まいど~

プランクトンからクジラまで
生きもの自然科学大好き
絵本講師のくがやよいです。
紙の本が好きです。(毎日新聞夕刊の連載小説「ピース!」を楽しみにしている活字中毒者です)
そして仕事柄、本をよく買います。
主に古書店、たまに本屋さんで。
海外のものはネットを利用したりもします。
最近では、無印良品のリサイクル本のコーナーが気に入っています。
(好きな絵本が美本でいっぱいある
)
たくさんの資料や文献を調べるときは、図書館を利用します。
今週末にロシアの昔話講座をするので、旧ソ連のいろんな文献を調べていると、お宝のような昔話を収めた本に出会うことがあります。
ぜんぜん映えへんし、そうっとページをめくらないと砕けてしまう、茶色く変質したページの本。

『ソヴェト諸民族民話集』
エム・ブラートフ/編
清水邦生/訳
未来社
なんと1955年、昭和30年生まれの本!
図書館さん、司書さん、こんな古い本を残しておいてくださってありがとうございます!!
キラッキラの新刊本が勢揃いする
絵本の”新刊読み合い会”とかあるけど、
自分は古い文献の中から、おもしろいお話を発掘するほうがワクワクする。
自分でも、マニアックやなぁと思う。
でも、昔話の沼にハマってしまったからなぁ。。。
昔話は、文字を持たない人々が語り、耳で聞かれ、また語り継がれてきた、民族の大切なたからものです。
(でも、昔話に国境はない)
今は、語る人が少なくなり、
本の中でフリーズドライの形で待っている。
誰かが再びおはなしに命を吹き込んでくれる日のために。
絵本だけでなく、そんな昔話も紹介したいと思います。
この本の中のウクライナ民話『貧乏神』は、『びんぼうこびと』という絵本にもなっています。(前回の講座で紹介)
ロシア民話の『百姓の子イワンと龍』もめっちゃ面白い!!!
ストーリー、映画化できそう。(まるでRPGみたいやもん)
主人公は、三人兄弟の末っ子イワン(幼名・イワーヌシカ)。
兄たちと、村を守るため龍討伐の旅に出ます。
途中でダマスク銅の剣を手に入れて、六つ首の龍、九つ首の龍、十二の首を持つ龍と激しい戦いを繰り広げます。
そして村への帰路、さらに試練が襲い掛かるのですが…
ダマスク銅の剣って、、、
有名な刃物会社のホームページでも、ダマスカス銅の刃物は
「独自の刀付け技術で生み出される抜群の切れ味」と紹介されています。
ニェニェツ民話『風の神とおよめさん』も面白い!!!
(ニェニェツは、たぶんネネツ)
これも三人姉妹の末っ子が、ものすごい試練を乗り越え、幸せをつかみ取る話。
ドキドキ、ハラハラしながら、物語が進んでいきます。

これは長倉洋海さんの写真絵本
『トナカイに生かされて シベリアの遊牧民ネネツ』
福音館書店 月刊たくさんのふしぎ
このおはなし、どちらも
「昔話の語法:語りの法則」を見事に踏襲しています。
長く口承で語り継がれるおはなしには、やっぱり昔話のひみつが秘められているのです。
(昔話について一緒に学んでみませんか)
