(臨時営業)(ヨークシャー・テリアの)Ofeeよ安らかに
2023年2月26日(日) 亡き愛犬と同じヨークシャー・テリア関連であることに加え、飼い主さんの名前が愛犬と似ていることもあって、数年前から日々チェックして来たウェブサイトがある(以下のアドレス。今回の記事の写真は全てこのサイトから)。 https://www.instagram.com/meg_and_ofee/ 愛犬である10歳半のヨーキー「Ofee」(亡き愛犬と同じメス犬)について、飼い主のMegさん(女性)が写真や動画をアップしているインスタグラムである。 愛犬が死んだ後たまたま知ったサイトなのだが、このOfee嬢、見た目は大して似ている訳ではないものの(むろん写真のように実に可愛らしいヨーキーである)、上記の通り飼い主さんの名前が亡き愛犬とそっくりなことから親近感を覚え、毎日チェックする「お気に入りサイト」のひとつとなった。 しかし確か1年半か2年位前から時々(てんかんの?)発作を起こしたりして体調不良になるようになり、その度に飼い主MegさんがOfeeがどんな病状でどういう治療を受けているか書き記す頻度も増えていった。 その後も何度か発作を起こしたOfeeは足に麻痺も残ったらしいものの、しかしこのところ病状は安定して小康状態にあるようだった(それほど頻繁に更新される訳ではないこともあり、実際はもっと厳しい状況だったのかも知れない)。 しかし1週間程前、急に「食欲が戻って欲しい」という内容がアップされると、私は今さらながら病状が意外と重篤なのではないかと思い始めるようになった。 そしてその不安が的中するかのように、すぐ後で「Pray for Ofee. For good blood result on kidney readings, eye ulcer to be healed and no more seizures. It’s been a tough week for all of us. All prayers help.」という深刻なメッセージが掲載された。 「tough week」という言葉に、亡き愛犬が死ぬ前に経験せざるをえなかった(愛犬にとって)辛く苦しかった記憶がふいに甦って来て、飼い主のMegさんやその家族が直面しつつある「tough」な瞬間瞬間のことが思われ、Ofeeの回復を心から祈り続けるしかなかった。 その後一時快方に向かったOfeeは病院から自宅に戻ることが出来、食欲も多少出て来たということだったのだが、しかしすぐまた心臓と肺に異常音があるとのことで再入院したことが報告されていた。 飼い主のMegさんはキリスト教徒なのか、その報告の最後に「We love u, baby girl. Jesus loves u and never forsakes u. He is the keeper of the peace in your soul and restores the fullness of health and joy to you」と付け加えてもいた。 しかしそうした祈りや願いも虚しく、昨日以下のメッセージがアップされた。 https://www.instagram.com/p/CpEIC7Qy6MH/ 「After 10.5 years, you left us peacefully and without any complaint of me not spending enough time with you when I had to go to work or not letting you sleep in on weekend mornings and woke you up for feed. You were the best thing that happened to me and I am so glad that we had so much fun, joy, laughters and love and memories together that no amount of time will take that away. You were a wise, loving, loyal, a mind of your own (albeit some stubbornness at times)companion to all of us. You always loved your aircon, tasty biscuits and chicken which you now will have abundant supply of them and be enjoying the cooling weather (no rain & thunderstorms in heaven, baby)at the other side with all your friends. This is for you- you were and will forever remain a part of me, a greeting, a smile, a thought full of gratitude and sweet memories. Thank you my little champion, Ofee & I will always love you to infinity and beyond. 2012/09/09 - 2023/02/24」 平均寿命が15歳程度のヨークシャー・テリアとしては、Ofeeの10年半という一生は余りに短かったと言いたくなってしまうのだが、しかし上のメッセージにもある通り、Ofeeはその10年半の間に、飼い主のMegさんやその家族に、時間の長さでは単純に測ることの出来ない無数の喜びや笑いを与えてくれたに違いない。 どこの国だったかすぐに思い出せない異国(香港?シンガポール?)に暮らす、一度も会ったこともない(これからも会うことのないだろう)見知らぬ犬や飼い主さんにもかかわらず、私はこのOfeeの死を知ってしばし深い悲しみに満たされ、少しだけ涙を流した。約4年前に愛犬が死んだ時にさえ流れなかった涙だった(★)。《★ただし愛犬が死んだことが悲しくなかったからでは、むろんない。愛犬の死という事実を受け入れることが出来ず、ただ呆然と佇んでいるしかなかったからである、と思う。 愛犬が死んだ翌朝、愛犬の安否を尋ねる電話が子供からかかって来た時も、私は電話機を持ったまま、何十秒かの間、何も言うことが出来ずに立ち尽くしているしかなかった。ふいに巨大な感情の塊が喉の奥からこみ上げて来て頭が真っ白になり、何かを言葉にしようとしても全く声が出なかったのだった。しかしその時も涙が流れることはなかった。 数十秒の後、かろうじて愛犬が死んだことを簡単に告げると、子供は電話の向こうで声を詰まらせながら「死んじゃったの?」と鸚鵡返しに訊いて来た。すると改めて感情の塊がどっと押し寄せて来て、私は再び何十秒かの間沈黙したまま、ただその場に立っているしかなかった。 それからもうすぐ4年が過ぎようとする今でも、私は相変わらず愛犬の死を受け入れられずにいるのかも知れない。》 今、飼い主のMegさんやその家族は、愛犬Ofeeの(肉体の)死を前に、4年前の私と同じように現実を受け入れられずただ呆然としているだけかも知れない。 私はそうした彼らに心から哀悼の意を表すると共に、この1年半か2年程の間、病気による辛い痛みや苦しさに必死に耐え、治療の為に何度となく(おそらく決して好きではないだろう)病院に行かざるをえなかったOfeeに、もう苦しまなくて良いし、嫌いな病院に行かなくてもいい、これからは大好きな飼い主さんとずっと一緒にいられるのだと言ってあげたいと思う。 もし「死」というものにひとつでも長所があるとするなら、それは肉体というものが我々に強いる無数の不自由さや痛み/不快さといったものからの解放であり、Ofeeは今、そうした不自由さから完全に解き放たれたのである。 願わくはOfeeが下の写真のように、飼い主さんたちのすぐそばで穏やかな眠りをゆっくり味わっていることを・・・・・・。RIP. 最後に上のインスタグラムからダウンロードしたOfeeの写真を最後に何枚か貼付しておく。