたが、少しして、ハイと答えました。

すると、ニッコリ笑い、なら大丈夫、どうなるか見ておいてやる。 ・・と。

その時の射るような目が、忘れられません。




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いつも僕に、人生の大事な部分を教えてくれるNさん。

いつも優しい笑顔で相槌を打ってくれる奥様。

いつも僕に癒しをくれるBOSS


いつも感謝しています。


10年後か20年後になるか分からないですが、

このご恩は絶対にお返しさせて頂きます!


そう誓う、僕でした。




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久しぶりの休日、ドライブで向かったのは、兵庫県の佐用スターリゾート




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いつもお世話になっている方が、ゴルフ場の中に別荘を持っています。

数回お邪魔してるのですが、また色々とグレードアップしていました♪




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門をくぐり、正面から。

いつ見ても、圧倒するような迫力があります。




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正面の階段を上がると玄関になります。

N社長は、事の他玄関に拘りが強く、家が生きるか死ぬかは、玄関で決まる! が口癖。




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その玄関前。




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玄関扉を開けると広いエントランスがあり、

正面には数○万するいう陶磁器(マイセン)が並びます。

何でも、頂点の物を見て己を磨けと、いつも色々と教えてくれます。




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全面大理石の床に高級家具、広々とした開放的な空間は日常を忘れさせてくれます。


N社長は、自分が手に入れた物を自慢する時がすごく楽しそうで、

そのお話しも豪快かつ、お上手なので、聞いていてテンションが上がります。


この家の内外、設計やデザイン全てにおいて、いかつい顔のN社長が考えました。

工事中にも来ましたが、まさかこういうセンスで来るとは予想外でした。




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こちらはサンルーム。

3方がガラス張りなので、よい景色と心地よい光が楽しめます。

特等席は愛犬BOSSの昼寝場所です。


ここに来た時は難しい話はナシ。

お互いに最近の楽しかった事や、これからの旅行や遊びの計画を話しあい、笑うのです。

僕はいつも心の中で、お世話にばかりならず頑張らねば・・ と胸がザワつきます。


本宅も凄いですが、もっと凄いのはどちらも全てキャッシュという男っぷり。

勝てる気がしません^^;



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家の中も素晴らしいですが、僕のお気に入りは何と言ってもこの庭です。

左手は広々とした駐車スペースで、右手はBBQやピザなどを焼いてワイワイするスペース。




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特にこのソファのブランコで読書や昼寝などするのは最高で、ベッドにもなります^^

もっと暖かくなると背後の芝生(ゴルフ場)が、緑がいっぱいになり、桜の木も多いので美しい景観です。




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Nさんと愛犬ボスと僕です。

ドーベルマンのボスは、『日本語が話せないだけ』 という賢さ(笑


『ボス~、ちょい来て~』 で、この通り。

ボスの為にこういう所が欲しかったそうで、本当に優しい方です。





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さぁ、天気もいいし、ゴルフでもしようか。 とN社長。

特別なメンバーはいつでもコースインが可能です。


無理です! Nさんとは回れませんよ。

社長と美人の奥さんはプロ顔負けの巧さで、ぼくでは経験値低すぎて迷惑が掛かります^^;

しかも、教えてもらえるレベルにさえ達していないでしょう・・・


そっか・・ じゃあ巡回ドライブや!


きました!

僕も好きなカートで巡回ドライブ&散歩です。

Nさんの日課でもある散歩なのですが、2時間ほどマッタリと、色々な話をしながら歩いたりします。




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Nさんいわく、自然を感じて頭の掃除をするのが、オレには合ってるのだと。

物事を素直に感じる事が出来て、直感も冴えると思わんか?


・・・毎日のように祇園や北新地で豪快に飲んでるイメージですが、

このお方、お酒は一切飲みません。雰囲気は好きみたいですけどね^^


『ウーロン茶に15万払うんや、足触ったくらいで怒らんといてほしいわ・・』 

僕もお酒は飲まないので、これには妙に納得(笑




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途中、牛舎に立ち寄り、生まれて間もない仔牛の成長を見るのがNさんの楽しみ。




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大きな牛は近くで見ると凄い迫力です。

生まれて間もない仔牛の方は、小鹿のような顔をしていてカワイイです。




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少し成長した、名前はヒロユキ。

じ~~っとコチラを見つめ、触っても大人しいもんです。


ここのヤツは、タンが絶品や・・と、Nさん。

なんか嫌ぁ~(笑 と、僕。


ブランドの牛らしく、加工後のハナシは萎えますが、

そうやって生まれてきた、いわばエリートな訳です。


可哀そうと思ってはいけませんが、色々考えさせられます。




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次はカモのいる池に。

Nさんが呼ぶと、沢山のカモがここまで登って来、エサを配ります。




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ふつう、警戒心の強い鳥ですが、Nさんが餌付けに成功しています(笑

パンの耳を、手渡しで^^ 声だけで寄ってきて、待ってる事もあるそうです。




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ゴルフ場の中に、様々な施設もあり、温泉やレストラン、カフェ、

テニスコートや安藤忠雄が設計したコンドミニアムも。


のんびりした時間が流れる、優雅なロケーション。

ゴルフ好きや、自然が好きな方にとっては楽園ですね。



つづく・・・


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僕が大事にしている愛車の中の1台、メルセデス ベンツ CLSクラスです。

メルセデスらしからぬ、無駄の多いクルマなのですが、そこに惹かれる物があります。


この画像は、某雑誌取材中での一コマ。

うまく撮れてるでしょう^^


仕事のデモカーでもあるんですが、もちろん個人的にも宝物の一つです。


普段は軽自動車や小型のクルマで移動しますが、

仲間と集まる時や、遠くにドライブする時などは大活躍です。



そう、先日、

いつもお世話になっている方から、『遊びにおいで』 と、誘われたので、

1日空けるべく、バリバリっと仕事をかたずけ、放置し過ぎた愛車を洗うべく、奥から引っ張り出そうとしました。


周りのクルマをどかし、リモコンでドアオープン・・・ のはずが!

げ!バッテリーが完全に上がってる!


そう言えば、半年近く乗って無かった・・・

まぁ、そういうクルマなので、たまに充電などしてたのですが、うかつでした^^;

天気も良くなってきたし、久々に乗ろうと思ってたのに・・・




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良く見たら、エアサスも空気が抜けてシャコタン全開状態w

すでに夜中・・ 今から充電しても遅い。


時間もなく、別のクルマで行くことを決意。




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トランクにあるバッテリーに充電器を繋ぎ、仕方なくこのまま放置です。

ちなみにこれ、スナップオン製で、バッテリーを痛めることなく、繋ぎっぱなしでも賢く充電してくれる。


じゃあ、繋いどけよ! って声が聞こえそうですね(笑


お客さんのクルマを仕上げ、納車前にフル充電してお返しするのに使ったりで、

自分のクルマの事は、すっかり忘れていました・・・ あ~ぁ





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そうだ、こいつで行こう♪


身内のクルマですが、ずっと預かっています。

調子悪くなるから、たまに乗っておいてくれ~ って感じで。

常時、仕上がってるので、すぐ帰れますし^^


ちなみにこのクルマはレア度の高いクルマで、

91年式のAMG SL60ベースに、ドイツのチューナーが更に煮詰めた、カロ ワイドリミテッド。

内装はアーンスト社がハンドメイドで仕上げた、正に世界に何台も無い名車です。


僕がこの業界に憧れを抱き、独立を目標にガムシャラだった時、

オンリーメルセデスという雑誌の創刊号で、ドイツにはこんなに優れたチューナーが居ると紹介されていました。

激しい衝撃を受けた事を今でも鮮明に覚えています。 13年前でしょうか。。。


まさに、その時に本で見たクルマです。

5年ほど前、僕の店に、このクルマが入ってきた時、

その出会いに縁を感じ、クルマ好きな身内に乗ってもらう事に成功。


見せて乗ってもらったら、1発で気に入ってくれました。

同じ年式のEクラスワゴンが宝物のおじさんなのですが、それも多少、縁に感じた所もあったようでした。




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ハードトップを外すとこんな感じです。 この状態が一番カッコイイと思います。



エンジンを掛ければ、最近の完璧に電子制御された物ほど高性能では無いかも知れませんが、

生きているような脈を感じる事ができ、遠慮の無いパワーで、素晴らしい加速が味わえます。

乗っていて程良く緊張し、楽しいクルマです。


外観はメーカーに敬意を払い、全て純正を美しく保つことが拘りです。

内部・・ 足回りや排気系には、このクルマをもっと堪能できるよう、チューンをしてあります。


解る人には解ると思いますが、

足回りにクァンタム減衰力調整式アルミショック。

マフラーはフロントパイプを等長化、触媒は最近のメルセデスの物に変更し、排気効率を高めます。


ハイカムに乗った高回転ではクァ~~ンと、綺麗な2和音で、車内にこもる事無く快音が心地よし。

分厚いトルクが、太いタイヤを簡単に空転させ、どこまでもその加速が続きます。

ボアアップされた、ツインカム、M119エンジンは最高です。


メルセデス(AMG)の傑作の中の1台ではないでしょうか。

こうやって、見ているだけで幸せです。。。




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オープン状態にしたい所ですが、一人で重たいトップを外すのも危険です。


まだまだ気温は低いので、密閉度の高い今の状態が良いでしょうね。

ちなみに、トップを外すと、ソフトトップがトランクから出てきますので、雨なども安心ですよ。


こいつも久々に、各部動かしてあげなくてはね!



それにしても、たかだか充電で動かせないなんて・・・

お恥ずかしい限りです^^;


皆さんも、どうか愛車の整備をお忘れなく!



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久しぶりの更新です。

寒い日が続きましたが、あちこちで桜を目にしますと春を実感します。


私の仕事的には、お客様の 『趣味』 のお手伝いをさせて頂く事が多く、

年明けからの寒い時期、愛車の整備や各部のリフレッシュでお預かりし、

ここ最近は、仕上げての納車ラッシュです。


詳しい内容はまた改めてと言う事で、

最近に私がお手伝いさせて頂いたおクルマの一部を紹介させて頂きます。



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↑左はS550 AMG63 Ver

 右はAMG E63

共に各部点検、ロードテスト 内外装の仕上げ、コーティング加工です。




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W210 BRABUS B9

車検に伴い、経年劣化したブッシュ類、足回りの点検、各種部品交換、

CPU診断、燃調セッティングなど、主に動力の伝達系統をリフレッシュしました。

メルセデスは大の得意分野です^^




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BMW 740i

硬度の効いた塗装面に、深く多く付いたウオータースポットをクリアにしました。

また、ウィンドー全面に付いたウロコ状の水垢も磨き落とし、最強のコーティングを施工。

品のある清潔な状態に復活いたしました。




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奥はマセラティ(クワトロポルテ Sports GT)

ボディーのクリーニング、コーティング加工

内装の淡いカラーのデリケートなレザーシートも、艶の引いた清潔感のある状態に。


手前は新車のアウディTT。

納車前に軽くポリッシュし、コーティング加工を実施。




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マセラティ グラントゥーリズモ

純白のボディーに淡いカラーの内装。

とびきりの美しさを求めるオーナー様。

『乗るのがもったいない♪』 ・・とは、プロとして冥利です。



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アルファロメオ GTV

艶が褪せ、洗う気も失くした状態から、『愛せるように♪』 と依頼を受けてリフレッシュ。

得意の磨き込みと最強のコーティングにて、隅々まで新車のように復活。

イタリア車のデリケートな塗装表面も、これ以上なく高めます。


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ポルシェ パナメーラS

内装、外装のクリーニングを施しました。

特にホワイトレザーの内装やカーペット、マットなどの使用感をリセット。

ボディーもポルシェ特有の高品位塗装に対応し、濡れた様な風合いに。




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ポルシェ911 カレラS (type 997)

ボディー表面のザラツキ、垢や汚れを隅々まで除去。

内装もテカリが出、清潔感を失った状態をマットでサラッとした質感に。


足回りの状態も入念にチェック。

ポルシェのベストな状態は、体にインプットされています^^




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スカイライン GTR

Fバンパー塗装を機に、その他の経年劣化した塗装を磨き、

ダクトやエアロパーツなど入り込んだ部分が多く、分解や脱着など、手作業にて隅々まで施工。
奥行きのあるツヤを取り戻し、最強のコーティングにてガード。



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CLS500 スポーツパッケージ

ヘッドライト内部の小さなシミが気になるとの事で、千葉よりお越し下さいました。

1泊入庫でヘッドライトのフルクリーニングを実施。

施工後は透明感、ライト光量のアップなど、ご好評を頂きました。

遠方より、ありがとうございました。




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R230 SL500 ヘッドライト

去年、ブログに掲載以降、現在までに15セット以上、30個以上のクリーニングをさせて頂きました。

その中でも、特に劣化の酷かったもので、表面の黄ばみ劣化が激しく、内部の曇りも強い物でした。


画像右側の物は、劣化表面のUVクリアコートを、完全に落とした状態です。

深い傷や、飛び石傷も多かったので、オススメ致しました。 (※画像は少しブレています^^;)




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その後、UVクリアコートを再度施し、(画像右のみ)

左右とも内部の分解クリーニングを施工し、清潔な状態に。


画像で見ても、特に酷かった右側の方が美しいのが解ります。

深く入っていた線傷や飛び石傷は、至近距離でも確認できない程です。


皆さま、交換を覚悟されていただけに、とても喜ばれ私も嬉しい作業の1つです。



余談ですが、以前に、このようなクレーム? を、頂きました。


お車を中古で購入後、保証にてヘッドライトを片側だけ新品に交換されました。

『もう片側が、著しく曇って見えるが、新品に近づくか?』 という依頼をお受けし、

クリーニングを実施後、ご返送させて頂きました。



そして数日後、そのお客様より連絡があり、

『困った・・今度は新品の方が曇って見える!』 ・・と。


なるほど・・・

新品といえども、完成してからお客様の手に渡るまで、すぐとは限りません。

運悪く在庫期間が長ければ、かなり経過している可能性もあります。


たった今、拭いたばかりの物の方が、透明感なら勝つかも知れません。

更に、曇りにくい施工をしている事もあり、やはり新品の方も送って下さいました。


その可能性をお伝えしていなかった事も反省し、格安にて施工させて頂いた・・・というお話しです。


このように、所有し、見る側の 『プロ』 に、教えて頂く事も本当に沢山あります。

全てに言えますが、毎仕事、決勝戦! 全く気の抜けない仕事です(汗



おっと、余談がすぎました^^;



あとは季節がら、新車の入庫が多く、

特には、ハイブリッドカー(プリウスなど)や、電気自動車(リーフ)などの入庫が目立ちました。


その他、事故修理やドレスアップ、部分ペイントやアルミホイール、レザーシートのリペアなど。

予防整備、予防交換などは突然のトラブルによる無駄なコストを抑えます。

皆さまもドライブの季節に向け、万全のご準備を。



 

 私の愛車ですか?




そう言えば・・ 完全放置でした^^;




メルセデス ベンツ W219

CLSクラスのヘッドライトをクリーニングします。



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特に致命的に曇っているようには見えませんが・・・




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クリーニング後は透明感が違います。

今回も分解フルクリーニングを実施。



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まずは本体部分とカバー部分を外します。




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更にカバー部分からリフレクターを取り外し、汚れを除去。




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クリアカバーに、白ボケた曇りが付着しています。






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クリーニング後はスッキリです。


洗えば取れるという物でもなく、内部は傷も付きやすいので、

充分に確認しながら、有効な方法を選択し洗浄していきます。



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ロービームのプロジェクターレンズ。


表面の半分を拭きますと、曇りの度合いが解ります。






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裏から強い光を当てます。(LEDの懐中電灯を当てています)


表面だけの掃除でもかなり綺麗になりますが、

見た目の透明感や、ライトの照度を求めるならば、分解OHがオススメです。






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このように、裏面を半分拭いてみると違いは明らかです。

※表面の汚れは完全に落としています。






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分解クリーニング後です。


ユニット内のリフレクターもクリーニングし、完全に透明感が戻りました。

分解し、単体でクリーニングしなければ、隅々まで行き届かず、

真に曇りのないクリアな状態にするには分解は必須です。


CLSの場合、特に難しい作業です。






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ヘッドライト本体には、矢印にある、穴が開いています。

空気循環の為だと思いますが、少し大雑把な気がします。



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フィルターの役割りを持たせる為、スポンジを仕込みます。


内部の温度が上がると空気が膨張するので空気を吐き出し、

逆に温度が下がる時は空気を吸います。


これで循環時に出入りするホコリを通しにくく、曇る度合いを抑えます。

曇りにくくなったという声を頂いています。


(同じ時期が過ぎても、曇りの度合いは半減します)






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防水処理をしっかり行い、組み付け完了。

全て純正と同じ要領、同等の方法をもって組み付けます。


オーナー様の感想は、別物!と、見た目、夜間の光量共に大満足を頂きました。

CLSクラス ヘッドライトクリーニング


完成です。







メルセデス ベンツ

R230 SLクラス、ヘッドライトのクリーニング。


通常は表面の垢や汚れを磨くのが一般的ですが、

近年のクルマはヘッドライトの透明感が高く、内部の曇りが気になる事が多い。


分解出来るように作られていないので、これをクリーニングするのは通常は困難です。

ですが今回はこれを特殊な方法で分解し、ダメージを与える事無く、復活させます。





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今回クリーニングを行うヘッドライトです。


曇りがあり、白ボケた印象です。

ですが不思議とオーナー様本人は、大して汚れていないと感じています。

徐々に曇り、また比べる対象も無い為か、キレイ好きな方でもそのように感じるようです。






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では、まずは完成した状態をご覧ください。


もちろん1枚目画像の物と同じもので、こちらがクリーニング後となります。

そんなに違いないでしょうか?  ・・劇的に見違えたと思います。


ここから、私独自の方法になりますが、

その取り組み方なども交え、作業の手順をご紹介させて頂きます。





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まず、ダメージ、汚れなどを目視確認します。


クリアカバー表面はごく小さな飛び石傷と、軽度の水垢程度。

内部の白ボケた印象と、ヘッドライト点灯時の照度復活を求められましたので、

全て分解してオーバーホールを行う作業に。





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ライトのカバーを特殊な方法で外し、内部を直接確認。


キラキラした部分を、リフレクター(反射板)と呼びますが、曇って白い。

画像中央の丸い部分がライトの、ロービーム。(プロジェクターランプと呼びます)

透明感がなく真っ白・・・ これでは暗いはずです。


※通常の基本クリーニングでは、この状態で手の届く範囲をクリーニングします。






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外したライトカバーです。


湿気や細かい埃が表面に付着。

これも光量の妨げになりますし、ライト点灯時は、ぼんやりとした印象になります。






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洗浄前と、洗浄後の物を比べるとこの通り。

この作業だけでも見た目がシャープになります。


ちなみにこの部品、表面は傷や垢が付きにくいUVハードコートがされておりますが、

裏面には、そのような加工は無く、かなりデリケートです。

簡単に傷が入ってしまうばかりか、傷が付けばとても目立ってしまいます。


なので、洗浄や拭き上げの際は、キズやゴミ、水滴を残さないよう注意します。

私の場合、エアブローを多用します。(高圧の空気で吹き飛ばす事)

当たり前ですが、埃のある場所や、素手での作業は行ないません。





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ライト本体を完全に分解します。


基本クリーニングの場合、この作業はありませんが、

フルクリーニングの場合はより積極的な洗浄を行うため、部品を単体にしていきます。


破損した場合、内部の部品は調達できませんので、







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完全に分解する事により、

リフレクターも部品単体で丁寧に汚れを落とす事が可能です。

構造上、隅々まで光らせる事ができ、とても美しく仕上がります。





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クリーニング前





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クリーニング後

やはり深みが違いますね。


ちなみにこれら内部の部品も、強く拭いたりという事に耐える作りではありません。

とにかくデリケートな為、ダメージなくスッキリと仕上げるのが難しいパートです。

また、この部分の美しさは全体の見た目に大きく影響しますので、

髪の毛ほどの傷や曇り、拭き残しなど無いよう細心の注意を払います。





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こちらは本体より取り出したロービームのユニット部分。

プロジェクターランプです。


レンズと、その背後にある反射板は思ったより曇りが強い。

ここでHID球が光るのですが、高温になる為、湿気等の蒸着が速いようです。

とにかく、真っ白に曇っています。






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注意深く分解し、有効部品の洗浄に掛かります。





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プロジェクターのレンズ、(半球体)です。

裏面の半分を拭いてみました。


表面はあらかじめ拭いてあるのですが、その前はもっと強く曇っていました。


この部品は光を集め、前方に飛ばす仕組み。

レンズの特性上、曇ると光が乱反射し、分散してしまうので透明度は重要です。


通常の見た目にも、やはり差が出ます。





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プロジェクターの背面にあるリフレクターです。

HIDランプ球の発光部は、ここから突き出ます。





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クリーニング後です。

光を直接反射させる部分なので、クリーニングの効果は高いです。






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組み付け、プロジェクターユニットの完成。


この時点でのライトの光量に関する性能においては、新車以上です。

新品のライトでも、保存の為かここまでクリアではありません。

クリアカバーの透明度にも同じ事がいえます。


もちろんですが全ての工程で素手での作業は行いません。

手の油分がクリーニングを困難にし、加工感を残す原因になる為です。





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各部品を一つ一つエアブローし、強い光を当て、最終チェックします。

ライト本体に、クリーニング済みの各部パーツを組み付けた所です。






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さて、最後の詰めの作業。

ライト本体とライトカバーの接着です。


純正と同等の防水に用いる材料を使用し、しっかりと密着させます。

美しいだけでなく、純正と何ら変わらない仕上がりを心がけています。





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組み付けて完成です。


内部の汚れ、光の妨げになるロスも完全に取り除きました。

表面も軽くポリッシュし、手触りも良く仕上がります。


更に、本体のは空気循環の為の穴が数箇所ありますが、

フィルターの役目をする物を取り付け、今後曇りにくくしています。


経験上とても有効で、同じ年数が経過しても、曇りの程度は半減します。





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もう一度、クリーニング前の画像です。


新品と比べてしまえば、キレイ好きな方は交換を悩む部分です。

ですがかなり高価な為、破損でもない限り、ためらってしまいますね。





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やはり目がキラッとしていると、クルマの印象が違います。


R230 ヘッドライト フルクリーニング



完成です。