BMWのF系に多発するステアリングラックから来るガタ。
信号待ちなどの時にガタガタガタ・・・・
酷くなったら走行中の段差でガタガタガタ・・・・
全ての元凶がラックピニオンではないでしょうが、
余りにも多発するので、もし同様の症状が気になっている方は、
一度試してみるのもありだと思います。
実はこれと同じ内容のブログを2年程前にも書きました。
しかし、同様の症状で未だに足回りをごっそりと交換されて結果直らないけど何十万円も請求されたとか、原因がラックピニオンという所までは辿り着いたけど、対策パーツの存在を修理工場側が知らなかったばっかりに、ラックピニオンASSY交換で約50万円請求されたとか・・・
BMWディーラーさんでもラックピニオン交換の話しになったという事もつい最近聞きました。
※もちろん、ラックピニオン自体ダメな場合もあります。
今回は高知県からお越し頂いたお客様。
症状は酷くないけれど、持病というなら早めの対処を!という事でお越し頂けました。
遠方よりありがとうございます!!
アンダーカバー取り外し。
ラックピニオンが丸見え状態です。
真正面の大きな六角頭、ここにマーカーがされていますのでついつい目が行きますが・・・、
実は、赤い矢印のこちら側!!
上から覗き込めば分かります。
この、三つの穴の開いた蓋!
このSSTで緩めます。
ピッタリフィット!
蓋、スプリング、スラストピースと、順番に取り外します。
スラストピースの新旧比較です。
白い方が古いやつ。
対策品の黒い方は、ステアリングヨークとの当たり面にカーボンの様な材質のパッドが取り付けられています。
他にも変更点が数点あり!
シャフトへの当たり面は広さや深さが全く違います。
グリースを塗布。
対策部品を内側のステアリングヨーク形状に合わせて差し込みます。
ネジ山部分に付着した油分はしっかり除去。
同梱されている新しいキャップです。
スプリングをセンターに取り付けて、
キャップを取り付けます。
締め付けトルクは70Nm。
一度締め付けます。
規定トルクで締め付けた所で、ホワイトマーカーにて合いマークをピッ!
そこからピッタリ180度戻します。
この、「戻し180度」の位置が、結構皆さんお気に入りの様で、非常にしっかりとしたフィーリングで、それでいて捌きやすくBMWらしい仕上がりだと言って頂いております。
ステアリングから出ていたわずかな振動も全く無くなり、お客様にも大満足して頂けました。
同じ症状で気になっている方、スラストピースの在庫もまだ10個以上ありますし、SSTも在庫ございます。
是非お問い合わせ下さい。
※同じ内容の故障事例でも、必ずしも原因は同じとは限りません。同じDTCでも原因が多岐にわたる事もあります。修理の基本である、しっかりとした問診と診断手順で原因究明して下さい。「同じ部品を交換したけど直らなかったけど、どうして?」という意味不明の連絡が同業者様から寄せられています。基本の順守をお願いします。ユーザー様も、症状が同じだからといってお付き合いのある整備工場さんに「この部品を変えて下さい」といった指示はお控え下さい。
※弊社では時々整備ブログを書かせて頂いておりますが、ブログ掲載を行って欲しくないお客様は事前に申しつけ下さい。出来る限りこちらからも「掲載可否」を頂く様心掛けますが、折り悪くその接点を持てない事もあるかと思います。ご来店時アンケートにも、「掲載可否」の項目を追加させて頂きました。掲載内容・記述内容に付いて訂正・削除をご希望の方はご連絡下さい。出来る限り早急に対応させて頂きます。
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(1) フリークでは、密閉式ミッションの圧送交換が出来る様、様々なアタッチメントを製作・販売しております。メーカーから提供されていないストレーナーや、長期欠品しているストレーナーの在庫も出来る限り取り揃えています。商品一覧はこちらです → F-PETシリーズ
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愛媛新聞社の「マイベストプロ」に掲載されました