電気技術者エクレアの資格取得日記 -82ページ目

電気技術者エクレアの資格取得日記

地方在住の電気技術者です。現在は施設の電気設備管理及びリニューアル工事の設計・工事監理を担当。元電験一種受験生。スキマ時間を活用した資格試験勉強術や今までに合格した資格試験の体験記を中心に書いていきたいと思います。

今年度から始めたSUKIYAKI塾出願支援講座の出願支援、無事に完了しました。
今回は2名の方の出願支援をさせていただきました。

個人の方の情報があるので多くは書きませんが、まず思ったのは小論文の内容にしてもこれまでの経歴にしてもレベルが高いということです。
技術士を目指している方というのは能力も志も高い方が多いということを改めて思い知ったのでした。

今回の支援で感じたことですが、技術士試験では骨子法がやはり有効だと改めて感じました。
骨子法を用いて現状の課題や解決の方向性を整理していくことで、論文の内容が大きく変わるということを再確認できました。
同じ内容でも構成を少し意識するだけ読みやすさが大きく変わります。

この骨子法は技術士試験に限ったことではなく、あらゆる文書において当てはまることだと思います。
わかりやすい文書のために必要なことが何かというのを骨子法が教えてくれているように思います。
こういうことを再認識できたのが今回の私の収穫です。

樺沢紫苑さんの『ムダにならない勉強法』に、スーパーアウトプット法として『人に教える』ことが書かれていましたが、今回それを正に実感できたように思います。
今後も今回のような機会があれば積極的に手を挙げたいと思います。
昨日に続きまして、技術士第二次試験(電気電子部門)口頭試験の体験記です。
試験に直接関係ないことも含めて、思いついたことをいろいろ書いてみます。

■東京への移動について

首都圏在住の方にはあまり関係ないかもしれませんが、地方在住の方にとっては東京への移動は余裕を持って行動するべきでしょう。
当たり前ですが、口頭試験の時刻に間に合わないということがあってはなりません。
今までの努力を無駄にしないためにも、時間的に余裕を持った行動をとるべきでしょう。
私の場合は、試験時間が午前中だったので、前日に移動せざるを得なかったのですが、APECさんは『口頭試験は必ず前泊して臨む』とおっしゃています。
試験時間が午後の方でも、前泊する方がいいでしょう。

■宿泊場所について

東京近辺ならどこに泊まってもそんなに変わらないかもしれませんが、試験会場のフォーラムエイトの近くに泊まるようにしました。
フォーラムエイトはご存じのように渋谷にあり、周りにはホテルはありますが、ビジネスホテルは少なめです。

ちなみに私が宿泊したのは大橋会館というビジネスホテルです。
最寄駅は東急田園都市線の池尻大橋駅で、渋谷駅までは1駅です。
ホテルからフォーラムエイトまでそんなに遠くないので、私は歩いて行きました。徒歩20分強で着きます。
ホテル自体は部屋は小さいですが、値段は安めで(7,200円でした)、宿泊するだけなら十分な内容です。
年末の東京は混むので、早めの予約をおすすめします。

■フォーラムエイトの待合室について

試験会場のフォーラムエイトに着くと、試験までの時間は待合室で過ごすことになります。
よく、待合室のピリピリした雰囲気が苦手という意見を聞きますが、私が行ったときはみなさんリラックスした雰囲気で本を読んでいました。
受付後はいったん建物外に出ることも可能なので、外のカフェなどで時間を過ごす方もいるようです。

会社でたくさん受験しているところだと、受験者同士が知り合いということもあるようで、声を掛け合っているところを見ました。
私のはあり得ないシチュエーションだったので、うらやましく思いましたね。

■口頭試験の時間について

口頭試験の時間は20分と設定されていますが、場合によっては延長できることになっています。
一般的に時間を延長するときというのは、20分では合格が厳しく、試験官が合格させようとするために延長すると聞いたことがあります。
早く終わる人は問題がなく、合格の可能性が高いとも言われています。

ただこれは一般論で、必ずしもそうではないと思いますのでご安心ください。
私は20分を超えましたが、質問は定型的な質問ばかりで、特に延長したという認識はありませんでした。
部門によって考え方が違うのでしょうが、全体の時間よりはどんなことを答えたかが評価の対象になるわけで、試験時間をそれほど気にすることはないと思います。
昨日アップしました技術士第二次試験(電気電子部門)口頭試験合格体験記の続きです。
口頭試験の記録をまとめました。
 
ちなみに、平成28年度の電気電子部門-電気設備においては、口頭試験を77名受験して77名合格です。
『何とかして合格させてあげよう』という雰囲気を強く感じました。
おそらく他の部門と比べるとやりやすい雰囲気なのではと思います。
他の部門ではもっと厳しいところがあるかとは思いますが、私の記録が今後の受験生の方のご参考になれば幸いです。
 
■日時・場所など
 
【日時】平成28年12月23日(金)10:40~11:02(22分)
【場所】フォーラムエイト661会議室
【部門】電気電子部門(電気設備)
【面接官】
○面接官A:年齢50~60代くらい。技術士会の関係者?進行担当。
○面接官B:年齢40~50代くらい。コンサルか施工者などの実務経験者?
 
■口頭試験までに準備したこと
 
・SUKIYAKI塾の模擬面接を1回受講しました。
・模擬面接で業務詳細についてダメ出しを受け、自分の業務詳細のどの部分が『技術士らしい』かを十分に考え準備しました。
・口頭試験対策はSUKIYAKI塾セミナーの資料とSUKIYAKI塾セミナーの録音をそれぞれ通勤電車で読んだり聞いたりしました。
 
■質疑応答内容
 
【面接官A】それでは氏名と受験番号を言ってください。
 
【私】○○○○と言います。受験番号は0405*****です。
 
【面接官A】席にお座りください。
 
【私】(着席)
 
【面接官A】それでは経歴と業務詳細について5分くらいで説明してください。
 
【私】(経歴と業務詳細を説明。業務詳細については、記載の事項以外に内容を補足して説明。『若干内容を補足させていただきます。』と断った上で説明した。業務詳細の内容は東日本大震災に起因する電力逼迫における施設の節電への取組。)
 
【面接官A】最も節電効果のあったメニューは何ですか?
 
【私】負荷それぞれに電力量計を設置したわけではないので詳細はわかりませんが、おそらく照明の消灯だと思います。冷凍機と空調の効率化運転も確実に効果はあったと考えています。
 
【面接官B】施設の受電電圧は何Vですか?
 
【私】22,000Vです。
 
【面接官B】節電を9.0%達成したとのことですが、何kWから何kWに削減できたのですか?
 
【私】約2,060kWから1,881kWに削減できました。
 
【面接官B】その容量で22,000V受電かぁ。もったいないなぁ。将来の電力の見込みを誤ったかもしれんなぁ。
※一般的に契約電力2,000kWが受電電圧6,600Vから22,000Vに上げるラインである。今回の節電とは直接的には関係ない内容。この辺りで『いける』という感触をつかむ。
 
【私】今回の施設が完成した40年前は6,600V受電でしたが、将来の需要に合わせて10年後に22,000Vに昇圧したものの、近年は電力需要がどんどん落ちている状態です。
 
【面接官A】学会に所属していますか?
 
【私】特定の学会には所属していません。電気設備学会や電気学会が定期的に開催する講習会には参加しています。
 
【面接官A】組織におけるあなたの位置づけ、チームとしての対応を教えてください。
 
【私】今まで私の業務の多くは工事の一般監督員の業務でした。主任監督員は私の上司にあたり、チームで対応というより、組織の縦割りの中で対応してきました。
 
【面接官A】後輩に対する指導経験はありますか?
 
【私】今までの職場では常に私が一番年下であり、後輩の指導経験がありません。
 
【面接官A】後輩への指導経験がないとのことですが、業務経歴票に書いている○○○○では、生徒に対して技術指導しているんですよね?
 
【私】はい、そうです。
 
【面接官A】あなたの勤務する組織で何人くらいの電気設備職員がいますか?
 
【私】約○○人います。また機械設備職員も同数くらいおり、電気設備職員と機械設備職員をひとまとめにして捉えることが多いです。
 
【面接官A】あなたの勤務する組織の電気設備職員の交流会はありますか?
 
【私】電気主任技術者やエネルギー管理士を目指している方が多いのですが、そういう職員が集まっての交流会があります。飲み会なども含めまして。部署によっては技術発表会を行っているところもありますが、私は経験したことはありません。
 
【面接官A】それでは質問の内容を変えます。信用失墜行為についてどのように考えていますか。具体例があればそれも示して説明してください。
 
【私】信用失墜行為の事例としては約10年前の姉歯建築士による構造計算偽装があります。一般の方は建物は建築士が設計したものだから安全であるという認識になって当然ですが、この構造計算偽装によってその安全が崩れてしまい、建築業界そのものの信用を失ってしまいました。これは技術者として絶対にあってはならないことです。
 
【面接官A】あなたの勤務する組織でこのような信用失墜行為に対してどのように対応していますか?
 
【私】信用失墜行為に抵触するような事例があるたびに、さまざまな防止法を検討して対応してきました。またこのような行為を防ぐための委員会を開催しています。
 
【面接官A】技術士法による罰則を答えてください。
 
【私】1年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
 
【面接官A】それはどのような行為に対してですか?
 
【私】秘密保持の義務に対する違反です。
 
【面接官A】他の義務や責務での違反をすればどうなりますか?
 
【私】免状の返上になります。
 
【面接官A】反倫理行動はどのようにすれば防ぐことができますか?
 
【私】技術者の自律により防ぐ方法、法令を厳しくすることにより防ぐ方法、また仕組みを変えることにより防ぐ方法があります。
 
【面接官A】(面接官Bに対して)他に質問することありますか?
 
【面接官B】いや、ありません。
 
【面接官A】それでは口頭試験はこれで終了します。どうもお疲れ様でした。
 
【私】どうもありがとうございました。
 
■所感
 
・質問は全て想定の範囲内でした。結果的には、SUKIYAKI塾の資料だけで全て対応できました。
・面接官は基本的には優しく、回答が中途半端になったときは助け船を出してもらい、回答できるように進めていただきました。
・業務詳細について質問が多くあると考えていましたが、何点か細かな質問があっただけで、私の説明自体は理解していただいたように感じました。
昨日書きました技術士第二次試験(電気電子部門)筆記試験の合格体験記に引き続き、口頭試験の合格体験記です。

■合格年度

平成28年度

■受験回数

1回(口頭試験の受験回数)

■成績

【口頭試験】
H28年度 (経歴)○ (倫理)○ (技術士制度)○

■使用した参考書

(1) 独学・過去問で効率的に突破する!「技術士試験」勉強法(鳥居直也、同文館出版)

(2) 技術士第二次試験口頭試験対策セミナーテキスト2016(SUKIYAKI塾)
(3) SUKIYAKI塾口頭試験対策セミナー録画(SUKIYAKI塾)

■口答試験体験記

平成28年度に4回目の受験で初めて筆記試験に合格することができました。
ようやく乗り越えた大きな壁。
何が何でも1回で口頭試験に合格するべく、準備を始めました。

口頭試験の日程は合格通知書に記載されているのですが、私の受験日は12月23日(金・祝)。
受験者の中では比較的遅く、準備期間は十分に取れた方だと思います。

まず読んだのは(1)。
これは筆記試験と口答試験まとめて書いてある本ですが、SUKIYAKI塾の目指す方向が明確に書かれていて、何の対策をすればいいのかがよく分かりました。

そして、大きかったのは(2)と(3)。
これはSUKIYAKI塾の口答試験模擬面接を申し込んだ際にいただいたものですが、今回の口答試験対策はほとんどこれだけだったといってもいいでしょう。
普段の通勤電車の中でひたすら(2)を読み、歩いているときはICレコーダーで(3)の録音を聴く、これで合格点に到達できたと思います。
口頭試験に合格するための知識はこれらのテキストに全て詰まっています。
(2)に掲載されている想定質問に対する回答を全て用意し、本番の試験に臨みました。

そして、今回の合格に必要不可欠だったのはSUKIYAKI塾の口頭試験模擬面接。
事前に模擬面接を受けて、悪い部分を全て指摘してもらいました。
私の場合は、業務経歴票がピンチとはっきり言われたのですが、指摘されたことにより対策をじっくり考え、リカバリーすることができたと考えています。
筆記試験でも周りの方の意見に耳を傾けるべきと書きましたが、口頭試験においてはさらにその傾向が強まるでしょう。

■技術士第二次試験合格のポイント

口頭試験は経歴(60点)、倫理(20点)、技術士制度(20点)の3つの分野での評価になりますが、倫理と技術士制度は勉強次第で十分対策できますので、実質的には経歴の部分で合否が決まるといっても過言ではないでしょう。

経歴の部分では事前に提出した業務経歴票が大きなウェイトを占めます。
ここで部門や専門科目が受験科目と違うと指摘されるとリカバリーは非常に厳しくなります。
半年以上前に出した業務経歴票によって、せっかくの筆記試験合格が台無しになってしまう可能性があるので、くれぐれもご注意ください。

そして、やはり重要なのは模擬面接です。
SUKIYAKI塾の模擬面接、先輩技術士の模擬面接が受けられれば受けるべきですし、このような専門の方の模擬面接が無理でも家族などにお願いして面接の練習をするべきかと思います。
イメージトレーニングだけでなく、実際に声に出すことが何よりの訓練になるでしょう。
私は模擬面接だけでなく、家で自分の回答を録音し、それを何度も繰り返し聞きました。

口頭試験は筆記試験と違って『合格させようとする試験』です。
口頭試験本番は間違いなく緊張しますが、試験官も同じようにこの口頭試験を乗り越えてきた技術士です。
誰よりも受験者の気持ちを理解して、苦労を乗り越えてきた受験生を合格させたいという気持ちを持っているものと思います。
十分な訓練を積んで臨めば試験官が助けてくれるはずです。
自信を持って試験に臨んでください。
技術士第二次試験合格から1か月少し。
ようやく技術士第二次試験(電気電子部門)の合格体験記をまとめました。
このブログを立ち上げてから新たな合格体験記が増えるのは初めてです(^^)
まだまだ書きたいことがあるように思いますが、ひとまずアップします。
今後の受験者の方の参考になれば幸いです。

■合格年度

平成28年度

■受験回数

4回

■成績

【筆記試験】
H25年度 (必須)30/30 (選択1)B (選択2)B ※合計評価B
H26年度 (必須)16/30 (選択1)B (選択2)C ※合計評価B
H27年度 (必須)16/30 (選択1)* (選択2)*
H28年度 (必須)28/30 (選択1)B (選択2)A ※合計評価A

【口頭試験】
H28年度 (経歴)○ (倫理)○ (技術士制度)○

■使用した参考書

(1) 技術士(第一次・第二次)試験「電気電子部門」受験必修テキスト(福田遵、日刊工業新聞社)

(2) 独学・過去問で効率的に突破する!「技術士試験」勉強法(鳥居直也、同文館出版)

(3) 例題練習で身につく技術士第二次試験論文の書き方(福田遵、日刊工業新聞社)

(4) 技術士第二次試験 電気電子部門対策 解答例&練習問題(福田遵、日刊工業新聞社)

(5) 技術士第二次試験 電気電子部門 択一式問題150選(福田遵、日刊工業新聞社)

(6) 総合技術誌OHM(オーム社)

(7) 電気計算(電気書院)

(8) 過去問(日本技術士会HPよりダウンロード)

■筆記試験体験記

【平成25年度】

平成24年度に技術士第一次試験に合格し、その勢いで翌年の平成25年度に受験しました。
日本技術士会開催の一次試験合格祝賀会で技術士の方からいろいろな話を聞いたのもあって、気持ち的には絶対に合格するぞという強い気持ちを持っていました。

まずは論文の書き方からということで(3)を読みました。
そして具体的な論文の書き方を(4)で確認し、その後は過去問を調べてポイントを学んでいきました。
択一式問題は(5)のみでしか対策はしませんでした。
あとは(6)や(7)の雑誌をできるだけ読み知識を増やしていきました。

自分としてはかなり勉強したつもりで、試験終了後も一応の手応えはありましたが、結果は不合格。
このあとこの年度の論文を添削してもらってわかったのですが、技術の引き出しが少なすぎるのが敗因だったと思います。

【平成26年度】

基本的には前年度と同じ勉強内容です。

論文の書き方を学ぶために他の本も読んでみようと思い、(2)を読みました。
この本はAPECさん主催のSUKIYAKI塾での内容そのもので、合格するには何が必要がかよく分かる内容でした。
そして、合格するにはとにかく知識が必要だと思い、(6)や(7)の雑誌をさらに読み込みました。

また、この年はSUKIYAKI塾主催の出願対策講座も受けました。
今だからこそ言えるのですが、この試験では他の方に文書を読んでもらって添削を受けるというのが重要な要素になります。
何をアピールして書いていくのかがわかり、非常に参考になりました。

この年度はまさかの択一式問題での足切りでした。
前年度満点で、簡単と思って論文に重きを置いていたのですが、電気設備以外の分野で得点が伸び悩んでしまいました。
択一で落ちたのはショックでしたが、さらにショックだったのは課題解決の問題がC評価だったこと。
論文の書き方について、根本からやり直さなければならないと思ったのでした。

【平成27年度】

前年度のC評価からの挽回のため、この年はSUKIYAKI塾の筆記試験対策講座を受けました。
SUKIYAKI塾のやり方というと、何といっても骨子法です。
ボトルネックをはっきりさせて、なぜこのような解決策があるのか?なぜこの解決策を選んだのか?という形で進めていきます。
非常にシンプルでわかりやすい方法で、私にはやりやすい方法でした。

さらに、この年は自分でキーワード集を作りました。
電気設備に関係のあるキーワードを(1)などから調べ上げ、200以上のキーワードについて150字程度にまとめました。
これは論文を書くいい練習になりました。
そしてこのキーワードを上手く論文に入れることを考えて論文を書いていきました。

この年度も択一式で落とされてしまいました。
やはり電気設備分野以外の問題で苦戦してしまいました。
この年度から足切りに遭うと論文が採点されず、それなりに自信があった論文も評価されないままになるという悔しい結果に終わりました。

【平成28年度】

この年度は異動で結構忙しい部署に行ったというのがあり、なかなか十分な勉強ができませんでした。
勉強法としては前年度と同じやり方で、キーワード集をもう一度まとめて、何度も読み返していました。

この年度を振り返ると大きかったのは、業務の知識がそのまま論文での表現に役立ったということ。
これまでの技術者としての見方だけでなく、一般の方からの見方という要素が身に付いたと思います。
この年度の課題解決能力問題では、『太陽光発電を普及させるための課題を4つ書け』というのがあり、私は(1)太陽光発電の電力の品質、(2)系統連係保護、(3)FIT価格の下落、(4)建築基準法の大規模開発に当たるという4点を書きましたが、このうち(3)(4)についてはこれまでの頭では出てこなかった内容と思います。

この年度は択一式問題も切り抜け、ついに筆記試験に合格。
専門科目の論文はB評価だったのでギリギリだったと思いますが、対策を講じていた課題解決問題でA評価を取れたのが大きかったです。
一次試験祝賀会で『忙しい人ほど技術士試験に合格する』と聞いたことがありましたが、本当にそうかもしれないと思ったのでした。

■技術士第二次試験合格のポイント

技術士試験が他の資格試験と決定的に違うのは、正答が一つではないというところです。
また、1つの問題の中で広範囲な知識が求められ、さらにその知識の展開力が求めれます。
以下の3つを特に意識するべきかと思います。

(a) 広く深い知識を身に付ける。

技術士の試験問題というのは意外とシンプルです。
電気電子部門の電気設備では、再生可能エネルギー、省エネ、建物の耐震化、BCPなど、よく扱われるテーマが多いです。
これらについて、さまざまな角度から、またより深い知識を持って論文を書く必要があります。
対策としては、専門書で知識を増やすのはもちろん、雑誌や新聞から最新の動向を気にしておく必要があります。

(b) 広い視野を持つ。

(a)と似ていますが、専門知識ではない部分の内容にも注意を配る必要があるかと思います。
技術者としての視点だけでなく、利用者の視点というのを考えてみるべきでしょう。

(c) 課題解決能力問題では『なぜこの手段を選択したのか?』という明確な理由を持つ。

これについては、(2)の本に詳しく書いてあります。
現状→ボトルネックの抽出→改善方法の検討→改善方法による効果と課題という流れで考えていきます。
『なぜそうなるのか?』というのを考えるのが技術者として必須の事項でしょう。

■感想

この試験が他の資格試験と大きく異なるのは、『試験官の評価』が試験の結果に関係するというところです。
よい回答というのは内容的に合致していることは当然ですが、その視点、改善策の精度、さらには論文自体の体裁などすべてが評価の対象に含まれるということです。
独学で合格する方もいるとは思いますが、やはり何らかの形で添削を受けたり、他の方に論文を読んでもらうべきかと思います。
有料の講座もありますが、SUKIYAKI塾のように無料の講座もありますので、積極的に活用するべきかと思います。

努力した分がなかなか表面化されない試験だと思いますが、周りの方の意見を多く取り入れ、合格論文作成の技術を身につけていく勉強をするべきかと思います。
合格論文作成のために必要なことを十分意識して勉強すれば合格が見えてくるはずです。
日本技術士会では技術士試験の合格祝賀会を実施しています。
地区ごと、部門ごとなど、さまざまな区分で合格祝賀会が実施されています。

一次試験のときも合格祝賀会があり、私も参加しました。
このときの講演の内容を聞いて二次試験へのモチベーションが上がりましたし、またそのあとの交流会で多くの方と交流できたのは貴重な経験になりました。

そういうことを知っているので、今回の二次試験の合格祝賀会は迷わず参加で申し込みました。
私の地区での合格祝賀会です。
私は技術士試験合格の最大の見返りというのは、合格後の技術士との交流だと考えています。
その第一歩として、今回の合格祝賀会に参加したいと考えています。

ところで、部門ごとの祝賀会というのは、ある程度の規模の部門ではやっているようですが、基本は東京での開催となっているようです。
いくら合格祝賀会が今後の技術者人生においてメリットがあるといっても、さすがにそのためだけに上京ということまでは考えられませんでした。
ところが、今年の電気電子部門の合格祝賀会は偶然にも私が東京に出張する日。
スケジュール的に参加可能なようなので、今回は参加で申し込みました。

部門別の祝賀会では電気電子部門ならではの深い話を聞けるのではと期待しています。
また、私の仕事に近い方と交流できると思いますので、仕事全般についても語りあいたいと思いますね。
仕事のスケジュールが合ったために参加できるという偶然、この偶然から今後の大きな力が生まれるよう、さまざまなアンテナを張り巡らせて臨みたいと思います。
どこの分野でもいえることですが、高齢化社会における技術者不足問題というのがあります。
電気工事業界も正に当てはまり、2020年で第一種電気工事士が4万人不足するとのことです。
今日の電気新聞掲載の記事です。
経産省は労働環境の改善などを対策に挙げているようですが、そもそも若い方が減っているので、簡単に解決する問題ではないと思います。

私がこの課題に対して解決策を上げるとしたら、以前にもブログで少し書きました『女性の進出』を上げます。
女性の進出により否が応でも労働環境は変わると思いますし、労働力不足の解消、イメージアップなど様々な効果が望めると思います。
力仕事などは限界があるのかもしれませんが、この業界にある今までの常識というものを一旦取っ払って考えていくべきかと思います。
最終的にはこの課題は働き方改革の問題につながっていくかもしれませんね。

いずれにしても、今後技術者を減らすないようにするのは大きな課題ではありますが、人口が減っている中ではどうしようもない部分もあるかもしれませんね。
今後の試験にも何らかの影響はあるかもしれません。
昨日読んだ週刊ダイヤモンドで初めて知ったのですが、JINSにJINS MEMEなる眼鏡があるようです。

JINS MEME ES


1年以上前から販売されたものですが、昨日初めて知ることとなりました。
JINS MEMEとは眼の動きを検知する3点式眼電位センサーと体の動きをとらえる6軸センサーを搭載した眼鏡。
JINS MEMEで検知されたデータをスマートフォンのアプリと組み合わせることにより、体内の様々な状態を確認できるというものです。
週刊ダイヤモンドでは『集中力を高める眼鏡』と紹介されていました。

正直、かなりほしいです。
第一印象でこれだけほしいと思える眼鏡はそうはありません。
JINSはPC眼鏡や花粉cut眼鏡など、意欲的な眼鏡をいくつも出してきましたが、これは相当魅力を感じますね。
値段は39,800円とJINSの眼鏡にしてはかなり高いですが、それでも買いたいと思わせる眼鏡です。

ちなみに今使っている眼鏡はJINSのPC眼鏡で、もう5年近く使っています。
最初は安いのでどれだけもつか心配だった部分がありますが、安くても全然使えますね。
JINSの登場でこの業界は大きく変わったのではないでしょうか。

最近読んだ本の感想です。

週刊ダイヤモンド2017年1月14日号


この号のテーマは『集中力』。
図書館でタイトルに惹かれて思わず借りてしまいました。

この本で一番衝撃だったのは『人間の集中力の持続時間は8秒』というところです。
これは今の社会がIT技術の進化により多量のデータに対処していることや、SNSの利用などが主な原因のようです。
集中力を持続するための4つのポイントは以下のようになります。

(1) やらないことを決める
(2) 小さなステップに落とし込む
(3) 目の前の仕事を一つ一つ片付ける
(4) もうちょっとでできそうな目標を設定する

これは今までどこかで読んだ内容で、思わず納得してしまうことばかりですね。
樺沢紫苑さんの『脳を最適化すれば能力は2倍になる』にも表現こそ違えど書かれていた内容です。
特に、樺沢さんは新しいことを覚えるために書いて忘れるということを強調していますが、これと(1)の内容がかぶりますね。

他にも身の周りの整理整頓やスケジュール管理などでも改善されるようです。
記憶力は年齢とともに落ちていくと思われがちですが、鍛えることで伸びるという期待感のある情報もあります。
ちょっとでもできることを実践して効率的に仕事を進めたいですね。

いよいよ平成29年度の技術士第二次試験の受験申込書が公開されました。
受験される方は業務経歴票を作成しているところだと思います。

この業務経歴票とその中の業務詳細は後々口頭試験において重要な位置を占めるようになります。
下手すると業務経歴票の内容だけで口頭試験で不合格になる可能性がありますので、十分に内容を推敲した上で作成する必要があります。
試験の入口ではありますが、いきなり難関が待ち受けているような状態です。

業務経歴票を書くに当たって、特に気を付けるべき事項を書きます。

(1) 自分にしかできない技術士らしい『気付き』を書く。
(2) テーマは一つに絞って書く。
(3) 現状→課題→改善策の提案→成果という流れを大切にする。

特に重要なのはやはり(1)でしょうか。
これがないと口頭試験でダメ出しされて終わってしまう可能性があります。
(2)は720字以内という制限を考えると、複数のテーマよりもシンプルにまとめる方がベターかと思います。
(3)については、この流れを作るだけである程度それらしい小論文になるかと思います。

あと重要なのは、できるだけ多くの人に業務経歴票を見てもらうことかと思います。
技術士、先輩、家族など様々な視点から見てもらう方がいいでしょう。
まだ申し込み締め切りまで時間はありますので、締め切りギリギリまで何度も読み返すことをおすすめします。
最後まで諦めずに頑張ってください!