西武球場前駅 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

前ページで札幌市電の「顔」をご紹介したので、似た話題をもうひとつ。

こちらは埼玉県の西武球場前駅。

改札脇に鎮座するのは、かつての花形電車「特急レッドアロー」の前頭部カットモデル。

イベントに合わせて6月に設置されたが10月中旬時点でも撤去されておらず、下位に沈んだ西武ライオンズの今シーズンを見送るように佇んでいる。
電車の話とは関係ないが、今年は久しぶりに西武ライオンズファンクラブの会員に復帰した。

小学生の頃に、青いメガホン携えてよく訪れた西武球場とここ数年ご無沙汰だった反省もあって入会したのだが、結局今シーズンは観戦の機会を持つことができなかった。

そんな小学生の頃に走り始めたのが、西武球場前~多摩湖間を結ぶ西武山口線「レオライナー」で、今も1985年の案内軌条方式開業当時から活躍している8500系が輸送にあたっている。
見た目は、東京湾岸を走る「ゆりかもめ」などに似ているが、レオライナーでは運転士さんが地上に置かれた灯火式信号を確認して単線を進み、ピーク時には途中の信号場で列車交換を行うというローカル線さながらの運行方式が採られている。

西武山口線は1984年まではナローゲージの客車を蓄電池式機関車で引っ張る「おとぎ電車」として運転されており、小学4年生の遠足で今はなきユネスコ村を訪れた際に乗った記憶がある。

小学校高学年になりライオンズファンの友達と野球観戦に行くようになってからは、国分寺で「赤電」の351系に乗り、多摩湖(当時の駅名は西武遊園地)でレオライナーに乗り継いで、当時芝生だった外野自由席で声を張り上げて応援した。

いつも一緒に応援に行ったG君は電車には全く興味を示さなかったが、中学校では彼も私も野球部に入り、ともに外野を守った。

同じユニフォームに袖を通してからすでに35年が経過したが、時折彼と「バッチこ~い」と外野から声をとばす夢をみる。