備蓄をどこに置くのか、収納はどうするのか、なかなか考えさせられますよね。ライン登録してくださっている方から質問を頂き、その時簡単にお答えしました。

何が難しいかと言うと、それぞれの家の間取り、暮らし方、お住まいの地域も含めた立地条件、色々と絡んでそれぞれごとに異なってくるということ。なので、各家に応じて考える必要があります。こうやって考えることが既に防災であり、「備える」意識が育ちます。考えていたことで、いざという時に判断することを助けてくれます。

まず、家の中でどこか安全なのだろう?というのは、その土台として考える必要のあることですよね。
 

 

ひとまずここを考えてから、地震の場合、洪水などの水害の場合など、災害によってそれぞれ考えてみます。

地震でも、お住まいの地域によって津波の危険性があるのかどうか、土砂崩れはどうか、洪水の場合も同じく、家が建っているところがどういう地域でどういう危険性があるのかを確認してください。ハザードマップでの確認はもちろんのこと、津波は特にですが、土砂崩れもハザードマップの想定を超えてくることがあるので、一応の基準として参考に見てください。
 

 

緊急用と自宅待機用に分けて考える

 

備蓄品に関しては、3パターンで考えてください。


<緊急用>
①寝室におく必要最低限のもの
②緊急用の非常持ち出し袋


<自宅待機用>
③自宅待機用の備蓄品(非常食+ローリングストック)

 

 

……………………
①「寝室におく必要最低限のもの」に関しては、寝室脱出用なので枕元に置きます。(3つの中で一番かさばらないので、日中自宅にいる際は、可能であれば自分の傍に置いておくとよいでしょう)

 

 


②「緊急用の非常持ち出し袋」は、避難経路でできるだけ安全性の高い場所に置く必要があります。玄関付近は推奨されている場所のひとつです。

③「自宅待機用の備蓄品(非常食+ローリングストック)」に関してこれからお話していきます。

 

 

自宅待機用の備蓄品はどこに置く?

 

最も重要なことは、「いざという時に取り出せるかどうか?」です。
 

水や非常食(それぞれ3日分、できれば1週間分を)


*一階二階など階を変えてより安全そうなところに分散収納
(ひとつの個所が災害によりダメになってしまっても、他のところの分が確保できる確率が上がるから)

*物入れの奥など、建物が歪んだとき、扉が開けられない可能性のあるところは避ける

 

玄関など出入り口になるところは、取り出しやすい可能性が高いので、備蓄の保管場所として推奨されることが多い
(玄関はその構造上他の場所より丈夫に作られているということも、ポイント。ただし、避難口を塞ぐような起き方は絶対にしないこと

*取り出しやすく安全なところである必要があるので、上に積み上げず足元に近いところで収納する

 メモ必要な水の量は?:水を備える

 

サムネイル

たとえば・・・

うちはアパートなので、避難経路が基本的に玄関です。避難経路上で避難の邪魔にならないところ、分散収納としては、なんの下敷きにもならないようなところを選び、トップ写真の頑丈収納ボックス(蓋をした状態で蓋の上に均等荷重で100キロまで耐性)に入れて備蓄保管しています。

 

ひらめき電球アパートやマンションは、基本的には自宅内の避難経路は玄関になることが多いかと思うので、選択肢の1つとしては玄関付近が良いかもしれません。


ひらめき電球2階建て以上である程度の広さがある家は、避難経路はどこになるのか、災害の種類に応じても考えて、そこを基準に比較的安全な場所で分散収納を考えてみてください。

 


ローリングストック

ローリングストックとは、日常で使うものを使いながら多めにストックしておき、賞味期限が近いものから消費し、使った分を買い足していくことで、常に一定量の非常食を備蓄する方法です。ですので、平時に収納しているところに収納していることが使いやすいでしょう。もし現時点でローリングストックのみが備蓄品であるという状況でしたら、それがいざという時に十分な量であるのか、取り出せるところに収納されているのか考えてみてください。


非常用トイレ
トイレ付近にいくつか保管し、それ以外の場所にも分散収納


それ以外の収納場所として
車中(ただし高温になる可能性があるのでそれが問題にならないもので)
トランクルーム(荷物を保管できるレンタルスペース)




参考記事:
防災グッズや備蓄品のベストな収納方法は?収納ケースの選び方とおすすめアイテム5選/『howsie magazine(ハウジーマガジン)』
上差し収納ケースの紹介などもしてくださっていて、購入を検討されている方にとても参考になると思います。

災害時に困らないために! 防災備蓄品は適正量を把握して スッキリ収納きちんと管理/『dinos』
上差し記事一番下には「収納アイデアの実例」のリンクがあります。様々な角度からの収納アドバイスが載っています。

 

整理収納アドバイザーが家庭で実践。災害時に役立つ食料備蓄収納術「ローリングストック」とは?/『~ホームセンターを遊び倒すメディア~となりのカインズさん』

上差し非常食やそれらを分けていれる収納ケースなども紹介されています。

 

無印良品の人気収納ボックスは、“いつも使える”防災グッズ収納になるんだ!マイ定番スタイル/『おうちスタイルROOMIE(ルーミー)』

上差し無印良品の収納ボックスが分かりやすく紹介されています。

 

どこに保管する?備蓄品の保管場所や保管する際の注意点/『株式会社ストレージ王』

上差し収納とトランクルームの活用方法について紹介されています。

狭い家でも大丈夫!防災グッズをスッキリ収納する方法/『くらしのなかに防災ニッポン』

上差し防災と収納について要点をスッキリと分かりやすく書いてくださっています。

【防災士に聞きました】「防災グッズ」の理想的な置き場所は?いま一度、備えの見直しを/『 子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア❁kufura』

上差し備えに必要なものの例一覧も載せてくださっています。


 

 

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