まいど~
生きもの自然科学大好き
絵本講師のくがやよいです。
今年の夏は、いろんなことがありました。
夏休みに入ってすぐ、参加した絵本の会で、「呼び名を名札に書いて~」と言われて。
・・・このときオオサンショウウオのことで頭がいっぱいだったので、オオサンショウウオも。
(栄養状態がよいと尾高が高くなるよー)
世界最大級の両生類
野生のオオサンショウウオに会いたくて、
今年の夏は、山奥の秘境や滝を巡りました。(修験者か!)
ここは、大阪のとある場所。
使われてない橋が。
5月には、4匹、ゆったりと川底を歩いているところを見られたのだけど、この日は
しーーーーん。。。
(;゚Д゚))
…でしょうね。
真夏の、しかも、どピーカンな日のあっつい真っ昼間に、
のこのこあらわれる のん気なオオサンショウウオなんておらんやろ。
(・・・普通、見に行く人もおらんわな。)
(川魚など、餌が豊富なところにいる…はず)
巣穴に入ってるんかな。。。
(だって夜行性だしな。)と自分をナットクさせてこの日は滝道を引き返す。
その日、会えなくても、
オオサンショウウオがいる川に来られただけでもなんか嬉しい。
急に、一緒に川を見ていた地質学好きなAさんが「節理」って叫んだ。
セツリ…
「節理とは、、、ひょっとして、柱状節理(ちゅうじょうせつり)」
と嬉しくなって聞き返す。(オタクですいません)
とは。
・・・節理なんて言葉、うちはタモさんがブラタモリで言うてるん聞いたことあるぐらいで、普通に使ってる人って初めて。
石好きなAさんの話を聞いていると、すごく不思議なことが起こった。
うちは今まで、川魚やオオサンショウウオなんかの生きものや、山の緑しか目で追ってなかったけど、急に、川の中の色とりどりの石が見え出した。。。
えっ、、、川って、こんなにいろんな色の石があったん・・・
見ていたのに、見えていなかった。。。
意識しだすと、とたんに色んなものが見え始めてびっくりした。
うちは生きものが好きだから、生きものばかりに焦点を当てていたけど、
A先生は石が好きだから、いろんな石や地層、岩肌なんかを見てたんや!
まさに、目から鱗が落ちた瞬間・・・(←新しいワタシ)
そして、このものの見方は、その後訪れた秘境の滝で
不思議な経験をすることにつながるのでした。
絵本講師くがやよい 超おすすめ
オオサンショウウオの絵本と本
「なんなん・・・この付箋の束。」
とかって言わんといて~ そんだけオモロイねんて✋
『オオサンショウウオと暮らすための50のこと』
清水則雄・山﨑大海/著
★オオサンショウウオのことが本当によくわかる一冊!
漫画と解説からオオサンショウウオ愛がダダ洩れてます。
★リアルで迫力満点の写真絵本。
表紙の写真は、主(ヌシ)と呼ばれるオスの個体が卵の世話してるところ。
・・・兎に角、イカツい。
『オオサンショウウオ』
福田幸広/しゃしん、ゆうきえつこ/ぶん
そうえん社
裏表紙もぜひ見てね~
★こちらはビジュアルガイド。
オオサンショウウオの写真が満載で読み応え抜群。西日本の分布も分かるよ~
『日本のいきものビジュアルガイド
はっけん!オオサンショウウオ』
関 慎太郎/写真
AZ Relief 桑原一司/編著 緑書房
★そして、生きものが苦手な人にもおすすめの一冊
『オオサンショウウオみつけたよ』
にしかわ かんと/ぶん、あおき あさみ/え
福音館書店
川遊びが大好きな姉妹と、川底のオオサンショウウオの子どもが共に成長していく様子が
美しい水彩画でドラマティックに描かれています。
人間とオオサンショウウオの、意外な共通点も・・・!
作者のお一人、西川完途さんは両生類爬虫類の研究者さん。
里山に季節が巡る美しい水彩画は、生きものが苦手な人でも読み易いと思います。
野生の生きものと人間とが共に暮らす“共生”がテーマの絵本。
【おまけ】会えた時の写真。