青桐美幸(Blue)

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自己紹介はこちらから。

 

 

自分自身と向き合い

幸せな毎日を創るために。

仕事も遊びも恋愛も、
「好き」を表現することから

自分を確立するライフスタイルを

綴っています。

 

 

 

今までの話はこちら。


【純愛マリアージュ①】私が14年片思いした人と結婚するまで~序章~

【純愛マリアージュ②】私が14年片思いした人と結婚するまで~苦難~

【純愛マリアージュ③】私が14年片思いした人と結婚するまで~本心~

【純愛マリアージュ④】私が14年片思いした人と結婚するまで~告白~

【純愛マリアージュ⑤】私が14年片思いした人と結婚するまで~願望~

【純愛マリアージュ⑥】私が14年片思いした人と結婚するまで~事実と妄想~

【純愛マリアージュ⑦】私が14年片思いした人と結婚するまで~自己肯定感~

【純愛マリアージュ⑧】私が14年片思いした人と結婚するまで~自己表現~

【純愛マリアージュ⑨】私が14年片思いした人と結婚するまで~猶予期間~

【純愛マリアージュ⑩】私が14年片思いした人と結婚するまで~関係構築~

 

【純愛マリアージュ⑪】私が14年片思いした人と結婚するまで~現実の変化~ ←今ここ

 

 

 

 

 

 

 

2018年4月。

 


特別な連休でもない土曜日に、
彼が関西に帰ってきました。

 


聞けば、翌日会社の同僚の結婚式が
行われるので出席するとのこと。

 


前日はその準備も兼ねつつ
デートの時間を確保してくれたようで、
今までにない状況や彼の心遣いに
一際喜んで逢瀬に臨みました。

 


とはいえ、当日結婚式に向かうための
用意が全然できていなかったので、
一緒に祝儀袋を買いにいったり、
着ていくスーツを見繕ったりしました。

 


そんな中、休憩がてらカフェに
入ってお茶をしていた時のこと。

 


結婚式場の場所や時間などを聞いてたら、
不意に彼が呟きました。

 

 

 

 

 

「俺の時は絶対からかわれるんだろうなぁ」

 

 

 

 

 

俺の時って、何?

 


一瞬で広がった動揺を抑えて
「どういう意味?」と促すと、
お祭り騒ぎが好きな同僚ばかりだから、
もし結婚式に呼んだら大変なことに
なるかもしれないという返答で。

 


それからも、
「式は家族だけ呼んでやりたいね」
「会場は(実家の)近くがいいね」
「できるだけ簡素に済ませたいね」

と、自然と2人の結婚式の話になっていて。

 


私達、まだ結婚するかどうか
決まってないよね?

 

(いや、もちろんしたいけど!)

 


私、まだプロポーズされてないよね?

 


彼は関西に戻ってくる
予定も立ってないよね?

 


たくさんの疑問符が並びながらも、
初めて出る「結婚式」の話題に
嬉しさが隠せませんでした。

 


私は彼と結婚したいし、
彼も私と結婚する気はあるだろう
とぼんやりとは思っていた。

 


でも今まで一切そのキーワードが
会話に上ることがなかったから、
直接訊ねる勇気がなくて
内心でやきもきするだけだった。

 


それが、明確な言葉は出なかったものの、
当たり前のように2人の結婚が
決定事項になっていて、
いつか訪れる予定として同じことを
思い描いてくれていること
がわかり、
胸の靄が1つ晴れた気分でした。

 


同僚の結婚式という出来事がなければ、
この時点でもまだそういった
話はしなかったと思うので、
偶然でも何でも起こった
現実に感謝しました。

 

 

 

 

 

その日を境に少しずつ「結婚式」や
「結婚したら」という仮定の話が
日常会話になっていきました。

 


特に彼の仕事の状況が不透明な中で、
確実に決められることが
あるわけではなかったけれど、
「これはどうする?」
「あれはどうする?」と
シミュレーションすること
だけでも楽しかったです。

 


そのうち、いつ私の両親に
挨拶に来るかという話題になり。

 


つき合ってから親に紹介したことがなく、
初対面が結婚の挨拶という事実に
彼が怯みながらも時期を選定してて。

 


その時期を決めるなら、
そもそも遠距離という状態で
入籍や挙式をするのかという
根本的な問題に行き着きました。

 


これには割と軽く答えました。

 


「籍を入れるならいつでもいける」と。

 


でもやっぱり慎重に考えなければ
いけないという意見が合致し、
それ以上の発展はありませんでした。

 


だから、
お互いに発破をかける意味もこめて、
ありったけの勇気を使って続けました。

 

 

 

 


「あまり遠くならないうちに
一生付ける指輪を買ってね」

と。

 

 

 

 


そうしたら、思いもよらない
言葉が返ってきました。

 

 

 

 

 

「じゃあ、費用感が知りたいから、
今度会う時に指輪を見にいこう」

 

 

 

 

 

LINEのメッセージを二度見どころか
三度か四度見直しました。

 


それでも「次のデート先=指輪専門店」
という事態が間違いなく刻まれてて。

 


本気で何が起こったのか
わかりませんでした。

 


私がしたことは、
「いずれ指輪を買ってほしい」
と言っただけ。

 


もちろん死ぬほど緊張して、
震える指でメッセージを送信したけど。

 


でも、「わかった」で済んだところを
「見にいこう」と行動に表したのは彼。

 


そして、
意図をしたしてないに関わらず
その行動を促したのは自分。

 


勇気を出して言ってみてよかった、
と心の底から思いました。

 


私が言い出さなければこのタイミングで
実現しなかったのは想像に難くない。

 


自分に素直になって気持ちを伝える
ことの大切さを改めて実感しました。

 

 

 

 

 

こうして、あれよあれよという間に
結婚指輪を見にいくことが決まりました。

 

 

 

 

 

⑫に続きます。↓

 

【純愛マリアージュ⑫】私が14年片思いした人と結婚するまで~人生の加速~

 

 

 

 

 

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小説投稿サイト「カクヨム」にて
夫婦生活のエッセイを書いています。