縁の下のわたし

テーマ:
引き続き小学校が忙しい。
 
 
4年生の実験で使うクラッシュドアイス

 

 

あいにく実験用の製氷機が故障中泣

理科準備室と職員室と自宅の冷凍庫の氷を

バケツにかき集め、

砕いたものを班の数だけ用意する。

 

 

試験管の水を凍らせる実験なので、数キロの塩も投入。

マイナス13度まで下げる。

 

 

 

これだけでも準備に数時間かかるのに

もし次年度、うちが雇ってもらえなかったら

ぜんぶ先生たちの仕事になるんだろうな。

 

 

 

アイス用の試験管を使っても、水が凍るときの膨張に耐え切れず試験管が何本も割れていく。

 

 

 

実験の後、片付けるのに数時間。

器具のヒビのチェック。

ガラスの破片の処理。

たくさんの洗いもの。

大量の塩を使っているので、鉄のスタンドが錆びないように拭き掃除。

 

 

これ全部、先生たちの残業になるんだろうな。

もし、6時に業務が終わったとしたら、7時か8時までかかって後片付け?

先生たち、やらなあかんこといっぱいあるのに

それは、、、あまりに大変だよ。。。

 

 

教育委員会の人、校長先生、頼みます。

 

 先生たちの業務、時間的な負担が 

これ以上増えないように。

今よりも、子どもたちと向き合える時間が

減らないように。

どうか次年度も小学校で雇ってもらえますように。

 

 

縁の下の力仕事なら、うちがナンボでもしますよって。

 

 

 

 

 

 


まいど~イルカキラキラ

プランクトンからクジラまで

生きもの自然科学大好きドキドキ

絵本講師のくがやよいです。

 

 

 

先日、刈ってきた須磨浦のワカメ

 


標本にしました。

 

縦に2枚つなげた模造紙の上に

濡れたままの葉や茎の部分を広げていく。





めかぶ


須磨の冬の海の中でスクスク育って

株付けから2か月で、全長、

195センチメートルに

 

子どもたち、絶対 背比べをします(笑)

(めかぶ、茎も乾いてしわっしわ…)

 

生ワカメも絵本とともに理科室文庫に展示。

 

 

 

須磨海岸で拾った石も洗って

塩気を抜いて標本に

雫形💧のシーグラス


3色の石!


これは、方解石かな?

 

これはシーグラスキラキラ

 

並べてみる

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理科室文庫に自然科学絵本といっしょに置いておくと子どもたちがめっちゃ読んでいる。

仮説実験授業研究会会員で石の研究者・西村寿雄さんの絵本。

本に載ってる石と、同じ石があるよ!

 

 

 

 

東京の飛鳥山公園と


琵琶湖畔で拾った鳥の羽根も

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お湯と洗剤できれいに洗って乾かす

風切り羽の配列がよく分かる

 

 


自分が小学生のとき、

小学校の理科準備室か倉庫のようなところで

干物のようなヤガラの標本を見た覚えがある。

(ヤガラは細長い魚。津市の平治伝説に登場する禁漁魚)

 

 

ちょっとだけ怖くて、、、すごく神秘的だった。

 

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同じく小学生のとき、

長良川の河川敷に散歩に行く祖父にくっついて

いっしょに河原の石を探して歩いた。

 

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岐阜には菊花石の産地がある。

祖父は、それを探していたのかな。

 

 

うちは、鉢巻きを巻いたような石や、いろんな形の石を見つけて、

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その手ざわりも面白くて

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そして、やっぱり不思議で、image

 

 

ある日、河原でみつけた石の中に

キラキラした水晶の結晶があって、ものすごく感動したのだった。

 

 

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理科準備室で見た 魚の標本。

祖父と河原で拾った きれいな石。

 

側溝で見つけて育てた 小さな小さなオタマジャクシ。

レンゲ畑に座り込んで編んでいた レンゲの花冠。

 

 

標本を作りながら ふと思い出す

自分のセンス・オブ・ワンダーの原点。

 


 

 

 

森田真生さんの新しい訳も、お子さんとのエピソードもとてもよかった。

私は本屋わわわさんで買いました。

 

こちらもおすすめ!

 

 

 

 

 

 

まいど~ヘビキラキラ
プランクトンからクジラまで
生きもの自然科学大好き
絵本講師のくがやよいです。
 
 
 
あちこち巡って土曜日(1日)は滋賀県のびわこベースへ

、、、行く前にちょっと寄り道。

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JR志賀駅から琵琶湖畔を羽根を探して歩く。

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水鳥がいっぱい!
 
 

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これは捕食されたものかな

 

大きな木の下辺りは、有望!

あちこちに

いろんな鳥の羽根

羽根と葉っぱの葉脈、何だか似てる。

小さな羽根も

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何ていう鳥の羽根かな。羽根図鑑で同定するのが楽しみ♪

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田んぼの中をてくてく

駅から琵琶湖畔を歩いてびわこベースへimage

この日は、大好きなオオサンショウウオのお話を聞きに行きました。
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阿部夏丸さん作のオオサンショウウオフィギュア。これは常設展示気づき
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月に一度のサイエンスカフェ。
各分野の研究者さんのディープでマニアックなお話が、めちゃ面白い!ニコニコ
(オオサンショウウオ鍋つかみ!)
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「絵本と何の関係があるん??」
と思われるかもしれませんが、
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自然科学絵本講座や絵本の紹介記事の原稿を書く時に、ここで得た知識がものすごーく役に立つ!にっこり
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関慎太郎さんの絵本やビジュアルブックは、子どもたちに大人気だし
 
 
例えば、以前聞いた「トンボの話」。
これが意外に
ヤゴの絵本の紹介記事を書くときにすごく参考になったり
 
ほかにもメダカ、カメ、イルカ、貝、いろいろな魚、琵琶湖の漁師さんのお話などを聞いて、それらの知識を「自分の中に蓄える」感じ。
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そして、それが自分の中で醸造されて、
去年の水族館の生きものトークの時みたいに、ふとしたときに役に立つことがある。

 

欲しいグッズだらけだ―ニコニコ

 

淡水魚好きにはタマラン!

 

知らなかったことを知るのがすごく楽しくて、
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(ニホンザリガニ)
 
なかなかお目にかかれない生きものたちにも会えるしね!
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黒川琉伊くんデザインのオオサンショウウオクッキー見てるオオサンショウウオ。(どないやねん!)

 

(ルイくんの絵本)

 

 

おまけ!

 

 

※2年前の夏。野生のオオサンショウウオを探して秘境を巡ったときの記事です。(オタクやな)

 
 
 
 

まいど~イルカキラキラ

プランクトンからクジラまで

生きもの自然科学大好き

絵本講師のくがやよいです。

 

 

 

1月は行く

2月は逃げると言うけれど

言うてる間にもう2月も末。

早い~~~驚き

(これ下書きしてたときは8日だった….)

 

 

 

3学期は4年生の理科実験が始まり、

お湯が沸いても♨️

湯気が上がっても♨️

何見ても「うわぁーキラキラ」っと感動の気持ちが溢れ出る4年生、、、

めっちゃかわいい!ニコニコ


もちろん

5、6年生もかわいい!ニコニコ

(全部やん)



ドラゴンボールのトレーナー着てたら

じーーーっキョロキョロと見てくる子がいて

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「おんなじ!」

って6年生の子とかぶってた。。。

D.B.大好き同士ドキドキ

ちなみにうちも、娘とお揃いです!

 

 


【1月13日】

神戸市須磨区文化センターの読み聞かせ教室。

3月からの参加もできます♡

 

私は3月の「絵本で紡ぐ・世代を超えて繋がる」を担当します。

 

午後、須磨から塩屋へ。

3年前からずっと欲しかった図鑑を買いに行く。

 

 

【14日】

市の担当者さんと市民企画講座の打ち合わせ。

4月から若竹生活文化会館でどなたでも参加できる「昔話の基礎講座」を始めます。

チラシ作らにゃ。

 

 

【15日】

小学校で5年生の実験。仮説実験授業はやっぱりたのしいなぁ~。

お昼の校内放送読み聞かせでは、藤田浩子さんに教えてもらった福島の昔話『ヘビの食い合い』を。

 

 

夜、長谷川集平さんのオンライン講座

「シューヘー•セミナリヨ」受講。

集平さんのお話を聞くたびに、

「自分はどの立ち位置に立って話をするのか」と自分を顧みることができる。

 

人よりも、高い所から話をしていないか。

中川正文先生に教わった「平座の関係」で受講者さんと向き合っているか。


なので、登壇という言葉が私は好きじゃない

何だか高いところから話をする、という感じでエラソウで。

(チラシとかに、登壇者って書かないでください、ってお願いする)

 

そして、集平さんの話を聞くたびに、今あちこちで話題の、流行りの絵本は、自分はいいや、と思う。

 

この日のトークテーマの絵本は『大きな大きな船』。

 

母がいない父と子の会話が続く。

 

長崎には2回、絵本講座に伺った。

この絵本の絵と軍艦島からの帰りに見た長崎の山側の風景が重なって

そのことを話したら、集平さんが「うれしいなぁ」

「分かるんだ」と言われた。

 

うちは、集平さんの絵本を読むときは、

絵本に込められたヒリヒリするような思いと、溢れるようなやさしさを

いつも感じながら絵本を読んでいる。

それらに感応する思春期の子どもたちが、確かにいるから。

 

 

【18日】

大阪十三のシアターセブンで映画を見た。

今年はたくさん映画をみたい。芸術への感性を磨きたい。(同期の絵本講師Oさんの影響)

この日は、青春恋愛SF映画。

小説も映画も、青春ものが好きだ。



 【22日】

夜、

『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』オンライン読書会に参加。

北欧、チュニジア、いろんな国の参加者さんたちとアイヌ文化の話に花が咲く。

楽しいなぁ〜よだれ



 【24日】

(急な残業で大遅刻しつつも)

神戸六甲の本屋わわわさんの

「大人の絵本読み合い会」に参加。

いろんなお話や詩、絵本に出会えるゆったりした時間。

私はこの絵本を読んだ。

ほぉ〜〜っと溜め息が。

やっぱり大人も楽しい絵本!よだれ



 【25日】

「自然と共に生きるアイヌの昔話講座 第一回目コタンコカムイ(シマフクロウ)と昔話」開講(満席御礼!) 


アイヌの物語に興味を持ってくださる人が

こんなにいてくれて嬉しい!

次回も頑張ろう!



【26日】

東京巣鴨へ 

アイヌの刺繍教室とハポネタイの新年会に参加。


常連さんの刺繍🪡素敵💓


これはテーブルクロス。美しいなぁ。


新年会でみんなで作ったアイヌ料理いろいろ。

オハウ(汁物)、ラタシケプ(混ぜもの)、シト(団子を焼いたもの)、阿寒湖のワカサギ、トノト。



【27日】

上野駅から 行列ができているモネ展を横目にスルーして、科博の鳥展へまっしぐら!


科博のクジラ、何度見てもすごい!!



閉館ギリギリまで見て、最後にフーコーの振り子を見たくてダッシュ💨

仮説実験授業に出てくる有名なフーコーの振り子。デカい!

 

夜行バスで帰阪して、翌朝そのまま小学校へ。

 

仕事して、土曜日は

滋賀県のびわこベースへ。



あー、書ききれん。。。(続きます)



まいど~イルカ気づき

プランクトンからクジラまで

生きもの自然科学大好き

絵本講師のくがやよいです。

 

 

日曜日。

今年も須磨海岸へワカメ刈りに行きました。

水揚げ中の須磨浦の漁師さんたち。

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去年は暖冬で少なかったけど、

今年は大きく育ってた!

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12月にロープに株付けしたワカメは

須磨の明るい海の中で

たった2か月で、2メートル近くまで育つ。

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須磨浦の早採れワカメは

やわらかいのにサクサクしていて

めっちゃ美味しい!よだれ

 

 

ワカメ刈り初体験の友人の子どもたちもせっせと刈り取る!

 

 

 

 

採ったどーーー!!

 

めかぶの芸術的なドレープ…キラキラキラキラ

 

キッズたちとワレカラ観察。

 

このこです!

 

 

みんなでせっせと刈りとる。ビフォー下矢印

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アフター下矢印

きれいさっぱりんこに刈り取られてました。

 

 

大量のワカメは、

友人におすそ分けしたり、

小学校に持って行って標本を作る予定。

 

 

そして、海といえば、、、、

 

ビーチコーミング!!

 

須磨海岸はビーチクリーンボランティアのおかげでゴミはなく、

でも、きれいすぎて

いろいろ漂着しているちょっと横の砂利の浜に。

 

涙型のシーグラスみっけ!

ここにもシーグラス

二色の石も

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きれいな石がいっぱいやなぁー

 

しましま!

鉢巻石とか、面白い石をいろいろ拾う。

 

小学校で標本にしようっと。ニコニコ

 

さて。早採れワカメのしゃぶしゃぶ。

 

湯がくと、さっと緑色になって、

サックサクでしたよだれキラキラ

 

いっしょに茹でられてたワレカラも。。。

噛みしめると…

かすかにエビの味がしました

よだれ

 

須磨海岸に沿って走る電車

 

 

わかめって、どうやって増えるの?

海の中ではどんな姿をしているの??

 

生態を知ると

わかめがもっともっと面白くなるよ~~

この絵本、すご―――くおすすめです!

 

 

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まいど~ヘビキラキラ

生きもの自然科学大好き

絵本講師のくがやよいです。

 

 

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カント  オワ  ヤク  サク  ノ 

アランケ  シネ  カ  イサ

 

~天から役目なしに降ろされたものは

ひとつもない~

 

という意味のアイヌ民族のことわざです。

 

 

このポスターは北海道で

中川裕先生とUtaEさんたちと訪れた生活館に貼られていたもの。

 

十勝アイヌを知るフィールドワークの中で

この色褪せたポスターの言葉が

深く自分の中に残っています。

 

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アイヌの人々は、

自然の中にあるさまざまなものを

「採りすぎない」

「採ったものは無駄にしない」

「自分以外の動植物への配慮を忘れない」という先祖からの教えを大切に生きてきました。

 

 

アイヌの物語を読んでいると、自然の中の小さき者たち(トガリネズミやホタルなど、虫や貝、野草に至るまで)への優しいまなざしや

奢れる剛の者たち(怪鳥や大熊など)への戒めの話がたくさん出てきます。

 

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(アハ豆)

 

村(コタン)の古老(エカシやフチ)から、たくさんのユカラ(お話。ウェペケレやトゥイタなどともいう)を聞いて育ったアイヌの子どもたちは、

自然への畏怖や小さな生きものたちへの親しみを、自然と持つようになっただろうな、と思います。

 


自然と共に生きるアイヌの昔話講座(全3回)

 

第一回目(満席御礼)

県外からもたくさんの方が参加してくださり、

カムイたちの中でも位の高いカムイ、シマフクロウの生態と昔話を紹介しました。

 

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シマフクロウは、日本では北海道だけに棲んでいる、翼を広げると2メートル近くになる最大級のフクロウです。

 

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(科博の鳥展のシマフクロウのはく製)

 

蝦夷が島にすむフクロウなのでシマフクロウ。

今や絶滅危惧種となった希少な鳥です。

 

 

絵本フォーラムの連載「自然科学から見える世界」9月号に『しまふくろう』の絵本の記事を書いていたとき、いろんなことを考えました。

 

例えば、

村を守る神(コタンコロカムイ)と呼ばれたシマフクロウは、昔は村のすぐ傍に棲んでいた身近な鳥だったんじゃないかな。

 

 

 

そして、

アイヌの人々は、コタン(村)の傍の森から低く響くシマフクロウの声を聴きながら、子や孫やその子孫たちに

さまざまなユカラを語り継いでいったんじゃないかな。


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以前から何となく自分の中にあったのは、

自然の中で暮らし、狩猟・漁労・採集・交易などに秀でていたアイヌの人々は、

実は自然科学にも長けた人々だったんじゃないか。。。

 

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この仮説は、北海道のフィールドワークで証明されることになったのです。

 


北海道から帰ってきてから、

自然科学と昔話は、自分がライフワークとして続けていきたい絵本講座のテーマ。(あと、思春期の絵本講座も)

だったら、その二つを繋げられないかな。。。

 

 

そして、

参加してくださる方がいるかどうかは分からないけど、やってみよう!と思いました。

 


募集をしてみたら、二日で満席に。

定員を増やし、広いお部屋を借りました。


こんなマニアックな講座に、たくさんの方が興味を持ってご参加くださり、本当に、本当に、ありがとうございます!お願い

 

 

次回は、2月22日。

ホロケウカムイ、オオカミについてお話します。


 ※お一人キャンセルがあったので、参加していただけます。

3/22は、まだお席があります。

 

 

講座に参加してくださったりすくんが、こんな記事を書いてくれました。

 

講座後のアンケートに、たくさんの方がアイヌ語でお礼を書いてくれていました。嬉しい!


イヤイライケレ〜!


いただいたご質問には、22日にお答えしますね。












 

 

 

 

まいど~雪だるま

プランクトンからクジラまで

生きもの自然科学大好き雪の結晶

絵本講師のくがやよいです。


 

 

今宵は中川裕先生の著作

『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』(集英社新書)のオンライン読書会でした。


 


この本を読み返すたびに

文字を持たなかったアイヌの人々の

素晴らしい文化の一つ、口承文芸(昔話)を

絵本講座で伝えていきたいなぁと強く思う。

 

 

そして、学生時代から北海道で

アイヌの古老、フチたちのお話を録音し、

少しずつアイヌ語(多分ローマ字表記)に文字起こしをして、それをまた日本語に訳された中川先生の道のり(偉業)を思う。

 

 

お願い

 

 

 

自分は絵本講師だけど、小澤俊夫先生に学んで

昔話講座もしている。(あんまりマニアックじゃない普通の「絵本で子育て講座」もしています)


自然科学絵本と昔話は、どちらも子どもの育ちに必要で、かつ同じ力を持っていると思う。

(絵本フォーラム9月号にその辺詳しく書いてます のでよかったら読んでみてください)←見本誌アリ〼送リ〼

 

 

世界の昔話を調べていくと、色々な国にたくさんの類話があって

日本の浦島太郎に似ているモンゴルの昔話や

(乙姫から渡された絶対に開けてはならぬ箱を開けてまうというあせる

 


 (これは装丁もすてきやなぁ)

 


一寸法師に似たスペインの昔話も。

 

 

 

『まめつぶこぞうパトゥフェ』は、

去年出会って、幼児から大人まで

いろんな人たちと いろんなところで

読んでいて楽しい絵本のベスト5に入る

だいすきな絵本❣️



(仕事帰りにふらっと集まって、好きな絵本を読む、絵本の夕べにて。)


(神戸三宮で。このときは荒井良二さんの『きょうはそらにまるいつき』も読んだ)

 

 

パトゥフェは、豆つぶみたいにちっちゃいけど、

お椀の舟に箸のかいで、京の都まで川を遡って行くいっすんぼうしにも似た逞しさを持つ

やんちゃで元気な男の子!

 

 

赤い帽子をかぶったパトゥフェがとっても愛おしい… (こんな子おるおる)

みちみち元気に歌って歩くパトゥフェの歌は

読み(歌い)過ぎて、暗記してしまったほど。

 (この力が学生時代にあれば…)

 


あと、

牛の○○○の中からパトゥフェが歌う歌は

ラップ調で読むとより楽しいです気づき(おすすめ♪グッ

 

 

   音符  マイク   音符  マイク

 

 

 

イギリスの昔話『トム・テイット・トット』

ドイツの昔話『ルンペルシュティルツヘン』

日本の昔話『だいくとおにろく』

共通のテーマは、悪魔や妖精(鬼)の名前あて… この3話も似ている!

 

 

 

 

 

 

でも、アイヌ民族の昔話は、

ほかに類を見ない独自の世界観を持っている。

(和人との交流が盛んになる近年になればなるほど、類話も出てくるようだけど…)

 

それが カムイという存在に表れている。

 

 

カムイは日本語では「神」と訳されることが多いけど、日本の神さまとは、ちょっと違う。

 

 

そして昔話は、はるか昔から語り継がれてきた民族の記憶装置の役目をしている。

 

 

私たちが忘れてしまっていることも

昔話は、ちゃんと覚えていてくれる。

 

 

その不思議さと面白さ、壮大な物語の世界を

皆さんと分け合う時間。

 

 

『自然と共に暮らすアイヌの昔話(全3回)』

第一回

シマフクロウ(コタンコカムイ)と昔話

を先月開講しました。

 

 

 

(続きます)

 

 

 

★野田サトルさんの漫画「ゴールデンカムイ」(アニメ、映画も)のアイヌ語監修をされた中川裕先生の著作いろいろ。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

まいど~ヘビキラキラバナナ
プランクトンからクジラまで
生きもの自然科学大好き
絵本講師のくがやよいです。
 
 
 
ただ今、週に一度
給食時間の校内放送読み聞かせ継続中。
昨日(2/5水曜日)127回目。
 
 
 
いつもは昔話だけど、この日は節分の後だったので
うちの子たちも大好きだったこのお話を読んだ。
 

 

『まゆとおに 

 やまんばのむすめ まゆのおはなし

富安陽子/文 降矢なな/絵

福音館書店

 

 

 

絵本は、絵の本ではあるけれど

お話自体がすぐれたものもたくさんある。

 

この絵本は、大好きな降矢ななさんの絵だけど、放送では絵は伝えられない。

 

 

いや、

 

ゲーム、動画、アニメ、様々な広告、

目からの刺激が大量に飛び込んでくる今の時代だからこそ

あえて、耳から聞く言葉だけで

自分の頭の中に 自分だけの絵が描けるよう

テレビじゃなく放送で読むことを続けている。

 

 

それにうってつけなのが

耳で聞かれ、何百年も語り継がれてきた

口承文芸である「昔話」なのだ。

(素話のテキストもすごくいい。耳で聞かれるように編纂されているから)

 

 

 

さて、『まゆとおに』

 

 

きたの おやまの てっぺんの 

さんぼんすぎの きのしたに

ちいさな いえが ありました。

 

青文字部分、本文からの引用です)

 

 

もう、この冒頭から言葉がいい!

 

 

厳密に言えば1年生、何年生でも

「北」という方角も「杉」という木の種類も

分からなくてもいいのだ。

ただ心地良い、あたたかい言葉の流れのなかに

身を浸すことができればそれでいい。

 

 

このお話は、富安陽子さんの創作で、昔話ではないけれど

鬼も山姥も、昔話に登場する常連さん。

ものすごい力持ちの、やまんばのむすめの「まゆ」と大きな赤鬼、

そしてやまんばかあさんも

きっと 子どもたちの頭の中に

生き生きとした絵を描いてくれると思って読んだ。

 

 

そして、その絵はきっとその子だけの

唯一無二のものだろう。

(絵本を見ると、子どもは「こんな絵やったんや!」って言うから)

 

 

 おにぎり おにぎり おにぎり 

 

 

その日の放課後。

4年生の先生が理科室に予備実験に来られ、伝えてくれことがある。

 

 

今日のお話もとっても面白かったこと

子どもたち、給食食べながら大爆笑したり、突っ込んだりしていること

みんな「お昼の生きものニュースとおはなし」を楽しみにしていて、放送の音楽(ぼうや~♪のまんが日本昔ばなしのテーマ)が流れるのが遅れると

「今日は、おはなし、ないんかなぁ?」ってざわつくこと

で、テーマ曲が流れると、やった――!って喜ぶこと

 

最後に、

「その様子を久賀先生に見せてあげたいくらいです」と先生。

 

 

 

……えーっ、それはうれしいなぁ~~。

いつも、放送室でひとりで読んでいるので

子どもたちの様子がまったく分からず、

「どーなんかなぁ~?」って思いながら読んでるから。

 

 

何より、

なんていい子たち、いい先生なんやろう!!

 

 

 

うちがしている読み聞かせの活動は、

学校だよりや公式なホームページなど、どこにも載らない。

(記録としてここに書いてるけど)

 

 

でも、子どもたちの心の中に

まんが日本昔ばなしのテーマ曲とエンディングテーマとともに

クラスのみんなと聞いて、一緒に笑ったり、

楽しかった思い出がほんの少しでも残るなら

こんなにうれしいことはない。

なんとか功労賞とか表彰されるより、ずっと。

 

 

そして、やり方はそれぞれ違えど

全国各地に

読み聞かせの活動をされている人がたくさんいる。

 

 

 

うちも、その中の一人。

 

 

 

自分にとって、読み聞かせは、よろこびだなぁと思った

水曜日のできごとでした。

 

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まいど~ヘビキラキラ

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生きもの自然科学大好き

絵本講師のくがやよいです。

 

 

 

【1月10日】

『アイヌプリ』を見に大阪十三の第七芸術劇場へ。

映画&絵本のコラボ絵本講座をしている絵本講師の同期がいて、その視点が素晴らしくて

うちも今年はいろんな映画を見よう、と思った。

 

(アイヌプリは、アイヌ式、という意味)

 

 

トンコリ(民族楽器)の音色が流れる。

舞台は、現代の北海道。

お父さんはマレク漁(鈎を使った漁)の名手。

昔ながらの手法で川で魚を採り、山野では鹿を一撃で仕留めるお父さんと、それを見ている子どもの会話、今を生きるアイヌの人たちの言葉が印象的だった。

 

 

生きものの命をもらう場面で、魚に

「ごめんなぁ、おまえ」という子どもに、

「ごめんな、じゃないよ。ありがとう、だ」とお父さん。

 

 

心に残ったシーン、言葉がいくつもある。

すごくいい映画だった。

自分の中に落とし込んで、またアイヌの昔話講座で伝えていけるといいな。

 

 

雪の結晶 雪の結晶 雪の結晶

 

 

映画館を出るとき、出口で、

「監督です」と札をかけた男性が手渡してくれた映画のチラシ。

『きみといた世界』

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チラシを一目みて、なぜか「行きます!」と言ってしまった。

 

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こちらは七芸の一階下のシアターセブンにて上映

 

 

帰宅して、

言ったからには行かねばな、と思っていたらこの映画、、、、、、

 

 

 

ハマった。

 

 

 

チラシを配っていた政成監督の舞台挨拶。

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設定はラノベ風ではあるけれど、、、

なんなんだ、この青春恋愛SF映画!!

まっすぐじゃないか!!!

こんなええ子(二人とも)おりそうでなかなかおらんやろ!

 

 

後半、心の中で水野の名を叫びながら

ずーーーっと泣いてた…(水野は登場人物の一人)

隣に座ってた男の人も、たぶん、泣いてた。

 

 

18日

主演のお二人の舞台挨拶があるので二回目を見に行く。

(ハマったな。。。)

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水野役の高橋改くん、そして政成監督。

なんとお美しい… あおい役の中川可菜さん。

 

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会場の観客ほぼ9割が男性だったのが頷ける。

 

一方、

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政成監督と、主演俳優の高橋改くんと。

めっちゃ気さくなお二人に挟まれ、めちゃ嬉しげな自分よだれ
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映画の感想、めっちゃ語ってしまった!

 

 

生きものの中で一番好きな、高校生の、青春恋愛SF映画。

二回目を見て、気付いたこと。

 

 

映画の一番最初に、あおいちゃん(ヒロイン)が発した「ある言葉」が

ラストシーンでは、水野くんだけにまっすぐに届いていた。

 

 

異世界の管理人役の弓削智久さん、

仮面ライダー龍騎のときよりも、渋さが増していた!

うちがヒロインなら、、、こっちを選ぶかも。(おいっ!雰囲気で決めんな)

 

 

主演のお二人、弓削さん、高校生たちも、CGも、音楽も好きだったなー

全シーンをたった9日で撮影したとは、またすごい。

何回も見たくなる青春映画でした。

 

 

(おしまい)

 

 

 

次見たい映画

・侍タイムスリッパ―(予告の最後で爆笑)

 

 

 

 

まいど~ヘビキラキラ

プランクトンからクジラまで

生きもの自然科学大好き

絵本講師のくがやよいです。

 

 

 

5年生理科の実験で残ったミョウバン水溶液。

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結晶がきれいなので

粒をいくつか取り出して育てている

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寒い時期にしかできない実験。(温いと溶ける)

朝、理科準備室に行くと

どれだけ大きくなっているかが楽しみニコニコ

 

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ミョウバン水の中で

どんな形の結晶ができるかなーニコニコ雪の結晶

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大寒波❄️が来て、

庭のバケツの水も

小学校のカメ池も

バキバキに凍っていた日の夕方。

 

 

月に一度のお楽しみ

カモの龍馬がいる保育所に

読み聞かせに行きました。

 

 

寒かったけど、ここの子たちはいつも裸足で

鼻水垂らしながらも元気元気!

園庭の木小屋に 3,4,5歳児が25人、集まってきた。

 

 

この日は、相方さんが『ゆき』と『はなをくんくん』を読んで、

氷が張っていたので、うちはこの2冊と、

『バケツのこおり』

木坂涼/文 武田康男/写真・構成

ちさなかがくのとも

福音館書店

 

 

いろーんな形のバケツのこおりが現れるたびに、

 

「うさぎ!」「ヨットや!」

「リュウグウノツカイ!」

「虹みたい!」

 

子どもの発想はおもろいなぁー笑い

指差しながら、ぐいぐい前に来る。

 

 

こちらも、凍った湖の上で

アイヌの父と子の会話が交わされる。

アイヌの早口言葉が元になった絵本。

 

『おおかみのこがはしってきて』

寮美千子/文  小林敏也/画

ロクリン社

 

最後のオチが、クスッと笑えるニコニコ

 

 

そしてそして。

満を持しての登場。バナナバナナバナナバナナバナナバナナ

 

 

『バナナのはなし』

井沢尚子/文 及川賢治/絵

福音館書店

 

これ

 

 

ここの子たちは、生きものが大好き!

同じように、自然の神秘も大好き!

 

いつも好奇心全開で

「いろんなことを知りたい!」

と思っている。(と思う)

 

なので、自然科学絵本の吸引力たるやすごいのだ。

そ、そんなに??って思うぐらい

 

ほぼ全員が

前のめりになって

絵本に見入っている。

 

 

うちは、文中の言葉は、年齢によって

「は(葉)」を「葉っぱ」と言い換えて読んだりする。

 

「◯◯ってなに?」と質問が来たら、その都度、さらっと答える。

 

これはここの子たちと自分が編み出した

絵本を一番自然体で楽しめる

読み聞かせのスタイル。

 

 

 バナナバナナバナナ

 

 

シーズン中は毎回、何か生きもの(カエルやアオムシやザリガニやオタマジャクシ)を連れて行ったり

オフシーズンには、ヘビの抜け殻やカブトムシの幼虫、和棉の実、いろんな大きさの松ぼっくりを持って行ったりして

その都度大騒ぎになるのだけど

この日持って行ったのは、

 

 

 

 

バナナ。バナナ

 

 

 

 

ひらがなは、まだ読めなくて全然かまわないけど、絵本の中の「おしまい」のバナナと同じバナナ。

 

(つまようじで引っ搔いて文字を書いておくとそこだけが黒くなるのです)

 

 

一番最後に出して見せたら、それだけで

木小屋の中は大騒ぎ気づきでした。 爆笑オモロイ

 

今度、高校でも読もうっと。

 

 

(おしまい)

 

 

 

 

 

※前回は、ヘビの抜け殻で大騒ぎ!でした

 

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神戸六甲道の本屋・わわわさんの「大人の絵本読み合い会」や、

 

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大阪十三・みんなの図書館さいくる

「ドキドキする本 持ち寄り会」でも読みました。

大人も楽しめる,&やはりデザインが秀逸キラキラ