皆さんの地域ではどのように防災の取り組みがなされていますか?

2月25日、自治会主催の防災勉強会に参加してきました。所属自治会では自助と共助を高めるため自治会で防災士の資格を持つ人を増やしていく取り組みや、防災訓練や勉強会を定期的に開催しています。

防災士の村山央(むらやまひろし)講師を迎えて、防災訓練&勉強会が開催されました。

現実にその時どうすべきかを考えることのできる実用的で身近に感じられる防災勉強会でした。大切な内容だと思いますので、箇条書きでですがシェアします。
 

 

 

自治会防災勉強会より

 

元日に能登半島地震、2日の日本航空旅客機の地上衝突事故、何が起こるか分からないと感じさせられた今年のはじまり。能登半島地震による被害者数はまだ増え続けている。地震災害は被害の全貌が分かるまでかなり時間がかかる。災害関連死を含めると死者数は地震発生後から増えていく。

人間が飲まず食わずで生き延びられる限界は72時間と言われている。水があれば人が生きられる時間はかなり長くなる。
→地域の防災倉庫でも、家庭でも水の備蓄は必須。


関連記事:水の備えについて

 

 

何故地震が起きるのか。地球のプレートの仕組みについて。


地球は十数枚のプレートからできており、マントル対流に乗って動く。プレートがぶつかる場所では沈み込んだり押し合い、ひずみがたまってくると限界になってプレートがずれ、地震が起こる。
日本列島は、フィリピン海プレート、太平洋プレート、ユーラシアプレート、北米プレートの4つのプレートがぶつかる場所に位置している。東北地方太平洋沖地震(東日本大地震)や、南海トラフ地震は、プレート境界の地震である。

 

関連記事:プレートについて触れています

 

 

南海トラフの発生確率は30年以内に70~80%。

 

天気予報で雨降りがこの確率ならば、あなたはどうしますか?傘を持ってでかけませんか?「備えるというのは、そういうことなのだ」とそういう感覚で捉えてください。

南海トラフ地震では、広範囲で震度6以上が想定されている。震度6以上がどのような体験か分かりますか?体験したことはありますか?「1000年後に残したい報道映像2011」の動画を視聴。
 

関連記事:リンク内動画前半は講習会でも視聴したものです


関連記事:南海トラフの各地域の想定最大震度について

 

 

 

緊急地震速報が鳴ったらどうしていますか?

 

人間やっていないことはできない。普段やっていない人は、速報が鳴ってもすぐに反応できない。
シェイクアウトしていますか?すぐにダンゴムシの格好(慌てずしゃがみこんで体を丸くする)していますか?

緊急地震速報は距離が近い程、揺れるまでの時間が短くなる。直下型地震だと速報と同時に揺れることになるが、南海トラフなど震源から離れている場合は、緊急地震速報から実際の揺れまで距離によって数秒~数十秒かかる。この間に身を守る行動を!

緊急地震速報が鳴ったらすぐにシェイクアウトを!しゃがんで頭を守り、様子を見て落ちてくる物、倒れる物、壊れる物から離れる。

関連記事:

 

しかし家が崩れたらどうしようもないので、自宅の耐震を見直してください。
昭和57年以前(厳密には昭和56年6月1日以前か以降かで基準が異なる)に建てられた建物の場合倒壊の可能性が高い。

 

関連記事:耐震基準についても冒頭に少し触れています

 

 

「防災」は「いのちを守る」が一番。「自助で生き残る」ためのまとめ。


(『地震!その時あなたはどうする』レジュメ画像より、同じ形で再現しました)

 

 

その他、この地域(奈良県)に関する活断層や地盤についての話。

講義のあとは質疑応答の時間があり、どのように備えていったらよいかなどの話がありました。自治体は、水、食料、トイレの備えについて、安否確認をどのようにするかなど、個人の備えとしてはローリングストックについてのお話がありました。

関連記事:ローリングストックに関してこちらで触れています。



とてもためになる実用的な勉強会でした。地域で取り組んでいくということがますます活性化していくことを願います。
 

<自治会防災訓練&勉強会2月25日・防災士 村山央(むらやまひろし)講師を迎えて>

 

 

 

 まずは自宅の備えを電球

 

 

家具転倒防止対策は、転倒を防ぐためだけにあるのではありません。家屋の状態によっては理想的な防止対策をすることは難しいかもしれませんが、転倒するまでの時間稼ぎができたりと無駄にはなりません。何かできることをすることで被災の状態は決して同じではないと思います。できることをしていきましょう。

 

 

 

 


その他、備えとして必須の「水」や「簡易トイレ」についてもこちらに載せています。

 



ダイヤオレンジ「令和6年能登半島地震」寄付先について検討されている方に参考になればと思います。

 

 

ダイヤオレンジ災害時に使える支援制度の情報を集めた「被災者支援チェックリスト」、被災された方が相談の際に適正なアドバイスを継続して受けられるようにするために作成された「被災者生活再建ノート」についての記事です。

 

 

 

 

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