名物サムゲタン? & 念願かなうがもう行かない &「鳥一代」 | KISHO director's blog

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人生のほとんどを広告マンとしての「食」に特化して考えてきた。愛食家として、これからは新しい観点で日本の「食」を考えていきたい。
もう一つ、人生とクラブライフ「ゴルフ」だ、太平洋クラブと富士カントリークラブの日常、箱根御殿場ライフを綴る。

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芝浦の「鳥一代」随分と印象的な店だった、美味しい不味いというよりも、久しぶりの食べたかった参鶏湯という気持ちが沸々だった・・・それが三田サイドにも昨年末にできて、いつ行くかというカウントダウン状態であった。

麻布十番に参鶏湯の名店「グレイス」があるが、私にはちょっと高すぎ、もっと気軽で美味しくというのがこの一品に対する印象。

久しぶりではあったが気持ち高揚で昼に出かけてきた、大きな鍋にちょっと前までは沸騰していただろうご本体の到着・・・印象とは違っていたが、濃厚なスープはウェルカムである。

ステンレスの鍋にはたっぷりなスープと鶏の崩し身が入っている、本場のものもこうなのかはすでに記憶はないが・・・30年以上前に韓国の本場というところで頂いたものとは隔世の感はある。

 

さらに、数年前に田町の芝浦サイドの同店で頂いた時の印象とも違っているような・・・ハッキリ言って今回の郷愁を追っかける参鶏湯は大失敗だった。もう二度と行かない店に連ねなければならないが、自分自身が本物を知るべき必要がまず最優先である・・・もう一度、麻布十番の日本元祖ともいうべき「グレイス」行を考え復活させようと思う。

 

色々と世の中には美味い物や珍しいものが沢山あるが、まずはその一品の出発点という原点を探り当てなければならない、それが店なのかそれ以外のことなのかは知ってから考えればいいとして・・・世に存在する美味しいものや名品の99,99%はコピーだからだ。むしろコピー品の方がまねの得意な日本的な風土に合っている・・・言い換えれば、アイディアの骨子さえ頂ければ、それは優秀な造り手が居れば間違いなく進化はする。多分「グレイス」もそうであろうが、まずは少しだけ残っている寒さを追い風にして行ってみる。

 

私には鶏肉の崩煮にしか思えない。

1200円の割に料理に品性なし。