僕が大事にしている愛車の中の1台、メルセデス ベンツ CLSクラスです。
メルセデスらしからぬ、無駄の多いクルマなのですが、そこに惹かれる物があります。
この画像は、某雑誌取材中での一コマ。
うまく撮れてるでしょう^^
仕事のデモカーでもあるんですが、もちろん個人的にも宝物の一つです。
普段は軽自動車や小型のクルマで移動しますが、
仲間と集まる時や、遠くにドライブする時などは大活躍です。
そう、先日、
いつもお世話になっている方から、『遊びにおいで』 と、誘われたので、
1日空けるべく、バリバリっと仕事をかたずけ、放置し過ぎた愛車を洗うべく、奥から引っ張り出そうとしました。
周りのクルマをどかし、リモコンでドアオープン・・・ のはずが!
げ!バッテリーが完全に上がってる!
そう言えば、半年近く乗って無かった・・・
まぁ、そういうクルマなので、たまに充電などしてたのですが、うかつでした^^;
天気も良くなってきたし、久々に乗ろうと思ってたのに・・・
良く見たら、エアサスも空気が抜けてシャコタン全開状態w
すでに夜中・・ 今から充電しても遅い。
時間もなく、別のクルマで行くことを決意。
トランクにあるバッテリーに充電器を繋ぎ、仕方なくこのまま放置です。
ちなみにこれ、スナップオン製で、バッテリーを痛めることなく、繋ぎっぱなしでも賢く充電してくれる。
じゃあ、繋いどけよ! って声が聞こえそうですね(笑
お客さんのクルマを仕上げ、納車前にフル充電してお返しするのに使ったりで、
自分のクルマの事は、すっかり忘れていました・・・ あ~ぁ
そうだ、こいつで行こう♪
身内のクルマですが、ずっと預かっています。
調子悪くなるから、たまに乗っておいてくれ~ って感じで。
常時、仕上がってるので、すぐ帰れますし^^
ちなみにこのクルマはレア度の高いクルマで、
91年式のAMG SL60ベースに、ドイツのチューナーが更に煮詰めた、カロ ワイドリミテッド。
内装はアーンスト社がハンドメイドで仕上げた、正に世界に何台も無い名車です。
僕がこの業界に憧れを抱き、独立を目標にガムシャラだった時、
オンリーメルセデスという雑誌の創刊号で、ドイツにはこんなに優れたチューナーが居ると紹介されていました。
激しい衝撃を受けた事を今でも鮮明に覚えています。 13年前でしょうか。。。
まさに、その時に本で見たクルマです。
5年ほど前、僕の店に、このクルマが入ってきた時、
その出会いに縁を感じ、クルマ好きな身内に乗ってもらう事に成功。
見せて乗ってもらったら、1発で気に入ってくれました。
同じ年式のEクラスワゴンが宝物のおじさんなのですが、それも多少、縁に感じた所もあったようでした。
ハードトップを外すとこんな感じです。 この状態が一番カッコイイと思います。
エンジンを掛ければ、最近の完璧に電子制御された物ほど高性能では無いかも知れませんが、
生きているような脈を感じる事ができ、遠慮の無いパワーで、素晴らしい加速が味わえます。
乗っていて程良く緊張し、楽しいクルマです。
外観はメーカーに敬意を払い、全て純正を美しく保つことが拘りです。
内部・・ 足回りや排気系には、このクルマをもっと堪能できるよう、チューンをしてあります。
解る人には解ると思いますが、
足回りにクァンタム減衰力調整式アルミショック。
マフラーはフロントパイプを等長化、触媒は最近のメルセデスの物に変更し、排気効率を高めます。
ハイカムに乗った高回転ではクァ~~ンと、綺麗な2和音で、車内にこもる事無く快音が心地よし。
分厚いトルクが、太いタイヤを簡単に空転させ、どこまでもその加速が続きます。
ボアアップされた、ツインカム、M119エンジンは最高です。
メルセデス(AMG)の傑作の中の1台ではないでしょうか。
こうやって、見ているだけで幸せです。。。
オープン状態にしたい所ですが、一人で重たいトップを外すのも危険です。
まだまだ気温は低いので、密閉度の高い今の状態が良いでしょうね。
ちなみに、トップを外すと、ソフトトップがトランクから出てきますので、雨なども安心ですよ。
こいつも久々に、各部動かしてあげなくてはね!
それにしても、たかだか充電で動かせないなんて・・・
お恥ずかしい限りです^^;
皆さんも、どうか愛車の整備をお忘れなく!