非常用備蓄を皆さんどのようにしておられますか?
災害時、非常時の備えとして、3段階の備えがあります。「外出時の備え」として「0次の備え」、「自宅での備え」として「1次の備え」「2次の備え」です。
「1次の備え」は、自宅から一度離れて安全な場所に避難する際に持ち出すもの「非常持ち出し袋」や「防災リュック」と呼ばれるものがそうです。「2次の備え」はライフラインが途絶えても自宅で数日過ごすことができるための備えです。
食料など救援物資が本格的に支給されるまでに、災害発生から3日はかかるとされています。ライフラインの復旧の中で最も早いのは電気の回復で、一週間での回復を見込んでいるため、3日~7日を備蓄の基準としています。しかし、今後どのような災害が起きるかは分かりません。懸念されているような大きな災害も含め、あらゆる状況に対応できるように「備え」をしておくことは自分自身、そして家族を守ることや日常の安心にも繋がります。
2次の備え
安心ストック非常用備蓄品
「2次の備え」においては、日常で自宅にあるものもあるでしょうし、非常用として特化したものを用意することもあると思います。
たとえば、水、食料などは、5年~7年保存といった長期保存可能の商品や、水を注ぐだけで食べれるアルファ化米など非常時に特化したものをいくらか持っておくことは備えとしては安心です。簡易トイレなども、ほとんどのケースにおいて非常時に特化したものになるかと思います。
長期保存できるものをいくらかベースに持っておいた上で、日常の買い物で少し多めに購入しておくことでいざという時の備蓄になるというローリングストックが、暮らしの中でスムーズに行いやすい備えではないかと思います。
「備え」というのは、どのような状況においても安心やゆとりを確保して、起きている事態に出来るだけスムーズに対応できるように、そしてその対応の幅を広げるためのものですが、備える段階で「気持ちや時間のゆとり」「金銭的なゆとり」が要るものだと思います。
食料や水などは必需品ですが、一つ一つの単価が高いというものではありません。少し考えをシフトさせて、「ここでこれを買うなら(今食べるスナックなど?何かしらの嗜好品など)…」、「1つ何か保存食を買ってみよう」「電池のストックを増やしておこう」など、少しずつ「備え」を充実させていくことで楽に備えていくことができるかもしれません。
備蓄品というのは、どちらにしてもその大半はいつか必ず使えるものなので生活の一部としてまわしていけるとそれほど大変なことではありません。
こちら、備蓄品をどこに収納するのかについての記事です。収納場所も考えますよね。参考にどうぞ。
「0次・1次・2次の備えとは?」「0次の備え」について
「非常持ち出し袋(1次の備え)」について
参考記事:
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