【実車】Crown Victoria整備 ~Federal Signal Vector編~ | 気ままに趣味をツラツラ書くブログ

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フォード・クラウン・ヴィクトリアに乗っているポリス好きな者です。
マニアックな記事が多いかと思いますが、共感していただける方がおられましたら是非コメントを残していただけると嬉しいです。
よろしくお願いしますm(_ _)m

更新頻度が低めの当ブログですが、なんだか最近様々な方々が当ブログにいらっしゃっているようで・・・。

一応「コスプレジャンル」でやらしてもらっている当ブログですが、マニアックな当ブログへお越しいただきありがとうございます。

っという事で今日もマニアックな記事を書いていきたいと思います。

今回は乗っけているライトバーが不調という事で、その原因を解決すべく整備&原因の究明を行って来ましたので、その経緯をざっくりとメモがてら紹介していきます。

ちなみにいつもは一人で整備を行っているブロ主。

しかし、中々一人で整備するのもモチベが上がらないという事で助っ人が来てくれることになりました。

※助っ人の友人と作業する様子

 

チャ「あの・・・今回の作業に高所作業は無いんですけど・・・あったとしても2m超えないんですけど・・・?」

友人「何事もまずは形からでしょう。」

チャ「分かる。」

 

そんなやり取りをしつつ事前に決めていた現在発生している不具合の原因を確認しつつ、必要があれば改善していく作業を行っていきます。

 

ちなみに現状発生しているのは以下の通りです。

まずはメインとなるFederal Signal Vector。

自分で交換したポッドがおかしい光り方をしているのと、車屋さんに見てもらった際発見した配線の”焦げ”など気になる点が多々ある状態です。

ただ、サイレンアンプが悪いのか、ライトが悪いのかが分からないっという事で原因を探ります。

参考記事↓

 

・Federal Signal Smart Siren 2000SM

Vicのバッテリーがおかしくなったタイミングで配線関係をDIYしたところCODE1、CODE2、CODE3の切り替えスイッチが効かなくなり、全てのライトを光らせるとキルスイッチをOFFにしないとライトが消えないという状態です。

アンプ本体からもかなり短い間隔で「カチカチカチカチカチ・・・」と音が鳴るようになっており、車屋さんで整備中に煙が出るという事も・・・。

さらに、CODE3にした時内蔵されている10Aのヒューズが飛ぶ症状も出ており、この原因も探る必要があります。

 

・その他

なんやかんやとイベントに参加していく内に”分かってはいたけど面倒くさくてやっていない”のが、サイレンアンプをトランクに収納するという作業です。

アメリカのポリスカーを見ていると多くの場合トランクの左端にアンプ系をまとめており、コンソールボックスはすっきりしているようです。

収納する専用のアタッチメントも販売されていますが、さて、どうしたものでしょう。

 
 
ひとまず、2名居る時にしかできない作業という事で我々はパトランプから手を付けることにしました。

※ルーフから出ているギボシを外した様子。

 

Vectorの中を見るにあたってルーフの上にあっては見ずらい・・・っという事で繋がっている線を全部抜いて一旦Vectorをルーフから降ろします。

※地面に下したVector。e-Bayの出品画像とかでよく見るアングル。

 

現状、ポッドに関しては真ん中を覗いて全てが回転するポッドになっているのは過去の記事でDIYした通りです。

パトランプの仕様に関しては色々と悩むところではあります。

 

っというのも、NYPDではCODE3(全部点灯する緊急状態)と

※Google画像検索より 全てのライトバーが点灯するのがCODE3状態

 

CODE2(停車中や規制中に使用?)

※Google画像検索より 恐らくCODE2状態で停車中のAUXILIARY(補助警察)のポリスカー。

向かって左から2番目の赤色しか光っていないのが分かる。

 

の2種類を使い分けています。

 

ここでまた一つ論点となるのが「ハロゲンの時代でそのような使い分けをしていたのか?」っという点。

時代の流れによりライトバーの光源はハロゲンからLEDへと変わり、NYPDでも2000年代初期、9.11発生後辺りからLEDのライトバーが使用されるようになりました。

※Google画像検索より 現行で使用されているFederal Signal VISION SLRというLEDライトバー

 

今までプラス極とマイナス極で制御していたライトバーもそれに加え、プログラムを入れることにより1つのライトバーで色々な点滅方法を選べるようになったわけです。

この辺を話し出すとまた1つ記事が書けるくらい長くなるので割愛しますが、このCODE2状態で居る個体。

ブロ主調べでは全てLEDのパトランプを装着したポリスカーでした。

「なら、全部回転灯でいいんじゃない?」っという結論に達し、ポッドは全て回転灯で行く方向で決まりました。

 

話を戻して・・・。

 

ポッドの構成がまとまったという事で、配線が焦げていたというのも考慮して基盤が焼けていないか、漏電していないかっという着目点を作り、ひとまずばらしていきます。

※ばらしている最中のVector

 

中を開けてみるとどうやら基盤は無事な様子。

※Vectorの基盤

 

焼けている箇所や傷んでいる箇所は見受けられませんでした。

ただ、線をたどっていくと使わない線もチラホラ・・・この辺の線をすっきりさせるためにポッド側のカバーも外して配線の引き直しを試みます。

※ポッド側のカバーを外した様子

 

その途中でうまく光らなかったポッドの箇所をテスト。

 

通電させるとちゃんと回ってくれますし、光ってくれました。

このまま全てのポッドを繋ぎ直して、再度点灯テストを行います。

 

 

写真なので分かりにくいですが、全てのポッドがちゃんと回って光ってくれています。

もっとも、向かって左から2番目は接触不良なのか点いたり消えたりしますけど、おおむねこれでVectorはちゃんと動いてくれることが判明しました。

 

この時の給電方法はバッ直だったので、簡単に言えば乾電池を使って電球を光らせているような状態です。

問題は”アンプを介した時、ちゃんと動くのか”っという所。

早速パトランプを上に載せ、ひとまず線を繋いで光らせてみます。

 

結果、ライトバーは問題なく全ポッドが光って動きますけど、今度は後ろのTraffic アドバイザーが何故か光らなくなってしまいました。

CODE3からの切り替えに加えてサイレンなどのボタンも聞かなくなってしまいました。

今まではアンプから異音がして、Traffic アドバイザーは何か暗い。

そんな状態でもコントローラーは生きていたのでサイレンなどを鳴らすことは出来たのですが・・・。

 

新たな課題点が浮上しつつも、「これはアンプがかなり怪しい」っという事に感づき始める我々なのでした。

 

朝一から初めて色々と試行錯誤を行いつつ作業をして、気が付けばお昼・・・。

Part2に続きます。