「仕事を学ぶ」と聞くと、
仕事に必要なスキルやノウハウを学ぶ
というイメージを持ちがちですが、
実は、仕事ではない場面で
学ぶ機会が多いそうです。
では、ここでいう「仕事を学ぶ」とは、
具体的にどんなものなのか…?
今回も『まずは上司を勝たせなさい 20代で上昇気流に乗れる本』からご紹介していきます。
▶まずは上司を勝たせなさい 20代で上昇気流に乗れる本 (講談社BIZ) 室舘 勲 (著)
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この記事を読んで分かること
●ピンチをチャンスに変える方法
●周りの人の表裏の顔に気付く方法
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スーツを着ていては見えないものがある
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人間にはいろいろな面があります。
「言われるまでもないこと」と思うかもしれません。
しかし、頭では一人前にわかっているつもりでも、
自分で体験するかしないかで全然違います。
たとえば、会社で間違い電話を
かけてしまったらどうしますか。
その対応で、人間としての力が問われます。
「すみません、間違えました」
で切るのは、”頭の中だけ”での一人前です。
詫びるのは当然のことです。
そこから、発想を転換してください。
せっかくその相手とつながったのですから、
そこで何か話してください。
「最近いかがですか」
「今度新しい企画を持っていってもいいですか」
でも何でもいいのです。
意外とこういうところから、
新しい話が生まれてくる。
「間違いついでに」でいいから、
そこでしか得られない実体験を積むようにするのです。
頭の中だけで考えていてもダメです。
パソコンの前で黙って座っていたって、
実体験はできません。
そもそも、仕事を学ぶということは、
人間を学ぶということです。
人間がどう考えるのかが
わからないと仕事はできない。
それは例えば、
上司にぶつかっていくことで学べます。
私が20代前半のころ、
上司にスクーバダイビングに誘われました。
ダイビングにはお金がかかります。
正直なところ、
そんなに潜りたいという気持ちもありませんでした。
しかし、誘いを断るのもどうかと思いました。
誘ってくれるなら、ぐっと距離を近づけよう。
そう思った私は一念発起して、
装備を揃え、出かけて行きました。
行ってよかったと思いました。
海に出て、潜ったり休憩をしたりしていると、
スーツを着ていては見えないところが見えてくるからです。
海に入るといろいろなことがあります。
うまく潜れなかったり、少しパニックになったり。
幸い、私自身は船酔いはしません。
しかし、普段は怖い上司が船酔いして
気分が悪くなって吐いたりしている。
そういう姿を見ることで
「そうか仕事の時は自分を作っているんだな」
「ものすごく精神的に強いわけじゃないんだな」と、
職場では見えない面が見えてくる。
だから仕事をできるようになりたければ、
臆することなく
どんどんいろいろなところへ出ていくこと。
そして経験を積むことです。
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では、文中の内容に沿って、
ポイントを確認しましょう!
①目の前の出来事をプラスに働かせようと試みる
②きっかけに対して臆することなく飛び込む
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それでは、ひとつずつ説明しましょう。
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①目の前の出来事をプラスに働かせようと試みる
起こった出来事に対して、
ただ対処するだけでは
何もプラスに働きません。
常に、「新しい何か」を生み出そうと、
頭を働かせておくことが重要です。
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②きっかけに対して臆することなく飛び込む
何が起こるか分からないからこそ、
たくさんの経験をして、
人は成長します。
普段は見ることのできない人の
裏の顔を垣間見れることもあります。
だからこそ、その経験の幅らから、
「人間としての力」が学べるのです。
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仕事ができる=人間としての力がある
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仕事をしていくうえで、
小手先のテクニックやノウハウばっかり
求めてしまいがちですが、
仕事ができるとは、
たくさんの経験や、学びから、
目の前の小さなきっかけさえも
プラスに変えてしまうことなのですね。
カッコいいスーツで
着飾っただけの空っぽな社会人ではなく、
自分自身の経験から学び、
成果に変えられる人になっていきましょう。
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参考にした本はこちら!
▶まずは上司を勝たせなさい 20代で上昇気流に乗れる本 (講談社BIZ) 室舘 勲 (著)
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