こんにちは。
先週、講演会に行きました。 タイトルは
「すべての人に『性』の学びを
~ジェンダー平等の視点から性教育を考える~」。
保育や、手話通訳もついていました。すごい!
講師は
水野哲夫さんと、
(一般社団法人”人間と性”教育研究協議会代表幹事
「季刊セクシュアリティ」副編集長
大学・高校非常勤講師)
遠見才希子(えんみさきこ)さん。
(産婦人科医 湘南鎌倉総合病院
筑波大学大学院 社会精神保健学分野)
お二人とも、優しく誠実に語ってくださり、とてもよかったです!
ぜひ、多くの人に聞いてほしいと思いました。
講演の一部を紹介します。
「あなたは大切な存在と、子どもに伝える」
「性教育は人間関係を学ぶことから始める」
「子どものスマホにフィルターをかけないのは、ネグレクトかもしれない」
「性のことをしかっていると、いざというときに大人に相談できない」
「性について教えないのは、自分の体を守る知識を教えないことになる。子どもたちを危険にさらす」
「10代の子と親がうまく話せなくなっていることがある。
でも、話しかけよう。『今日、どうだった?』と聞いたり。
答が無くてもいい。気にかけてることが伝わるだけでもいい」
「なにかあったら話してね、受けとめるから。と言っておこう」
「子どもは健気で、親に心配をかけたくない、迷惑をかけたくないと思って言わないことがある」
「性を大事なものだと思っていることを子どもに伝えよう」
「秋田県の医師会は積極的に10代の子たちに性教育をした。それは10代の中絶率が日本の平均を超えていたから。性教育をしたら、どんどん中絶が減った」
「10代から50代の人が中絶している」
「日本は1日に450件、中絶が行われている。その内95件が10代」
「女の子は母親から生理について教わった子が多い。
しかし、男の子は父親から射精について教わった子が非常に少ない。
800人の男子生徒に聞いたら、父親から教わった子は1人だけだった」
「大人も性について知らない」
「PTAで、まずは大人向けの性教育講座をやるのはどうか」
「ピルは最初、日本で作られた。しかし、承認されたのは日本が一番おそいくらいだった」
「男性が使うパイアグラの承認は6か月で異常に早かった。
しかし、女性が使うピルや緊急避妊薬は何年も承認にかかる」
「日本は避妊実行率が低い。避妊する方法はいろいろあるが使われていない。不確実なコンドームが主流で遅れている」
「コンドームの避妊率は40、7%、膣外射精は11、8%」
「低用量ピル、子宮内リングが避妊率が高い」
「低用量ピルは月経痛の治療薬としても処方される」
「避妊できなかったとき、72時間以内に服用すると非常に高い避妊効果がある緊急避妊薬がある」
「避妊できなかったとき、120時間以内に産婦人科で子宮リングを入れて着床しないようにする方法がある」
「WHOでは、薬による中絶か手動吸引法による中絶を推奨している。
しかし、日本では危険なソウハ法が長く行われている」
「手動吸引法は1980年代から海外では主流。
日本は2015年にようやく認可された」
「コンドームは性感染症を防ぐ方法である。しかし、完全には防げない」
「キスでうつる性感染症もある」
「LGBTQの人は13人に1人くらいいると言われている」
「LGBTQはバラエティが多く、自分はこう、と急いで決めなくていい」
「法律では13歳から、性交同意ができるとされている。
しかし、指導要領で中学生には性交について教えないことにされている」
「プライベートゾーン(水着でかくれる部分と、口)について小さいころから教える」
「プライベートゾーンは見せたりさわらせたりしない、、見せられたりさわらせられたりしないように教える」
「『いや』と言っていいことを子どもに教えることが大切」
「性体験はあせらなくていい、と言ってあげることが大切」
「『JKビジネス、やっちゃダメ』というポスターがあったが、
子どもたちに責任を押し付けていて、おかしい。
『10代の子を買っちゃダメ』という大人向けのポスターを作ってほしい」
「性的同意について教える。
真の同意とは対等な関係性のもと、相手を尊重したうえで、自分で選んで決められること」
「本人が『いいよ』と言っても、性について学んでいない場合は、わからないまま言っているので、それは同意とは言えない」
「本人が『いいよ』と言っても、上下関係があって『いや』と言いにくい場合は、同意しているとは言えない」
大事な話ばかり…。
他にも、たくさんのお話がありました。
「男の子の『心』が元気に育つ!」講座で、
乳幼児からの性教育について、私もお伝えしています。
「心の育児」シリーズの講座
(赤ちゃん連れOK! 講師:すずきともこ)
「安全で安心」な育児をお伝えします。
子どもの「自己肯定感」、「生きる力」が育つ。
東京都と神奈川県で、毎月開催しています。
・5月31日(金)14:00~15:30 モーハウス青山店
・6月11日(火)13:00~14:30 豊倉助産院
「1歳からの『自立期』の育児のこつ」 (イヤイヤ期の対応)
テーマ
「卒乳、どうやるの?」
「母乳が外出を楽にする」
「ワーママが助かる!おっぱいの力」
日時:2019年5月31日(金)
10:30~12:00
会場:モーハウス青山店 (東京都渋谷区)
講師:光畑由佳(モーハウス代表・3児の親)
すずきともこ(母乳110番相談員・4児の親)
母乳110番相談員
参加費:1,500円(資料・クーポン券つき)
定員6名 赤ちゃん連れOK
お申込み:TEL&FAX 03-3400-8088
(TELは10時~19時)
母乳110番なんでも電話相談
TEL 080~5413~8033
・2019年6月14日(金)10:00~12:00
第2・第4金曜に電話相談をしています。(祭日はお休み)
相談は無料です(通話料のみ)。どうぞお気軽にお電話くださいね。
(すずきともこ/著 堀内勁/監修 自然食通信社/編)
・モ―ハウス青山店 ・NPO Umiのいえ ・豊倉助産院・書店(注文)で販売中
(すずきともこ/著 光畑由佳/文 NPO子連れスタイル推進協会/発行)
・モ―ハウス青山店・NPO Umiのいえで販売中
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