熊本の第八師団(北熊本駐屯地)にて、「第29次ゴラン高原派遣輸送隊隊員帰国行事」に参加してまいりました。晴天の空の下、遠い異国の地から半年ぶりに帰国した35名の隊員が、チャーターバスから拍手喝采を浴びて降りてきました。皆、国連マークの着いたブルーのベレー帽をかぶり、達成感と誇りに満ちた表情で整然と行進する姿は勇ましくも頼もしくもありました。

慰労会でのこと、隊長のS3佐にねぎらいの言葉をかけようと顔をマジマジと見つめると・・・あれ目どっかで見たような・・・

う と「隊長、防大何期ですか?」
S3佐「41期です。宇都議員と、一年時は同期ですよべーっだ!
う と「あ・・・失礼しましたえっあせる

防大も、陸海空合わせると、同期が約450名います。私の場合、防大で留年しているものですから、同期は2期分の約900名叫び
初めて参加した行事の派遣隊長が、同期だったなんて、世の中は本当にご縁ですね音譜

さて、ゴラン高原の任務は、今回も無事に終了し、一人も欠けること無く帰ってきたわけですが、帰国した隊員のご家族やご両親の心労は並大抵のものではなかったことでしょう。
慰労会でご一緒のテーブルだった、副隊長のお母さん(鹿児島の川内でした)が、半年ぶりに無事帰国した息子の元気な姿を見て、涙汗を流していたのが印象的でした。

PKO派遣部隊の苦労話で、私が驚いたのは、現地では海外の軍隊との基地警備に関する共同訓練ができないとのこと。集団的自衛権の問題に抵触することが理由であるそうです。ですから、現地派遣部隊の共同警備訓練期間、日本から派遣されている自衛隊は、各国の軍隊が警備訓練で汗を流しているときに、何もできずに冷たい視線を浴びながら肩身の狭い想いをしているとのことでした。しょぼん

政治の怠慢により、結局は現場の部隊が辛い思いをするんですね。なんとかしなければ・・・。

今回、同じ九州管内(第4師団:福岡駐屯地)から、パキスタンの国際緊急支援活動の一環として、ヘリコプター5機とパイロット・整備要員らが派遣されました。しかし、PKOとは法的枠組みが違うため、

武器の携行は許されず、丸腰での派遣です。


平時における日本国内であっても、自衛隊は「施設及び武器等防護のための武器使用」は認められているのに「法律上、認められない」なんて、では法律を変えたらいいじゃないですかプンプンDASH!そんなの、政府の怠慢以外の何ものでもありません。
これ迄、自衛隊の海外任務は、大きな事故も無くここまで来ましたが、「これからも大丈夫だろう・・・」という根拠のない過信こそ、派遣命令を下す側の政府が最も戒めるべき態度です。

だって、大規模災害の起こった現地で、略奪や暴動が起こるのは、世界の常識ではないですか。(マグニチュード7.9の巨大地震が起こっても、略奪や暴動が起きずに、助け合えるなんて、我が日本国くらいのものです。)

海外派遣部隊の皆様が、どうか無事に任務を完遂し帰国できますように。心からそう願う帰国行事参加でありました。虹
こんばんは、今日は鹿児島に帰ってきています。

故郷に戻ってくると、やはりホッとします。本日は、選挙でお世話になった選挙事務所長のお宅にご挨拶に行きました。今後の後援会組織の在り方についての意見交換も兼ねてです。
使いなれた鹿児島弁の訛りに話が弾み、ついつい長居をしました。大学の先輩というだけでなく、息子さんと同じ年ということで、国会議員になった今も「おータカシ音譜お帰りニコニコ」と変わらぬ態度で迎えてくれる、そんな大切な支援者です。

さて、夕方は実家の父と、近所の銭湯に行きました。鹿児島で銭湯というと、多くは汲み上げの温泉です温泉

私達兄弟は、子供の頃から、父に良く温泉に連れていってもらいました。そこで、必ず行うのが背中の流し合いです。
まずは長男である兄が父の背中を流し、今度は私が兄を流します。そうやって順番に流し合いをするのです。
男同士の親子が恥ずかしがらずにできるスキンシップ。
時折ご一緒する父の銭湯仲間に、「最近では見かけなくなった光景ですよ。お父さんが羨ましい・・・」
等と言われることもあります。

久し振りに流す父の背中は心無しか小さくなっている気がしました。少し寂しいけれど、ゆっくりと確実に老いていく両親を、大切にしたいと思う自分がいます。

そんな中、こんなニュースが目につきました。

所在不明の高齢者が相次いでいる問題を受けて実施された法務省の全国調査で、戸籍上は「生存」しているにもかかわらず、現住所が分からない100歳以上が、23万4354人に上ることが10日、分かった。(9/10:産経ニュース抜粋)

この問題に関連して、不正年金受給ばかりが取りざたされていますが、この問題の本質は、お金を不正に受け取っていたことではないでしょう?
愛する両親が亡くなったにもかかわらず、荼毘に付すこともなく死を受け入れられる無神経さ叫びそれが問題なのです!!

私は、今回のニュースを尊属殺人よりも重く受け止めています。

日本人の倫理観、死生観の廃頽がいかに末期的であるかを如実に表しているんじゃないでしょうか。


政争や権力闘争はもういい・・・

菅さん、小沢さん、日本人の心を取り戻すための政治をやりませんか!!



今日は久し振りに鹿児島に帰ってきました。
空港に到着して一言、「ヌキー!ショック!」(鹿児島弁で「暑い」という意味)
もう9月中旬というのに、30℃もありました。

さて、昨日自民党の執行部が一新されました。

幹事長 :石原伸晃代議士
総務会長:小池百合子代議士
政調会長:石破茂代議士

党三役が全員五十代という人事は、自民党史上初めてなのではないでしょうか目
参議院選挙から、「もう一度、力強い自民党を取り戻そう!」と党内改革が続いています。まだまだ支持率には直結しませんが、私は強い戦う野党を創り上げ、自民党が信念と至誠と勇気!!を持って、新たなヴィジョンを訴える事を真面目にしていけば、

結果としての支持率の向上⇒政権交代

と必ず繋がると信じていますメラメラ

しかし、民主党の代表戦を見ていると、日本の危機を感じて恐ろしくなるほどです。
日本国籍を保有していない外国人でもサポーターになれる政党って一体何なのでしょうか?ガーン外国人参政権、夫婦別姓、人権擁護法案・・・絶対に阻止しなければなりません

どちらが勝っても、自民党が目指す「保守に基づいた日本国の再建」には程遠い、革新的政治運営がなされるのでしょう・・・むっ

民主党は国民の声を聞くと言いますが、国政とは国家百年の計です。
現在の日本に生きる国民が殆ど生きていない未来を考えて、国の舵取りをするのです。
私は国会議員が「国民」という言葉を使うとき、

①これまでの日本を牽引し、お亡くなりになった先人・英霊達(過去の国民)
②今の日本国に生きる日本人(現在の国民)
③これから日本に生まれてくる未来の子供達(将来の国民)

この歴史の経(たていと)の意識して使えなければ、政治家として失格であると考えます。
「今さえよければ」じゃ、ダメなんですよ!!

9月末には臨時国会が始まります。まず我々野党にできることは、しっかりとした論戦を挑み、決して間違った方向に日本を導かないように修正を強いることです。
先日のこと、友人から叱咤のメールが届きました。
「最近、発信力が落ちてるんじゃないかむっ」と・・・。
うーん、反省していますあせる。確かにしばらくブログをサボっていましたから。

私の近況を報告しますと、先日、議員宿舎にも入ることができ、生活環境もようやく整いつつあります。(まだ、冷蔵庫と洗濯機が来ないために、履く下着が・・・!?) 日中の活動は、支援者の挨拶回りに、会館に見えられるお客様のお相手や、雑誌・メディアの取材受け等・・・。夕方からは決まってお酒の入る会合に出席する日々ですから、宿舎に戻りシャワーを浴びると、バタンショック!!!
そんな毎日が続いておりました。

さて、本日は初めての特別委員会に出席しました。(閉会中審査です。)その名も「沖縄及び北方問題に関する特別委員会」です。ところが、北方領土問題や沖縄の基地移設問題を議論するのかと思いきや、質問の中心は基地移転後の沖縄の経済復興の話ばかり・・・国の専決事項としての外交問題・防衛問題をもっと議論すべきではないのでしょうか?プンプン

そんな中、みんなの党の江口克彦議員の、「中国の軍事費の増強を脅威だとは思わないのか」という趣旨の質問に対し、岡田外務大臣が「脅威だとは思わない。」と明言したのには外交センスすら疑いました。叫び
中国の海軍ヘリから海上自衛隊の護衛艦が150フィートまで接近されても脅威じゃないんですかはてなマーク
先日は海保と中国漁船の間にトラブルがあったにもかかわらず脅威じゃないんですかはてなマーク

そもそも国防思想の前提となる「脅威」という概念を解っているのでしょうか? 相手国が脅威と感じるからこそ、そこに抑止力が生まれるのです。我が国は堂々と、中国の軍事的・経済的膨張は、我が国の存続において脅威であると明言すべきであると私は考えます。
外交は双方の意見をぶつけ合いながら、水面下で落しどころを探る駆け引きを続けるものではないでしょうかはてなマーク

まだまだ、駆け出しのヒヨッコ議員から見ても、「そりゃ、おかしいでしょえっビックリマーク」と突っ込みたくなるところが充満している永田町です・・・。
中華民国(以下、台湾)は、中華人民共和国(以下、中共)から正式に国家として認められていません。

一時は独立運動の気風が高まっていた時代もありましたが(李登輝時代)、現在の馬英九政権では「統一せず、独立せず、武器を用いず」の「3つのノー」方針に則り、経済的利益を優先し、体制としては現状維持を望んでいるようです。シラー

このような状況ですから、台湾と中共との外交は、国と国という形式を取れません。そのため、中共に対しては「財団法人 海峡交流基金会」という名称の民間団体を設立し、中共との交渉に当たっているそうです。(その他の国に対しては外交部の所掌) 

中共を最大の貿易相手国とする台湾は、経済面において巨大な中国マーケットに対する依存度が高く、今年の6月には「両岸経済協力枠組み取り決め(ECFA:エクファ)」を締結したばかり。それ以降、中共の台湾に対する経済的規制も徐々に緩和されつつあるようですが、中共からの個人での観光旅行は未だ制限があるなど、中共側としては、自由・民主主義陣営に対する警戒感を維持することに余念が無いようです。

今回は、海峡交流基金会の高理事長との意見交換をすることができました。
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高理事長のお話の中で、中共との外交折衝において特に参考になったことは、「いかにして中共の面子を保ちつつ、交渉を進めるか」という努力姿勢でした。締結する文章の文言一つとっても、中共のプライドを傷つけるような文言を回避するなどの、中共を心情的に上手く御していく外交術を台湾はわきまえて付き合っているのです。日本の外交が学ぶべきところ大であると思いました。

私が質問したしたのは、FTAやEPAといった貿易連携に関してです。確かに、短期的視点で見れば、関税の排除に伴う貿易上のメリット等はあるのでしょうが、自由競争にそぐわない第一次産業(農林水産業)や国内零細企業の保護という面からのデメリットをどう考えているのか、という質問です。

高理事長の回答では、「食糧自給問題に関しては、輸入元を分散し、一箇所に対する依存を回避している」という回答でした。しかし、台湾海峡有事を考えると、他国からの民間輸送が平時と同様に行われることは極めて考えにくく、戦略性を見出せませんでした。また、「経済の自由化を進めることによって、より中共に対する依存度が増し、気がつくと中共に取り込まれていることになるリスクを孕まないか」という質問に対しても、「内需の拡大のための国内産業に対する投資を優先するので、長期的にもメリットが大きい」とする考え方には、少し楽観的にすぎる印象を受けました。

しかし、少なくとも現在の日本に比べると法人税を17%に、贈与税を10%に削るなどして、内需の拡大に真剣に努力している点は大きく異なります。現在の民主党政権のアンチ・ビジネスともいうべき経済政策で、国内雇用を喪失している日本とは比べ物にならないくらいの緊張感を持って、経済タイフーンともいうべき中共との駆け引きを続ける台湾のすがたが、私の目には眩しく映りました。目
今回は台湾にとって国防の最前線である、金門島を視察しました。
金門島は中華民国の「福建省政府」に所属する島です。1956年以降、軍政が敷かれ中華民国側が支配しており、1958年には対岸の中華人民共和国との間で激しい砲撃戦が繰り広げられましたが、多数の死者を出しながらも死守した島です。

台湾は現在徴兵制をしいており、そういった召集兵の赴任先はくじ引きで決めるそうです!?
かつては金門島の赴任クジを引くと、親族一同で嘆き悲しんだそうですが、現在は笑って済まされるほど。実際に金門島に行ってみると、島全体が観光地化されていて、体感による軍事的緊張度は、かつてより低下しているように感じました。得意げ(以前、行ったことのある朝鮮半島のDMZの方が緊迫感を感じました。)
事実、台湾国防部は、中台間の軍事緊張が緩和しているとして2014年末までに徴兵制を廃止して兵員を6万人(22%)削減し、米国からの兵器調達による装備ハイテク化と兵員の精鋭化を推進することで対中防衛能力を維持する国防計画見直す指針を発表しているのです。(2009.3記事)

余談ですが、外国に行くと戦地や軍事施設が観光の目玉になっているのをよく見かけます。国が国防意識の発揚のために、国の施策として行っている場合が多いのですが、「沖縄なども、政府指導のもと国防観光島にする位の強かさをもってはどうだろうか?」そんなことを考えていました。


さて、金門島では守備部隊指揮官である張中将と意見交換を行いました。
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張中将は、金門島防護のための戦術を、硫黄島防御線を戦った日本陸軍の栗林中将の戦訓に学んだとし、とても尊敬する軍人の一人であると話してくださいました。我々日本人は得てして、戦死した英霊を「憐れみと悲しみの感情」を持って見がちですが、「同朋としての誇りと勇敢さに対する敬意」を持ってみるべきではないでしょうか。
改めて、他国の将軍から、それを教えていただいたような気がいたしました。かお

今回は残念ながら、軍の詳しい施設などは視察ルートに入っていませんでしたが、概要説明のために通された講堂は、硬い岩盤を掘削して作られた地下の大講堂で、集会だけでなく、福利厚生施設として隊員たちに映画を見せる際に使ったり、有事においては傷病者を寝かせるための野戦病院として使われると説明を受けました。

軍施設の殆どが半地下式になっていることからも、栗林中将の地下壕を用いた防衛戦術に学んでいるのがよくわかり、日本人として嬉しくも恥ずかしくもありましたガーン
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視察の前提条件として、日本の政治機構と台湾の違いを明確にしておく必要がありました。
台湾の政治は、わが国の政治と異なり、5権分立体制をとっています。
立法権、行政権、司法権の他に、考試権、監察権というものがあります。
「考試院」は全ての公務員の採用試験や任用・管理等の人事管理を(日本の人事院に相当)、「監察院」は公務員・国家機関の不正に対する弾劾権・糾挙権の行使、及び各種国家機関の財政状況および決算等の会計監査(審計権の行使)など、国政調査を行う機関です。
議会にあたる立法院は一院制を取っており、選挙制度としては小選挙区比例代表並立制を取っています(選挙区:73、比例代表区:34、先住民区:6)「台湾の現状維持(経済優先派)」を掲げる中国国民党と、「台湾共和国の建設(独立派)」を綱領に掲げる民主進歩党の二大政党により成り立ち、現在は国民党が政権を担当しています。


今回、両方の政党の幹部議員らとの意見交換を行いました。

国民党では金秘書長(幹事長みたいなもの?)との意見交換会を実施しました。
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金秘書長は、現総裁の馬英九氏が引っ張ってきた民間の人物で、馬英九氏が台北市長時代の副市長を務めた人物です。
台湾では、近々に5つの直轄地選挙を控えているので、国民党がどのような選挙戦略を練っているのかが、試験交換の焦点でした。金秘書長は、選挙戦を左右するのは、教育レベルの高い若者層をいかにして取り込むかという点に係っているとの認識でした。若者の政治離れが著しい日本では考えられないことです叫び

特に代表の政治的イメージは大切で、政権を掴むには政治スターの存在が不可欠であるという点を強調されていました。その政治スターをいかにして作り上げるかはメディア戦略が重要で、政治の舞台が「メディアポリティクス」の時代の到来を告げていることを強く認識していました。メディアを通じて「若者への共感」「リーダーシップ」「クリーンさ・誠実さ」をいかにアッピールするかが選挙結果にかかわってくるとのこと。
政策論争も重要ながら、メディアをいかに駆使するかという点では日本の政治はまだまだ発展途上にあり、台湾にも後れを取っているのではないでしょうか?ガーン

一方、野党である民進党では、呉秘書長他、簫(しょう)国際部長、黄青年部長、羅元駐日大使他、党幹部数名との意見交換会を実施しました。
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写真を見てもお分かりのように、若い女性議員が多いのに驚きました目
民進党は「政治献金疑惑」から政権を失いました。もともと革新勢力である民進党には若手の議員が多く、若年世代からの支持を期待する点は国民党と同じ認識です。
民進党では、特にHPやBLOGなどのIT戦略や世論調査を用いた選挙戦にも力を入れているのが印象的でした

「台湾の政治はこの5~6年で若返った」とは羅元駐日大使のコメント。「公募などによる政治家の誕生過程が急速に変化している」ことが要因の一つであるというのです。

わが国においても、昨年の衆議院総選挙以降、公募による候補者選定が主流となってきた感があります。確かに今回の参議院選挙で、自民党もぐっと若返りました。
しかし、台湾の政治家を見ていると、まだまだ世代交代の足りなさを感じます。40代が政党の役職についてバリバリと政務をこなしているのですから…叫び

本日は朝から、東富士演習場にて行われる、陸上自衛隊富士総合火力演習の視察に参りました。
防衛大学校の1年生の時に見たきりですから、実に16年ぶりです。叫び

「総合火力演習」と言っても、部隊で行う普段の演習のようにやったら、見学に来られているお客様には何のことやらわかりません。そこで、この総合火力演習では、広報活動の一環という狙いを持って、より自衛隊の能力や装備品について知っていただくために、広報的要素を盛り込んだ演習を展示します。
ですから、ちょっとやらせじみた部分や、本来の戦闘状況では「あれっ?」と思うような場面もありますが、それは、あくまで「より解りやすく」という趣旨なのですから、細かい部分を突っ込まれると現場としては困ります。あせる

しかし世間には、「こんな財政難のおり、そんな予算を使ってまですることか」という意見も聞かれます。

しかしですね!!こんな時だからこそ、一般の方に自衛隊の能力について見ていただく機会を設けなければ、自国の防衛力についていつ学ぶというのですか?プンプン

防衛白書とか専門書を読んだだけで、「解ってる」なんて行って欲しくないのです。装備の能力だけでなく、隊員のキビキビとした動きに現れる練度の高さ、厳しい目付きに浮き出る不断の努力の成果、そういうものを肌で感じることができるのが富士総合火力演習です。

見たことがない方は、是非一度、自分の目で我が国防衛力の実態を感じてください。ご相談は最寄りの自衛隊地方協力本部までどうぞ。


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ちなみに、当日参加していた自民党議員は、佐藤正久国防部会長、小泉進次郎衆議院議員、三原じゅん子参議院議員でした。
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朝刊の一面に、菅首相の諮問機関である「新たな時代の安全保障と防衛力に関する懇談会」が提出した報告書の細部が掲載されていました。

私の評価は・・・微妙です。

確かに日本を取り巻く防衛環境を現実的視点で見据えた上での、意見が述べられています。その骨子を見れば、「集団的自衛権の容認」「武器輸出三原則の緩和」「海上防衛力の増強」など、私の訴えてきた防衛政策に合致している内容でした。

しかし、よくよく行間を読んでみると、「財政事情も厳しいから、量より質を追求しよう!自衛隊の定員は減らすからね」ってことでしょうか?

やはり、見た目の良い文言に踊らされてはなりませんな。ご用心ご用心・・・(前回の衆議院選挙で学びましたよね!皆さん!むっ)

しかし、この内容をどこまで防衛計画の大綱に盛り込むかは民主党次第です。せめて、集団的自衛権の容認と、武器禁輸の緩和だけは盛りこんで頂きたいものです。(党内の代表選にかまけている場合ではないんですぞビックリマークDASH!)

さて、この報告書の中で、「基盤的防衛力整備概念は、もはや有効ではない」という内容が書かれていました。

これって何はてなマークと思われた方もいるかも知れません。

私は、これこそ、日本の防衛戦略の陳腐さの極みであると思っています。

この概念は、1976年策定の防衛大綱で打ち出された古~い概念です。

要約すれば、
「日本には軍事的脅威となる国なんてありません。でも、日本が防衛努力を放棄して軍事的空白地域になると、地域的な軍事バランスを欠き、おかしな事を考える国も出てくるかもしれないので、必要最低限の軍備だけを保持しましょう。GDPの1%程度が妥当ですよね。」
とまぁ、こんな感じです。

ですから、日本の防衛力整備は、前提に予算ありきなのです。

でも普通、単純に考えても逆であるべきですよね。

まず第一に、「脅威の認識」から始まって、その脅威から自国を守るための最低限の装備、質、量はどの程度必要であるのかを判断し、それを整備するために必要なだけの予算をつける。そんなこと中学生でもわかりそうな論理なのですが、それを続けてきたのが我が国の防衛なのです。

民主党の先生方の中に、もし「国を憂う誠」「社稷を思う心」を失っていない先生がおられたら、何卒、この国の未来の為に、正しい判断をお願いしたいと存じます。私も党派を超えて国益のために力を尽くしますビックリマーク

鹿児島の挨拶回りを終えたと思ったら、引き続き8/20~8/21にかけて岡山~鳥取~島根の挨拶回りと連続ですショック!

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(倉吉にて)
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(米子にて)
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(出雲にて)

それぞれの場所でミニ集会をセッティングしていただき、選挙を通じて学んだことなどをお話しさせていただきました。
スピーチの後は、色々な御意見をいただきました。これからも厳しいご指導のほど宜しくお願いいたします。