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ITALIA SNAP


6月のイタリア出張のレポートやスナップをカテゴリーごとにご報告してきましたが、


今回から数回に分けて、その他の様々なスナップをカテゴリー分けせずにお見せしたいと思います。


様々な内容のスナップを私のコメントと共にご紹介したいと思います。




フィレンツェのセレクトショップ、MICHELE NEGRI のディスプレイです。


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ボーダーのニットタイを打ち出しているようで、2店舗ともメインディスプレイは全てボーダーのニットタイでした。


イタリアでもネクタイが売れない昨今、軽快感のあるニットタイを提案するのは賛成ですが、


太いボーダーのニットタイは個人的にはチョット古臭い感じがします。



画像のようなキレイなブルーやサックスブルー、ベージュのジャケットは来年の春夏もトレンドカラー


としてPITTIでも打ち出されていました。


形の変化は殆どないので、セールで気に入ったものが残っていれば購入されても確実に来年も着られます。




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これもミケーレ ネグりのディスプレイです。


今回のPITTIでもタッセルスリッポンを履いている人が多く見られました。


今までは画像の右のような尖ったトゥーのタイプがイタリアでは主流でしたが、


今年の秋冬あたりからスポーティーなシューズは確実に左のようなラウンド トゥーにシフトしています。


偶然かも知れませんが、その2タイプのラストを使ったタッセルがディスプレイされています。




フィレンツェのセレクトショップ、RASPINI のディスプレイです。


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ウインドウにBARKと書かれていますが、左のニットで編まれたダッフルコートが、


1月のPITTIとミラノのWHITEでイタリア人バイヤーから絶賛され、多くのイタリアのセレクトショップから


大量のオーダーが入ったと言われている注目のアイテムです。



6月のPITTIの時期にラスピニのような影響力のあるセレクトショップで早々とディスプレイ


一面を使って打ち出されていることからも注目度の高さがうかがえます。



1月のミラノのWHITEで撮ったBARKのブースの画像がありましたのでお見せします。


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PITTIではブースに人だかりが出来て、あまりの人の多さに写真を撮ることも出来ませんでした。


因みに、このBARKのニットダッフル、BEAMSでも展開します。




他のセレクトショップでもダッフルコートタイプのアウターをディスプレイしていました。

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今年の秋冬は、ダッフルコートのようなトグルづかいのディティールがトレンドとして打ち出されています。


この画像のような、ブラウンやベージュのトーンでまとめたコーディネートも今年の秋冬らしい


カラーコーディネートです。





PITTIの会場では、画像のような少し大きめのチェックのシャツを着た人たちが増えています。


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今年の秋冬はチェックのシャツがトレンドですが、来年の春夏は更にチェックのシャツが増えそうです。


もしセールで気に入った柄のチェックシャツがあれば、確実に来年も着られますので購入しておいても


損はないと思います。





昨年に比べると少なくなってはいますが、ADIDAS LA TRAINER の人気は続いています。


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上の画像のように、昨年は無かった新しいカラーのモデルや、少しディティールに変化のある


モデルが加わっていました。


日本での展開は相変わらず無さそうです。


ADIDASでは、GAZELLESL72を履いている人達も多かったです。




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GAZELLE



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SL72



日本では既に展開していませんが、イタリアでは継続展開になっていて、


ミラノのセレクトショップで今も売られています。



これらのビンテージ シリーズのスニーカーは、日本ではアディダスだけでなく


他のブランドも限定発売され、1シーズンや1年で展開が無くなるケースが多いですが、


イタリアでは何年も継続展開されるケースが多いです。



海外に行って魅力的なオトナのスニーカーが多いように感じるのも、


このような販売方法の違いも影響しているのかも知れません。




次回も引き続き、その他諸々のイタリア スナップお見せします。








お知らせ。


情報誌COBS 27号でスーパークールビズに関して綿谷画伯と対談を行いました。


オンライン版がアップされていますので、ご興味があればこちらをご覧ください。


http://men.cobs.jp/regular/right/2011/07/zen.html
























OFFICINA SLOWEAR


今日はミラノにオープンした新しいショップの紹介です。



その新しいショップとは


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OFFICINA SLOWER です。


SLOWERと聞いてもピンとこない方も多いと思いますが、


INCOTEX を中心に、ZANONE、MONTEDORO、GLANSHIRTS などを展開するグループが


スローウエアです。



オフィチーナ スローウエアは、そのスローウエアが手がける各ブランドを中心に展開される


セレクトショップです。



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それほど広いショップではないですが、天井が高く開放感があり、


店内はセンスの良いアンティークの什器やチェアなどがさりげなく置かれ、


オトナがリラックスして買いモノができる空間です。



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店内はスローウエアの各ブランドを中心に、書籍、香水、サングラス、ベルト、靴など、


スローウエアのコンセプトに合うモノがセレクトされています。


このところ日本で人気急上昇の INCOTEX RED の品揃えも充実しています。



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スローウエアは、スローライフ、スローフードと同様に、流行に左右されない高いクオリティー


の服(WEAR)を長く着ようというコンセプトの元に生まれた造語です。



イタリアでスローウエアの服を扱うショップは多いですが、これだけトータルで見られるショップはありません。




日本のファッション誌にも度々紹介されていた、CURATOLOがオーナーのマウロ クラートロ さん


がお亡くなりになり、閉店してしまった今、ミラノらしい洗練されたオトナのカジュアルウエアを展開する


ショップが一つ無くなったしまったと思っていたところに、このオフィチーナ スローウエアがオープンしました。



私もお勧めのショップです。


ミラノに行かれる機会のある方は、是非一度、実際にショップをご覧になってみてください。


OFFICINA SLOWEAR

Via Sorferino 18 (MILANO)

TEL 39 0263471384



因みに、イタリアのトレビゾとパリにもショップがありますが、トレビゾに行かれる方はあまりいないと


思いますので、パリのショップの住所もお知らせします。


25 Rue Royyale (PARIS)

TEL 33 (0) 158186303




読者の皆さんだけに、2012年春夏のSLOWERARのコンセプトを表現した


ショールームのディスプレイをお見せします。


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最近のSLOWEARのショールームのディスプレイは、


INCOTEX REDのイメージが強いかなという印象です。


2012年の春夏はアメリカのイメージを積極的に提案している印象でした。







以前ご紹介した、20数年前に購入したWALK OVERのホワイトバックス


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結局ソールを張り替えました。



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オリジナルとほぼ同じソールで張り替えることができました。


少しソールが厚くなってしまいましたが、履き心地は良くなりました。



WALK OVER ホワイトバックスと言えば


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MEN’S PRECIOUS 2011夏号の90ページにヴィンテージの名品として、


私のコメント入りで紹介されています。



是非ご覧になってみてください。



























ARFANGO ショールーム


今回もミラノのショールームをご紹介します。


BEAMSでドライビングシューズを展開しているARFANGOのショールームです。



アルファンゴのショールームはミラノの一等地で多くのブランドショップが並ぶモンテナポレオーネにあります。



モンテナポレオーネから建物の中には入り、重厚な大理石でできた階段を登ると、



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階段の天井にフレスコ画が描かれています。



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壁にも大きな絵画が飾られています。



絵に圧倒されていると、住宅の入り口のような重厚な木の扉の前にアルファンゴのサインが


出ています。


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扉を開け中に入ると...



まるでお金持ちの邸宅のリビングのようなショールームです。


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テーブルや棚の上にさりげなくサンプルがディスプレイされていてショールームという感じがしません。




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GOYARDのアンティークのケースがさりげなく置かれ、その上にもサンプルがディスプレイされています。




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商談テーブルには銀の器の上にスィーツが綺麗に盛り付けられています。


もちろん、私達の為に用意されたものです。



ミネラルウォーターもボトルではなく、ガラスのピッチャーに移してあり、


スタッフが丁寧にグラスに注いでくれます。



インテリアからゲストを迎える演出まで、アルファンゴのラグジュアリーなイメージを大切にしています。




商談の合間に考え事をして高い天井を見上げると


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木彫りの彫刻が天井に施されているのに気が付きまました。


スタッフに聞いたところ、おそらく300年近く前に作られたものだということです。


天井にも圧倒されました(笑)。



アルファンゴは日本ではあまり有名ではないですが、本国ではCAR SHOETODSと並ぶ


ラグジュアリーなスポーツシュズを展開するブランドとして知られ、多くのセレブリティに愛用されています。


詳しくはこちらをご覧ください。 http://arfango.com/gallery/



近年では、あのラポ エルカンがデザインを手がける、ITALIA INDEPENDENTとコラボレートした


ダブルネームのドライビングシューズでも話題になったブランドです。



このアルファンゴ、既に今春夏BEAMSでドライビングシューズを展開しているので、


ブランド自体はご存知の方もいらっしゃると思いますが、2011年秋冬からはウィメンズでも展開します。



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上の2枚の画像はメンズのモデルですが、このモデルをウィメンズで別注しています。



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インソールは画像と同じメリノウールのファーのタイプが付いていますが、


普通の表革のタイプと交換ができるようになっています。


これもBEAMSのスペシャルリクエストです。



カラーは表革はブラックとネイビー、スエードはグレーとネイビーの展開です。


8月中~末頃に入荷する予定です。



ウィメンズのドライビングシューズはヨーロッパではポピュラーで、


特にイタリアではお洒落なオトナの女性が履いている姿を良く目にしますが、


日本ではある特定のブランド以外は本格的な作りのモノが少なく、


中々クオリティーの高いものを見つけることが難しいというのが実情です。




読者の皆さんの中でアルファンゴのウィメンズにご興味のある方がいらっしゃれれば、


是非奥様やパートナーの方にご紹介いただければと思います。



























































CESARE ATTOLINI ショールーム


今回もイタリアのショールームの写真を撮ってきました。



今日はクラシックな服が好きな人は皆知っている、


CESARE ATTOLINI のショールームをご紹介します。



アットリーニのショールームはミラノの中心地のPiazza San Babilaに近い


Via Visconthi di Modrone にあります。




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エントランスにはアルネ ヤコブセンのSwan Chairが置いてあります。


オレンジのファブリックがクラシックな印象のエントランスを明るくしています。



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エントランスの壁には誇らしげにアットリーニの服作りの写真が飾ってあります。




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エントランスからショールームを望む眺めです。


バルコニーから見える中庭の緑が綺麗です。




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チェアやテーブルは、さりげなく趣味の良いモダンファニチャーで揃えています。



アットリーニの服はナポリの伝統的なサルトリアの手法を守りながら、


モダンなシルエットのスーツやジャケットを仕立てるブランドなので、


ブランドのイメージとインテリアがマッチしているという印象です。



このショールームがナポリの有名なサルトリアのような重厚でクラシックなインテリだったら、


逆にアットリーニらしくないと個人的には思います。




ショールームには来春夏のサンプルがディスプレイされています。

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アットリーニのショールームもベージュとブルーのグラデーションでサンプルを見せていました。




午前中からオーダーを始め、終わるのは午後2:00くらいなので


ショールームでいつもランチをご馳走になります。



ショールームの給仕さんが作ってくれる所謂 ”まかない料理” です。


これがなかなか美味しいです。


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インサラータ ディ リーゾです。


直訳すると ”米のサラダ” です。


ライスに野菜やチーズを混ぜてワインビネガーやレモンをかけて混ぜ合わせているので、


イタリア風ちらし寿司?のようです(笑)。


食べやすくとても美味しいです。



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パンはミラノで一番美味しいパネッテリアと言われている店のパンです。


アットリーニのスタッフは職人が変わって味が落ちたと言っていましたが、


それでも充分に美味しいパンです。




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ブレザオラという、牛肉で作られた生ハムです。


赤ワインに漬けてから熟成させているそうです。


脂肪分が少なく、たんぱく質が多いので、ダイエットには向いているハムだそうです(笑)。



普段食べている生ハムと違う真っ赤な色に警戒してしまい(笑)、


様子見で2枚だけ盛ったのですが、これが中々美味しいハムで、


結局この後何枚も追加して食べました(笑)。



オリーブオイルとレモンをかけるともっと美味しくなるそうです。


ワインが好きな人にはたまらないつまみになると思います。



私がバイイングをしているクラシックな服を扱うショールームは、仕事が昼過ぎまでかかるとランチをを準備


してくれることが結構多いです。



近くでパニー二を買って来てくれる場合が多いですが、アットリーニのようにその場で料理を作ってくれる


ショールームもあります。



基本的にスローフードの国なので、まかない料理も適当なものではなく、


素材や味にこだわった食事が用意されます。



そして、美味しいワインが必ず出てきます。


私はアルコールが苦手なので飲めませんが、もしワインが好きな人であればランチから美味しいワインが


飲めます(笑)。



アットリーニはナポリなので、次回は水牛のモッツァレラをリクエストしたのですが、


モッツァレラはその日のうちに食べないと味が落ちるので、タイミング良くナポリから誰かが


持って来られる日でないと食べさせられないということでした。



アットリーニだけでなく、ナポリの多くのメーカーの人達も同じようなことを言います。


彼らは自分達の土地で作られたものにすごく誇りを持っています。


それが服作りにも現れているのだと、彼らの色々なこだわりに触れると感じます。



私にとってショールームで出されるランチをイタリア人スタッフと一緒に食べるというのも、


イタリアの文化に触れる良い機会であると思っています。



























PITTI UOMO SNAP PART 4


先週の土曜日に無事帰国しました。


昨日は時差ぼけがひどく辛かったですが、今日は徐々に回復してきました。



今日はミラノでアップできなかった、ピッティ スナップ第4弾です。




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イレブンティのマルコです。


ネイビーのニットジャケットにグレーのリネンコットンのヘンリーネックのTシャツ、


ライトグレーのデニムにホワイトのレザースニーカーです。


こんな感じの色落ちしたグレーのデニムも履いている人達を良く見かけました。


このネイビーのニットジャケット、かなり良かったです。




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同じくマルコの翌日のコーディネートです。


全身をベージュ系でまとめたコーディネートです。


ベージュの微妙なトーンでコーディネートする提案も多く見られました。


今回もイレブンティのコレクションはかなり良かったです。




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ライトグレーのジャケットのベージュのチノパンを合わせ、首にはスカーフを巻いています。


シューズはブラウンカーフのドライビングシューズです。


ライトグレーとベージュのカラーコーディネートも既に定着した感じがします。




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浅いネイビーのジャケットにオフホワイトのパンツを合わせています。


昨年まではこのコーディネートにはホワイトパンツでしたが、


ホワイトパンツを穿いている人はかなり減りました。


足元はベージュのスエードを合わせています。


ベージュスエードのシューズを履いている人達もかなり増えています。




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ネイビージャケットにホワイトシャツ、パンツはブラウンのチノパンを合わせています。


ベージュからカーキ、ブラウンのコットンパンツを履いている人達が確実に増えています。




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カンタレリの企画のアントニオです。


ネイビーのダブルブレストのジャケットにホワイトシャツを合わせ、


デニムのファイブポケットを合わせています。


ピッティの会場では、意外とネイビージャケットにホワイトシャツというシンプルな


コーディネートの人達が多いです。


シューズはタッセルスリッポンですが、イタリアでは日本とは違いローファーよりタッセル


を履いている人の方が多いです。




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この人もネイビージャケットにホワイトシャツです。


パンツはグレーのコットンパンツを合わせています。


イレブンティのマルコが履いているライトグレーのデニムやこの画像のような


グレーのコットンパンツも履いている人達も増えています。




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ネイビージャケットにギンガムチェックのシャツ、かなり細身のカーキのチノパンを合わせています。


エルメスのHバックルのベルトをしています。


LEONのスナップでも以前から紹介されていますが、本当にこういう感じでコンサバなコーディネートに


ブランドのベルトをしている人達を結構見かけます。




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カーキのチノパンにホワイトシャツ、スニーカーはオニツカのグレーのレザースニーカーです。


腰にニットを巻いていますが、シャツとパンツというシンプルなコーディネートの場合は


意外と腰にニットを巻くというのはコーディネートのポイントになります。



私もニットを着て暑いときはこのように腰に巻くことがありますが、シンプルなコーディネートを


地味に見せない効果があると思います。



今回は割とシンプルなコーディネートのスナップをお見せしましたが、チョットだけ意図があります。


パンツに注目して欲しいのですが、今まで以上にかなり細くなっています。



チノパン、ファイブポケット、カーゴパンツなど、カジュアルなパンツはかなり細くなっていました。


もちろん彼らの場合、細身のシルエットのパンツを更に細く直しているケースが多いです。


特に裾幅は確実に18cm以下の人が多かったです。



更に、それらの細身のパンツをロールアップして履いている人達も増えています。


ぐるぐる巻くのではなく、3cmくらいのダブルに見えるように軽く裾を巻いて履いている人達が多いです。


”スリムなパンツでを上品にロールアップ” というスタイルのオトナ達が増えていました。



もちろんピッティでそれらのパンツを履いている人達はファッション業界の人達なので、


それが一般的に広がるかどうかは分かりませんが、確実にパンツは細くなっている事実だけは


お伝えしておきたいと思います。



因みに、私はO脚なのでこんな細いパンツは確実に穿けません(笑)。


































出張最終日


今日は午前中からASPESIのショールームでミーティングとオーダーでした。

人前にはあまり出てこないと言われている、ASPESIのデザイナーのアルベルト アスペジさんが私達の為にショールームまで来て、ミーティングに立ち会っていくれました。

ミーティングとオーダーが終わり、午後一時半くらいにショールームを出てタクシーでミラノのリナーテ空港に直行し、今ロンドンのヒースロー空港で乗り継ぎ待ちです。

今回はあっという間の13日間でした。
来年の春夏の傾向もほぼ見えてきましたので、後日レポートします。

ピッティやミラノで来年の春夏のサンプルやイタリア人のコーディネートを見ていると、今シーズン展開しているアイテムの中で今買っておけば来年も着られそうなアイテムがあるなという印象です。

それもあまり売れなかったモノのなかに結構あったりします(笑)。

昨日からセールですが、出社して残っていたら購入しようと思っています(笑)。



今日は最後に今回の出張で個人的に一番気に入ったジャケットをお見せします。
 

photo:01




チェックのジャケット好きの私にはたまらない色柄です。

当然オーダーしました(笑)。

これから12時間のフライトです。

和食を食べてひたすら寝ます(笑)。















ipadからの投稿

PITTI UOMO SNAP PART 3

出張も終盤に近づいて来ました。

バイイングも順調にきています。

今日はPITTI スナップ第三弾です。


photo:01


カーゴパンツにニットタイというコーディネートです。
日本ではあまり見る事のないコーディネートですが、ピッティの会場ではこの様なコーディネートの人を良く見かけます。



photo:02


コットンのタータンチェックのジャケットに適度に色落ちしたデニムを合わせています。
今回のピッティでは、タータンチェックのジャケットを着ている人が増えていました。



photo:03


この人もコットンのタータンチェックのジャケットを着ています。
若い人だけでなく、ある程度の年齢の人もタータンチェックのジャケットを着ていました。



photo:10


画像が鮮明では無いですが、洒落たタータンチェックのジャケットに絶妙なボルドーのベストを合わせています。赤いスニーカーは個人的には?ですが、かなり洒落たコーディネートです。



photo:04


エルボーパッチの付いたカモフラージュのジャケットを着ています。
昨年はこの様なワイルドなテイストのモノを着ている人も多かったですが、今年はほとんど見かけなくなりました。



photo:05


ブルージャケットにグレーのウールパンツというベーシックなコーディネートですが、ジャケットがネイビーではなく明るいブルーなので洒落た感じに見えます。因みに、こんな色目のブルージャケットを打ち出しているサプライヤーが多かったです。



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ダブルブレストのブレザーに色落ちしたデニムを合わせていますが、胸ポケットにはポケットチーフを挿しています。イタリア人はカジュアルなコーディネートでもチーフを挿す人が多いです。



photo:07


二人ともネイビージャケットにホワイトシャツ、ネイビーのコットンパンツというコーディネートです。
意外とこういう色合わせをしている人は多くて、一見地味に見えますが、左の人のシューズがキルト付きのコンビのシューズだったり、右の人はポケットチーフを挿していたりと、地味にならないように考えてコーディネートしているように見えます。



photo:08


ネイビージャケットにネイビーのポロシャツ、ライトグレーのチノパンにスニーカーというピッティで良く見かけるカジュアルなジャケットコーディネートですが、やはりポケットチーフを挿しています。



photo:09


サックスブルーのジャージジャケットに濃い色のデニムのシャツを合わせて上半身をブルーのグラデーションでまとめています。パンツはベージュのチノパンです。イタリア人はブルーの使い方が皆うまいです。



まだまだスナップはあるのですが、ここで時間切れです、今日はアットリーニのオーダーからスタートです。

行ってきます。






iPhoneからの投稿

PITTI UOMO SNAP PART 2

ミラノに来て毎日午前10時から午後7時くらいまでショールームを周り、オーダーやミーティング、その後イタリア人と毎晩3時間の夕食が続き、さすがに少しバテてきました(笑)。


前回に続きPITTIで撮ってきたスナップをお見せします。


photo:01


綺麗なサックスブルーにホワイトのエルボーパッチ付のジャケットにホワイトのカーゴパンツを合わせて、ロイヤルブルーのドライビングシューズを合わせています。
個人的には色を合わせすぎているために野暮ったい感じのコーディネートになっているという印象をです。



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ブルージャケットにホワイトシャツ、ネイビーのソリッドタイ、ベージュのコットンパンツというブルーのジャケットの着こなしのお手本の様なコーディネートです。
ワンボタンのジャケットが洒落ています。



photo:03


上の画像と同じ人の翌日のコーディネートです。
ピンクのジャケットにもネイビーのソリッドタイがマッチしています。
最近のPITTIでは柄物のタイをしている人はひじょうに少なくなりました。



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ベージュからブラウンのグラデーションでまとめたコーディネートです。
今年の秋冬のトレンド的な色使いでもあります。



photo:05


ホワイトのエルボーパッチが付いたジャケットを着ている人も多く目にしました。
足元はブラウンのニューバランスです。



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ライトブラウンのジャケットにダークブラウンのベスト、ベージュのパンツというグラデーションのコーディネート。
今回は暑い時期にも関わらず、ジャケットにベストを合わせている人もいました。
この人のコーディネート、個人的にも好きなコーディネートです。



photo:07


コバルトブルーのジャケットににグリーンのパンツというカラフルなコーディネートですが、ホワイトシャツとダークブラウンのスリッポンという他のアイテムをシンプルな色づかいにしているので、あまり違和感の無いコーディネートになっています。



photo:08


ライトブラウンのジャケットにライトブルーのパンツという一見ミスマッチのようなコーディネートですが、上の画像と同じく、シャツとシューズの色をシンプルな色でコーディネートしているので、全体にまとまり感のあるコーディネートになっています。


photo:09


着込んだ感じのブルーのコットンスーツをノータイで着て、ベージュのキルト付きのスリッポンを合わせています。
キルト付きのスリッポンは今回多くのシューズメーカーが展開していました。
個人的にも来年の春夏はコットンスーツに注目しています。


まだまだ画像がありますので、PART 3
へと続きます。

今日は眠いので、この辺でお許しください(笑)。





ipadからの投稿

PITTI UOMO SNAP PART 1

ミラノに戻って来ました。

今回はPITTIで撮ってきたスナップをお見せします。


photo:01


カンタレリのアンジェロです。
ソラーロのスーツにデニムのシャツを合わせています。
シューズはホワイトバックスの様なブーツを履いています。


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オラッツィオ ルチアーノの親子です。
オラッツィオさんはクラシックなベージュのスーツ、息子のピーノさんはソラーロのダブルのジャケットにタイドアップしてスリムなデニムを合わせています。


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ラルディーニのルイジさんとセールスディレクターのエンリコです。
ルイジさんはブラウン系のグレンプレイドのジャケットにリネンのホワイトのベストを合わせています。
エンリコはソラーロのスーツにネイビーのソリッドタイというシックで正統派のコーディネートです。


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ルイジボレッリのファビオです。
ネイビージャケットに赤いチェックのシャツ、ブルーのニットタイにかなりスリムなデニムを合わせています。


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日本のファッション誌にも度々登場するプリモさんです。
絶妙なボルドーのチェックジャケットにシャンブレーのボタンダウンのボタンを外し、派手なプリントタイをしています。ポケットチーフもシャンブレーです。


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イレブンティのパオロです。
ネイビージャケットにネイビーのポロシャツ、ベージュのチノパンというベーシックなアイテムでまとめたコーディネートですが、ジャケットもパンツもフィッティングやシルエットにこだわっているので、かなり洒落た感じのコーディネートに見えます。


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イレブンティのマルコです。
ネイビーのニットジャケットにリネンのヘンリーネックのカットソー、パンツはスリムなシルエットのグレーのデニムにホワイトのレザースニーカーです。


photo:08


アニセイのデザイナーのマッシモ ベッロです。
グリーンのポロとシューズが目立ちすぎない様にディティールに特徴のあるカーディガンを合わせてうまくまとめています。


これらの画像の中に来年の春夏のトレンドが反映されたアイテムやコーディネートがありますが、それはまた別の機会にコメントしようと思います。

まだまだ沢山のスナップを撮ってきましたので、次回PART 2で紹介します。




今日のルガーノは晴天でした。
ミラノに戻る電車の時間まで少しだけ
時間があったので、ホテルの近くの山にケーブルカーで登りました。

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標高900mからの眺望です。
素晴らしい眺めでした。



ルガーノ


今日はコモのネクタイ生地のメーカーとの商談を終えてから、コモから車で30分のスイスのルガーノに来ています。

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ルガーノはイタリアの国境から数キロの場所にあるので、言葉はイタリア語で料理もイタリア料理です。

銀行の多い金融の街でもあるので裕福な人が多く、フェラーリやランボルギーニ、マセラティなどの高級車が走っている光景をかなり目にします。

そしてルガーノにはこんなショップもあります。

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ナポリのマリネッラです。
昨年の秋にオープンしたヨーロッパではミラノ、ロンドンに続く新しいショップです。

ナポリの本店を知る私にとっては、あまりにも綺麗で広いマリネッラは、ある意味マリネッラっぽく無い印象を受けます。

ミラノやロンドンに比べればルガーノは小さな街ですが、裕福な人達が多いのと、夏は観光客も多い街なので、私が思っている以上に売れるのかもしれません。

今日はあいにく雨で、傘をさしながらのリサーチでした。

photo:09



泊まるホテルは湖畔にあり、こんな素敵なプールもありますが、とても寒くてプールどころかニットを買って着たいくらいの寒さです。

仕事でなければ、もっと良いシーズンにプライベートで来てのんびり過ごしたい上品な街です。

明日ミラノに戻り、月曜日からはショールームでのオーダーが始まり忙しくなります。

時間があれば、PITTIで撮ってきたスナップをアップしようと思っています。