再びABARTH
2年8か月乗ったAUDI TT QUATTRO S-LINEを先日手放しました。
走行距離2万3千キロ。
ご覧のとおりまだピカピカです。
手放すにはもったいないという声もありましたが、色々と思うところもあり、乗り換えることにしました。
そして、乗り換えた車はTTの前に乗っていたABARTH。
まさかのまたABARTHです(笑)。
今回は595CのTURISMO
少し前からオープンカーに乗りたいという思いが強くなり、色々リサーチをしていましたが、2シーターの一台持ちは難しく、4人乗りのカブリオレは探せば色々ありますが、なんとなくときめくモデルはなく、現行モデルで探すのは難しいかなと思っていたところに、ひらめいたのがABARTH 595Cでした。
その手があるなとひらめいた途端 595Cが気になり、ネットで色々調べているうちに乗りたい気持ちが高まり、以前お世話になっていたディーラーさんに出モノがあれば連絡が欲しいとお願いし気長に待つつもりが、すぐに見つかり連絡が来ました。
色も希望どおりのグリジオカンポボーロで登録済み未走行車という希望どおり。
予算は少しオーバーでしたが、諸経費などをうまく調整していただき、かなり近い線まで頑張ってくれたので、それ以上しつこい交渉はせずに気持ちよくサインしました(笑)。
そして、AUDI TTはなんと購入した時の車両価格のマイナス20万円で売れました。
今回は大手の買取店には一切コンタクトせず、ネットで評判の良い埼玉の中古車販売店と群馬で一人でやられている買取店に査定をお願いしました。
どちらも電話だけで査定金額が出て、その後の減額は一切無しと言うシステムなので、安く見積もられるのかなと思いましたが、どちらも予想外の高額査定。
結果的に数万円上乗せして即日現金払いで買い取ってくれて、即日名義変更もしてくれるという、群馬の買取店に買い取ってもらいました。
車の名義変更は車庫証明が必要なので、通常は即日の名義変更は不可能ですが、群馬県の一部の地域は車庫証明がいらないので、買い取った車をそのまま陸運局に持ち込めば即日名義変更できるという、車屋でも知らないという裏技で、本当に現金払い、即日名義変更、実車見た後の減額も無し(というか、まったく見ません。 笑)と、うたい文句に嘘はありませんでした。
この買取店、中古車情報サイト グーネットでナンバーワン評価の買取店ですが、もし気になる方はメッセージをいただければお知らせします。
ということで、5年8か月落ちのAUDI TTに数十万乗せでABARTHの登録済み未走行車が手に入ってしまいました。
オプションはサイドデカールだけ。
グリジオカンポボーロに赤のサイドデカールがABARTHのクラシック仕様ですが、今回はモノトーンで仕上げたかったので黒のサイドデカールにしました。
ホイールはシルバーとガンメタの2トーンが純正ですが、足元が軽く見えるのでマットブラックに塗装してもらいました。
当初はOZのLEGGENDAのマットブラックに換えようと思っていたのですが、外した純正ホイールを保管しておくスペースがなく、塗装した方が買うよりも若干安く済むというディーラーの提案もあり、純正ホイールをマットブラックに塗装しました。
思っていたより良い仕上がりで、ディーラーさんの営業さん達にも好評でした。
シリーズ4からキャリパーがシルバーになったので、後々イエローに塗り替えたいと思っています。
前のABARTHはレコードモンツァのマフラーに交換しましたが、今回はノーマルのままにしました。
理由は音がデカすぎてちょっと近所迷惑かなと・・・
お隣はお年寄りの一人住まい、向かえのお宅には小さなお子さんがいるので、今回は近隣にも気を使いノーマルのままにしました。
ノーマルでもかなり音はデカいので、夜中の出し入れはかなり気を使います。
以前乗っていたのがシリーズ3で今回購入したのはシリーズ4。
細かいところは若干変更がありますが、大きくは変わりません。
それでもシリーズ3と比べるとアップデートされているので、以前ネガティヴに感じていた部分も多少改善されているように感じます。
このあたりは、また別の機会にレポートします。
今回お世話になったのがABARTH松濤。
東京屈指の高級住宅街 松濤にあり、カフェを併設しているので、ご近所のお金持ちが散歩の途中にカフェでお茶していたり、他のFIATやABARTHのディーラーとは明らかに雰囲気が違います。
田舎者の私にとっては松濤にあるイタリア車のディーラーと聞くだけでちょっと特別感があるんです(笑)。
ということで、数年ぶりのABARTHライフが始まりました。
久しぶりのABARTHはAUDI TT QUATTROと比べるとあまりにもアナログ過ぎて戸惑うことも多いですが、元気にキビキビ走るヤンチャなイタリア小僧は運転していて本当に楽しい。
寒くて屋根はなかなか開けられませんが、天気の良い日に頑張って厚着してオープンで走っています(笑)。
ちなみに、現行のABARTHは数年以内に生産が終了するようです。
次に出る時は電気自動車のアバルトという噂もあります。
いずれにしても内燃機関のABARTHはマイナーチェンジしたシリーズ5が最後になるようです。
ABARTHに乗りたいと考えている人は急がれた方が良いと思います。
実は次に乗りたい車も決まっているんです。
ずっと気になっている ALPINE A110。
リコールが多発しているようですが、何年か後に問題が出尽くして改良された時に財力があれば欲しいなと・・・
そして、免許返納までにPORCHEに乗ると言うのがカーライフの最終目標。
こんなご時勢なので、色々な意味で先が見えない状況ですが、無理せずにPORCHEにたどり着けたら思っています。
たどり着けなければ別の選択肢もある。
そのくらいに考えていると気も楽です(笑)。
青山の隠れ家レストラン
先日facebookで投稿した青山の隠れ家レストラン。
気軽で気楽なトラットリア系の店が好きな私は、お洒落なリストランテに行く機会は少ないですが、久しぶりに知人に誘われて行ったこのお店は、目と舌で楽しませてくれる素晴らしい料理を出すお店でした。
連れて行ってくれた知人が予約が取れなくなるのが嫌で、店名は出すなということでしたが、facebookの投稿を見た人たちからの問い合わせが多いので、許しを得てブログで紹介することにしました。
Mさん、私はインフルエンサーではないので、ブログで紹介したくらいで予約が取れなくなるようなことはないので大丈夫ですよ(笑)。
ということで、今回は久しぶりにイタリアンレストランの紹介です。
メニューはその日のおススメコース一本です。
苦手な食材があればアレンジしてもらえます。
前菜はフィンガーフードから始まります。
バッカラマンテカート
バッカラマンテカートはヴェネチアの郷土料理で干し鱈を練ったもの。
他の店で食べたことは何度もありますが、こんな繊細な味のマンテカートは初めて。
花が添えてあって、見た目も女子ウケすること間違いなし(笑)。
鰯とシャドークイーンのチップ
絶妙に火が通った鰯とカラッと揚げたシャドークイーン、上に乗っかっているのはキントア豚の生ハム。
食感もさることながら絶妙な味わいのアミューズです。
鹿肉のポルペッタ フリッテ
イタリアの定番ポルペッティーネ(ミートボール)を揚げたもの。
初めて見たときは何かと思いました。
鹿の骨に刺した状態でサーブされたものを手でつまんで食べます。
味はもちろん美味しいですが、演出も素晴らしい。
白子のクロッカンテと菊芋のヴェルタータ
表面をカリッと焼いた白子に菊芋もピューレ、マッシュルームのパウダーと白トリュフがアクセントになっています。
実は白子はあまり得意ではないのですが、さすがにこれは美味しくいただきました。
帆立と墨烏賊のラグー
帆立を墨烏賊を丸ごと使ったラグーで軽く煮込んでキャビアを添えています。
口に入れると三位一体となった旨味が口の中に広がります。
芝エビのラビオリ
芝エビを詰めたボットーネ(ボタン型のラビオリ)を繊細なトマトソースとブロッコリーに蟹を加えたソースでいただきます。
ラビオリの食感とソースの旨味のマッチングが素晴らしい。
但馬牛のボロネーゼ
少し大きめのラグーで食感と旨味が引き立っています。
ポルチーニの旨味もあいまって、絶品なタリアテッレボロネーゼです。
ポルチーニの旨味もあいまって、絶品なタリアテッレボロネーゼです。
新潟産 真鴨のローストとジュニパーペリ-と黒胡椒ソース
無双網で捕獲した真鴨のロースト。
新潟産と聞いて、どこで捕れるのかと思いましたが聞くのを忘れました(苦笑)。
柔らかくコクと旨味が凝縮された鴨肉。
春菊も入ったジュニパーペリ―と黒胡椒ソースとの相性も素晴らしいです。
モンフェラート風パンナコッタ
クラシックなパンナコッタに金柑のピクルスを添えてあります。
金柑のピクルスでさっぱり食べられます。
料理に合わせてすすめていただいたワインのセレクトも完璧でした。
CANTINA DELLA VOLTA ROSE
珍しいランブルスコのロゼ。
香りも味わいもデリケートでシャンパーニュのようです。
SCALBOLO RAMATO XL
フリウーリのオレンジワイン。
オレンジワインにありがちなコッテリ感がなく、まろやかな味わい。
飲み進めていくと複雑な印象に変わっていきます。
DEI VINO NOBILE DI MONTEPULCIANO BOSSONA RISERVA
これはおそらく誰が飲んでも美味しいと感じるワイン。
ソムリエさんが、バローロもいいがこれがおススメと言う意味が一口でわかります。
酒を飲めない私の一口だけのテイスティングなので、ボキャブラリーの無さはお許しください(苦笑)。
なので、ワインに詳しい人はスルーしてくださいね。
でも、私が選ぶワインは意外と美味しいと言われることが多いです(笑)。
一軒家レストランらしくプライベート感のある落ち着いた店内。
一階はワインショップになっていて、カウンターで軽く飲むこともできます。
待ち合わせのウェインティングバーとしても使えます。
二階は吹き抜けになっていて開放感があります。
ここが表参道の駅から徒歩数分というのを忘れてしまいそうな空間です。
表参道の駅から近く、路地裏の静かな一軒家で、美味しい料理とワインが楽しめというのは貴重なお店ですね。
私が初めてこの店を訪れた時は、元格闘家という経歴を持つイカつい取引先のオッサンと二人で来ましたが、傍目で見ればどう考えても違和感があります(笑)。
この店はカップルや男女のグループ、家族連れに最適な雰囲気のお店です。
ということで、二回目はカミさんの誕生日で使わせてもらいました。
年内にもう一度行こうと元格闘家のオッサンに誘われています。
Mさん、次回はオッサン二人では厳しいので、Fさんも誘ってオッサン三人で行きましょう(笑)。
水曜日の時点ではクリスマスディナーの席も若干空いているということでした。
とても雰囲気が良く、料理もおいしいので気になる方はお問い合わせください。
表参道のイルミネーションを見てから雰囲気のいい路地裏の一軒家のレストランでディナー。
ちょっとベタですが、そんなのもたまにはいいと思います。
MISOLA
Instagram Live in 九州
先週末インスタライブを行うためにBEAMSの熊本店と福岡店に行ってきました。
コロナ禍で国内も国外も出張に行ってなかったので、久しぶりに飛行機に乗りました。
緊急事態宣言明けの連休ということもあり、羽田は久しぶりに賑わっていました。
熊本行きの便も満席。
マスク姿以外はコロナ禍前の日常が戻ったような感覚ですね。
昼食を食べていなかったので、熊本店に着いてまず腹ごしらえ。
あまり時間がなかったので、近場で熊本ラーメン。
何度も熊本に来ていますが、実はラーメンを食べるのは初めてなんです。
スタッフに連れて行ってもらったのは、天外天という人気店。
時間が16:00を過ぎていたので空いていましたが、昼時は行列ができるみたいです。
スタッフの藤本さんが数時間前にランチを食べたのに、二度目のランチを付き合ってくれました(笑)。
こってり味は苦手ですが、にんにくが強い以外は意外とあっさり。
聞くところによると、熊本駅の店舗は観光客も食べやすいようにあっさり味にしているとのこと。
ラーメンをあまり食べない私にとっては、あっさりは味は嬉しい。
とても美味しかったです。
次回は本店のこってり味に挑戦します。
軽いランチを終え、とりあえずホテルにチェックインしようと思ったら、すでにお客様がお待ちになっていて、それから閉店時間の20時までずっとご案内をして、閉店後の短い時間にライブの打ち合わせ。
今回は熊本店のお客様が日ごろ感じられている疑問や洋服に対する様々な質問にお答えするライブだったので、質問内容をチェックしてしっかりと準備をしました。
軽い感じでライブをやる人も多いですが、自分はいつもきっちり準備をするタイプ。
毎回多くのお客様にご視聴いただいているので、ノリでライブをやるようなことはできません。
ライブは21:00スタート。
スタート直前、藤本さん 笑っているようにも見えますが、実は緊張して顔がひきつっています(笑)。
初めてのインスタライブなので仕方ないですね。
慣れないとカメラの前は緊張するものです。
中盤やっと緊張もほぐれ活舌も滑らかになってきました。
熊本店の代表の大久保さん(左)も交え、熊本店の歴史にも少し触れました。
熊本店はBEAMSが東京以外の都市に初めて出店した地方店舗一号店。
私がBEAMSに入社する前の1983年にオープンしているので、BEAMSの中で一番歴史のある地方店なんです。
質問コーナーの後は恒例のスタッフ紹介。
スタッフの宇野さんです。
役者を目指していたらしく、そういわれると長身でスタイルも良く顔も役者っぽい?(笑)。
スタイリングの画像は撮り忘れましたが、ガンクラブチェックのジャケットにブルーのコーデュロイでした。
ライブで自身のコーディネートを解説しているので是非ご覧ください。
後半は私のおススメアイテムの紹介。
最近入荷したオリジナルのベージュのタブカラーや自分が展開したくて別注したシェットランドのニット、ウィンドウペンの色が綺麗なPIACENZAのグレンプレイドのマフラーを紹介しました。
約一時間のインスタライブもエンディングを迎え、藤本さんも安心した様子(笑)。
この一週間緊張して熟睡できなかったようです(笑)。
私を一人で送り込んで初めてのインスタライブをやれってかなりムチャぶりですよね(苦笑)。
前日にリハーサルもしたみたいで、初めてにしてはスムーズに進行できました。
藤本さん、本当にお疲れ様でした。
熊本店の皆様、ご協力ありがとうございました。
顧客の皆様、ご視聴ありがとうございました。
これからもBEAMS熊本店をよろしくお願いいたします。
翌日も熊本店で昼過ぎまでお客様のご案内をして、夕方熊本駅から新幹線に乗って福岡へ。
40分ちょっとで着くので、めちゃくちゃ近い感じがします。
福岡店はオーダー会などで何度も足を運んでいるので、地方店の中では一番出張で行っている店舗です。
なので、なんとなく勝手がわかっているというか、リラックスできる店舗でもあります。
ホテルにチェックインして福岡店に行くと、すでにお客様が4~5名お待ちで、順にご案内させていただきました。
そんなこんなであっという間に20:00に。
そんなこんなであっという間に20:00に。
ライブ開始まで1時間しかないので、大急ぎで打ち合わせをして準備をしました。
司会進行は馬淵さん。
福岡店も初めてのインスタライブなので、馬淵さんもかなり緊張しています。
画像でも肩に力が入っているのがわかります(笑)。
冒頭 福岡店の歴史を少し話して今回のメインテーマである、福岡店のお客様の質問コーナーへ。
合わせが難しいという声が多い動物柄のネクタイ。
自分は着けないネクタイですが、過去に何度も流行ったことのあるトラッドなアイテムなのでコーディネートは得意です。
ツイード系のジャケットとは相性が良く、イタリアっぽい艶感のあるジャケットには合わないという、基本的なことを理解するとコーディネートしやすくなります。
シャツもシャンブレーやオックスフォードのようなスポーティーな素材感のシャツを選ぶことがポイントです。
着丈の長いコートの長さの基準がわからないというご質問。
身長が高く股下が長い人は膝下丈、身長が低く股下が短い人は膝上丈というのがひとつの目安となり、短すぎるものは今の流れではないので短くても膝上5㎝くらいまでが目安というお話をしました。
長い丈が苦手な方はお直しで詰めることもおススメしました。
着丈が長いということだけで気に入ったコートをあきらめるのはもったいないです。
今シーズン展開しているニットパーカーのコーディネートについて。
私が大学生の頃にスエットパーカをジャケットやスタジャンやコートと合わせるコーディネートが流行っていたので、自分はすぐにコーディネートのイメージがわきますが、これも経験していない人にとっては難しいアイテムなのかもしれません。
これからの季節にも着られるシンプルなバルカラーと合わせるコーディネートをご紹介しました。
ブレザーと合わせればプレッピー的なコーディネートになりますね。
チーフの合わせ方のコツがわからないという質問も。
英国流、イタリア流、アメリカ流と、国によってもこなしが違い、フォーマルとスポーティーというシーンでも使い方が違うのですが、さすがにそこまでは時間がなくできないので、今回は最も基本的な選び方から入れ方まで最も基本的なお話をしました。
パイピングのチーフをTVフォールドで入れるのはBEAMS的にはNGというのも、その理由をお話しながら解説しました。
後半はスタッフ紹介。
私がカメラマンになって質問しました。
今回カメラマンをつとめてくれた野口さん。
なぜかいつも眠たそうな目をしています(笑)。
ネクタイが曲がっていると指摘したらかなり慌てて直していました。
プロなんだからネクタイはちゃんと結ばないとダメですよ(笑)。
最近異動してきた関さん。
ライブ中私の説明をうなずきながらメモを取っていました。
勉強熱心なスタッフです。
ベージュとブラウンでまとめたシンプルなコーディネートがいいですね。
マネージャーの城本さん。
今回の出張でお客様から質問が多かったカラーニットのコーディネート。
ブラウンとイエローは相性がいいので、こんなコーディネートはいいですね。
見慣れない感じのベレー帽、城本さんの中でマイブームなのかな…
司会の馬淵さんはBRILLAのコーデュロイスーツにタータンチェックのクレリックタブ。
どこかで見たVゾーンと思ったら…
前日の熊本店の藤本さんとほぼ同じ(笑)。
馬淵さんは襟を自分で作って付け替えたらしく、藤本さんとは違うとアピールしていました(笑)。
スーツはかなり前のBRILLAのオリジナル。
なんでも新しいモノでなく、古いものを大切に着るのはいいですね。
熊本店に続き福岡店でも私のおススメをご紹介しました。
熊本店では展開のなかったDRUMOHRのカシミアのケーブルのモックネック。
色、素材、編地、襟の立ち方と自分にとってかなり理想的なニットです。
カシミア100%のミドルゲージなので値段が¥103,400-(税込み)と値段はそこそこしますが、クオリティーから考えれば価値あるニットです。
もうひとつは最近入荷したGUYROVERのタッターソールのタブカラー。
関さんが着ているオリジナルのタッターソールのタブカラーが品薄になってきたので、私が自ら選んで追加オーダーしたのがこのシャツです。
ネイビーとブラウンのタッターソールはとてもコーディネートしやすいので、インポートブランドでお探しの方には是非お試しいただきたいシャツです。
緊張していた馬淵さんも終盤は慣れてきたようで、すっかり肩の力が抜けました(笑)。
福岡店の初のインスタライブも無事終了しました。
馬淵さん、城本さん、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
打ち上げのもつ鍋も美味しかったです。
来年の春夏また機会がありましたらやりましょう。
次回は必ずヘルプスタッフを連れて行きます。
二泊三日で二店舗で店立ちして夜はインスタライブという弾丸出張でしたが、熊本店と福岡店のお客様と久しぶりにお話もでき有意義な出張でした。
大歓迎され、お客様からお土産もたくさんいただき恐縮しております。
ありがとうございました。
好評でしたので、来年は他の地方店舗でもインスタライブを行えればと思っています。
お客様のご要望の多い店舗に行ければと思いますので、スタッフにご要望いただければと思います。
次回からは私一人ではなくヘルプスタッフも連れて行きます。
インスタライブやったことがない店に私を送り込んで、いきなりライブやれってかなりムチャぶりですからね(苦笑)。
私一応役員なので、もう少し気を使われてもいいかなと…(笑)
それもBEAMSっぽいのかなと思います。
それもBEAMSっぽいのかなと思います。
M部長、次回は勢いでなく計画性をもって万全の態勢でお願いします。
何事もきちっとやりたい私の性格知ってますよね(笑)。
よろしくお願いします。
CHANNEL KOTARO 続編アップしました。
今回は私が個人的に欲しくて神藤さんにお願いして作ってもらった時計ストラップのお話です。
時計好きの人にしか刺さらない濃くてマニアックな時計ベルトのお話です。
是非ご覧ください。
20数年ぶりのBERNARD ZINS
5月のBERNARD ZINSのオーダー会でオーダーしたパンツが上がってきました。
モデルはBAC YというBEAMSで展開しているBAC Jというモデルよりテーパードがきいているモデルです。
オーダー会ではBAC Yのサンプルが無かったのですが、忙しくてオーダー会期間中に間に合わず、終わってから代理店のショールームでオーダーを入れることになり、その時にショールームにあったモデルでオーダーしました。
ディティールは2インプリーツのサイドアジャスター。
ザンスのパンツは2インプリーツで英国っぽさもあるので、サイドアジャスターはマッチングがいいです。
オーダーしたのはこの2本。
一本目は白黒のヘリンボーン。
ガンクラブチェックのパンツをオーダーしたかったのですが、好みの生地がなくセカンドチョイスでこのヘリンボーンにしました。
ツイードではなく梳毛のヘリンボーンなので、硬すぎず柔らかすぎない素材感が気に入りました。
色も濃すぎないトーンがポイント。
濃いトーンになると途端に野暮ったくなるので、ツイード調の生地は色目の選びが重要なポイントです。
コーディネートはシンプルに黒のカーディガンやニットと合わせてモノトーンで着るか、ネイビージャケットと合わせてトラッドな感じで合わせようと思っています。
金ボタンのブレザーより普通のボタンが付いたシンプルなネイビーサキソニーやフランネルのジャケットがいいですが、実はそんなド定番なネイビージャケットを持っていないんです・・・
なので、ジャケットコーディネートに関してはこれから色々考えます。
もう一本はブルーのブラッシュドツイル。
インスタライブでもおすすめしたブルーのブラッシュドツイルで結局オーダーしました。
自分がバイイングを始めた90年代前半頃にすでにザンスの定番となっていた生地と色なので、自分にとってはとても懐かしい感じがします。
日本では90年代後半以降カラーパンツと言えばイタリアのイメージですが、80年代のフレンチアイビーを経験している自分にとってカラーパンツと言えばパリのイメージなんです。
ちなみに、この画像は2020年の1月にパリに行った時に撮ったザンスのショップの店内写真。
オレンジ、レッド、イエロー、マスタード、ブルーと昔ながらのパリっぽいカラーパンツがあります。
生地がコーデュロイやブラッシュドツイルというのも当時と同じです。
当時を知る自分にとっては、こういうのを見ると嬉しくなります(笑)。
残念ながら今のパリでは、こういうテイストを本当に見なくなりました。
エミスフェール、オールドイングランド、マルセルラサンス、アルニスという、パリの名店は今は一軒も残っていません。
コーディネートはすでに持っている、このあたりのジャケットと合わせようと思っています。
モノトーンやブルーのチェック系のジャケットとは相性が良さそうなので、まずこのあたりを軸にコーディネートしようと思っています。
モノトーンのチェックジャケットにカラーパンツというのも、我々世代にとってはフレンチっぽいコーディネートなんです。
テーパードと言っても自分の股下の位置で測ると裾幅は20㎝になります。
ザンスのBAC Yは自分がいつも穿いているパンツより渡りも膝幅も少し太いので、裾幅が20㎝だとさらに太く感じます。
自分くらいの身長と股下だと太いパンツはスタイルが悪く見えるので、裾幅は18.5㎝にして膝上から裾幅に向けてラインが綺麗につながるようにお直ししようと思っています。
最近2プリーツのパンツは裾幅を18㎝にしていますが、このモデルはそれよりも全体のシルエットが太いので、裾幅も0.5㎝太い方がバランスがいいです。
自分の股下がもう少し長ければ19㎝でもいいかなと思います。
よく裾幅について質問を受けますが、それはパンツのシルエットや穿かれる方の身長や股下などで変わるので、体型や股下の長さ、パンツのシルエットがわからないと適切なアドバイスができないというのが正直なところです。
ただひとつ言えるのが、18㎝以下の極端に細い裾幅は今の流れではないと言うことです。
細すぎる裾幅に違和感を感じ始めた方は、お直しで裾幅を少し太くすることを検討されてもいいと思います。
イタリアのパンツブランドにおされて一度は廃業したフランスのパンツブランドが、日本では今やイタリアのパンツブランドのシェアを奪う存在になっているのも、歴史を見て来た自分にとってはなんとなく不思議な感じもあります。
ザンスのパンツを穿くのはおそらく20数年ぶり。
パリっぽいにおいを久しぶりに楽しもうと思います。
高級住宅街の鉄板焼き
世田谷区 尾山台。
自分が住む杉並区とは全く雰囲気が異なる高級住宅街。
駅前の商店街だけでも杉並とはかなり雰囲気が違います。
そんな尾山台に行きつけの鉄板焼き店あります。
オープンして今年で3年目。
オープン当初から通っていますが、今ではすっかり地元で人気店になっています。
緊急事態宣言中はなかなか行けなかったので、先日久しぶりに伺いました。
本当はあまり知られたくないお店ですが、コロナ禍で飲食店も厳しい状況なので、いま自分が一番好きなお店を応援する意味も含めてご紹介します。
今回オーダーしたのは8品
かぼちゃのポタージュ
スープはいつも季節の旬のものを出しています。
今回はかぼちゃのポタージュ。
小さなワンカップスープですが、下手なフレンチレストランより美味しいです。
ズワイガニのコロッケ
外はサクサクした食感で中はフワフワ。
名前はコロッケですがコロッケではないですね(笑)。
これは私が大好きな一品です。
レンコンの塩焼き
米粉をまぶして焼いたシンプルな焼きもの。
ただのレンコンがこんなに美味しくなるのかと思える一品。
ホタテの磯辺焼き
説明不要ですね。
高級すし屋と同じレベルです。
白イカの米粉フリット
和風の味付けかと思いきや、バジルソースを使ったイタリアンテイストの味付けです。
未ら音の料理は良い意味で想像を裏切るものが出てきます。
ソースの味が繊細なので素材の味を邪魔しません。
これも高級イタリアンで通用する味です。
鉄板たこ焼き
鉄板焼きのたこ焼きってなに?という方がほとんどだと思います。
作り方はこんな感じです。
粉を薄く敷いてその上にタコをのせて。
さらにネギをのせて。
へらでクルクル巻いて出来上がり。
味は言うまでもなく、たこ焼きというレベルの味ではありません。
お好み焼きやネギ焼きもあるのですが、最近量が食べられないので粉モノはいつもたこ焼きです。
山形牛 3種盛り
3つの部位を少しづつ食べられます。
これは説明不要ですね(笑)。
画像でもわかりますが、外側の焼け具合と中の焼け具合が絶妙なミディアムレアです。
未ら音のステーキは炭火と鉄板の併用でじっくり焼き上げます。
肉だけでなく、野菜やキノコも炭火と鉄板を併用して焼くので焼き加減が絶妙です。
カレーオムライス
〆はいつも焼きそばかカレーうどんですが、隣の人がオーダーしたカレーのオムライスを作っているのを見たら気になって初めて食べてみました。
実はオムライスはあまり好きではないのです・・・
牛スジも乗っかっているのでちょっとコッテリ系かな思ったのですが、ペロッと完食してしまいました(笑)。
チキンライスのオムライスは好きではないのですが、カレー味のこれは別モノです。
デザートも美味しいのですが、この日はお腹いっぱいでデザート抜きにしました。
未ら音は、このブログで以前紹介した広尾の鉄板焼き高見の店長だった方とスタッフの方3人で始めたお店です。
なので、基本的には高見の味(繊細な味の鉄板焼き)を引き継いでいますが、さらにアップデートさせて独自の味を作り出しているという感じです。
メニューはその月のおすすめとグランドメニューがありますが、おすすめのメニューには値段が表示されていません。
ですが、アワビや伊勢海老のように明らかに高いものをオーダーしなければ心配いりません(笑)。
アラカルトで少しづつ好みのものを食べて、肉と〆をオーダーするというのがおすすめですが、最初はメニューがイメージしにくいかもしれないのでコースがいいかもしれません。
今回紹介した料理はコースの中には入っていないかもしれませんが、未ら音の料理はハズレがなく何を食べても美味しいので必ず満足できると思います。
ちなみに、ソムリエの資格を持ったスタッフが3人いるのでワインのセレクトもいいです。
グラスワインでも十分に美味しいワインが飲めます。
土日は近隣の常連さんが多く混んでいるので、平日の方が予約が取りやすいです。
個室もあるので小さいお子さんがいても安心です。
ご興味のある方は是非一度食べに行ってみてください。
私の家から車で40~50分かかりますが、個人的にいま東京で一番好きな鉄板焼き店です。
給料が出たら未ら音。
我が家のささやかな楽しみでもあります(笑)。
色々なYouToubeチャンネルからお声がけいただき出演しています。
久しぶりのKOTARO CHANNEL。
ちょっとマニアックな時計ベルトのお話です。
VIVA FASHIONで新シリーズがスタートしました。
様々なブランドの歴史やエピソードについてお話していきます。
第一回目はSTILE LATINOです。
私がBEAMS Fのショップマネージャーだった頃に顧客だった片野さんの大人気チャンネルAni Tubeでマッキントッシュの別注についてお話しています。
是非ご覧ください。
ショールカラー
今シーズンはカーディガンの流れが来ています。
背景にはリラックス感のあるスタイルが広がる中で、テーラードジャケット→軽いジャケット→ニットジャケットというように、徐々に羽織るものが軽くなってきて、さらに軽くてリラックス感のあるカーディガンが、羽織りものという観点でも注目されてきたという流れがあります。
そのような流れの中、久しぶりにショールカラーのカーディガンが着たくなり、先日購入したのがコレです。
DRUMOHRのメリノウールの柔らかく滑らかな質感は定評があり、このカーディガンも5ゲージの糸でしっかり編まれていますが、とても着心地の良いカーディガンです。
コーディネートは、まさにジャケットがわりに着たいので、こんなイメージです。
ボタンは敢えて外しジャケットのように羽織り、同系色のシャツとガンクラブチェックのパンツを合わせたオトナのリラックススタイル。
自分が組んだコーディネートなのでお気に入りなのは当たり前ですね(笑)。
パンツは忙しくてモタモタしていたらマイサイズが完売してしまい・・・
ガンクラブチェックのパンツは欲しかったので、生地があればCUSTOM TAILOR BEAMSでオーダーしようかなと思っています。
ガンクラブチェックのパンツは欲しかったので、生地があればCUSTOM TAILOR BEAMSでオーダーしようかなと思っています。
とりあえず以前CUSTOM TAILOR BEAMSでオーダーしたブラックウオッチのパンツがあるので、それを合わせて着ようかなと思っています。
ライトグレーのフランネルと合わせても上品に見えるのでいいかなと思っています。
ミリタリーパンツとも合いますが、ラギッド過ぎるものはNGです。
綺麗目なミリタリーパンツを合わせるのをおススメします。
インナーはもう少し寒くなったらハイゲージのタートルがいいかなと思っています。
上のコーディネートのシャツの代わりに、カーディガンと同系色のタートルを合わせたニット オン ニットのコーディネートも今シーズンらしいコーディネートだと思います。
ちょっとフレンチぽくって自分の中では懐かしいコーディネートでもあります。
ちなみに、このDRUMOHRのショールカラーのカーディガンはブラックもあります。
これも好きなコーディネートです。
白黒のホームスパンのパンツを持っているので、これを見るとブラックも欲しくなります。
ブラックスエードのブーツはデザートブーツしか持っていませんが、あえてブラックのコンバースのハイカットのオールスターを合わせてもいいかなと思っています。
このDRUMOHRのショールカラーのカーディガン、これまでニットジャケットを着たことがある方には特におススメしたいカーディガンです。
サイズバランスも良く、本当にジャケットがわりに羽織ってサマになるカーディガンです。
人気商品で在庫がかなり少なくなってきたので、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着してみてください。
そして、もう一着ショールカラーのカーディガンを購入しました。
BEAMSの別注モデルです。
襟の大きさとフロントボタンを留めたときに綺麗なシルエットが出るようにこだわって別注しました。
カシミアが10%ブレンドされているので、とても上質感のあるニットです。
色はオフホワイト、DRUMOHRに比べると少しベージュ寄りのトーンです。
いつもはブルー系ですが、今シーズンは生成り系のカラー(ニュートラルカラー)が気になっています。
このカーディガン、スタッフ投稿ではフロントボタンを開けているのも見られますが、フロントボタンは閉めて着た方がいいです。
ボタンを閉めた状態でシルエットが綺麗に出ることが別注の意図なので、ボタンを閉めてジャケットと同じように右下のボタンを外して着るとバランスがいいです。
BEAMS 長崎店のディスプレイ、これが正しいボタンの留め方です。
ちなみに、これも同じ長崎店のディスプレイ。
色違いのサックスブルーですが、こちらは下掛けです。
なるほど、こういうとめ方もあるか・・・
下掛けした時のバランスは検証していないので、さっそくしてみます。
自分もDRUMOHRは開けて着て、FILIPPO DE LAURENTISは閉めて着るという着方の違いで2着購入しました。
同じショールカラーのニットでも全く雰囲気が違うので別モノですね。
ダブルも以前ニットジャケットを展開していたので、このショールカラーのカーディガンもダブルのニットジャケットを着たことがある方には特にお試しいただきたいカーディガンです。
こちらも在庫が少なくなってきましたので、ご興味のある方は是非も最寄りの店舗でご試着ください。
私が初めてショールカラーのカーディガンを着たのが小学校6年生の時(1975年)
当時の大ヒットドラマ ”赤い疑惑” の中で三浦友和がショールカラーのカーディガンを着ているのを見て、こんなカーディガンを着てみたいと母親に言ったら翌日に買ってきてくれた、そんなエピソードがあります。
三浦友和はM-65にタートルネック。
パンツはベルボトムです。
小学生の私もショールカラーのカーディガンにベルボトムのジーパン履いていました(苦笑)。
リアル70年代なので、ブーツカットやフレアーのパンツについては結構語れます。
最近BEAMSの若いスタッフがブーツカットのデニムを穿いたりしているので、インスタライブをやるとたまにコーディネートの質問がきたりしますが、実は結構語れます(笑)。
その話はまた別の機会に。
本日10月30日 原宿のBEAMS Fと Internatinal Galleryがリニューアルオープンしました。
明るくゆったりとした空間でゆっくりお買い物を楽しめる店舗になりました。
ビームス工房も引き続き併設しています。
皆様のご来店をスタッフ一同お待ちしております。
ショップディスプレイ
ディスプレイを交換する度に全国の店舗からディスプレイの画像が送られてきます。
各店のVMD担当者がそれに対して良いか普通か、いま一つかコメントするのですが、私もできる限りチェックしてコメントするようにしています。
私が先にコメントを入れるとそれにつられてしまうスタッフもいるので、なるべく最後の方にコメントを入れるようにしています。
厳しいコメントは入れますが、空気は読んでいます(笑)。
今回は最近のディスプレイで私が ”いいね”のコメントを入れたディスプレイを紹介します。
BEAMS HOUSE 神戸のディスプレイです。
ジャージジャケットでもテーラードジャケットのようなシルエットが出るのがチルコロのいいところ。
茶色のコーデュロイはコーディネートを間違えるととても野暮ったく見えるので注意が必要です。
このコーディネートは、ホワイトデニムのファイブポケットを合わせて上下のコントラストをつけています。
コントラストをつけることによって、ブラウンのコーデュロイが野暮ったく見えません。
ここが大事なポイントです。
もしパンツがアメリカっぽいベージュのチノパンだったら即変更の指示を出します(笑)。
ネクタイはストライプでも合いますが、グリーンのタータンにしたことによって若々しい印象になりました。
シャツも洗いざらしのシャンブレーのレギュラーカラーというカジュアルなシャツを選んで、バランスの良いカジュアルタイドアップに仕上がっていると思います。
靴はセオリー的にはソールの薄いマッケイは微妙かなと思いますが、そこまでは言わないようにしました・・・
個人的にはニットは腰巻より肩掛けの方がいいかなと思います。
お客様が実際に着る場合はなくてもいいですね。
BEAMS HOUSE 六本木のディスプレイです。
ジャケットはT JACKET。
ブークレのグレンプレイドでジャージという、かなり特徴のある生地のジャケットです。
チルコロと同様にT JACKETはジャージジャケットですが、テーラードジャケットのようなシルエットが出るのが特徴です。
このようなジャケットは生地の表情に特徴があるので、引き算してシンプルに合わせた方がいいです。
なので、タイドアップよりはカットソーやニットで合わせた方がいいと思います。
今シーズントレンドの明るいブルーのニットを合わせたのも正解。
ニットがダークカラーだと逆にジャケットの柄が引き立ち過ぎてクセが強くなります。
トップスの雰囲気に合わせてパンツをホワイトのファイブポケットにしたのも正解。
グレーのスラックスでは堅すぎて、コットンのスラックスだと年齢層が高くなるかなという印象です。
靴のチョイスもローファーで正解。
タッセルだと少し堅くなるので、自分がコーディネートする場合もローファーを合わせると思います。
BEAMS 静岡のディスプレイです。
ライトグレーのスーツにグレンプレイドのネクタイというシンプルなコーディネート。
自分もグレンプレイドのネクタイは好きなので何本も持っていてよくしますが、一般的には難しいと思われているようで、定番として毎シーズン展開している割には、それほど人気があるとは言えません(苦笑)。
ちなみに、自分の中ではグレンプレイドのネクタイはイタリアのイメージではなく英国かアメリカ(ブリティッシュ アメリカン)。
なので、昨今のクラシックミックススタイルにはおススメしたいネクタイなんです。
シャツは白でなく淡いクリームイエローを合わせたのがポイント。
モノトーンのコーディネートにクリームイエローのシャツを差すとモノトーンのストイックな印象が薄れ、コーディネートが柔らかく見えます。
今シーズンはモノトーンに淡いクリームイエローやベージュのシャツを合わすコーディネートを提案していますが、実際このような色のシャツが大人気ですでに品薄のものも出てきています。
私も昨年ミディアムグレーのダブルのスーツを新調したので、淡いクリームイエローやベージュのシャツを購入しようと思っています。
購入したらお知らせします。
静岡店のスーツディスプレイはシンプルでありながら気の利いたコーディネートが多いので、私も ”いいね” のコメントを入れることが多いです。
唯一気になるのがチーフの見せ方です。
ドットの柄がハッキリわかるように見せた方が良いと思います。
細かいところですが大事なポイントです。
BEAMS F 新宿のディスプレイ。
”いいね” のコメントを入れたのは右のディスプレイです。
大柄のグレンプレイドのバルカラーを上手くまとめたコーディネートです。
色数を絞ってグレーとベージュの濃淡でまとめた上品で洒落たコーディネート。
実はこういうコーディネートをやる店はあまりありません。
もっと複雑にしてコテコテになるか、またはシンプル過ぎて味気なくなるか・・・
変に複雑にしなくても色づかいで充分洒落たコーディネートになる一例だと思います。
自分がショップスタッフだったら顧客様におススメしたいコーディネートです。
BEAMS HOUSE 名古屋のディスプレイ。
ブレザーにレタードスウェットにホワイトバックスというプレッピー風コーディネート。
アイビーやプレッピー風のコーディネートになるとストレート過ぎて昔っぽくなるか、ミックスの要素が多くてなにが何だか分からなくなるケースが多いんです。
このコーディネートにミリタリーパンツを合わせたり、太いチノパンを合わせたりするのがよくあるパターン。
その点グレーのスラックスを合わせてシンプルにまとめたこのコーディネートは、オトナっぽくて洗練されたプレッピーな雰囲気にまとまっています。
アウターもウールリッチのパーカというのがいいですね。
アイビーやプレッピーな感じにバブアーを合わせるコーディネートも多いですが、ウールリッチのパーカの方がアップデートされたプレッピーな感じがします。
足元のホワイトバックスもいいですね。
BEAMSの若いスタッフだと白いダンスシューズを合わせたがりそうですが、このコーディネートの場合はホワイトバックスの方がいいです。
こうやって見ると、このウールリッチのパーカいいですね。
ちょっと欲しくなってきました(笑)。
今月に入ってディスプレイコーディネートをチェックしてきましたが、自分が ”いいね” をつけたのがこの5コーディネート。
これ以外にも惜しいコーディネートはあったのでコメントを入れて返しました。
完全にNGというのもありましたが、以前に比べると少なくなりました。
完全にNGというのは、テイストのミックスがミスマッチ過ぎておかしなコーディネートになっているケースが多いです。
おそらくお客様が見ても”複雑なコーディネートだけど、これお洒落なの?”と思われる方が多いと思います。
これは基本が身についていないから起こることで、ここ数年私がスタッフに基本を身につけるようにうるさく言っているのも、そう言うことが起きないようにするためなんです。
フレンチ、ブリティッシュ、アイビー、プレッピー、ブリティッシュアメリカン、80年代イタリアンデザイナー、イタリアンクラシック等々、昨今はこのような色々な年代のテイストが出てきています。
全て完璧に把握するのは無理でも、少なからずそれらがどういったものであったかを知っておかないと、テイストをミックスしてもおかしなものになります。
これにヴィンテージテイストや70年代テイストも少し入ってきたのでますます複雑ですね。
基本無くして応用無し。
インスタ見て表面的な応用ばかり身につけても、お客様に正しいコーディネートをお伝えすることはできません。
オヤジの小言みたいですが、それも私の役割。
うるさがられてもしっかり指導していきます。
優しい指導で・・・(笑)。
久しぶりにYouTubeに出演しました。
今回はEMMETIの歴史と、これまでBEAMSで扱ってきた歴代のモデルについてお話しています。
是非ご覧ください。
オトナのデイパック
久しぶりにデイパックを買いました。
ブラウンのデイパックが欲しくてBEAMSで色々探したのですが、残念ながらイメージどおりのモノがなく・・・
色々ネットで調べていたらイメージどおりのモノが見つかりました。
BEAMSでも展開しているSTANDARD SUPPLYのデイパック。
以前からBEAMS PLUSで展開していて、シンプルなデザインとサイズ感が気に入っていました。
残念ながらBEAMSではブラウンの展開がなく、STANDARD SUPPLYの公式サイトで見つけ先日購入しました。
日本製ならではの丁寧な作りと機能性とデザインが融合した本当に良くできたデイパックです。
フロントポケットはダブルスライダーになっていて開けやすい仕様になっています。
中には鍵が付けられるフックと二つの仕切りポケットが付いています。
背面部分には大きなポケットが付いていてラップトップや書類が入れられるようになっています。
自分はIpadを持ち歩いているので、これは便利です。
マチ部分の両サイドにも小さなポケット。
左側はペットボトルが入れられます。
右側はベルクロ付きで定期やICカードが入れられます。
シンプルなデイパックはポケットも最小限で簡素な作りのものが多いですが、こんな感じでシンプルな外見は保ちつつ機能的なポケットが付いているのは、さすが日本のモノづくりだなと改めて思います。(日本製でもダメなブランドもありますが・・・)
ちなみに、BEAMSでは素材を別注したものを展開しています。
オリジナルがナイロンとコットンの混紡なのに対して、BEAMS PLUSの別注モデルはブリザテックという機能素材が使われています。
ブリザテックはマウンテンパーカーやレインウエアなどに使用される機能素材で、特殊なポリウレタンの微多孔質膜構造により、防水性・透湿性に対して優れた性能を兼ね備えた特殊加工素材です。
生地は3層構造で張りがあり、ナイロンオックスフォードの上品な表情が特徴です。
流石BEAMS PLUSの別注だけあってコテコテの素材別注です(笑)。
レギュラーモデルより\2200-高いですが、価値ある素材別注だと思います。
定番色はBEAMSで購入していただけると嬉しいです。
私のように定番色以外を探されている方はSTANDARD SUPPLYの公式サイトで。
15色展開。
なかなかいい色があります。
ちなみに、私が購入したのはCOCOA LIMITED、実はこれより薄いMOCHAも欲しいと思っています。
別注だけでなくレギュラーモデルの色モノをBEAMS PLUSで展開して欲しいなと思っています。
今度話してみますが、割としかとされます(苦笑)。
私一応役員なのですが・・・
でも、そういう長いものに巻かれないような社風がBEAMSの良いところでもあります。
実はSTANDARD SUPPLYはBEAMSではデイパックだけ展開していると思っていましたが・・・
これはほんの一部。
これだけのバリエーションを展開しているブランドはBEAMSでもなかなかありません。
それだけBEAMSが認めているブランドということですね。
実は、デイパックは今シーズンのトレンドアイテムでもあります。
今シーズンの中村ノートのアイテムカテゴリーの中にも入っています。
装いが軽くなればデイパックやトートバッグが注目されるのは自然な流れです。
ということで、このSTANDARD SUPPLYのデイパック、私のおススメです。
定番色はBEAMSで、色モノは公式サイトで、是非チェックしてみてください。
ちなみに、イタリア製がいいという方はこちらがおススメ。
高級感を求められる方はこちらがおススメです。
オトナのデイパック、持っていない方も是非トライしてみてください。
羅紗屋だった祖父
私のプロフィールに父方の祖父は靴職人、母方の祖父は羅紗屋(ラシャ屋)と書いていますが、ほとんどの方は羅紗屋って何?という感じだと思います。
羅紗屋とは紳士の服地の切売りの卸商のことを指し、毛織物メーカーから反物を購入し、着分をカットしてテーラーなどに卸売りをする生地屋の事です。
羅紗の語源は諸説ありますが、ポルトガル語のRAXAという毛織物の一種で、それを漢字に当てたと言われています。
まだ既製服が一般的ではなかった時代、羅紗屋と言えば生地の切売屋ということは誰でもわかるものでした。
今ではファッション業界人でも羅紗屋という用語自体知らない人の方が多いので、将来的には死後になるのかもしれません。
母の実家は新潟の繁華街古町(今は寂れてシャッター街のようになっていますが・・・)の近くで羅紗屋を営んでいました。
当時新潟には大きな羅紗屋が二軒あり、母の実家はそのひとつで新潟だけではなく東北のテーラーにも生地を売っていました。
母方の家系は親戚に洋裁屋(婦人服の仕立て屋)やシャツの仕立て屋を営んでいる家もあり、いわゆる糸へん(繊維業に関わる人を指す業界用語)の家系でした。
祖父は戦前にボタンの行商から始め、その後羅紗屋を興し戦後の経済成長と共に商いを大きくしていきました。
私の記憶は4歳以降(昭和40年代前半以降)の記憶しかありませんが、祖父の店に行くとたくさんのお客様がいて、とにかく忙しく棚から反物を下ろしカットして渡すという活気のある店の光景が今でも思い出されます。
昭和37年頃の祖父の店。
生地が天井まで山積みになっていて積みきれず反物が立てかけてあります。
当時はとにかく生地が良く売れたいい時代だったそうです。
写っているのは姉と祖母。
とにかく店が忙しかったので、幼少の頃は店でチョロチョロしていれば祖父に邪魔だと怒られ、 チャコ(生地に線を引くチョークのようなもの)や裁ちバサミでいたずらしてまた怒られるという、なんとなく居心地が悪かった思い出があります。
昭和42年頃に祖父の店で社員の人と撮った写真。祖父の店で撮った写真は何故かこれしかありません。
上の利口そうな姉に比べると落ち着きがなく出来の悪い子どもでした。
写真のアホづらがそれを物語っています(苦笑)。
当時の羅紗屋はシーズン毎にテーラーとその顧客を呼んで新作の生地の展示会を行っていました。
ホテルの宴会場を借り切って新作の生地をハンガーにかけ、テーラーの顧客はその場で自分が気に入った新作の生地をオーダーするという、今では考えられないような商習慣がありました。
当時はそのような展示会を新潟だけではなく、東北の温泉旅館の大広間を借り切って行い、多くのお客様を呼んでたくさん注文をもらっていたというエピソードも母から生前よく聞いていました。
私も幼少の頃は母に連れられて毎回展示会に行きましたが、とにかくお客様がたくさんいて賑わっていた記憶があります。
もちろんその頃は服地などまったく興味がないので、商談テーブルの上にあるお客様用のお菓子をもらうのが目当てでした(笑)。
母は高校を卒業して姉妹の中で唯一家業を手伝っていたので、私がBEAMSに入社した頃、昔は英国製の生地が一番高級でイタリア生地はまだ二流だったとか、下手な舶来生地よりも鐘紡のフラノの方がクオリティーが良かったとか、良い生地はハサミを入れた時にすぐわかるとか、生地について色々教えてくれたものです。
祖父はいわゆるダンディーな人でした。
当時にしては背も高かったのでダブルブレストのスーツが良く似合っていました。(1950年代後半頃)
襟の柔らかいレギュラーカラーのシャツにプリントタイ。(1960年代初め頃)
ブラウンのスーツにボルドーのタイは自分にとってはイタリア人ではなく祖父のイメージ。
従妹の着ている金ボタンが付いたタータンチェックのワンピースが可愛いです。(1970年頃)
ウィンドウペンのジャケットにアスコットタイ。
私のチェックジャケット好きは祖父のスタイルに影響されています。(1972年頃)
オーダーが斜陽となる昭和50年代までは羽振りも良かったので、生地も仕立ても良いスーツやジャケットを着てお洒落な旦那様という感じでした。
母曰く、かなりモテたそうです(笑)。
母は高校生の頃、冗談で隠し子がいるのではと祖父に言って、叱られたという話を何度か聞いたことがあります(笑)。
靴職人であった父方の祖父は実直で物静かな職人気質の人でしたが、母方の祖父は商人だったので派手で華やかな感じの人でした。
私が祖父たちの血をどれだけ受け継いでいるかはわかりませんが、ファッション業界に入り自分で企画やバイイングを行うようになり、靴や生地について知識が深まるにつれ先祖に恥じない仕事をしなければという思いが強くなりました。
今は父方も母方もファッションにかかわる仕事をしているのは私だけになりましたが、こうやってファッション業界の第一線でやってこられたのも先祖のおかけだと思っています。
コロナ禍で新潟に帰省できず墓参りもできない今だからこそ、これからも先祖に感謝しながら奢ることなく、正しい志を持ってやっていかなければと思う今日この頃です。
ピーコート
ここ数年冬になるとよく着ているピーコートがあります。
FIDELITY(フィデリティ)のピーコート。
2年前に展示会で見て、昨今珍しいアメリカ製というのも刺さり個人的に購入しました。
かなり前に購入したイタリアブランドのピーコートをずっと着ていたのですが、シルエットがちょっと古くなってきたなと感じていた時に巡り合ったので、これは自分が着るべきピーコートだと勝手に思い込んでいます(笑)。
かなり気に入って購入して以来冬になるとヘビロテで着ていたので、BEAMSのお客様にもおススメしたいと思い、今シーズン展開することになりました。
オーダーするにあたり、ディティールやシルエットは完成度が高く修正する必要はなかったのですが、生地はもう少し上質感があった方が良いという事になり、メーカーに生地を探してもらい別注したのがこのピーコートです。
私が着ているのはウール70%、ナイロン30%で、アメリカ製のピーコートの定番的な硬くて重いメルトンの生地ですが、BEAMSの別注の生地はウールが90%、ナイロンが10%でオリジナルと比べると明らかに上質感があります。
硬くて重いメルトンもホンモノっぽくていいのですが、合わせるアイテムがアメリカだけでなくヨーロッパのものもあることを考えると、生地を上質感のあるものに変更した方が良いという結論に至りました。
シルエットはこんな感じです。
私が着るより小林に着せた方が良く見えるのでモデルをやってもらいました。
着用サイズはLサイズですが、ご覧のように適度に余裕のあるシルエットと着丈のバランスが絶妙です。
こんな風にフロントボタンの上ふたつだけとめて襟を立てるといいですね。
ウエストから裾まわりに余裕ができて自然なAラインのシルエットになります。
自分もこうやって着ていますが、小林に何も指示しなくても同じように着たので、少なからず私と小林の間ではこれがおススメのカッコいい着方です(笑)。
タートルネックを着て上までボタンをとめて襟を立てると真冬でもマフラーいらずのところもいいですね。
ちなみに、一番上のボタンを外して着る場合は中二つとめて一番下のボタンは外して着るといいです。
先日発行されたMR_BEAMSの中でもこのピーコートが掲載されています。
ニットパーカーとブラックウオッチのパンツという、ちょっとプレッピーなコーディネート。
自分が高校生や大学生の頃(70年代後半から80年代前半)にもこんなコーディネートが流行ったことがあるので、なんとなく懐かしさも感じるコーディネートです。
当時はスエットパーカーでしたが、今はイタリアブランドのニットパーカー、パンツのシルエットも違うので、まさに時代性を加味してアップデートされたプレッピースタイルです。
コーディネートは特に難しい事はありません。
ベーシックなアイテムなら何でも合うので手持ちのアイテムで合わせることが出来ます。
私は昨年ケーブルのタートルにデニムのファイブポケット、足元はデザートブーツというスタイルで休日よく着ていました。
今シーズンは色の綺麗なシェットランドセーターと合わせて着たい気分です。
ジャケット上からも着られるのでハーフコート的に着てもいいでしょう。
レイヤードで着るならジージャンやダブルポケットのシャツジャケットの上に羽織ってもいいと思います。
ネイビーのハーフコートと考えればある意味こんな便利なコートはありません。
実際に私が2年間着て、これほど使えるコートはないと思っています。
なるべく多くの方に見ていただきたいので、ご興味のある方は是非最寄りの店舗でご試着してみてください。
FIDELITYと言えば・・・
私が欲しくてオーダーした、この別注のCPOジャケットもおススメです。
先日発売されたMEN'S EX秋号の私の連載 ”中村ベーシック” でも紹介されています。
こちらも是非ご覧ください。
先週のインスタライブご視聴ありがとうございました。
1時間半というかなり長いライブでしたが、今回も多くの方にご視聴いただきました。
リアルタイムでご覧いただけなかった方はアーカイブでご覧いただけますので、是非こちらでご覧ください。