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彼に愛されている自分を
肯定できるようになりたい。
彼と一緒にいる私は1番可愛い
と思える自分になりたい。
その願いが生まれてから、
少しずつ自分に素直になることを
意識するようになりました。
いきなり直接何かを言えるとか
何かができるわけではないので、
まずは毎日のLINEでのやり取りで、
愛情や感謝の言葉を思った通りに
書いて送ることから始めて。
それすら最初は恥ずかしさが伴って
なかなか送れずにいたりしたけど、
当然ながら彼も誰もその時の
自分の顔を見てないわけだし、
相手の反応が知れないことを
逆手にとってとにかくストレートに
伝えることを心がけました。
そうしたら、
彼の方からもだんだん信愛に満ちた
言葉が送られてくるようになり、
離れていても常に幸せを
感じられるようになりました。
そしてとうとう、
次に彼に会いにいった時に、
直接好きだと告げられました。
彼を好きになって15年、
つき合って1年以上経って、
初めて面と向かって
言われた言葉。
やっと満たされたような気がしました。
私が追いかけるばかりで、
好きな気持ちが大きくなるばかりで、
バランスが取れていないと感じて
不安定に揺れていた精神が、
ようやく定まったような感覚。
友達の延長線でもなくて、
何となくの馴れ合いでもなくて、
異性として、1人の女性として好かれて
愛情を向けられたことが何より嬉しくて。
それ以降、自分の気持ちを表に
出すのが格段に楽になりました。
自分から曝け出さなければ、
相手の心は見えてこないのだと
後になってしみじみ実感しました。
彼との仲が徐々に深まっていき、
2017年の年末年始も彼が帰ってきて
泊まりで旅行を楽しみました。
その少し前に転職が決まったので、
気分は更に上向いていて。
2018年は、
新しい環境による人生の節目と
新しい仕事に対する色々な感情を
抱いてスタートしました。
でも1ヶ月が経ったところで、
突然彼から衝撃的な話を
聞くことになります。
「もしかしたら北海道に
転勤になるかもしれない」と。
⑨に続きます。↓
【純愛マリアージュ⑨】私が14年片思いした人と結婚するまで~猶予期間~
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