
VINTAGE STRAP
少し前からマイブームでミリタリーウオッチやクロノグラフに着けているヴィンテージストラップ。
ヴィンテージ加工を施したトスカーナレザーなどを使い、根元と剣先部分にハンドステッチを施してあるのが特徴で、2~3年くらい前からイタリアで大流行し、現地のファッション業界人達の間でもちょっとしたブームになっています。
私も数本所有していますが、使っているうちにひらめいて、クロコダイルを使ったヴィンテージストラップが欲しいなと思いネットで調べましたがヒットするものはなく、知り合いの時計ストラップの販売会社さんに聞くと、以前少し展開したことがあり、その残りがあるということで譲っていただいたのがこのストラップです。
グレーのクロコダイルのという、かなり私の好みのヴィンテージストラップです。
日本の職人さんがハンドメイドで作っていたのですが、クロコダイルの高騰と不安定な供給、そして工賃が高いため値段が合わず販売するのをやめたそうです。
個人的には気に入っていて他の色も欲しかったので、生産が出来なくなったのはちょっと残念ですが仕方ないというところです。
その後、クロコダイルのヴィンテージストラップに出会うことはなかったのですが、似たテイストのクロコダイルのNATOストラップに出会いました。
時計好きの人たちの間でちょっと話題になっている、THE SOLEのクロコダイルのNATOストラップです。
日本の職人さんが一本一本手作りで作ったこだわりのNATOストラップは、これまで見たことのない完成度の高いストラップ。
自分も実際に使ってみてクロコダイルのクオリティーとフィット感が素晴らしく、こんなクオリティーのものがこの価格でできるのかと感心しました。
このTHE SOLEを手掛けている神藤さんは旧知の仲なので、個人オーダーでクロコダイルのヴィンテージストラップを作ってもらえないかとお願いしたところ、快諾して頂いて気長に待つことにしました。
待つこと半年、出来上がってきたのがこのストラップです。
途中経過は聞いていたのですが、お願いした自分が恐縮するほどこだわりのクロコダイルストラップが出来ました。
ライニングにオーストリッチのレザーを張り合わせた平造りのコバ磨き仕様というハンドメイドで作られ、厚さも腕にフィットするように少し薄く作られています。
厚くもなく薄くもなく絶妙な厚さで作られていて、フィット感も抜群にいいです。
ヴィンテージストラップの特徴であるハンドステッチはレザーと同色。
ステッチが目立たないので、ドレスウオッチに着けても違和感がありません。
尾錠はジュエリーの金具を作る職人さんにアンティークの時計のバックルを参考に作ってもらいました。
なるべく薄く作り手磨きで仕上げてあります。
数百万円する高級ブランドのものに引けを取らないクオリティーです。
可能であれば付け替えしやすいクイックリリースにして欲しいとお願いしたところ。
クイックリリースの穴も専用の穴あけを作るほどのこだわり。
正直自分は軽くお願いしたつもりでしたが、とんでもないこだわり満載のクロコダイルのストライプが出来上がってきました。
実際に着けて見るとこんな感じです。
計算された厚みで作られているので本当にフィット感がいいです。
通常時計ストラップは腕にフィットするまで時間がかかりますが、このストラップは着けた瞬間からフィットします。
自分は時計だけでなくストラップも好きなので色々なストラップを見てきましたが、今まで見たこともないような時計ストラップができました。
ということで、私の個人オーダー分だけではもったいない完成度なので、既製品として販売することになりました。
神藤さんも作っているうちにどんどんハマっていき、途中から既製品として販売することも視野に入れて作ったようです。
11月に初回分がデリバリーされましたが、すぐにほぼ完売し現在はネイビーだけ若干在庫がある状況です。
次回の入荷は1月末から2月初め頃になるということ。
ハンドメイドで大量生産は出来ないので、次回分もすぐに完売になる可能性もあるそうです。
再入荷連絡登録ができるそうなので、ご興味のある方はウェブサイトをチェックしてみてください。
実は、また個人的に欲しいストラップが見つかり神藤さんに相談しました。
作れるかどうかわかりませんが、良いものが出来たらまたご報告します。
気がついたら洋服のベルトより時計のベルトの方が多くなっていました(笑)。
何十本も買っていたら、そこそこの時計を買える金額になってしまいますね(笑)。
時計と言えば、先日EBERHARDのトークイベントにご招待いただき、ISHIDA表参道店でトークショーを行いました。
エベラールの歴史から新作の発表、お客様との懇親と、エベラール好きの自分にとってはとても楽しい時間でした。
ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
トークショーの様子はInstagramのアカウントにアーカイブを残しましたので是非ご覧ください。
新作で刺さるモデルがあり、予約を入れてしまいました。
自分は勢いでモノを予約するタイプではないですが、これはひと目で欲しくなり予約を入れました。
1960年代のモデルの復刻版。
ミリタリーウオッチ風のシンプルな文字盤がいいですね。
ベルトはクロコダイルのヴィンテージストラップを着けるつもりです。
2月入荷予定 待ち遠しいです。
そして、私が愛用しているTRAVERSETOLOのライトハンド仕様。
なんと、廃盤にになりカタログからも外れました。
日本で最後の一本がISHIDA表参道店にありますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
久しぶりにYouTubeアップしました。
2022春夏の傾向を初めてお話ししています。
是非ご覧ください。