Nat-m.ナット・ムールが、慢性の悲しみのレメディとすると、

Ign.イグナシアは、急性の悲しみのレメディと言われます。

 

突然の悲しみが起きたその時に用いるのはもちろん、悲しい出来事からたとえ何年経っていても、生々しい悲しみが蘇る場合には、Ign.イグナシアを、少し高いポーテンシーで用います。

 

 

それでは、Ign.イグナシアのマテリア・メディカを見てまいりましょう。

 

 

 

 

 

Ign.イグナシア

 

 

 

 

 

 

 

植物。聖イグナシア豆。マチン科。つる性植物。 

 

 

 

 

 

特に関係の深い部位 (レメディは全身に関係するものです)

精神感情・神経系・脳脊髄軸・感覚器・喉・右側  

 

 

 

 

主な精神的特徴  

突然のショック(死別・離婚・失恋・流産・喪失等)・失望悲嘆から発症  

感受性が強く、繊細で、甚だしく過敏。

ロマンティックで知的、洗練された教育や芸術を受けてきた人。

有能で、健康な時は外交的で活発な性格。傷つきやすい。

理想が高く、自分にも他者にも完璧を期待する(理想と現実との落差にショックを受ける)。

強い感情を持ち、深い接触を必要としている。

望み通りにいかないと、大きな失望・幻滅を感じる。

現実を受け入れられない。理想への執着(頑固)。

深い心の痛みを表現する強さがなく、ぐっと押し殺す。

内向的で、コミュニケーションがうまくできないため、喪失感・悲嘆を自分だけで処理しようとする。

心を閉ざし自分の殻にこもる。

部屋に籠り、痙攣的にすすり泣く(悲しいけれど泣けない)。

家族も気づかない。沈黙の悲嘆。感情の停止状態。

自分自身をコントロール・抑圧しようとするが、思わず深いため息・あくび(意志とは無関係に起こる反射的症状)が出る。

精神的痙攣。

慰め・会話で悪化、心にもない言動をする。

満足させたり助けるのが難しい。

感情が喉に詰まり締め付けられる感覚。

拘束・こわばり・うっ積、たえず嚥下しようとする。

ある時点で破たんをきたし爆発、イライラし発作的にヒステリックになる。

情緒不安定で気分が変わりやすい(Puls.プルサティラ)が、自己憐憫は少ない。

興奮しやすく衝動的。失神。

一貫性がなく矛盾し移り変わる症状。

不安定で予測不可能な非論理的なことや突拍子もないことをする。

摂食障害(拒食症・過食症)。

登校拒否

感情が爆発してもたちまちコントロールし、感情を飲み込み目に涙を浮かべるのみ。寡黙で悲しげ。陰鬱で不機嫌。悲観的。

攻撃的な性格ではない。

自分の感情を大げさに誇張して表現する傾向。

男性社会で働く高い能力を持ち、過剰な責任を引き受けて燃え尽きることも。

女性らしさを失い男じみていく(ホルモン系の問題)。

不安感が強い。閉所・鳥・泥棒・癌を怖がる。

旅を欲する(窮屈さからの逃避)。

反権威的。矛盾から生じる怒り。懐疑的。用心深い。議論好き。

勇気がある。同情的。

情愛の深い。良心的。真面目。

罪悪感。自責の念

月経時の性急さ。自殺念慮。  

 

 

主な身体的特徴  

痙攣 状態が不安定で変わりやすい  

精神的・感情的ショックが原因で起きる身体症状。

神経系への影響(痙攣・震え・麻痺・引きつり・硬直)。舞踏病。

迷走神経に影響を与える、迷走神経が弱く、変化しやすい。

副交感神経系、自律神経に影響する。自律神経失調症

免疫をコントロールする自律神経が弱いので、免疫系が影響を受けて、アレルギーや花粉症になることも。

ホルモン系が影響を受けることも。

深呼吸しても肺を満たさないかのよう。肺の状態をコントロールしている迷走神経が影響を受ける。胸が重くて息がしにくい。 

矛盾する症状

  硬いものをかむと歯痛が好転。

  寒いのに体を覆いたくない。

  軽い食べ物で胃がもたれるのに、消化しにくい食べ物は受けつける。

  喉の痛みが固形物で好転。

  寒気がするのに喉が渇いたり、顔が赤くなったりする。

  発熱時に喉が渇かない。

  など・・・

ある状態から正反対の状態へ急に変わる。予測不可能。

突然の痛みが狭い小さな領域に起こる。  

 側頭部に釘を打ち込んだような痛み。頭を下にすると頭痛が好転。脱毛。排便中後頭部の痛み。脈打つような痛み 緊張性頭痛。片頭痛。

 とりめ。眼瞼の痙攣・渇き、目の周辺部の神経痛。目の前がチラチラする。 

 顎関節症 神経性開口障害。顔・瞼・唇の筋肉の痙攣。下顎に脱臼様の痛み。顔色が変わる。片方の頬が紅潮。チック。食事中、顔にだけ発汗。鼻が冷たい。 

喉 喉にしこりの感じ(ヒステリー球)。

口中に酸味。頬の内側や舌をかむ。扁桃炎。甲状腺機能亢進症。 

消化器系 下痢と便秘が交互に。変わりやすい食欲。食事で好転しない空腹感。失神。食欲不振、過食症。多量の唾液。

軟便だが排出困難。排便後、肛門の収縮に痛み。突き上げるような鋭い痛みを伴う直腸痛。直腸脱。 

生殖器系 月経前症候群。月経痛。無月経。 

呼吸器系 咳 持続性の空咳。喘息。歩行中より立っている時に咳。埃から。声門の痙攣。

筋骨格系 首の付け根のこわばり。背部痛。肩こり。関節炎。ふくらはぎの痙攣。書痙。座骨神経痛。筋肉の衰弱。  

睡眠障害 眠りが浅く些細な音で目が覚める。眠気。頻繁なあくび。  

耳鳴り パニック症候群 閉所恐怖症 過呼吸 手に多量の汗 動悸 慢性疲労症候群 突発性多毛症 蕁麻疹  

果物・ワイン・ミルク・肉・温かい食べ物を避ける。

酸っぱい物・生もの・チーズ・パンを好む。 

 

 

 

【好転要因】

身体を使う 早歩き 激しい運動 体勢を変える 強い圧迫 座る 食事中 排尿後 痛む方を下にして寝る 温かい食べ物 暖かさ ストーブ 一人でいる 深呼吸 

 

【悪化要因】

悲しみ 失恋 失望 心配 憤慨 怒り 恐怖 悪い知らせ 予期 慰め 性的虐待 喪失 叱責 屈辱 コーヒー アルコール 煙草 甘いもの 食前 軽い接触 強い匂い 冬 早歩き 周期性 

 

 

     チューリップオレンジ     チューリップ紫     チューリップピンク

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

当たり前のことですが、精神的・感情的要因は、身体面にも多大なる影響を与えます。

それぞれを分けて考えることなど、できません。

 

それは、皆さまが普通に当たり前のこととして、感じていらっしゃることだと思います。

(人間の身体は、現代医学のように、たとえば内科と、精神科心療内科などに専門に分けて考えられるようなものではありません。)

 

人間の健康は、精神的・感情的・身体的側面を、トータルに総合的に把握する必要があります。

 

Ign.イグナシアは、そのことを如実に教えてくれるレメディの一つでもあります。

 

 

 

クラシカルホメオパシー総合診療科のようなものです、という意味がおわかりいただけましたでしょうか?

 

次回のブルーローズのマテリア・メディカも、どうぞお楽しみに♪


 

* 摂食障害(拒食症・過食症)=Ign.イグナシアではありません。

摂食障害に関係するレメディは、他にもいろいろあります。

 

 

 

 

 

 

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クラシカルホメオパシーのレメディは、

自然治癒力を刺激するだけのものですが、

海外では、正式に医療として認可され、

医療現場で広く用いられています。

副作用がなく安全で、

お子さま、妊婦さま、ご高齢の方まで、

皆さまに安心して服用なさっていただけます。

お薬との併用も可能です。

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