キャリアとパーソナル・ブランディングのコンサルタント その読書録 -4ページ目

心理学ワールド50号刊記念出版 日本心理学会


これは季刊「心理学ワールド」の記念特別号です。
心理学の先端のトピックが素人向けに書かれています。

なかでもおもしろかったのは、「感情は知のネガではない」です。
我々は知性と感情を、別個のもの、対抗するもの、もしくはどちらかが主で片方は従という見方を持っていますが、実は


感情は生物的な知性の基礎をなすものであり、われわれが「知」と呼んでいるものは、むしろより大きな知性の特殊事例として進化してきたもの

と考えられるそうです。

・感情も知も生命体が懸命に生きていこうとするなかで生み出した「知恵」

・「悲しみ」はどうしようもない主観的状態に対して、自分の問題解決システムをリセット処理させるためのもの

だそうです。

深いですね・・・。

こんなトピックがたくさん詰まっています。



日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点/山岸 俊男
¥1,680

リスクに背を向ける日本人 (講談社現代新書)/講談社
¥798

安心社会から信頼社会へ―日本型システムの行方 (中公新書)/中央公論新社
¥798

山岸俊男の本を3冊借りて読みました。
まあ主旨はどれも似ていまして社会心理学からみた現代社会の見方をわかりやすく教えてくれる内容です。

日本の社会で起きているさまざまな事件や問題について、その原因を心に求め、きちんと子供たちに教育をしさえすればによる事態は改善する

そうした「心がけ論」や「精神論」でイジメ問題などが解決するはずはないと筆者は言っています。
もともと人間のもっている人間性から生じているのだから、その性質を理解した上で取り組むべきと言っています。

 たとえば、いじめ。
いじめを抑える決め手は、第3者のこどもたちがいじめを咎めるか傍観者になるかどうかにかかっているそうです。
では、いじめを止めようとするこどもを増やすにはそうするかというと・・・・
これが難しいのですが、
 
 そうした行動が最終的には自分のためになる

という制度、風土を作っていくことだと説いています。

要は「目指す道が~正しい」ではなく「目指す道 が~が得だ」ということが重要で、そうして人間を導いていく事が賢明だそうです。< /span>

企業のモラルの無さ、日本人らしさの悪い点(まわりに合わせる)なども結局は、そのほうが損をしない(得をする)からということが理由らしいです。

結局、正直者がバカを見ない社会制度作りこそが究極の社会革命なのですね。




「しがらみ」を科学する: 高校生からの社会心理学入門 (ちくまプリマー新書)/山岸 俊男
¥819

息子が塾の先生に絶対読んでと言われた本を、奪って読んだ。

まずひさびさに、骨太の学者(社会心理学)に出会った気がした。

社会の本質(理)を「しがらみ」にありと解説している。

特に日本人については、協調性が重視される文化であることを取り上げ、
真実は・・・
本当は独立的な生き方をしたい、でもみんなとうまくやっていくために、みんなが協調性を大事にしているようにみえる。実はそう皆が思い込んでいるだけかもしれないのだが、無理して協調的な生き方を皆が牽制しつつイヤイヤやっているのではないかと説いている。

これは非常に納得できる。

そもそも人類全体が、集団とはそこそこうまくやっていきたいという「生物的本能」は持っているはずだ。民族や国によって、社会の規範はちがう。すべての国が日本のように過度に協調性を大事にして自分の意見や主張を軽視しているほうが今や特殊だ。
ということは、この協調性第一主義は、生物としてよりは、風土や文化の影響なのだろう。
そしてそれも、もとはといえば、複雑性的なもので誰かがたまたま始めたことがバタフライ効果でこう広まったように思う。

こんなことを考えるうちに、思考がとまらなくなった。

私としては、ある方から受けた以下のアドバイスを信条としている。

『各個人が、社会に一方的に自分をあわせるのでなく、自分の軸を持ち相手側も軸を持つ。そして自分も相手もストレス無く関係を築くことがほんとは可能なんだ。日本の教育はそうした共存・共栄を前提としていないけど、間違いだ。自分と社会の双方がうまく活かせる場を探す努力をしろ! うまくいかないところを選んでいる暇はない。人生は100年もないのだから

この著者の他の本も早速予約した!








公立通信制高校を100%活用する方法 (YELL books)/エール出版社
¥1,575

今、このテーマにはまっていて、何冊か読んでますが、これが一番面白く読めました。
副題が「学校に毎日行ったらダメになる」です。

この本は、不登校からの対応というよりは、積極的に活用しようというスタンスです。

以下のような人たちこそ通信制高校を利用しようと呼びかけています。
予備校第一に受験勉強をしたい人
アスリートを目指す人
甲子園を目指す人
資格を目指す人
マタニティライフの人

人生の貴重な青春期を積極的に乗り切るため、
毎日学校通学という無駄な作業を省いて
効率良くやろうぜ!
という感じでライトに語っています。

これを読むと、全日制の普通高校に、通った自分が疑問に思えてきました。
高校は進学に必要だからという人も、言い返せないですね。

そのうち東大にいくなら、有名予備校と通信制高校にいこうという時代になるかもしれません。

うんざりする日本の公教育ですが、まあこんなシステムを用意しているだけまだ救いがあります。
未来はすべての学校がこうなればよいのに。






テレビ(Eテレ)を見ました。番組紹介は以下のとおり。
「東京都国立市にあるNHK学園高等学校が、ことし50周年を迎える。日本で初めての広域通信制高校として発足した学園は、戦中戦後の混乱で高校に通えな かった人たちの学びの場として、また1980年代以降は不登校やひきこもりの生徒たちの学びの場として、役割を果たしてきた。ノンフィクション作家・吉岡 忍さんが、時代の流れとともに変貌していく通信制高校の役割をたどりながら、現代の教育が抱える問題を探っていく。」

教育を考えるのにとてもよい番組でした。

日の当たる一般の高校の教育に対して、オルタネイティブな位置づけである通信制高校の様子を知ることができました。
ひょっとすると、通信制での教育が、日本の通り一遍の教育の犠牲者を救ってきたのかもしれません。
オランダの教育の話を聞くと、通信制高校の様子のほうが、世界のスタンダードのように思えました。




成功や幸福度をあげるのに必要なことは何かをあらたに「やる」ことだと思っている人は多い。私もそうであった。ところが実際にはそうではないようだ。

松原靖樹さん 決断の仕方シリーズ2~やめることを決める

こちらに載っているように「やることを決断するよりも、悪習慣など、やめることを決断する方が確度が高い」のでした。

昨日より、自分自身で試していますが、とても快適です。
ちなみに私がやめる(と決意した)のは「自己啓発」「間食」「人との比較」あと「不安・恐れを持つ」です。
「精神衛生」という日本語は知っていましたが、気分は上々で、実に「精神衛生上好ましい」です。

似た主旨の本は、心理学系の本には山ほどありますが、その効果を書いているだけで、その方法は秘密のようです。まあ集客のネタなのでしょう。
実際には松原靖樹さんのようにただ、決めるだけでよいし、あとは出てくるたびに、やめることを繰り返して、くせを取ればいいだけなのにと思います。

しばらくは、これ一筋でいこうと思います。



最近 思い込みをコントロールする方法についてマイブームです。


よくわかるACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー) 明日からつかえるACT入門/星和書店
¥3,045

合理的でない、自分のためにならない思い込みを論理的に論駁し、変更するのがいわゆる「論理療法(行動療法)」。これが、さらに次世代のものがあり、あらたなアプローチをやっている。

詳しくはこちら http://leben-jp.net/menu/menu_2.html

従来の行動療法は、不安やネガティブな思考を「取り除く」あるいは「変容する」ことを目標としているが、第三世代と言われる 行動療法(ACTなど)は、不安やネガティブな思考を「感じ保留」、そしてそのままでよいので自分の本来の価値観にそって自己実現のために「行動する」ことを重視している。

またこれは、全てをそうしろというのではなく、ネガテイブな思考・感情が、どうしようもない時(コントロールしきれない時)だそうで、最終手段のようだ。

非常に納得のできる内容である。


結局「仕組み」を作った人が勝っている (光文社ペーパーバックスBusiness)/光文社
¥1,000

久々に読み返しました。
事例はすべて懐かしいものばかりですが、「仕組み」は大事ですね。あらためて想います。

先日紹介した本「あなたの大嫌いな・・・」にも、お金を受け取るとは「労働の対価」「価値の対価」ではなく、「仕組み化」の対価だと載っていました。現在の経済を学ぶにはよい定義だと思います。
で、あなたの大嫌いな・・・」によると仕組み化の対価も4つももらい方があるそうです。

1.仕組みの一部になってお金を受け取る
2..仕組みを使ってお金を受け取る
3.仕組みを作るもしくは組み合わせてお金を受け取る
4.仕組みを所有してお金を受け取る

会社員は1ですね。
今回読み返した本は、2~4の事例が載っています。

うーむ、勝つには「仕組み」ですね。


先日紹介した図解についての記事「武器シリーズ」を加藤一郎さんがブログにて公開されましたのでお知らせします。

■『キーワードは、『最強の武器』』
 http://ameblo.jp/katoichiro/entry-11347610627.html


■(特集その1)『ハゲを「武器」にする』
 http://ameblo.jp/katoichiro/entry-11350527811.html


■(特集その2)『ヒーローと武器の関係性』
 http://ameblo.jp/katoichiro/entry-11350965210.html


■(特集その3)『エビを「武器」にする』
 http://ameblo.jp/katoichiro/entry-11351886249.html


■(特集その4)『突き刺さるトマホーク!』
http://ameblo.jp/katoichiro/entry-11353320358.html


■(特集その5)『武器があってもダメな場合とは?』
http://ameblo.jp/katoichiro/entry-11353322899.html


■(特集その6)『「犬のウンコ味ガム」を売れるようにするには?』
http://ameblo.jp/katoichiro/entry-11354399367.html


■(特集その7) JV(ジョイントベンチャー)やBtoB取引で強烈なレバレッジが効く秘密
http://ameblo.jp/katoichiro/entry-11355140234.html

ほんとに素晴らしい内容です。
あなたの大嫌いな人が100%考えていること/きこ書房
¥1,365

問いかけ式のタイトルです。
答えは「私は間違っていない」だそうです。
全ての人が、そう思っているということですね。真理でしょう。


さて私が一番ためになったのは、次の言葉です。

「あるようになる」という節で・・・


「お金持ちになりたい」と望む状態ではなく、すでに「お金持ちである」という状態を、心の底から受け入れた「あり方」を選べば、あなたがお金持ちにならないはずがない。~中略~物事は、あなたの「あり方」の選び方によって「あるようになる」


これは、松原靖樹さんから、私が教わったこととそっくりで、ためになりました。

参考記事
実現のための設定をする
決断の仕方シリーズ