技術士第二次試験口頭試験の記録 | 電気技術者エクレアの資格取得日記

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地方在住の電気技術者です。現在は施設の電気設備管理及びリニューアル工事の設計・工事監理を担当。元電験一種受験生。スキマ時間を活用した資格試験勉強術や今までに合格した資格試験の体験記を中心に書いていきたいと思います。

昨日アップしました技術士第二次試験(電気電子部門)口頭試験合格体験記の続きです。
口頭試験の記録をまとめました。
 
ちなみに、平成28年度の電気電子部門-電気設備においては、口頭試験を77名受験して77名合格です。
『何とかして合格させてあげよう』という雰囲気を強く感じました。
おそらく他の部門と比べるとやりやすい雰囲気なのではと思います。
他の部門ではもっと厳しいところがあるかとは思いますが、私の記録が今後の受験生の方のご参考になれば幸いです。
 
■日時・場所など
 
【日時】平成28年12月23日(金)10:40~11:02(22分)
【場所】フォーラムエイト661会議室
【部門】電気電子部門(電気設備)
【面接官】
○面接官A:年齢50~60代くらい。技術士会の関係者?進行担当。
○面接官B:年齢40~50代くらい。コンサルか施工者などの実務経験者?
 
■口頭試験までに準備したこと
 
・SUKIYAKI塾の模擬面接を1回受講しました。
・模擬面接で業務詳細についてダメ出しを受け、自分の業務詳細のどの部分が『技術士らしい』かを十分に考え準備しました。
・口頭試験対策はSUKIYAKI塾セミナーの資料とSUKIYAKI塾セミナーの録音をそれぞれ通勤電車で読んだり聞いたりしました。
 
■質疑応答内容
 
【面接官A】それでは氏名と受験番号を言ってください。
 
【私】○○○○と言います。受験番号は0405*****です。
 
【面接官A】席にお座りください。
 
【私】(着席)
 
【面接官A】それでは経歴と業務詳細について5分くらいで説明してください。
 
【私】(経歴と業務詳細を説明。業務詳細については、記載の事項以外に内容を補足して説明。『若干内容を補足させていただきます。』と断った上で説明した。業務詳細の内容は東日本大震災に起因する電力逼迫における施設の節電への取組。)
 
【面接官A】最も節電効果のあったメニューは何ですか?
 
【私】負荷それぞれに電力量計を設置したわけではないので詳細はわかりませんが、おそらく照明の消灯だと思います。冷凍機と空調の効率化運転も確実に効果はあったと考えています。
 
【面接官B】施設の受電電圧は何Vですか?
 
【私】22,000Vです。
 
【面接官B】節電を9.0%達成したとのことですが、何kWから何kWに削減できたのですか?
 
【私】約2,060kWから1,881kWに削減できました。
 
【面接官B】その容量で22,000V受電かぁ。もったいないなぁ。将来の電力の見込みを誤ったかもしれんなぁ。
※一般的に契約電力2,000kWが受電電圧6,600Vから22,000Vに上げるラインである。今回の節電とは直接的には関係ない内容。この辺りで『いける』という感触をつかむ。
 
【私】今回の施設が完成した40年前は6,600V受電でしたが、将来の需要に合わせて10年後に22,000Vに昇圧したものの、近年は電力需要がどんどん落ちている状態です。
 
【面接官A】学会に所属していますか?
 
【私】特定の学会には所属していません。電気設備学会や電気学会が定期的に開催する講習会には参加しています。
 
【面接官A】組織におけるあなたの位置づけ、チームとしての対応を教えてください。
 
【私】今まで私の業務の多くは工事の一般監督員の業務でした。主任監督員は私の上司にあたり、チームで対応というより、組織の縦割りの中で対応してきました。
 
【面接官A】後輩に対する指導経験はありますか?
 
【私】今までの職場では常に私が一番年下であり、後輩の指導経験がありません。
 
【面接官A】後輩への指導経験がないとのことですが、業務経歴票に書いている○○○○では、生徒に対して技術指導しているんですよね?
 
【私】はい、そうです。
 
【面接官A】あなたの勤務する組織で何人くらいの電気設備職員がいますか?
 
【私】約○○人います。また機械設備職員も同数くらいおり、電気設備職員と機械設備職員をひとまとめにして捉えることが多いです。
 
【面接官A】あなたの勤務する組織の電気設備職員の交流会はありますか?
 
【私】電気主任技術者やエネルギー管理士を目指している方が多いのですが、そういう職員が集まっての交流会があります。飲み会なども含めまして。部署によっては技術発表会を行っているところもありますが、私は経験したことはありません。
 
【面接官A】それでは質問の内容を変えます。信用失墜行為についてどのように考えていますか。具体例があればそれも示して説明してください。
 
【私】信用失墜行為の事例としては約10年前の姉歯建築士による構造計算偽装があります。一般の方は建物は建築士が設計したものだから安全であるという認識になって当然ですが、この構造計算偽装によってその安全が崩れてしまい、建築業界そのものの信用を失ってしまいました。これは技術者として絶対にあってはならないことです。
 
【面接官A】あなたの勤務する組織でこのような信用失墜行為に対してどのように対応していますか?
 
【私】信用失墜行為に抵触するような事例があるたびに、さまざまな防止法を検討して対応してきました。またこのような行為を防ぐための委員会を開催しています。
 
【面接官A】技術士法による罰則を答えてください。
 
【私】1年以下の懲役または50万円以下の罰金です。
 
【面接官A】それはどのような行為に対してですか?
 
【私】秘密保持の義務に対する違反です。
 
【面接官A】他の義務や責務での違反をすればどうなりますか?
 
【私】免状の返上になります。
 
【面接官A】反倫理行動はどのようにすれば防ぐことができますか?
 
【私】技術者の自律により防ぐ方法、法令を厳しくすることにより防ぐ方法、また仕組みを変えることにより防ぐ方法があります。
 
【面接官A】(面接官Bに対して)他に質問することありますか?
 
【面接官B】いや、ありません。
 
【面接官A】それでは口頭試験はこれで終了します。どうもお疲れ様でした。
 
【私】どうもありがとうございました。
 
■所感
 
・質問は全て想定の範囲内でした。結果的には、SUKIYAKI塾の資料だけで全て対応できました。
・面接官は基本的には優しく、回答が中途半端になったときは助け船を出してもらい、回答できるように進めていただきました。
・業務詳細について質問が多くあると考えていましたが、何点か細かな質問があっただけで、私の説明自体は理解していただいたように感じました。