ELEMENTS OF STYLE -78ページ目

真夏の買い物

この時期は秋冬物の入荷が毎日のようにありますが、季節感の無いアイテムはすぐに着られるので、猛暑のこの時期でも購買意欲をソソられるものが結構あります。

先日、秋冬の新入荷商品の中から、こんなものを購入しました。

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CIT LUXUARYのシャンブレーシャツです。

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ヴィンテージ風の絶妙な加工が他のブランドには無い独特な雰囲気を醸し出しています。

生地もシャンブレーにしてはかなり薄手なので、この時期着るには最適です。

以前、CITの上級ラインのBAGUTTAで同じ生地と加工のボタンダウンを購入しました。

洗いこんでいくと色落感が良く、かなり良い雰囲気になったので、今でも気に入って着ているのですが、個人的にカジュアルシャツはボタンダウンよりワイドスプレッドの方が好きなので、オーダーした時から買おうと思っていたシャツです。

ということで、入荷後速買いしました(笑)。


そして、これも季節感が無く、今の時期コーディネートのポイントになるアイテムです。

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WILLIAMのウエスタン ベルトです。

以前ご紹介した、J&M DAVIDSONのウエスタンチップ付きのメッシュベルトをかなり気に入ってしているので、もう一本ウエスタンタイプのベルトが欲しいと思っていたところに、このベルトが入ってきました。

細めの帯も今年っぽいです。

6月のPITTIでも、細めのチノパンやカーゴパンツに3~3.5cmくらいの帯幅のウエスタンベルトを合わせている人を良く見かけました。

細めのチノパンやカーゴパンツには、たいへん相性の良いベルトです。

コーディネートのアクセントにもなりますので、ウエスタンベルトをお持ちで無い方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

このシャツとベルト、値段も買いやすい価格です。

ご興味のある方は、ショップでご覧になっていただいて、ご試着いただければと思います。


ということで、今日はこのシャツとベルトで出勤でした。

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最近ファッション誌で "紺チノ" が少し取り上げられていますが、今日はその紺チノでコーディネートしました。

こんなネイビーのパンツにシャンブレーシャツという、シンプルなコーディネートにはウエスタンベルトがアクセントになります。

足元はADIDASのGAZZELEです。

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全身ブルーなので、足元は明るいブルーで軽く見えるようにしました。

私も今年はスーパークールビズなので、シャツとパンツというシンプルな組み合わせでいかにコーディネートするか毎日悩みます。

シンプルなコーディネートほど靴とベルトが重要だと感じています。

早く涼しくなってジャケットやスーツが着たいです。



















ipadからの投稿

CESARE ATTOLINI STYLE BOOK


先日イタリアのナポリからこんなものが届きました。



Design Mon Amour


ELEMENTS OF STYLE

何かの写真集みたいですが、実はこれ、あの ”CESARE ATTOLINI” が毎シーズン発行している


スタイルブックです。



毎シーズン テーマがあり、今回はデザインがテーマになっています。


ELEMENTS OF STYLE


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このようにインテリアや建築に関しての特集ページがあり、洋服だけのカタログ的なスタイルブックではなく、


一つの写真集のようになっています。


まるでアートブックのようです。


因みに、春夏シーズンはシネマがテーマでした。




2011年秋冬のアットリー二のスタイリングをお見せします。


ELEMENTS OF STYLE


2011年秋冬はBEAMSでもオトナのタータンチェックを提案していますが、


アットリー二もタータンチェックを使ったスタイリングを提案しています。





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左はブルーのグレンプレイドのジャケットをタイドアップして、ミディアム グレイのトラウザースを合わせた


日本のビジネスシーンでも使えるようなスタイリングです。


以前ブログでも書きましたが、ジャケットに前ボタンのニットベストやカーディガンを合わせるコーディネートは


1月のPITTI UOMOでもよく見られたコーディネートです。


右はそれに対してジャケットにデニムを合わせたカジュアルなタイドアップ スタイルです。


この対照的なタイドアップ スタイルも、今のイタリアのクラシックスタイルの時代性を表現していると思います。





ELEMENTS OF STYLE


これもジャケットにデニムを合わせたタイドアップスタイルです。


カシミアのニットタイはカジュアルなタイドアップスタイルに良く合います。





ELEMENTS OF STYLE


これもジャケットにデニムで合わせたスタイリングです。


アットリー二らしい英国調の大柄のチェックジャケットにカシミアのミドルゲージのタートルを合わせた


リラックス感のあるオトナのジャケットスタイルです。





ELEMENTS OF STYLE


トレンドのショールカラーのニットをインナーに合わせたジャケットコーディネートです。


このスタイリングもジャケットにデニムを合わせています。


きれいなブルーと大きなウインドウペンがアットリー二らしい生地です。





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2011年の秋冬のトレンドでもある、ケーブル網のショールカラーのカーディガンを使ったスタイリングです。


短めの着丈とスリムなフィッティングが時代性のあるスタイリングに見せています。


パンツはこれもデニムを合わせています。





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こんなラグジュアリーなカジュアル スタイルリングもあります。


このレザーダウンもアットリー二です。


ファーの付いたショート丈のダウンはイタリアで人気ですが、画像でもわかる上質なレザーとファーが


アットリー二のラグジュアリーな世界観を表現しています。





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ダブルブレストのベストがついた3ピースのスタイリングです。


かなり英国色の強いディティールを取り入れた3ピーススーツです。


一歩間違えればコスプレっぽくも見えるスーツですが、アットリー二らしい肩のラインやシルエットに


よって、時代性のあるスーツに見えます。






ELEMENTS OF STYLE


明るいブルーフランネルのチョーク ストライプのダブルブレスト スーツです。


この画像はスタイリングというよりは、このスーツの美しいシルエットに目が行きます。


画像でもアットリー二らしい、体にフィットしたきれいなシルエットが良くわかります。





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これもダブルブレストのスタイリングです。


このスタイルブックでもウインドウペンのジャケットやスーツが多く使われていますが、


イタリアのプレタポルテのブランドの中でも、アットリー二は以前から英国的なテイストの生地が


最も多いのが特徴です。 


それもアットリー二が洋服好きの人達を魅了する一因であると思います。


大柄のプリントタイがナポリらしいコーディネートです。




ELEMENTS OF STYLE


無地に見えるシャドウ グレンプレイドに大きなウインドウぺーンが入ったスーツです。


この生地も実にアットリー二らしい生地です。


ウインドウ ペーン好きの私にとっては、アットリー二の生地はとても魅力的な生地が多いです。


サックスブルーのカシミアのプリントタイも洒落ています。




アットリー二はナポリを代表するハンドメイドのスーツやジャケットを生産するブランドです。


10年前であればアットリー二がブランドのイメージをアピールするスタイルブックに


こんなにデニムを合わせたスタイリングを提案することなど考えられませんでした。



皆さんも様々なファッション誌のスナップをご覧になっていて気づいている方も多いと思いますが、


ここ数年、イタリアのクラシックなスタイルのカジュアル化が急速に進んでいます。


PITTI UOMOの会場を見ても、本当にスーツを着ている人は少なくなりました。



そして、スーツに代わって増えたのが、ジャケットを中心としたスタイリングです。


特にジャケットにファイブポケットやカーゴパンツというスタイリングは、ここ数年で急速に増えました。



クラシックの急速なカジュアル化を嘆いて否定する人たちもたくさんいますが、


それが時代性ということで受け入れるべきものだと私は思います。



ただ、クラシックなスーツスタイルが時代遅れになったわけではありません。


私もジャケットが全盛な今でも、毎シーズン新しいスーツをオーダーしたり買ったりしています。


要は、時代性のある新しいものは取り入れながら、クラシックという軸はしっかりと持って、


バランスを考えて洋服を着こなすことが重要だと考えます。



スーツを中心としたクラシックスタイルが全盛であった10年前のクラシックスタイルから


今のクラシックスタイルに至った経緯を振り返りながら、このスタイルブックを見ていると、


時代に沿った新しい流れは積極的に取り入れながらも、アットリー二の持つエレガントな


クラシックスタイルをしっかり提案しているこのスタイルブックのバランス感が、まさに私の考える


今の時代のクラシックスタイルの重要な要素だと考えています。




















FRENCH IVY 2

 

前回のフレンチアイビーのブログを書く前に、当時私と一緒に渋谷店で働いていたスタッフとフレンチ アイビーについていろいろと話していたところ、そのスタッフから90年代に発行されたある雑誌に面白い特集ページがあると見せられました。

 

 

 

 

 

 

 

その特集を組んだ雑誌がこれです。

 


 

 

BRUTUS 1998年 6月15日号です。

 

この号は98年のフランス年にちなんで発行されたフランス特集です。

 

その巻頭特集が ”フランスかぶれ万歳” という特集で、当時の日本人が考えるフランスの過去と現在を76項目にわたって紹介しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

その特集の7項目が、前回のブログで紹介しましたフレンチ アイビーに関する解説です。

 

 

 

 

98年に発行された雑誌ですので、80年代に流行ったフレンチアイビーが当時日本でどのように認識されていたか解説されています。

 

 

すでに流行から10数年経っているので、モデルのキャラクターも着こなしも多少誇張されている部分はありますが、リアルタイムを知る私にとっては大変面白い内容です。

 

 

 

 

 

 

 

今回はその内容を要約して解説したいと思います。

 

 

まずはメンズです。

 

 

 

 

アウターはM-65のフィールドジャケットです。

 

 

”BEAMSの海外出張はみんなこれを着ていた”と書かれています。

 

 

本当に皆着ていました(笑)。

 

 

特に写真のオフホワイトやベージュのM-65は、BEAMSのスタッフとして持っていなくてはならないマストアイテムでした。

 

 

私は今でも白とベージュとサックスブルーを持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

インナーはセントジェームスのバスクシャツ

 

 

これもマストアイテムでした。

 

 

おそらくBEAMSのスタッフでこれを持っていないスタッフはいなかったと思います。

 

 

今やいろいろなブランドのボーダーTがありますが、当時はとにかくセントジェームスが定番でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

シャツはエミスフェールのコーデュロイBD

 

 

エミスフェールが流行らせたかどうかは分かりませんが、私が入社した当時ビームスでもコーデュロイのBDはオリジナルやインポートで何種類も展開していました。

 

 

カラフルな色が人気だったのを覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャケットはオールドイングランドのネイビーブレザー

 

 

私がBEAMS Fに異動した頃、爆発的な人気が出て常に予約で完売という状態でした。

 

 

英国のオースティン リード製でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツはジャンブルジョワのタータンチェック

 

 

BEAMSでも最初はジャンブルジョワのパンツを取り扱っていましたが、もっとクオリティーの高いパンツブランドがあると聞いて、その後展開したのがベルナール ザンスのパンツでした。

 

 

ベルナール ザンスは、当時オールドイングランド、マルセル ラサンス、アルニスなどの有名店やメゾン系ブランドのパンツを手掛けるパンツメーカーでした。

 

 

解説にはツータック、裾幅18㎝、ダブル幅2.5cm、と書かれていますが、その通りです。

 

 

腰回りに余裕があってテーパードというシルエットが当時主流でした。

 

 

ただ、写真のように裾をダブつかせて穿くのはBEAMS的にはアウトでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シューズはチャーチのモンクストラップ

 

 

当時フレンチアイビーらしい靴と言えばモンクストラップ。

 

 

私が入社した当時、先輩たちがテーパードのパンツと合わせて履いていたのがモンクストラップでした。

 

 

前回のブログでも書きましたが、その当時BEAMSのスタッフが皆履いていたモンクストラップが、チャーチのBECKETというモデルでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

次にレディースです。

 

 

 

 

エルメスのスカーフ

 

 

これは当時のレディースの大定番でした。

 

 

上の写真のようにカジュアルなコーディネートでも肩から掛けたり、高価なエルメスのスカーフをさりげなく使うのがオシャレでした。

 

 

もちろん、みんながエルメスを買えるわけではないので、値段の安いエルメス風のものもたくさん売られていました。

 


レディースだけでなく、メンズもエルメスのスカーフを首に巻くのが流行りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

シャツはハートフォード・シャツメーカーのBDシャツ

 

 

当時のフランスを代表するシャツメーカーです。

 

 

現在もブランドはあり、PITTI UOMOにも出展しています。

 

 

当時この手のフランスブランドは、ブルックス ブラザースを模したものが多く、ハートフォードのBDも、襟型、ディティールだけでなく、タグのデザインもブルックス ブラザース風でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

ニットはセントジェームスのクルーネックカーディガン

 

 

当時、クルーネックのカーディガンはフレンチ トラッドの超定番アイテムでした。

 

 

ラムズウールのものが人気で、英国ブランドのニットが人気がありました。

 

 

Ray BEAMSでもインポート、オリジナルで展開して、飛ぶように売れていたのを覚えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コートはP&Oのウォータープルーフ ハーフコート

 

 

P&O.…かなり懐かしいブランドですが、薀蓄を書くと長くなるので省略させてください。

 

 

因みに、P&OのマウンテンパーカーもBEAMSのメンズスタッフのマストアイテムでした。

 

 

ウォータープルーフというのは、いわゆるラバーライズド(ゴムびき)の事です。

 

 

当時は写真のようなカラフルなカラーで襟がコーデュロイのAラインのハーフコートが、メンズ、ウィメンズともに人気でした。

 

 

BEAMS Fでも英国のファクトリーに別注した同じようなモデルを展開していました。

 

 

当時はゴム引きのコートを作れる工場がまだたくさんあり、少ない数量でオリジナルを作れた時代でした。

 

 

デビッド マーシュやトラディショナル ウェザーウェア(マッキントッシュ)がブランドとしては有名でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンツはピカデリーのエラスティックジーンズ

 

 

これは当時BEAMSの女性スタッフは必ず持っていた大定番のジーンズです。

 

 

今でいえば ”美脚スキニージーンズ” です。

 

 

エラスティスというモデル名で売られていて、Ray BEAMSでも飛ぶように売れていたジーンズでした。

 

 

エラスティックが入っていたので、かなりピッタリとしたフィットで穿いていました。

 

 

メンズはライダースというモデルがありましたが、今でいうスキニーフィットでかなり細かったので、501に近いシルエットのフランスブランド リベルトのジーンズの方が人気がありました。

 

 

ちなみに、私はコロニアルという2プリーツのテーパードシルエットのチノパンを好んでは穿いていました。

 

 

このピカデリーのエラスティス、数年前に復活して今日本でも購入することができます。

 

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

http://www.piccadilly-jeans.jp/

 

 

 

 

 

 

 


靴はジャン・バディのモンクストラップ

 

 

ジャン・バディ・・・  懐かしいブランドです。

 

 

BEAMSでも扱っていました。

 

 

当時エミスフェールの靴を作っているブランドとして日本でも有名でした。

 

 

セレクトショップだけでなく、横浜の信濃屋さんのような老舗でも扱われていたブランドです。

 

 

私もローファーとモンクストラップとUチップを所有していました。

 

 

フランスらしい少し硬めの履き心地の靴でした。

 

 

当時は、女性もメンズライクなレザーシューズを履くのが流行っていたので、モンクストラップやU-チップ、ローファーなどがセレクトショップでは必ず展開されていました。

 

 

因みに、このジャンバディー、90年代に廃業してファクトリーはウエストンが買収したと噂になりましたが、真相は分かりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

バッグはJ&M デビッドソン のトートバッグ

 

 

最近日本でも人気が再燃したJ&M デビッドソンですが、80年代にすでにフランスでは人気ブランドでした。

 

 

当時はパリのSEHMという展示会がヨーロッパ最大の展示会で、私が初めてSEHMにバイイングに行った89年当時、すでにJ&M デビッドソンはSEHMに出展していて、ブースがいつも賑わっていたのを覚えています。

 

 

デザイナーのジョンがネイビージャケットにリーバイスの501、靴はブラックのレザーシューズという英国人でありながらフレンチ トラッド的な着こなしをしていたのも印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

我々の年代には懐かしいアイテムやエピソードだと思いますが、20代や30代の人たちには”なんだこれは?” という感じだと思います(笑)。

 

 

ただ、ここ数年日本でも主流となっているイタリアのトラディショナルスタイルを見ていると、この当時のフレンチアイビーやフレンチ トラッド的なテイストを感じることが最近よくあります。

 

 

それに関しては詳しく書くと長くなるので、後々少しづつ触れていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

この号はこれ以外にも興味深い特集ページがあります。

 

 

 

 

”仏印良品” と題して、捨てられない121の銘品が紹介されています。

 

 

 

 

 

 

 

チェペリエのナイロントート

 

 

 

 

今も人気ですね。

 

 

 

 

 

 

 

パラブーツのチロリアン

 

 

 

 

今はシャンボードの方が有名ですが、この当時はチロリアンが定番でした。

 

 

 

 

 

 

 

リブランディングされる前のゴヤールも紹介だれています。

 

 

 

 

これはベルトではなく、犬の首輪です。


パリっぽいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

ウェストンのローファー

 

 

 

 

これは言うまでもなく、時代を超越した大定番です。

 

 

 

 

 

 

 

カミュー フォルネの時計ストラップ

 

 

 

 

いまでは高級時計ブランドのストラップを作っていることで有名なカミューフォルネも紹介されていました。

 

 

ちなみに、扱い店舗は当時渋谷にあったBEAMS TIMEになっています。

 

 

私も当時リザードのストラップを購入しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

アニエスベーのボーダーT

 

 

 

 

このボーダーTもずっと定番ですね。

 

 

自分は幅広のボーダーTが最もアニエスべーらしいボーダーTというイメージです。

 

 

 

 

 

 

 

 

セントジェームスのナバル

 

 

 

 

80年代初め頃からずっと定番のモデル。

 

 

ピカソが着ていたという蘊蓄は、今や知る人も少なくなったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

デュラレックスのグラス

 

 

 

 

フランスの日用品で最も日本で有名なものかもしれません。

 

 

当時は広尾のF..O.B CORPでしか扱っていなかったような記憶があります。

 

 

私の家にもサイズ違いであります。(笑)

 

 

121アイテムの中のほんの一部ですが、こうやって見ると、フランス ブランドは時代を超越した定番アイテムが実はとても多いのがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

このBURUTUS 1998年6月15日号、80年代のフレンチアイビーを知る重要な一冊です。

 

 

ご興味のある方は、古本屋やネットなどで見つけたら手に入れることをおすすめします。

 

 

おそらく価値をわかる人は少ないと思いますので、値段も安く買えるのではないかと思います。

 


私も家のどこかにあると思いますので探してみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FRENCH IVY

 

前回のブログでご紹介したall right と同時期に発行されたある雑誌の特集で、その後の私のファッションと仕事に大きな影響を与えた特集がありました。

 

 

 

 

 

POPEYE 1984年 9月25日号です。

 

 

 

 

表紙には ”この秋、めいっぱいに男前” というタイトルが書かれていますが、この号で最も多くのページを使ったのがパリ特集でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

その特集は ”不変のパリに投げキッス!” という題名で、 ”フレンチ アイビー””フレンチ トラッド”やその当時のパリの若者の文化を紹介していました。

 

 

 

エンブレムの付いたブレザーにピンクのオックスフォードのBDシャツ、レジメンタルタイ、テーパードのかかったチノパン、ドレススチュアートのタータンチェックパンツ、

 

 

巻頭ページからやられました(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ショップの紹介では、MARCEL LASSANCEHEMISPHERESOLD ENGLANDKENZOAGNES B といった当時パリで人気のあったショップやブランドが紹介されていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



ちなみに、当時のKENZOのメンズはトラディショナルなスタイルをベースにしていたことと、デザイナーだった高田賢三さん自身のスタイルがフレンチアイビーだったこともあり、フレンチアイビーを好む人たちにとっては憧れのブランドでした。

 

 

今はなくなってしまったショップが多いですが、我々世代にはは懐かしい名前のショップやブランドがたくさん掲載されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

スナップも当時のフレンチアイビーの典型的なスタイルを紹介しています。

 

 




 

 

テーパードしたシルエットのタータンチェックのパンツ、ポロシャツやボタンダウンにスカーフというスタイルは、私自身大きな影響を受け、BEAMSに入社した当時こんなスタイルを真似していました。

 

 

ちなみに、BEAMSにアルバイトの面接に行った時もフランスのブランドの2プリーツのタータンチェックのパンツに白いフレンチラコステでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このスタイリングはおそらくジャンポール ベルモントを意識したものだと思われますが、細身のハウンドトゥースのパンツに黒のモンクストラップがまさにフレンチアイビーなコーディネートです。

 

 

 

 

BEAMSに入社した当時、先輩達にフレンチ アイビーのマストアイテムはモンクストラップだと教えられ黒茶で揃えたものでした。

 

 

ちなみに、当時先輩に勧められて購入したモンクストラップはチャーチの”BECKET”というモデル。
 

 

BECKETの中でもブラックスエードのモンクストラップは、特にフレンチアイビーのマストアイテムとして当時スタッフやお客様の間で人気でした。

 

 

ラストは今はなき73番ラスト。

 

 

それはフレンチアイビーとは全く関係ないうんちくです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ベーシックなホワイトシャツにホワイトジーンズ、靴はブラウンのタッセル スリッポン、ジーンズにスニーカーではなく、レザーシューズを合わせるのがフレンチアイビーのスタイルだというのもこの特集から学びました。

 


 

 

特にホワイトジーンズにレザーシューズという合わせは、私のお気に入りのコーディネートでした。

 

 

因みに、この写真のサングラスはレイバンのウェイファーラーです。

 

 

当時ウェイファーラーは様々な雑誌で取り上げられていましたが、このパリのスナップに影響され、似合わないのに誕生日のプレゼントで姉に買ってもらいました(笑)。

 

 

そのウェイファーラーは今でも大切に持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

とにかくフレンチアイビーにはLACOSTEのポロシャツが欠かせないものでした。

 

 

 

 

当時の日本ではアメリカ製のIZODラコステ三共生興がライセンスで作っていた日本製のラコステがありましたが、フレンチアイビーはフランス製のラコステでなければいけないというのが暗黙の了解だったので、大学生だった私も当時¥9,800-もしたフレンチラコステを少しでも安く買おうとアメ横を歩き回ったものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

カーディガンにタートルネックのニット オン ニットもフレンチアイビー的なコーディネートでした。

 

 

 

 

赤いタートルネックというのもフレンチアイビー的なアイテムでした。

 

 

靴は黒のタッセルですが、このイメージが強くあったので、BEAMSに入社した翌年オールデンのタッセル購入しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも赤いタートル。

 

 

ブラウンのジャケットに赤いタートルというのは、今の色合わせに通じるものがあります。

 

 

 

 

カジュアルなジャケットコーディネートであっても必ずチーフを入れるというのも、入社当時先輩から厳しく指導されました。

 

 

こういうところもアメリカのアイビーとは違うフレンチシックなアイビースタイルとして影響を受けたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタジャンに革靴という、当時の私には考えられないスタイルでした。

 

 

 

 

とにかく、カジュアルでもスニーカーを履かずレザーシューズを合わせるというコーディネートが当時新鮮に感じられました。

 

 

 

 

 

 

 

 

当時のパリの若者を撮ったスナップです。

 

 

 

 

中央の人はラコステのポロシャツにホワイトジーンズ、靴はウェスタン ブーツです。

 

 

当時のパリはウェスタン ブーツやウエスタン ベルト、オルテガのベストなど、アメリカのテイストが強いアイテムをコーディネートに取り入れるのが流行っていました。

 

 

特にこの当時、フレンチアイビーの人たちに影響力のあったセレクトショップ ”HEMISPHERES(エミスフェール)” でそれらのアイテムが多く扱われていました。

 

 

今でこそオルテガのベストやオールデンのV‐TIP(モディファイドラスト)はアメカジアイテムと思われていますが、もともとはエミスフェールが扱っていたことで注目されたフレンチアイビー的なアイテムであることを知る人は今や少なくなってしまいました。

 

 

ちなみに、今やほとんどの人がイタリア的なアイテムだと思っているM-65も、当時のフレンチアイビーの必須アイテムでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この号が発行された当時、すでにBEAMSの熱狂的なファンであった私は、買い物もしないのに週の半分はBEAMSに通っていました。

 

 

ショップのディスプレイやスタッフのコーディネートを真似て、バイトでお金が貯まると少ないお金を握りしめて少しずつ洋服や靴を買い足していったものです。

 

 

入社してからわかったのですが、あまりも頻繁にお店をチェックしに行くので、”よく来るけど買わないやつ” と言われていたようです(笑)。

 

 

その後、就職活動もせずに大学生活最後の夏休みをのんびり過ごした私は、8月末に思い立ったように原宿のBEAMSに就職したいと飛び込みで行くのですが、運良くアルバイトで採用され、翌年卒業と同時に社員になることができました。

 

 

洋服が大好きで洋服に携わる仕事がしたいと思っていた私でしたが、それを決定的にしたのが、このPOPEYEのパリ特集で初めて知ったフレンチアイビーでした。

 

 

このフランス人のする上品でニートなアイビースタイルが、その後の私のBEAMSでの仕事に大きな影響を与え現在に至ります。

 


 

次回は、当時日本で流行ったフレンチアイビーの典型的なスタイルを紹介している、ある雑誌の面白い特集を見つけたので、それを紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J・M WESTON のキング オブ ローファー

 

私が大学生の時代にお気に入りの雑誌がありました。

 

発行期間が短い雑誌だったので、知っている人はほとんどいないと思います。


 

その雑誌というのがこれです。


ELEMENTS OF STYLE

all right (オールライト)

 

ソニー出版から発行され、1983年から1984までの一年間に9号だけ発行されて休刊(廃刊)になった

 

ライフスタイルマガジンです。


 

当時すでに若い世代の人たちのライフスタイルマガジンとして、絶大な人気を誇っていたPOPEYE

 

競合誌となるべく創刊されたと思われますが、ポパイと比べても見やすい誌面とファッションの提案も

 

独自性があり、マイナーな雑誌でしたが毎号発売されるのを楽しみにしていました。


 

この号のファッションページは ”東京バジェット・ボーイ” という特集で、少ないお金で、より賢くより楽しく

 

生活するための提案を17ページで紹介していました。


ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE

 

ファッションのスタイリングや写真も当時の雑誌の中ではこだわったスタイリングが多く、

 

それも私がこの雑誌を好きだった理由の一つです。


 

そしてこの時代、この手の雑誌の定番でもあった、わたせ せいぞう のアニメーションのページも

 

ありました。


ELEMENTS OF STYLE

 

私と同世代の人たちにとっては、わたせ せいぞう のアニメーションはかなり懐かしいです(笑)。

 

 

 

そして、このオールライトの全9号の中で、最も記憶に残っているページがこれです。

 

J・M WESTON のクロコダイルのローファーについて書かれたコラムです。


ELEMENTS OF STYLE

 

内容を要約すると、筆者であるスタイリストが、ある事情でしばらくパリに滞在することになり、

 

パリの街を歩いていると、ある靴屋のディスプレイに今まで見たこともないローファーを見つけました。

 

そのローファーがJ.M WESTONのクロコダイルのローファーでした。


 

値段を見ると、無理をすれば買えない値段ではなかったのですが、パリでの生活が始まったばかりで

 

その後の生活を考えて、その時は取りあえずそのローファーを買うのを我慢しました。


 

その後しばらくたって帰国することになったのですが、帰国後もそのローファーのことが頭から離れません。

 

筆者はそのローファーを買うためにお金を貯めるのですが、いくらお金を貯めてもこの靴を買うにはパリに行くし

 

かありません。


 

そして、その夢がかなったのが8年後、仕事でパリに行くことになり、パリに着いた初日にこのローファー

 

を買いにJ.M WESTONのショップに行き、試着をしてサイズを選び購入しようとすると、値段がなんと

 

8年前の3倍になっていて、とても買えるような値段ではなくなっていました。


 

すると、旦那さんに同じ靴を買いに筆者と一緒に来ていた松任谷由美さんが、だまってお金を貸してくれて

 

夢にまで見たJ・M WESTONのクロコダイルのローファーを手に入れることができました。

 

そして、その夢にまで見たJ・M WESTONのローファーを、筆者はキング オブ ローファーと名づけました。




 

当時大学生だった私は、実物も見たことのないウエストンのクロコダイルのローファーと、

 

筆者の熱い思いのこもったこのコラムが強く印象に残り、今でもウエストンのローファーを見ると

 

このコラムを思い出します。


 

私がBEAMSに入社した80年代の中頃から末頃は、ブルックス ブラザースのオックスフォードの

 

ボタンダウンにヴィンテージのリーバイス501にウエストンのクロコダイルのローファーを履いているような

 

オトナ達がいて憧れたものです。


 

当時はバブルの時代だったので、アルマーニのような高級なイタリアブランドの服が人気でしたが、

 

一方でクオリティーの高いベーシックな服や靴を身に着けるオトナ達がたくさんいて、

 

私自身影響を受けたものです。


 

このウエストンのクロコダイルのローファーが今いくらするのか分かりませんが、

 

このローファーをさらっと嫌味なく履きこなせるの人は中々いないのではないかと思います。


 

エキゾチックレザーをこれ見よがし身に着ける人は良く見かけますが、

 

さりげなく上品に身に着ける人、そんな人が少なくなったような気がします。


 

私よりさらに上の世代の人たちで、ファッションにも年季が入った人たちが

 

こんな靴を格好よく履いているのを見てみたいものです。








 

















 




 

ITALIA SNAP 4


イタリアは8月1日から約1ヶ月のバカンスに入ります。


私達もそれに合わせて2012年春夏のオーダーを月末までに入れなければならず、


7月に入ってからは午前中から夕方まで毎日展示会まわり、帰ってからミーティングと忙しい毎日ですが、


バイヤーにとっては商品を見ている時が一番楽しい時間なので、この時期は忙しいですがそれほど疲れも


感じません。




今回もミラノのスナップです。



ミラノの BRNELLO CUCINELLI のディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE


ブルネロらしい上質感のあるベージュのサキソニーのスーツです。


白のボタンダウンのボタンを外し、カシミアのネイビーのニットタイを合わせています。


胸ポケットにはシャンブレーのチーフをTVホールドで挿しています。


スーツのディスプレイにダウンベストを入れ、パンツの裾をダブルに見えるように


ロールアップしていたり、シューズもラウンドトゥのカジュアルなブーツを合わせていたりと、


随所にブルネロらしい ”ハズシ” を効かせたコーディネートです。



同じくブルネロ クチネリのディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE


次の秋冬のトレンドでもある ブラウンとベージュのグラデーションでまとめたコーディネートです。


パンツはカーゴパンツですが、かなりスリムなシルエットです。


ブルネロはチノパンもカーゴパンツもかなりスリムなパンツを打ち出しています。



シューズはラウンドトゥーのブーツですが、スリムなパンツにボリュームあるラウンド トゥーのシューズ


を合わせるというのも、既に流行に敏感なイタリアの業界人が取り入れているスタイルです。



ジャケットにカーゴパンツにタイドアップというのもブルネロっぽいコーディネートですが、


最近はこんなコーディネートのイタリア人をPITTIの会場でも多く見かけるようになりました。



クラシックなスタイルをスポーティーに着こなすという昨今のトレンドは、ブルネロが提案するスタイルが


少なからず影響を与えていると思います。




ミラノのWP STOREのディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE


良く見るとウインドウにオレンジのBEAMS+のサインが見えます。


ご存知でない方も多いと思いますが、WP STOREにはビームス プラスのコーナーがあります。


このディスプレイもウーピーストアーのメインディスプレイを使って洋服は全てビームスプラスの


もので組まれています。



ウーピーストアーは私が20数年前、初めてイタリアにバイイングに行った頃から


アメリカのカジュアルウエアーを扱うセレクトショップとして既に有名なショップでした。



最近ではイタリアで爆発的な人気のウールリッチのアークティックパーカーが最も揃っているショップ


として洋服に興味がある人であれば誰もが知っている人気店です。



そんな有名なショップでビームスプラスのオリジナルがコーナー展開されているのは、


イタリア人にもチョット自慢できます(笑)。



そして、ビームス プラスの洋服にコーディネートされているのが、


やはりイタリアで人気のこのブランドのスニーカーです。


ELEMENTS OF STYLE


NEW BALANCEの998です。


日本で売られている998と違い、ナンバーが赤い刺繍で入れられています。


イタリアのスペシャル仕様なのでしょうか...



そしてこんなニューバランスもあります。


ELEMENTS OF STYLE


ニューバランス 750?です。


先日ブログで ”イタリア人のスニーカーはウンチクよりも見た目重視” と書きましたが、


ウーピーストアーのようなショップでも画像のようなニューバランスを展開しているのを


見ても読者の方には理解していただけると思います。



確かにグレーとネイビーの2トーンカラーにレッドをポイントカラーとして効かせたカラーリングは


イタリア人にうけそうなカラーリングです。




ミラノのセレクトショップ BRIAN & BARY のディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE

ネイビージャケットにベージュのチノパン、Vゾーンはチェックのタイというベーシックなコーディネートですが、


全体を見ると、ジャケットのシルエット、シャツのこなし、パンツのカラーリングと裾の処理など


時代性をコーディネートに取り入れたディスプレイです。



ELEMENTS OF STYLE


タイドアップしたジャケットコーディネートですが、パンツはロールアップしています。


数年前では絶対に考えられなかったことですが、最近イタリアのクラシックな服を扱うショップでも


パンツの裾をロールアップするディスプレイが見られるようになりました。



そして既にPITTIの会場でも ”ダブルに見えるような上品なロールアップ” をする業界人が


かなり増えています。




この画像もブライアン&バリーのカジュアルのディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE


ポロシャツはラルフローレンです。


長袖のシャツの上にポロシャツを着せています。


ターンナップのカフが付いたショーツは、おそらくインコテックのショーツです。


ラルフローレンのディスプレイよりも洒落て見えるのは、イタリアブランドのアイテムをコーディネート


に取り入れ、全体のバランスを上手くまとめているからだと思います。



このブライアン&バリーは、ミラノのクラシックなショップの中でも若い感覚と時代性を兼ね備えた


独自の品揃えのセレクトショップです。



BEAMSで扱っているブランドも多く品揃えしていますので、ミラノに行く機会があれば


是非ご覧になって見てください。




PITTIでかなり見かけたこの”十字マーク”のスニーカー


ELEMENTS OF STYLE


一体どこのブランドのスニーカーかと思ったら、PREMIATAのスニーカーでした。



特にモードっぽいスタイルの人たちが履いていた訳ではなく、ディアドラやアディダスやニューバランス


を履いているような人たちが履いていました。



数年前にも同じような感覚で DIRK BIKKEMBERGS のスニーカーを履いている人たちをPITTIの会場で


良く見かけました。


ELEMENTS OF STYLE


これが2006年の6月のPITTIで多く見かけたダーク ビケンバーグのスニーカーです。


この時もモードっぽいスタイルの人たちではなく、クラシックなジャケットにホワイトパンツを穿いている


ような人たちに履かれていました。



PITTIでは、このような意外性のあるものが流行ることが今までも多々ありました。


それも見てくれ重視とブランドに対する先入観が少ないイタリア人の柔軟なマインドによるものなのでしょう


か。






皆さんもご覧になっている各ファッション誌の9月号に、先日のPITTIやミラノコレクションのスナップや


先だし情報が掲載されています。



それをご覧になられてセール品の最後の購入や秋冬ものでオールシーズン着られるものを


先物買いするというのも賢し買い物方法だと思います。


私自身、出張から帰ってきてからセール品を購入しました(笑)。








































ITALIA SNAP 3


今日は台風で荒れるという予報だったので、デニムにスニーカーというスタイルで出勤しましたが、


小雨程度でちょっと拍子抜けです。



デニムにスニーカーというスタイルは確かに楽ですが、なんとなくシャッキッとしませんね(笑)。



今回も引き続きイタリア スナップです。




日本のファッション誌にも度々登場する、PT-01のマリオ マランです。


ELEMENTS OF STYLE


ネイビージャケットにネイビーのポロシャツ、ミディアムグレーのトロピカルウールのパンツ


ベーシックなコーディネートですが、足元はネイビーのコンバース オールスターです。



ELEMENTS OF STYLE


スポーティーなコーディネートですが、ポケットチーフを挿しています。


因みに、このチーフはエディフィスのオリジナルでした。


私がチェックしたらマリオはかなり慌てていました(笑)。




ELEMENTS OF STYLE


コンバース オールスターもイタリアではオトナたちに支持されている定番アイテムです。


価格も安く、手軽に買えて、オトナが履いてさまになるスニーカーとして認知されているということは、


日本もイタリアも共通している点ではないかと思います。



イタリア人のスニーカーの履き方に関して個人的に少し気になる点があります。


マリオもそうですが、日本では細身に見えるように少しサイズアップして鳩目がしまるように


サイズを選びますが、イタリア人はレザーシューズのようにジャストサイズで履くために鳩目が大きく


開いてしまい、スニーカーがパツパツになってしまいスマートな印象に見えません。



イタリア人は子供の頃からレザーシューズをきちっとジャストサイズで履くのが常識なので、


見た目を重視して少し大きめのサイズをチョイスするという感覚は無いのかもしれません。


この辺のスニーカーに対する見た目のこだわりは、日本人の方が進んでいるのかも知れません。



スローウエアのショールームで見かけたイタリア人バイヤーです。


ELEMENTS OF STYLE


普通のネイビーのストライプスーツに見えますが、コットンのストライプ スーツです。


スポーティーなスーツなので腰ポケットはパッチポケットです。


クレリックのシャツをノータイで着て、足元はダブルモンクストラップです。



今回のイタリア出張では上の画像のように、ジャケットに飽きてきた業界人を中心にコットンのスーツを


スポーティーに着こなす人たちが少し増えたような印象を受けます。





ミラノのセレクトショップ DORIANI のディスプレイです。

ELEMENTS OF STYLE

ネイビージャケットに鹿の子の台襟付きのプルオーバーシャツ、ホワイトパンツというシンプルな


コーディネートです。



スポーティーなコーディネートですが、胸ポケットには白い麻のチーフが挿されています。


鹿の子のシャツは、このドリアーニとアルバザールが長い間定番として展開しています。


最近は他のショップでも見られるようになりましたが、ミラノではこの2店舗がいち早く定番として


取り入れていました。



ELEMENTS OF STYLE


因みに、鹿の子のDOPPIO USO (ワンピース カラー)のシャツも展開しています。


鹿の子のワンピース カラーというのも珍しいですが、ある意味ドリアーニっぽい品揃えだと思います。




ELEMENTS OF STYLE

同じくドリアーニのディスプレイです。


このショップは流行には関係なく、毎年春夏シーズンはベージュのコットンスーツを展開しています。


ミラノの街でベージュのコットンスーツを着ている人はほとんど見かけないので、売れているかどうかは


分かりませんが、売れていなくても毎年展開しているとすれば、クラシックなスタイルを提案するショップ


としてのこだわりがあるのだと思います。



ELEMENTS OF STYLE


同じくドリアーニのディスプレイです。


ネイビージャケットにネイビーシャツという、ドリアー二にしてはチョット不良っぽい合わせですが、


胸ポケットに白いチーフを挿しているのと、ベージュのカシミアニットを肩に掛けているので


ミラノ クラシックっぽい上品なコーディネートに仕上がっています。





ミラノのKITONのディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE


キートンもコットンスーツのディスプレイです。


ナポリっぽいカラーのレジメンタルタイを合わせていますが、ネクタイとチーフの色がマッチしすぎて


少し野暮ったいコーディネートに見えます。




ELEMENTS OF STYLE

同じくキートンのジャケットコーディネートのディスプレイです。


ベージュのジャケットに赤いマルチストライプのシャツ、赤いパンツと、こちらも個人的には?な感じの


コーディネートです。



ただ、このショップのスタッフやキートンのスタッフがディスプレイのようなコーディネートをしている訳では


ないので、おそらく同じ通りにある高級ホテル、FOUR SEASONSに滞在する海外の富裕層に向けた


ディスプレイではないかと思います。




キートンのショップと同じ通りにある BRIONI のショップのディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE

秋冬物で組まれたコーディネートですが、次の秋冬のトレンドのベージュ系でまとめたコーディネートです。


ジャケットはクラシックなテーラードジャケットではなく、中綿の入ったトラベルジャケットのようなカジュアルな


ジャケットです。


カジュアルなジャケットですが、ブルオーニなので一体いくらするのでしょうか...



ミラノのブリオーニのディスプレイは、今までのブリオーニからイメージされるクラシックなディスプレイではなく、


新たなブリオーニのイメージを打ち出すような、少しトレンドの臭いのするスーツや、カジュアルでスポーティー


なジャケットやアウターを使ったディスプレイを積極的に打ち出しているように感じます。



今までテーラード ジャケットやスーツを中心に展開してきた歴史あるブランドやショップが、


新しいイメージを打ち出すための取り組みを行っている事を、PITTIを見ても街をリサーチしても


感じます。



それに関しては賛否両論があると思いますが、私は軸をぶらさず新しいことに取り組む姿勢は良い事だと


考えています。




次回もイタリア スナップが続きます。
































ITALIA SNAP 2


7月末まで2012年の春夏の展示会が続き、猛暑の中、毎日展示会まわりです。


基本的に仕事の時は半袖は着ないので、長袖シャツを腕まくりして着ていますが、


この時期は麻のシャツを着るとかなり快適です。



麻のシャツをお持ちで無い方は、騙されたと思って一枚購入して着てみてください。


28度設定の冷房でも快適に過ごせます。




前回に引き続き、ITALIA SNAPです。



BEAMSでも展開しているネクタイ、スカーフのブランド ”GIERRE” の親子です。


ELEMENTS OF STYLE


左は息子のAndrea Regaglia、右は父親で社長のGiancarlo Regagliaさんです。


GIERREはジャンカルロさんがデザインしたネクタイを北イタリアの有名セレクトショップを


中心に展開していましたが、数年前に長男のアンドレアが会社に入ると同時にスカーフのコレクションの


展開を本格的に始め、今ではネクタイと同様に若い感覚のスカーフが注目を集めています。


PITTIのブースの画像を一部お見せします。


ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE


イタリアでもネクタイのオーダーが減っていくなか、多くのネクタイブランドがスカーフのコレクションに


力を入れて展開しています。


その中でもジエレはオリジナリティーある色柄で成功しているブランドのひとつです。



上の画像のように、父親のジャンカルロさんは典型的ミラノスタイルのエレガントな着こなしですが、


アンドレアは今のイタリアの若者の典型的なスタイルです。


この親子の対照的なスタイルも、今のイタリアの世代間によるスタイルの違いの典型的な例と言えます。



簡単言えば、ジャンカルロさんのスタイルは、ジャンニ アニエッリやルカ ディ モンテゼーモロに影響を受け


た世代で、アンドレアのスタイルは、ラポエルカンのスタイルに影響されている世代と言えます。



少し決めつけすぎていますが、世代間のスタイルの違いは、その世代のトレンドセッターの違いを


見ればわかりやすいと言えます。



この世代間のスタイルの違いが、今のイタリアのクラシックなスタイルを多様なものにしているという印象を


受けます。





最近私が着こなしを注目している、LARDINIのエージェントのダニエレさんです。


ELEMENTS OF STYLE


ベージュの濃淡でまとめたコーディネートがエレガントです。


同系色を微妙に色目をずらして上手くまとめているのはさすがです。



以前ブログで紹介したこの画像もダニエレさんです。

ELEMENTS OF STYLE-未設定


6月のイタリアは湿度が低いとはいえ、30度近い気温になりますが、


PITTIでも上の画像と同じリネンのウエストコートの色違い(ブラウン)を着て


同系色でまとめたコーディネートでした。



彼がよく履いているシューズが、少し前からPITTIで多くのイタリア人が履いていて


LEONでも度々紹介されているこの靴です。


ELEMENTS OF STYLE


CHURCH’SのSHANGHAIです。


デザインは1920年代のチャーチのキルト付きモンクストラップですが、


ヴィンテージ加工を施してあるので、まるで本物のヴィンテージシューズのような仕上げになっています。



イタリアでは爆発的な人気で、入荷するとすぐに完売してしまうというヒット作です。


この靴の人気がもとで、今回のPITTIでは多くのシューズブランドが、キルト付きのモデルを展開するほど


影響力の大きいモデルです。



因みに、製造はイタリアで製法はマッケイです。


本格的な英国靴が好きな方は ”イタリア製のチャーチなど邪道” と言われるかも知れませんが(笑)。


これもチャーチというブランドの新しい一面として個人的には理解しています。



新しいチャーチのイメージといえば、


ELEMENTS OF STYLE


今回ミラノのチャーチ ショップのウインドウは、コンビのフルブローグシューズが一面にディスプレイ


されていました。




ELEMENTS OF STYLE


ウィメンズも同じシューズのディスプレイです。



この後、ミラノのショールームに行きましたが、これまでのドレスシューズラインとSHANGHAIに代表される


新たな提案のトレンドライン(?)が、同じくらいのバリエーションで展開されていました。



個人的な見解になりますが、クラシックなシューズをしっかり展開しながら、


時代性に合った新しい提案をしている英国の靴ブランドがチャーチとトリッカーズで、


どちらにも共通していることは、日本人が思っている以上にイタリアでの評価が高く、


そこにはイタリア人の持つ、時代性のある新しいアイデアが反映されているということです。



同じブランドでもロンドンのジャーミンストリートのショップで見るのと、イタリアの直営店やセレクトショップ


で見るのとでは、大きくイメージが変わるというのも、今のチャーチやトリッカーズの一面だと思います。




ミラノのCESARE PACIOTTI のディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE


左の赤いスエードは英国風のチャッカブーツ、中央は赤レンガソール風のセミブローグ、


右はウォーク オーバー風のホワイトバックスです。



パチョッティーと言えば、今まではイタリアらしい派手な色使いの華奢なマッケイシューズという


イメージでしたが、画像のようなボリュームのあるラストで新しいクラシックの流れに沿ったシューズの


展開を始めていました。



英国の老舗ブランドはイタリアのトレンドに敏感な人たちが喜ぶような靴を作り、


イタリアらしい靴を得意としていたブランドは英国やアメリカのイメージの靴を作る、


そして、いつの間にか互いに近い存在になっているというのも今の流れのような気がします。



その是非に関しては、様々な考え方があっても良いと思います。


色々な着こなしやスタイルを楽しむ事を考えれば、これらのブランドの新しい提案は個人的には


良いことだと思っています。




次回もITALIA SNAP続きます。

































ITALIA SNAP


6月のイタリア出張のレポートやスナップをカテゴリーごとにご報告してきましたが、


今回から数回に分けて、その他の様々なスナップをカテゴリー分けせずにお見せしたいと思います。


様々な内容のスナップを私のコメントと共にご紹介したいと思います。




フィレンツェのセレクトショップ、MICHELE NEGRI のディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE


ボーダーのニットタイを打ち出しているようで、2店舗ともメインディスプレイは全てボーダーのニットタイでした。


イタリアでもネクタイが売れない昨今、軽快感のあるニットタイを提案するのは賛成ですが、


太いボーダーのニットタイは個人的にはチョット古臭い感じがします。



画像のようなキレイなブルーやサックスブルー、ベージュのジャケットは来年の春夏もトレンドカラー


としてPITTIでも打ち出されていました。


形の変化は殆どないので、セールで気に入ったものが残っていれば購入されても確実に来年も着られます。




ELEMENTS OF STYLE


これもミケーレ ネグりのディスプレイです。


今回のPITTIでもタッセルスリッポンを履いている人が多く見られました。


今までは画像の右のような尖ったトゥーのタイプがイタリアでは主流でしたが、


今年の秋冬あたりからスポーティーなシューズは確実に左のようなラウンド トゥーにシフトしています。


偶然かも知れませんが、その2タイプのラストを使ったタッセルがディスプレイされています。




フィレンツェのセレクトショップ、RASPINI のディスプレイです。


ELEMENTS OF STYLE


ウインドウにBARKと書かれていますが、左のニットで編まれたダッフルコートが、


1月のPITTIとミラノのWHITEでイタリア人バイヤーから絶賛され、多くのイタリアのセレクトショップから


大量のオーダーが入ったと言われている注目のアイテムです。



6月のPITTIの時期にラスピニのような影響力のあるセレクトショップで早々とディスプレイ


一面を使って打ち出されていることからも注目度の高さがうかがえます。



1月のミラノのWHITEで撮ったBARKのブースの画像がありましたのでお見せします。


ELEMENTS OF STYLE



ELEMENTS OF STYLE


PITTIではブースに人だかりが出来て、あまりの人の多さに写真を撮ることも出来ませんでした。


因みに、このBARKのニットダッフル、BEAMSでも展開します。




他のセレクトショップでもダッフルコートタイプのアウターをディスプレイしていました。

ELEMENTS OF STYLE


今年の秋冬は、ダッフルコートのようなトグルづかいのディティールがトレンドとして打ち出されています。


この画像のような、ブラウンやベージュのトーンでまとめたコーディネートも今年の秋冬らしい


カラーコーディネートです。





PITTIの会場では、画像のような少し大きめのチェックのシャツを着た人たちが増えています。


ELEMENTS OF STYLE


今年の秋冬はチェックのシャツがトレンドですが、来年の春夏は更にチェックのシャツが増えそうです。


もしセールで気に入った柄のチェックシャツがあれば、確実に来年も着られますので購入しておいても


損はないと思います。





昨年に比べると少なくなってはいますが、ADIDAS LA TRAINER の人気は続いています。


ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE


上の画像のように、昨年は無かった新しいカラーのモデルや、少しディティールに変化のある


モデルが加わっていました。


日本での展開は相変わらず無さそうです。


ADIDASでは、GAZELLESL72を履いている人達も多かったです。




ELEMENTS OF STYLE
GAZELLE



ELEMENTS OF STYLE

SL72



日本では既に展開していませんが、イタリアでは継続展開になっていて、


ミラノのセレクトショップで今も売られています。



これらのビンテージ シリーズのスニーカーは、日本ではアディダスだけでなく


他のブランドも限定発売され、1シーズンや1年で展開が無くなるケースが多いですが、


イタリアでは何年も継続展開されるケースが多いです。



海外に行って魅力的なオトナのスニーカーが多いように感じるのも、


このような販売方法の違いも影響しているのかも知れません。




次回も引き続き、その他諸々のイタリア スナップお見せします。








お知らせ。


情報誌COBS 27号でスーパークールビズに関して綿谷画伯と対談を行いました。


オンライン版がアップされていますので、ご興味があればこちらをご覧ください。


http://men.cobs.jp/regular/right/2011/07/zen.html
























OFFICINA SLOWEAR


今日はミラノにオープンした新しいショップの紹介です。



その新しいショップとは


ELEMENTS OF STYLE


OFFICINA SLOWER です。


SLOWERと聞いてもピンとこない方も多いと思いますが、


INCOTEX を中心に、ZANONE、MONTEDORO、GLANSHIRTS などを展開するグループが


スローウエアです。



オフィチーナ スローウエアは、そのスローウエアが手がける各ブランドを中心に展開される


セレクトショップです。



ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE


ELEMENTS OF STYLE


それほど広いショップではないですが、天井が高く開放感があり、


店内はセンスの良いアンティークの什器やチェアなどがさりげなく置かれ、


オトナがリラックスして買いモノができる空間です。



ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE

ELEMENTS OF STYLE


店内はスローウエアの各ブランドを中心に、書籍、香水、サングラス、ベルト、靴など、


スローウエアのコンセプトに合うモノがセレクトされています。


このところ日本で人気急上昇の INCOTEX RED の品揃えも充実しています。



ELEMENTS OF STYLE


スローウエアは、スローライフ、スローフードと同様に、流行に左右されない高いクオリティー


の服(WEAR)を長く着ようというコンセプトの元に生まれた造語です。



イタリアでスローウエアの服を扱うショップは多いですが、これだけトータルで見られるショップはありません。




日本のファッション誌にも度々紹介されていた、CURATOLOがオーナーのマウロ クラートロ さん


がお亡くなりになり、閉店してしまった今、ミラノらしい洗練されたオトナのカジュアルウエアを展開する


ショップが一つ無くなったしまったと思っていたところに、このオフィチーナ スローウエアがオープンしました。



私もお勧めのショップです。


ミラノに行かれる機会のある方は、是非一度、実際にショップをご覧になってみてください。


OFFICINA SLOWEAR

Via Sorferino 18 (MILANO)

TEL 39 0263471384



因みに、イタリアのトレビゾとパリにもショップがありますが、トレビゾに行かれる方はあまりいないと


思いますので、パリのショップの住所もお知らせします。


25 Rue Royyale (PARIS)

TEL 33 (0) 158186303




読者の皆さんだけに、2012年春夏のSLOWERARのコンセプトを表現した


ショールームのディスプレイをお見せします。


ELEMENTS OF STYLE


最近のSLOWEARのショールームのディスプレイは、


INCOTEX REDのイメージが強いかなという印象です。


2012年の春夏はアメリカのイメージを積極的に提案している印象でした。







以前ご紹介した、20数年前に購入したWALK OVERのホワイトバックス


ELEMENTS OF STYLE


結局ソールを張り替えました。



ELEMENTS OF STYLE


オリジナルとほぼ同じソールで張り替えることができました。


少しソールが厚くなってしまいましたが、履き心地は良くなりました。



WALK OVER ホワイトバックスと言えば


ELEMENTS OF STYLE


MEN’S PRECIOUS 2011夏号の90ページにヴィンテージの名品として、


私のコメント入りで紹介されています。



是非ご覧になってみてください。