気ままに趣味をツラツラ書くブログ

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フォード・クラウン・ヴィクトリアに乗っているポリス好きな者です。
マニアックな記事が多いかと思いますが、共感していただける方がおられましたら是非コメントを残していただけると嬉しいです。
よろしくお願いしますm(_ _)m

近畿地方も梅雨入りという事でブロ主の住む神戸市では朝から雨が降り、湿気も高い気候となっておりました。

ニュースによると2週間遅い梅雨入りなのだとか。

梅雨が過ぎれば季節は夏という事で2024年下半期がスタートです。

2024年が始まって既に半年経つなんて月日が経過するスピードに速さを感じます。

 

さて、そんな梅雨模様の中、ブロ主にとって”第二の足”となるスズキ・アドレスの整備を行って来ましたので、メモがてら記事を書いておきます。

※オイル交換直前の走行距離

 

ここまでが前置き。

 

今回行った整備は以下の2つとなります。

・エンジンオイル交換

・ヘッドランプバルブ交換

 

では、まずエンジンオイルの交換から参りましょう。

 

まずはオイルゲージを確認して現在のオイル量がどんな感じかを一応見ておきます。

※オイルゲージに付着したオイル。

ゲージのギザギザ部分の半分以下にまでオイル量が減っているのが分かる。

 

※オイルの汚れ具合

 

実をいうとVicは稼働率が高い為頻繁にオイル交換を行っているのですが、比較的稼働率の低いアドレスはオイル交換をさぼっていました。

オイルゲージから拭き取ったオイルを見て”思ったより汚れていないように見える”のはいつもの事です。

 

次にオイルを抜いていきます。

車体下部にUFOみたいなナットが付いていますので緩めてオイルを抜いていきます。

※使用するのは17mmのソケット。

 

ここでハプニング。

ナットを緩めている時に何やら手ごたえが

ひとまずナットを外してみるとパッキン部分が破断してしまっていました・・・。

 

本来はキノコというかUFOというか・・・特徴的な形をしているのですが↓

ナット本体と”傘”の部分が破断してしまいました。

経年劣化なのか、力を入れすぎたのか・・・原因は分かりませんがまさかのハプニングに見舞われます。

一応ナットは無事なので栓は出来ますけど、交換部品を早急に探さなければならなくなってしまいました。

 

ナットを外すと真っ黒なオイルが飛び出してきます。

オイルを抜いたら新しいオイルを入れて作業終了。

※新品のオイル

 

ちなみに、以前当ブログで取り上げた時は注入したエンジンオイルの量を書いていませんでした。

取扱説明書によると、交換時の注入量は0.65Lで、循環しているオイルを含んだ総量が0.8Lだそうです。

手順こそ同じですが車体が小型なので作業はスムーズに進みます。

ちなみにエンジンオイルの栓となるナットは一旦破断してしまったナットを取り付けています。

代替品が用意出来次第付け替える予定です。

 

そんな感じでオイル交換は早々に終了

実はオイル交換はついででして、本命の整備はヘッドライトの電球交換だったりします。

※ロービーム状態のヘッドライト

 

下に付いている小さい電球は点灯しているのですが、真ん中のメインとなる電球が消灯してしまっているのが分かります。

本来であればロービーム状態でもメインの電球は光るはずです。

それがこうして消灯しているという事はフィラメントが切れている可能性が非常に高いのでは?っという仮説から交換する事に決めました。

 

アドレスのヘッドライトへアクセスするにはヘッドライトレンズ周辺のカバーをすべて外さなければなりません。

まずはサイドミラーから外していきます。

 

次に内側に付いているネジをすべて外していきます。

 

微妙にサイズの違うネジも混じっていますので、戻すとき分かるように外しておきましょう。

ここのカバーはネジを外せば後はクリップで固定されているだけですので、マイナスドライバーなどを差し込んで少しずつ外していきます。

クリップ式の部品あるあるかもしれませんが無理に力を入れると”折れます”ので、ご注意ください。

 

カバーを外すとこんな感じ。

 

次に銀色のネジが見えるのでそれも外します。

 

なお、ネジですが横向きに付いている↓のネジも外す必要があります。

 

ヘッドライトカバーの部品を外すと分かるのですが、このネジも外す部品の固定に噛んでいます。オレンジの〇

 

断線に注意しながらソケットを外して、プラスチック部分の干渉を避けながら外すことが出来ればようやくヘッドライトにアクセスすることが出来ます。

 

ヘッドライトの摘出ですが、↓のような感じでクリップ式の”押さえ”が付いています。

 

動きとしてはオレンジ色で囲った部分を外すと↓のようにクリップが動きます。

ただ、結構力のあるバネクリップになっている為、押さえながら外さないとオレンジ色の〇部分を外した瞬間部品が飛んでいきます。

 

このようなトラップを乗り越えてようやく電球の摘出です。

 

よく見るとロービーム時に光るはずのフィラメントが切れてしまっているのが分かります。

切れたフィラメントの残骸も下部分に溜まっています。

どうやら仮設通り、”球切れ”による点灯不良だったようです。

 

電球の交換は前から計画をしていたので代えの電球は用意しておりました。

 

しかし、ここでもう一度ハプニング

代えの電球を前もってAmazonで注文していたのですが、単純にブロ主が電球の適応型番をちゃんと見ていなかったせいで使えない電球を用意してしまいました。

上の写真に写っているのは「PH11」という型番の電球になります。

ブロ主のアドレスに対応している電球は「HS1」という型番。

どう頑張っても付けることは出来ません。

 

結局近くのバイク部品を売っているお店へ駆け込んで買う事になりました。

※左:適応規格の電球 右:非適応規格の電球

 

型番が違えばソケット部分も全く異なる作りになっています。

※非適応(PH11)のソケット部分

 

※適応(HS1)のソケット部分

 

事前に用意する際はちゃんと説明書を読みましょうという教訓でした。

※アドレスの場合でなくても恐らく取説に保守パーツの型番などは書かれているはず

 

なお、お気づきの方もいるかもしれませんが今回の代替品はハロゲンではなくLEDとなっています。

理由は単純な好奇心です。

 

部品が揃ったという事で取り付けます。

 

蓋をする前に点灯テストを行い、ちゃんと点くことを確認しておきます。

点灯が確認出来たら先ほどと逆の手順でカバーとネジを取り付けていきます。

 

 

無事、交換完了です。

昼間であるという事もあって明るさの恩恵はまだ分かりませんが、ハロゲンよりかは明るくなっているように思えます。

 

これで夜の道も明るく走行することが出来ます。

気が付けば前回交換した時期から5,000kmを超えていましたので、エンジンオイル交換をしていきます。

※交換時期をメモしたステッカー

 

※直前のODメーター 気が付けば約200kmほどオーバーしていた。

 

前回からアイテムを増やしての交換になりますので、相も変わらずメモがてらの記事となります。

まずは車体を上げていくわけですが、ここでNewアイテム

 

タイヤの下に敷いて使う底上げ用の板です。

いつもジャッキを上げるのに隙間が狭くてやりにくいので、今回買ってみました。

 

タイヤの位置に合わせて配置して、くぼみにタイヤがハマればOKです。

 

使ってみると効果は歴然。

見た目は数十センチほどしか上がっていませんが、無しの場合に比べて格段とジャッキを操作しやすくなりました。

 

ジャッキで車体を上げて、両サイドに”馬”をかませたらジャッキを抜きます。

 

続いてボンネットを開き、インジケーターを確認します。

 

気が付けば一番下の穴を下回っており、オイル漏れが疑われます

 

続いて下へ潜ります。

 

オイルパン周りにオイル漏れは無く、綺麗なものでした。

問題はその周り・・・。

 

 

どうやらホースのジョイント部分が劣化しているようで、オイルが滴っていました。

果たしてホースの交換も出来るのでしょうか。

今後の課題点が出てきました。

 

ひとまずそれはそれとして、オイルを抜いていきます。

※使用するナットは16mm

 

ボルトを外すと勢いよくオイルが出てきます。

 

写真からも見て分かるように、中々濁っています

※地面に滴ったオイル 最初はハチミツ色だというのを踏まえると汚れているのが分かる。

 

オイルを出し切っている間に同じタイミングでいつも変えているフィルターの方も準備します。

 

今回も安定のMotorcraft製です。

フィルターを緩めていくと徐々にオイルが出てきます。

 

最初はこんな感じでチョロチョロと出てきますが、フィルターを外す事でドバっと出てくるため・・・

 

・・・周りが汚れてしまうのはよくある話です。

 

※取り外した旧フォルター

 

 

コチラは取り外して、新しいのと入れ替えて付ければOKです。

 

これでフィルターは交換終了。

 

この作業を行っている間に本体のエンジンオイルが滴る速度も落ち着てきましたのでボルトを締めていきます

ここでNewアイテム

 

オイルパンのボルト。

実はちゃんと締め付ける数値が決められています。

そこで用意したのが「トルクレンチ」と呼ばれる工具。

ホイールの交換などで車屋さんが最後長ーいレンチで「カチカチッ」と増し締めしている光景を見た事があるかと思います。

平たく言えば「その作業が出来るようになる工具」です。

力任せに締めればよいという訳ではなく、ボルトの増し締めは適切な数値で締めてやる必要があります

もっとも、今まで力任せに締めていたんですが・・・。

 

ちなみにFord Crown Victoriaの場合、オイルパンのボルトは15 ft·lbで締めるようになっています。

単位がフィート重量ポンドというアメリカの単位なので、これを日本でよく使われているNm(ニュートンメートル)に直しますと約20Nmとなります。

後はトルクを合わせて手ごたえがあるまで締めればボルトの締め付けは完了。

 

続いて入れるオイルです。

今回は「なんかまとめて買った方がお得な気がする」っという事で、ペール缶を買ってみました。

 

ブロ主はいったいどこを目指しているのか・・・っという疑問もありますが、デカさと重さに驚いたのがペール缶の第一印象。

粘度は「5W-20」で、Vicの取説にも書かれている推奨されているオイル粘度となります。

 

内容量は20Lという事で、Vicで大体3回分くらいの量になります。(Vicのエンジンオイルは5.7L。)

 

新品のオイルはいつ見ても綺麗です。

※はちみつ色の新品オイル

 

Vicのエンジンオイル容量は5.7Lなので、手持ちの容器を使って用意しておきます。

※Castrolの4L缶に500ml追加して4.5L、1Lジョッキ+手前の計量カップに200ml入れて合計で5.7L。

 

後は順番にエンジンオイルの給油口から注入していけばオイル交換完了となります。

※4.5L注入中

 

※1L注入中

 

※0.2L注入中

 

注入が終わればエンジンを始動してしばらく放置

その後、オイルゲージを見て不足が無いかを確認します。

 

新品のオイルなので色が薄く見えにくいですが、ゲージのギザギザ部分全体にオイルが付着しているのが目を凝らすと分かります。

普通は少し少なかったりするのですが、この感じですとこのままで大丈夫そうです。

 

こんな感じでオイル交換は終了。

※交換直後のODメーター

 

もうすぐ230,000kmを迎えようとしているわけですが、大きなトラブルが起きていないVic・・・。

この数値を超えた途端に不具合がまとめて襲い掛かってくるのでないかと内心ひやひやしながら走行距離が伸びていくのを眺める日々です。

 

それはそれとして、今回作業を行った副産物としてホースの劣化によるオイル漏れが心配なところです。

果たしてホースは交換できるのか・・・長く乗るためにもメンテナンスが絶えることのない愛車Vicなのでした。

メモがてらの記事投稿です。

 

とあるタイミングでハザードを焚いて停車していたんですが、何気なくウィンカーを見ていると、

向かって右側のウィンカーがやけに暗いという異変に気付きます。

電力不足かと思い、エンジンをかけてもう一度見てみると明るさに変わりはなく不具合の謎は深まるばかり。

ひとまず帰宅するだけだったのでとりあえず駐車場まで急いで帰宅します。

 

駐車場にて詳しく調べようと右側のウィンカーを点けてみるとあろうことか光っていない事に気が付きます。

 

主「もしかして帰路の右折ノーウィンカーで曲がっていたのか・・・(ウィンカー表示は点いていました)」

 

しかし、2023年の正月に発生したようなハイフラッシュ現象も起きていません。

 

とはいえ光っていない事は事実なので、球切れと接触不良の両方を視野に入れて整備の準備を整えるためいったん帰宅。

 

ここまでが前置き。
 
電球のスペア部品に関しては丁度前期Vicのリアパーツがありましたので球切れだった場合に対処は出来ます。
※過去に購入したリアレンズに付いてきた電球と配線一式、ちなみに後期型Vicと配線の互換性は無い
 
しかしそれ以外だった場合厄介だなと思いつつ翌朝、再び駐車場へ。
 
どちらにせよリアレンズを外してみないと分かりませんので慣れた手つきでリアレンズを取り外して電球を観察します。
 
ついでに確認した抵抗器の配線はちゃんと繋がっていました。
 
電球を観察してみてもフィラメントは切れておらず、綺麗なものでした。
とりあえず電球を一回取り外してもう一度ソケットに取り付けて右ウィンカーを点けてみることに。
 
 
普通に点灯しました。
 
原因はどうやら電球とソケットの接触不良だったようです。
一瞬で直りましたが、原因が分からない不具合というのは中々不安になるものです。
ひとまず直ぐに直って安心しました。

年末から続くVic整備もそろそろ終盤という事で、今回の記事で最後まで紹介していきます。

 

一連の記事はコチラから↓

 

 

 

 

 

 

さて、そんなわけで続きから書いていきます。

 

前回の記事ではタフ・ブックを固定するマウントの注文待ち・・・っという事で終了しました。

作業中断から3日後。

ブロ主の自宅へ少し重量感のある国際便が届きます。

 

中に入っていたのはe-Bayで見つけて即決しておいたタフ・ブックのマウントです。

 

 

前回の整備でNYPDはPC端末を結構低い位置で取り付ける傾向があることが判明していましたので、実際の高さ等から一番近い高さの物を購入しました。

 

※前回の作業工程途中に判明する高さの寸法

 

ちなみに中古品だと思って買ったわけですが、使用感はまるで無く付属品も全て揃っている新品だったことに驚いたのは別の話です。

 

※同封されていた取説(上)と付属品のネジ(下)

 

高さのある”ハイマウント”というのはe-Bayでもよく見かけますが、今回購入した取り付け位置が低い”ローマウント”というのは中々需要も低く、ある種レアアイテムでもあります。

今回用意したのはロゴから見て取れるように”LEDCO”製の物になります。

 

そして物が届いたことを友人にも共有し、再び日程を合わせて実車に組み込んでいくわけですが・・・ここでハプニング

 

チャ「あれ・・・下のマウントレールとネジ穴合わないんですけど・・・」

友「ホンマですね・・・」

 

恐らく下のマウントレールと今回用意したローマウントメーカーが違う為、寸法違いが発生してしまいました。

これに関しては3Mのテープで対応。

 

位置を確認しながら取り付けていきます。

 

タフブックを載せて固定するとこのような形になります。

 

下から覗くとこのような形です。

 

タフブックを使用していないときは車載のドリンクホルダーが使用できます。

 

こんな感じでマウントは取付完了

 

次はスイッチ周りのちょっとした加工も行います。

 

あれだけ配線がひしめき合っていたコンソールボックスの中もこんなにもすっきりしました↓

 

更に今後のメンテナンスも考えて配線ボックスにテプラを貼ったりして”何が””何の”配線なのかが一目で分かるようになっています。

ここまで出来る友人が優秀過ぎて凄いです・・・。

 

スイッチのプラ板もシールではなく、スペア部品を購入してはめ込んでみます。

 

コンソールの隙間にはシガーソケットとUSB電源のついたプレートを差し込んでより実用性を向上させます。

 

半端な隙間はプラスチックの板を当てがいます。

夏場どうなるかが分かりませんけど、とりあえずビニールテープで止めておきます。

 

このような感じでコンソールボックス周りは終了

 

最後の整備箇所へ移動します。

 

最後の整備箇所はエンジンルームとなります。

ここで何の整備を行うかと言いますと、グリルの中に埋め込んでいるパトランプの配線を繋ぎ替えます。

っというのも、WigWagの装置につながっているハイビーム線にグリルライトの線を割り込ませている為、ハイビームを点灯させるともれなくグリルライトも点灯してしまうという配線になっていました。

 

※ハイビーム線(青色)から分岐して繋がっているグリルライト線(赤色)

 

分かりやすく言うとこんな感じです。

 

普通に考えてグリルランプとハイビームが連動している訳が無いという訳で点滅するリレーを噛ませて独立した機構にします。

 

映像資料を見ていてもWigWagとグリルライトの点滅周期は微妙にズレており独立したリレーで制御されていることが伺えます。

 

分かりにくい上にIMPALAなんですが、微妙にズレていっているのが分かります↓

 

繋げる部品はコチラ↓

 

何の変哲もないFederal Signal製のリレーです。

 

印字が若干異なりますが、働きとしてはVectorにも付いているリレーと同じです。

※Vectorの基盤につながっている点滅のリレー(赤丸

 

ここにグリルライト線を繋いで、車内のスイッチと連動させれば独立したリレーの構築が完成します。

 

繋ぎ替えると、WigWagを作動させていなくてもグリルライトを点滅させることが出来るようになりました。

※グリルライト単体で光らせている様子

 

 

っといった感じで年末から続いたVicの整備は無事に終了。

ちなみに、この整備が終わったのが1月後半。

なんとかLeCon5.5には間に合わせることが出来ました。

 

これだけ弄っていればもう完成なのでは?っと思う方も多いかと思いますが・・・実はまだまだ細かい所は足りない装置があったりしますので、そこは追々搭載していけたらと考えています。

中々記事の構成がまとまらず書き出すと大変そうという事を思いつつも、この記事を書かないと次何かしらの記事書こうと思った時にこのカテゴリー関してはまずはここから書き出さなくてはならない事に・・・。

っという訳でお待たせいたしました。

お待たせしましたと言っておきながら、勝手にブロ主がメモがてらレポートみたいな感じで書いているこのシリーズ。

年末から年始にかけて続けていたVicの整備最終章っという事でコンソール周りの整備をまとめていきます。

 

この整備に関する他の記事はコチラから↓

 

 

 

 

 

では続きから話を進めていきます。

 

前回の記事で無事Federal Signal Smart Siren 2000SMが直ってちゃんと通電したという事で、いよいよ一番大変な作業に着手します。

着手する前にBefore状態のコンソールボックス周辺を載せておきます。

比較的綺麗な時の写真がこのような感じ。

ですが、当然NYPDの内装とは全く違い完全オリジナリティー溢れる内装となっています。

 

何回かXの方でも度々この”中”を開けて絡みに絡んだ配線を辿っている様子を見た事がある方もいるのではないでしょうか。

 

そう、この綺麗に見える箱の中はカオス

この配線を何とかしたいというのと、NYPDの内装に近づけるための内装見直し、そして折角電装関係を全部見るのなら引き直そうっという事に。

 

まずはコンソールボックス周辺の装備を全部外すところから始めていきます。

アンプを摘出しつつ、タフブックマウントコンソールボックス自体も外していきます。

 

コンソールボックスは座席のネジで止められていました。

 

なお、この時バッテリーから直接来ている線の「バッ直線」がショートしないよう被覆しつつも注意しながらの作業となります。

 

中身をすべて摘出した様子。

 

このままコンソールボックスを取り外すとこんな感じになっていました↓

 

レールが引かれていて、その上に各種アタッチメントを取り付けれるようになっています

 

ちなみに。

今までコンソールボックスで干渉していたため引き出すことが出来なかった車載のドリンクホルダーシガーソケットが露わになりました。

※ドリンクホルダーとシガーソケット

 

※ドリンクホルダーの下にあったシガーソケット

 

今まで使えなかったものが満を持して使えるようになるという。

新鮮さがあります。

 

一方、コチラは取り外したコンソールボックスタフブックマウント

 

タフブックマウントは再利用できませんが、コンソールボックスは検討した結果加工して再利用することにします。

 

さて、ここで最終的にどんな感じのコンソールボックスにしていくかをイメージしておきます。

様々な資料を漁りつつも最後はこのようなイメージとなります。

※Google画像検索より HWY UnitのVic内装

 

HWYの内装ですので、パトロールユニットには無い装備がチラホラあるのは気にしない方向で。

データー端末もタフパッドに置き換わっていますが、タフブック時代から似たような位置でしたので、これくらいの低い位置で取り付けられているようです。

 
これ以外の画像資料を基に解析を進めていった結果下記の事が判明しました。

・タフブックマウントは中々のローマウント(低いタイプのマウント)

・コントローラーBOXは樹脂パーツに穴を開けて取り付ける

・そもそも思っている以上に配線はシンプルである

・配線はやっぱり後ろに回す

等々

 

そうなれば早速部品の調達も進めていきます

最初に届いた・・・っというか既に特定されて準備されていたタフブック用のマウント

HAVIS製のものになります。

本来この時代に取り付けられているマウントはHAVISの前身となる会社(名前忘れました)によって作られたものが装備されていたそうですが、現物を手に入れるのは至難の業という事でHAVIS製となりました。

 

裏面にはインバーターが内蔵されており、アクセサリー電源へ繋ぐことでタフブックを充電しながら使うことが出来ます

 

タフブックと合わせてみるとこんな感じ↓

今まで取り付けていたマウントは汎用モデルであったという事もあって全部パタリと閉めることが出来なかったんですが、今回のはタフブック用であるためちゃんとピッタリ閉じます。

 

次は実際どの位置に取り付けるかという事で車の方に合わせます。

位置としてはこの辺り・・・なんですが、微妙に高さがあるようで。

 

下から約7cmくらいの高さがあります。

この高さに近いマウントを探して調達する必要があります。

 

操作イメージとしてはこんな感じ↓

見つけた資料とも高さが合いますし、この位置と高さで決定です。

 

位置を決めたところで横に逃がしている配線の収納先を確認しておきます。
この赤枠の部分に収納BOXを設けて、サイレンアンプ本体と前のコンソール部分から伸ばした配線とパトランプの配線を収納します。
 
そしてこの後ろに配線を持ってくるのが一苦労。
Aピーラーから入っていき、天井の板を若干剥がしつつ・・・今回は左後ろのトランクから外に出すため左後ろへ配線を持っていきます。
 
 
配線を後ろに回してサイレンアンプと繋ぎ・・・箱に収納。

 

本来であればFCVPI専用のトランクボックスがあるようなんですが、今回はDIYという事で工具箱を収納BOXとしました。

 

次は前に回した配線を整理してコンソールボックスに収納します。

更に、同時並行してコンソールボックスを再利用する為加工していきます。

 

配線関係は相も変わらずこのような施工にお付き合いいただいている友人にお任せして、ブロ主はひたすら金属の塊を真っ二つにしていきます。

このコンソールボックスに関しては新調するか、使いまわすかでかなり迷いました。

しかし、新調するにしても中々の値段しますし折角持っているのであれば工夫して活かすことは出来ないか・・・。

ただし、前部分の盛り上がっている部分はタフブックマウントが入るため要らなくなります。

逆に半分から後ろ部分はドリンクホルダーやスイッチの収納スペースとして活用できるので必要な部分になります。

っという訳でこの金属の塊をひたすらギコギコと手動で削っていきます。

地味な作業ですが、一番疲れた作業だったかもしれません。

 

ブロ主がギコギコしている間に友人は配線の繋ぎ替えと整理を着実に行っていき・・・。

WigWagとグリル内のパトランプを点滅させる事に成功しました。

 

程なくしてブロ主も鉄の塊を真っ二つに切ることに成功。

※不要になった方のコンソールボックス

 

切り終わって軽く面取りを行ったら早速車内のスペースに合わせます

 

チャ「いいんじゃないですか?」

友「せやね~。」

 

位置が決まれば固定します。

 

そうこうしている間にも日は落ちていき、気が付けば真っ暗。

いつもの如く、これ以降急ピッチで作業を行ったという事もあって作業中の写真を撮り忘れています

 

最終的にはこのような感じになりました。

タフブックは高さの合うマウントが届くまで、とりあえず仮置きとなります。

ここから更に”不細工さ”を払拭していくため細かい所に手を加えていくわけですが、位置関係はここで決定です。

通電も問題なさそうですし、後ろに回した配線もちゃんと電気を運んでくれているようです。

 

そんなわけで、作業は追加部品が到着するまでほんの少し停滞することになります。

コロナ療養中で少し元気が戻ってきつつはあるんですが、まだ頭はぼーっとします体の倦怠感は継続中

ゲームをするには激しい画面に目が付いて行けませんし・・・っという訳でこの機会を逃すとまた半年くらいブログを更新しなくなるんじゃないかと思えてきましたので記事を書いています。

あと、このカテゴリーもネタを温めていたという事もあって色々と紹介していきたいですし。

そんなわけで、書いていきます。

 

今回紹介するのはコチラの作品から↓

原作「Twilight (小説)」(2005出版)

原題「Twilight (映画)」(2008公開)

邦題「トワイライト〜初恋〜 」(2009公開)

 

雨と霧の町「ワシントン州フォークス」という街を舞台に、「アリゾナ州フェニックス」から引っ越してきた少女(ベラ)と非現実的なほどの美貌と身体能力を持ったエドワードを中心に描かれるラブロマンス映画です。

 

アメリカ国内での位置関係はこんな感じです↓

※GoogleMAPより

 

オレンジの四角で囲ったところが主人公ベラが元々住んでいたPhoenix

赤丸で囲っている所が本作品の舞台となるForksです。

西アメリカ縦断するレベルの距離でした。

流石はアメリカ大陸。

移動距離が桁違いです。

 

前回に引き続き相変わらず警察好きのブロ主とはかけ離れている内容の映画ですが、視聴したのにはちゃんとした”ワケ”があります。

それは後程。

 

まずは登場していたシーンをまとめて載せていきます。

※本編冒頭より 舞台となるForksのポリスカー (1999 FCVPI)

 

※本編冒頭より 同車両後ろ

 

※本編冒頭より 同車両 前

 

※本編冒頭より 同車両後ろ

 

※本編冒頭より 同車両トランクオープン

 

※本編中盤くらいより 同車両側面アップ

 

※本編中盤くらいより 同車両パトランプ(Whelen Edge?)

 

※本編中盤くらいより 同車両パトランプ

 

※物語中盤より 事件の一報を受けてやってきた保安官の車両(2008 Ford Expedition EL)

 

※物語中盤より 同車両

 

※物語中盤より 警察署前で駐車しているポリスカー(1999 FCVPI)

 

※物語中盤より 警察署前に駐車されていた救急車(1987 Ford Econoline)

 

登場していたのはこのような感じの緊急車両です。

言わずと知れたFCVPIがメインですが、一部車両が少しマニアックでした。

 

まずはFCVPIから。

※本編より

 

こちらの車両は主人公ベラの父親が乗っているポリスカーになります。(父親が警察官)

車種は言わずと知れた「FordCrownVictoria」で、テールランプの塗り分けから前期型であることが伺えます。

※本編より テールランプの塗り分けがされているのは前期までである。

 

舞台となるForks Police Departmentに所属する車両で、シャンパンブルー?のさっぱりしたカラーにスタイリッシュなロゴなどが特徴的です。

公開が2008年という事で時代的には中期型と後期型が入れ替わりつつありながらも息の長い前期型はまだまだ現役といった時期かと推測します。

パトランプに関しても大都市では既にLEDへ変わる中、地方の保安官や規模の小さい警察ではストロボとハロゲン回転灯が存在していても全然おかしくない時期になります。

 

ちなみに実際のForks Police Departmentに所属する車は?と言いますとこのような感じです↓

※Google画像検索より 新旧Vicが混じる様子

 

※Google画像検索より こちらも前期型のVic

 

ザッと調べてはみたものの、本編と同じようなカラーリングのポリスカーはヒットしませんでしたので、フィクションであることを強調するためのオリジナルカラーなのかもしれません。

パトランプも実際はFederal Signal MX7000が使われていたようです。

 

ちなみになんですが、今作に登場するCVPIのポリスカー

実はブロ主はミニカーを持っています↓

 

撮影が2014年となっていました。

当時トイザらスで唯一のクラウンヴィクトリアだったという事で迷わずに買ったのを覚えています。

なお、当時大学1年生。

 

映画公開からミニカー購入までで約4年、ミニカー購入から映画本編視聴まで更に約10年・・・、かなりの年月を得て、ようやく視聴したって感じでした。

これが、今回この「twilight」を見ようと思ったきっかけです。

 

さて、続いてまいりましょう。

次に登場したのはコチラ↓

※本編より

 

事件発生の一報を受けて駆け付けたと思われる保安官の車両です。

目の前を横切るので所属が見えます。

所属は「CLALLAM COUNTY SHERIFF」という事でForksを含む「CLALLAM群」(クララム群)を管轄する郡保安官です。

クララム群をMAPで見るこんな感じ↓

※GoogleMAPより

 

ブロ主も調べて分かった事ですが、Forksはワシントン州 クララム群に所属しているようです。

 

いやはや勉強になります。

 

さて、話を戻しまして。

本編に登場していたのはコチラの車両↓

※Wikipediaより 本編と同じ型の車

 

コチラは「Ford Expedition EL」という車両で、有名な「Bronco」の後継車両なんだそうです。

Bronco」はこんな感じの車です↓

※Wikipediaより ブロ主的にBroncoと言われて連想する個体

 

本編に登場していたのはフロントの形状などから3代目(2007~2017年)と思われます。

 

ちなみに、実際のカラーリングはこのような感じとなっています↓

※Google画像検索より 前期型(奥)のCVPIと後期型(手前)

 

※Google画像検索より 現在一番よく見かけるであろうExploreのポリスカー

 

見比べてみるとカラーリングは同じなので、本物かもしれません。

 

そして最後はコチラのチラ映りしていた救急車↓

※本編より

 

※Google画像検索より 同型と思われる1987 Ford Econoline

 

車体の形状的にVANタイプの救急車かと思われます。

チラ映りだけですので、どこの所属だとかというのは不明ですがひとまずブロ主的にはかなりタイプです。

 

主観はさておき、今のForksではオレンジ色ではなく青色の救急車が走っているようです。

※Google画像検索より

 

元々赤色だったようですが、何かのきっかけでカラーが一新されたようです。

 

 

っという訳で、以上映画「twilight」に登場していた緊急車両でした。

気が付けば4月。

世間的には新生活を送ろうとする人々で溢れかえる中、ブロ主はと言いますと1年振りのコロナウイルスの発症により絶賛ダウン中です。

実は去年も同じような時期に発症し、その時のシチュエーション、環境、症状等々がほとんど同じことに驚きとちょっとした悲壮感に浸っていました。

とはいえ、コロナ発症2回目という事で症状としては少し軽めな気がするの事実です。

もっとも、しんどい事に変わりはないので安静にしなければならないのですけど。

ただ、こうにでもならないとこうしてブログを書く時間が取れないのも事実。

中々考えものです。

 

そんなわけでコロナ療養中、比較的気分が良くなっているので(恐らく薬のおかげ)前から紹介したかった記事を書いていきます。

カテゴリー的には新しいものになります。

その名も「映画に登場する緊急車両」です。

当ブログへお越しの”マニアック”な方々はカテゴリーの中に「アニメに登場する緊急車両」がある事をご存知の方も多いのではないでしょうか。

一言で言えばそれの映画版です。

ブロ主が独断と偏見で視聴した映画の中で登場していた緊急車両を抜粋していく形になります。

 

ここまでが前置き。

 

少々前置きが長くなってしまいました。

記念すべき1発目に紹介する映画タイトルはコチラ↓

※Google画像検索より

 

原題「 13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi

邦題「 13時間 ベンガジの秘密の兵士」

 

っという戦争映画からです。

 

この映画は2012年に発生した「 2012年アメリカ在外公館襲撃事件」という事件を題材に、四面楚歌状態であるアメリカ在外公館を占拠されないよう、味方が到着するまで持ちこたえる・・・そんな内容の映画となっています。

 

ちなみに、舞台はタイトルにも書かれている「ベンガジ」というリビアという国の街です。

※GoogleMAPより

 

位置関係的にはこんな感じです。

赤丸で囲ったのがこの映画で舞台となっているベンガジ

オレンジで囲っているのがリビアの首都であるトリポリです。

 

9.11発生後色々とイスラム系とアメリカは不安定な状態が続いており、この事件もそんな最中に発生した出来事です。

詳しくは映画本編やWikipedia、ネット検索などから情報を得てみてはいかがでしょう。

 

そのような内容ということもあって、警察もの好きなブロ主がまず進んで視聴することのない映画なわけですが、ひょんなことから視聴する機会があったのでこの中から登場していた緊急車両を抜粋していきましょう。

 

※本編中盤 駐留警戒にあたるMP?(Nissan Navara)

 

※本編中盤 駐留警戒にあたるMP?同車両 パトランプ消灯

 

※本編中盤 駐留警戒にあたるMP?同車両(上から)

 

※本編中盤 駐留警戒にあたるMP?同車両(2台目)

 

※本編中盤 駐留警戒にあたるMP?同車両(ロゴアップ)

 

※本編終盤 施設の前を通り過ぎる現地警察車両(1997s Audi A6)

 

※本編終盤 とある場所に集まる現地警察車両(前:2004s Peugeot 407 Sedan ?)

 

※本編終盤 とある場所に集まる現地警察車両(パトランプON)

 

※本編終盤 とある場所に集まる現地警察車両(オフィサー降車)

 

今回、この映画で登場していたのは現地アメリカ施設の駐留警戒にあたっていたと思われるMP所属っぽい車両

そして、現地警察の車両です。

 

実をいうと、この場面ともうワンシーン現地警察車両が登場するシーンがあったんですがそちらは撮り逃してしまいました。

 

まずはMPっぽい車両の方から。

映画の中で使われていた車両は「NISSAN NAVARA」という車両です↓

 

日本では馴染みのない車名ですが、「日産 ダットサントラック」のオーストラリア向けに輸出されている車が「NAVARA」です。

※Google画像検索より 同型と思われる2005年式

 

※Wikipediaより

 

日本でもこの↑車をたまに見かけると思います。

この車の後継車両です。

 

さて、肝心の劇中と実際に配備されている車両との比較なんですが・・・。

このMPと思わしき車両に関してはブロ主のサーチ能力では見つけることが出来ませんでした。

最初にMPという可能性を考慮してそこから探し出したのですが、どうやら違うようで。

※Google画像検索より Millitary Policeと思われる車両

 

次に目を付けたのは車両に印字されているマーク。

月のマークと星のマークが入っている事から政府関係の車両である・・・ところまでは特定できたのですが、同じ様なカラーをした車両を見つけることは出来ませんでした。

ちなみに、政府系で一番最初にヒットしたのがこの車両↓

※Google画像検索より ”トリポリで警備にあたる治安部隊”という説明で掲載されていたもの。

 

あくまでも”治安部隊”という事で詳細は分かりません。

ロゴも少し惜しい感じではあるんですが、POLICEの文字もありません。

 

さて、続いて現地警察車両についてです。

まず本編で使用されていた車両に関してですが、コチラは2種類の車両が登場していました。

 

1997年製 Audi A6

※本編より

 

※Wikipediaより後部

 

※Wikipediaより 前部

 

暗がりなので細部が見にくいですが、リアランプの塗り分けやバックフォグ?と思われるレンズも確認できます。

 

2004年製 Peugeot 407 Sedan

※本編より

 

※Wikipediaより

 

こちらは上のAudiと共に現れた現地警察のポリスカーです。

豆知識ですが、コチラの車両は2ドアのクーペタイプ、4ドアのセダンタイプが存在します。

今回本編で登場していたのは4ドアだったので、セダンタイプとしています。

 

現地警察の実際はこのような感じです↓

※Google画像検索より トリポリの警察という説明書きと共に掲載されていたもの

 

※Google画像検索より 

 

※Google画像検索より

 

実をいうと、現地警察の方が良くヒットしました。

細かな違いはあれど、赤色と白色のツートンカラーである点と、側面に書かれたアラビア語などから”おおよそ合ってる”感じになります。

本編では欧州車が使われていましたが、検索して見ると上の写真にも写っている通りChevrolet IMPALAやToyota Camryなど中型セダンが多く配備されているような印象を持ちました。

なんやかんやでToyota Camryは色々なLE機関で採用されています。

使いやすいのでしょうか。

 

そして最後にチラ映りしていたユニフォームに関してです。

画像検索を行った結果何種類かの画像が出てきました。

※Google画像検索より

 

※Google画像検索より

 

※Google画像検索より

 

代表的なカラーはこの3種類。

劇中では水色のシャツを着ているのが見て取れますので、3枚目が近いと思われます。

季節、機関(地方、地域、所属)によって変わるのか、色々と調べてはみたものの分かりませんでした。

 

何しろアラビア語は全く分からない言語なので・・・。

 

紹介記事1発目にしてはかなりマニアックな所を攻めたと自負しているのですが、いかがだったでしょうか。

これからも余裕が出来たらこちらのカテゴリーも書いていきたいと考えております。

年末から年始にかけて行っている愛車FordCrownVictoriaの整備ですが、今度は内装とパトランプの調整を行う必要があります。

外装に関する記事はコチラ↓

 

 

 

 

これがなんとも大変な作業でした。

 

まずはどのような作業を行う予定であるかを箇条書きにしておきましょう。

  1. 調子のおかしいFederalSignalSmartSiren2000SMの修理
  2. 配線整理に伴いコンソール部分をToughBook使用時代のNYPDと同じような感じで再構成。
  3. コンソール部分の再構成に伴い不要な配線の切除、その他配線の引き直し

箇条書きにしても、作業内容も中々濃い内容となっております。

各項目普通に1つの記事が書けます。

 

っという訳で、今回は「1.」のサイレンアンプ修理をまとめていきましょう。

 

ここまでが前置き。

 

ブロ主の愛車に搭載されているサイレンアンプはFederalSignal社のSmart Sirenというシリーズになります。

 

SmartSirenは「SS」と表記され、ブロ主のであれば「Federal Signal SS2000」という感じの表記になっています。

さらに末尾は「SM」の文字が追加され、正しい名称は「Federal Signal SS2000SM」となります。

ちなみに「SM」は「Signal Master」の略でアンプがこのSignalMasterという名前の誘導灯に対応している事を示します。

※Federal Signal Signal Master、オレンジ色の光で後続車に指示を出すことが出来る。

 

少し話が脱線しました。

 

そんなFederal Signal SS2000 SMですが、パトランプを回そうとすると電力不足のような異音が鳴り、CODE3状態にするとヒューズも飛んで制御不可能

一体何が原因なのか・・・っと頭をひねることになります。

 

本当に原因が分からないので、究明する為色々試すことに。

色々試していると何やら焦げ臭い匂いと共にサイレンアンプから煙が上がっている事に気が付きます。

ブロ主と友人は煙が上がった事でアンプが逝ったかと思いましたが、よくよく見てみると基板上の一部分が焦げている状態でした。

 

その焦げた箇所がコチラ↓

写真中央の丸印「CR9」と書かれた場所の部品が焼け焦げているのが分かるかと思います。

 

一体何の部品か・・・電子工作もやったことのないブロ主は画像検索や形状などのキーワードから部品を特定することになりました。

そして行きついた答えが「ダイオード」という部品。

 

※Google画像検索より ダイオードの一例

 

ついでにダイオードの働きについて調べてみると「電流の方向を一方通行にする働きをする」部品なんだそうです。

付け焼刃な知識ではあるも、とりあえずこの部品が壊れてしまったため電流の流れがおかしくなっている可能性が浮上しました。

っというか、これが原因でなければ故障個所は迷宮入りとなります・・・。

 

そのような不安を胸にとりあえず中を開けて他にも似たような事になっていないかを観察します。

※1番上の層。CR9の破損したダイオードはこの層にある。

 

※上から2番目の層。この層に破損や焼け焦げた形跡はなかった。

 

ちなみに、黄色い半透明のヒューズ(20A)は本来4本差さっているのですがCODE3にした時ヒューズが飛んだので交換部品待ちで差さっていません。

 

色々な角度から観察してみましたが、他の部位に破損は見受けられませんでした。

 

原因は一つしかないようなので、次に部品を調達します。

幸いなことに過去に衝動買いした同じSSシリーズのサイレンアンプを持っていたので今回はドナーとしてそのアンプから部品を取って使います。

※今回ドナーとして使う”SS200”という型番。覆面ポリスカーによく使われているらしい。

 

※SS200の中。

 

画像を見てもらえば分かる通り、同じ様な位置にダイオードが差さっているのが分かります。

両方のサイレンアンプを見比べるとこんな感じ。

 

こちら↓はドナーとなるSS200のダイオード。

誰が見ても何の破損もなく、普通な状態に見えます。

 

一方焼け焦げたSS2000SMのダイオードがこちら↓

かなりの高温で焼けたようで、はんだの接合部分にまで焦げが行き渡っています。

更に裏面を見てみるとはんだが溶けるほど高温になっていることが分かります。

※基盤の裏側、丸印の箇所がCR9のダイオードが差さっている場所

 

交換する準備が整ったという事で、部品を摘出していきます。

 

まずは壊れている方のダイオードから。

 

同じ要領でドナーの方からも取り外します。

 

並べてみるとこのような感じ↓

 

後はドナーから摘出したダイオードを取り付けるだけです。

新品とは違い中古品であるため足が既に短い状態・・・取り付けにちょっとした器用さが必要だったことは言うまでもないでしょう。

 

無事にダイオードの移植が終わったという事でいざ愛車Vicと繋いでみます。

 

すると・・・。

 

元通り、モードをコントローラーから切り替えることが出来るようになり、サイレンアンプから異音もしなくなりました。

当然、ヒューズが飛ぶことも無くなりましたのでサイレンアンプの修理は大成功

小さな部品ですが、とても重要な部品だった事を知りブロ主は次なる整備へと作業を移行するのでした・・・。

新年あけましておめでとうございます。

2024年も当ブログをよろしくお願いします。

 

っという訳で、早速記事を書いていくとしましょう。

新年一発目の記事はコチラ↓の続きからです。

 

記事を要約しますと、”フロントバンパーに取り付ける「プッシュ・バンパー」なるものを手に入れてバンパーカバーを開けたところ、プラスチック部品に阻まれて取り付けることが出来なかった。”っといった感じになります。

2023年12月10日に行われた整備では知識不足によりこれ以上の施工は出来ませんでした。

 

そして時間は一気に飛んで12月30日。

実は間に一回整備を挟んでいますが、別のところを弄っていたので当記事では省略します。

 

人に聞いたり、自分たちで調べた知識を基にプッシュ・バンパーの取り付けをリベンジします。

まずは干渉しているプラスチック部品をどうするか。

 

コチラのプラスチック部品、本当に切除していいのか悩むところですがステーと干渉する部分は切除して良いみたいです。

っというか切除しないとステーが取り付けることが出来ません。

※YouTubeより、そもそも付いていない個体

 

※YouTubeより、取り付けるにあたって一部を切除している個体

 

 

内心「えぇ・・・そうなの!?」っと思いつつ、しかしアメリカならあり得る・・・っと納得しながら切除していきます。

取り付けるステーが干渉するのは赤丸で囲った辺りです。

 
プラスチック部品は柔らかく、カッターの刃で切除できます。
 
プラスチック部品を切除すると本当のフロントバンパーが露わになります。
この鉄部分にプッシュ・バンパーのステーを取り付けて固定していきます。
 
ちなみに、切断する箇所によっては両サイドのプラスチック部品が垂れ下がってしまうので我々は結束バンドで近い穴と結束しています。
 
土台が取り付けれるようになったという事で位置合わせもかねて仮付けを行います。
仮付けとはいえ、本体が無事について2名とも語彙力を失ったのは言うまでもないでしょう。
 
なお、取り付けに当たってネジがまっすぐ入らない等”アメリカクオリティー”を感じる箇所がありましたがそこは締めていけば自然と真っすぐになっていきました。
「力こそ正義」みたいなところがあります・・・。
 
ともあれ、ちゃんと装着させることが確認できたという事でカバーの方も穴を開けていきます
逆ハの字になっているプッシュ・バンパー本体は本来バンパーの最前部に装着されます。
このままではステーを出すことが出来ないので穴あけの位置合わせをして罫書き線を引きます。
 
赤い枠線を入れたところで穴を開けます。
ちなみにフロントバンパーカバーの素材は柔らかく、カッターナイフでも全然穴をあけることが出来ます。
 
もっとも、最初はそれに気づかずヤスリでゴリゴリ削っていたんですが・・・。
 
ある程度穴が開けばステーの突起部分と位置を合わせて必要があれば拡張していきます。
 
ステーが穴を貫通して、ニョキっとフロントバンパーカバーからステーが出てきました。
 
後は本体を取り付けるだけです。
 
 
位置を合わせて時ネジを取り付ければ・・・。
 
 
取付完了です。
 
色々とバラしているのでスクラップ感が否めませんが、全部元に戻して蓋をした状態がコチラ。
 
そして、こちらが本物の写真↓
※Google画像検索より
 
遠目から見るとそんなに大差ないように見えることに大満足です。
外装に関しての一大改修整備はこれで終了。
 
次は内装とパトランプ関係の不具合を紐解いていく必要があります。

気が付けば年末という事で夏からこの冬にかけて、爆速で月日が過ぎていったとしみじみと感じているブロ主です。

前置きついでになりますけれども・・・本年は更新頻度が低いにもかかわらず当ブログへ足を運んでいただき誠にありがとうございました。

来年(2024年)も更新頻度と内容が相変わらずですが、

皆さんが良いお年を過ごせることをさりげなく祈りつつ、本年最後の更新記事を書いていきたいと思います。

 

さて、12月に入って怒涛の愛車整備を行っているわけですけれども大晦日前日の12/30にも行いましたのでその様子を今回はメモがてら書いていきます。

ここまでが前置き。

 

突然ですが、アメリカ警察のポリスカーたちは高確率で「プッシュ・バンパー」(Push Bumper)という装備が取り付けられています。

※カリフォルニア州警察のポリスカー (Chevrolet Caprice) 車両最先端部にプッシュバンパーが装着されている

Google画像検索より

 

※Ford Police Interceptor Sedan デモカー 同じく車両前部に別のバンパーが装着されている

Google画像検索より

 

もっとも、組織や課、地域によってはプッシュバンパーを装着していないこともありますが、アメリカンポリスカーを代表する装備品の一つとして1番しっくりくる装備だと感じます。

 

そして気になるニューヨーク市警はと言いますと、こんな感じのプッシュバーを装着しています↓

※Vic RMPの一例

Google画像検索より

 

※Vic RMPの一例

Google画像検索より

 

※Vic RMPの一例

Google画像検索より

 

※Vic RMPの一例

Google画像検索より

 

先端面がゴムの黒色、フレームは白色で形状としては逆ハの字となっています。

相変わらずNYPD独自の物?っという事でバンパー入手自体が鬼門となるわけですが、この度とある方からお譲りいただきましてブロ主の手元には幻のNYPDプッシュバーがあるという状態。

しかもP71用(Crown Victoria Police Interceptor用)っとの事です。

譲っていただいたその瞬間は「えっ・・・?」っという事で目前にあるバンパーの存在を受け入れることが出来ませんでした。

もうすでにこの状態が非日常なんですけど、これをいよいよVicに取り付けるという訳ですから興奮しないわけがありません。

 

とはいえ、このバンパーを譲っていただいた方は「これVic用なんで、ポン付けいけますよ」っと言っておりましたが、そこはアメリカ製なのか、元々バンパーが付いていない状態だったのか・・・一筋縄では行かず色々試行錯誤することになります。

 

こちらのプッシュバーを手に入れましたのが11月下旬の話

そこから一気に車両整備へ熱が入り、12月中・・・っというか年内には取り付けようという事になりました。

第1回目整備でコチラの記事と同時並行して実はバンパーの方も弄っていました。

 

 

ちなみに12月の整備回数は12/10、12/24、12/30の3回。

 

プッシュバンパーの前所有者から「ポン付が出来る」という事を聞いていたブロ主と友人Sの2名。

「ほんなら、バンパー外したら行けるな」と甘く見ていたわけですが、先ほども言った通り、中々そうは行きませんでした。

 

まずは何の予備知識もない我々2名は”とりあえず”バンパーカバーを外すことに。

フロントバンパーとよく言いますけど、正しくはフロントバンパーカバーで、本当のフロントバンパーはこのカバーの奥にある鉄部分になります。

ここまでバラすのは朝飯前という事で、ここより先へ進むことに少し緊張しながらネジなどを緩めていきます。

フロントバンパーは何本かのボルトとナット、そしてクリップで固定されていましたので、多分ここだろうっと思う箇所を順番に外していきます。

 

フロントバンパーカバーを外すとこんな感じ↓

カバーを外すとショックを和らげる緩衝材?となるプラスチック部品が露わになります。

ここまでバラすのは良いとして、問題は肝心のプッシュバーが付くのかという事。

2人でプッシュバンパーを支えるステーを取り付けることが出来るのか、試してみます。

 

位置的にはこの部分。

 

穴あけの位置もイメージを付けます。

 

が、しかしこのH型ステーがいまいちちゃんとしっかり奥まで差さっていない感じが否めない

加えてこのまま固定できたとして思っていたよりもバンパーが前に出てくることが判明。

原因は緩衝材となっているプラスチック部分なんですが、これはなんだか安全面の関係から大事そうな部品な気がします。

 

そんな部品が物理的に干渉しているわけですが、果たしてこれは切除して良いのかっという疑問点にたどり着きます。

パッと見て部品が部品なだけに気軽な加工は少々リスクを感じるので、この日は一旦閉じて情報をもっと集めることになりました。

 

そんなわけで、中途半端ではありますがプッシュ・バンパーのインストール記事は来年へと引き継ぎます。

 

改めまして、本年は大変お世話になりました。

また来年もよろしくお願いします。

良いお年をお過ごしくださいませ。