気が付けば前回交換した時期から5,000kmを超えていましたので、エンジンオイル交換をしていきます。
※交換時期をメモしたステッカー
※直前のODメーター 気が付けば約200kmほどオーバーしていた。
前回からアイテムを増やしての交換になりますので、相も変わらずメモがてらの記事となります。
まずは車体を上げていくわけですが、ここでNewアイテム。
タイヤの下に敷いて使う底上げ用の板です。
いつもジャッキを上げるのに隙間が狭くてやりにくいので、今回買ってみました。
タイヤの位置に合わせて配置して、くぼみにタイヤがハマればOKです。
使ってみると効果は歴然。
見た目は数十センチほどしか上がっていませんが、無しの場合に比べて格段とジャッキを操作しやすくなりました。
ジャッキで車体を上げて、両サイドに”馬”をかませたらジャッキを抜きます。
続いてボンネットを開き、インジケーターを確認します。
気が付けば一番下の穴を下回っており、オイル漏れが疑われます。
続いて下へ潜ります。
オイルパン周りにオイル漏れは無く、綺麗なものでした。
問題はその周り・・・。
どうやらホースのジョイント部分が劣化しているようで、オイルが滴っていました。
果たしてホースの交換も出来るのでしょうか。
今後の課題点が出てきました。
ひとまずそれはそれとして、オイルを抜いていきます。
※使用するナットは16mm
ボルトを外すと勢いよくオイルが出てきます。
写真からも見て分かるように、中々濁っています。
※地面に滴ったオイル 最初はハチミツ色だというのを踏まえると汚れているのが分かる。
オイルを出し切っている間に同じタイミングでいつも変えているフィルターの方も準備します。
今回も安定のMotorcraft製です。
フィルターを緩めていくと徐々にオイルが出てきます。
最初はこんな感じでチョロチョロと出てきますが、フィルターを外す事でドバっと出てくるため・・・
・・・周りが汚れてしまうのはよくある話です。
※取り外した旧フォルター
コチラは取り外して、新しいのと入れ替えて付ければOKです。
これでフィルターは交換終了。
この作業を行っている間に本体のエンジンオイルが滴る速度も落ち着てきましたのでボルトを締めていきます。
ここでNewアイテム。
オイルパンのボルト。
実はちゃんと締め付ける数値が決められています。
そこで用意したのが「トルクレンチ」と呼ばれる工具。
ホイールの交換などで車屋さんが最後長ーいレンチで「カチカチッ」と増し締めしている光景を見た事があるかと思います。
平たく言えば「その作業が出来るようになる工具」です。
力任せに締めればよいという訳ではなく、ボルトの増し締めは適切な数値で締めてやる必要があります
もっとも、今まで力任せに締めていたんですが・・・。
ちなみにFord Crown Victoriaの場合、オイルパンのボルトは15 ft·lbで締めるようになっています。
単位がフィート・重量ポンドというアメリカの単位なので、これを日本でよく使われているNm(ニュートンメートル)に直しますと約20Nmとなります。
後はトルクを合わせて手ごたえがあるまで締めればボルトの締め付けは完了。
続いて入れるオイルです。
今回は「なんかまとめて買った方がお得な気がする」っという事で、ペール缶を買ってみました。
ブロ主はいったいどこを目指しているのか・・・っという疑問もありますが、デカさと重さに驚いたのがペール缶の第一印象。
粘度は「5W-20」で、Vicの取説にも書かれている推奨されているオイル粘度となります。
内容量は20Lという事で、Vicで大体3回分くらいの量になります。(Vicのエンジンオイルは5.7L。)
新品のオイルはいつ見ても綺麗です。
※はちみつ色の新品オイル
Vicのエンジンオイル容量は5.7Lなので、手持ちの容器を使って用意しておきます。
※Castrolの4L缶に500ml追加して4.5L、1Lジョッキ+手前の計量カップに200ml入れて合計で5.7L。
後は順番にエンジンオイルの給油口から注入していけばオイル交換完了となります。
※4.5L注入中
※1L注入中
※0.2L注入中
注入が終わればエンジンを始動してしばらく放置。
その後、オイルゲージを見て不足が無いかを確認します。
新品のオイルなので色が薄く見えにくいですが、ゲージのギザギザ部分全体にオイルが付着しているのが目を凝らすと分かります。
普通は少し少なかったりするのですが、この感じですとこのままで大丈夫そうです。
こんな感じでオイル交換は終了。
※交換直後のODメーター
もうすぐ230,000kmを迎えようとしているわけですが、大きなトラブルが起きていないVic・・・。
この数値を超えた途端に不具合がまとめて襲い掛かってくるのでないかと内心ひやひやしながら走行距離が伸びていくのを眺める日々です。
それはそれとして、今回作業を行った副産物としてホースの劣化によるオイル漏れが心配なところです。
果たしてホースは交換できるのか・・・長く乗るためにもメンテナンスが絶えることのない愛車Vicなのでした。