平成元年に言われていた常識と
平成31年の現在言われている常識の
健康食材の差についての番組が放送されいました。
で、夕飯作りながら耳に入って来たのが
「バナナの食物繊維は◯◯の方が豊富」って話
番組の回答は
平成31年の常識
「“硬い”バナナは食物繊維が豊富だから、便秘解消に効果的」
「便秘解消に効果的」な食物繊維。
「バナナの場合、熟し度合いによって、食物繊維に変化が起きる。
それでは、より食物繊維が豊富なバナナとは、どのようなバナナなのか? 」の質問
食物繊維がより豊富なバナナは、「“硬い”バナナ」。
バナナの硬さは、熟し度合いに比例している。
木にバナナが実った時は、1番硬く、成熟するごとに柔らかくなっていく。
食物繊維の量を比較したところ、
成熟が進むに連れて、食物繊維の量が少なくなることが分かった。
「バナナ」の食物繊維は、熟すにつれ「糖分」へと変化し、減ってしまう。
実際に「まだ青く硬いバナナ」と「熟した柔らかいバナナ」の
食物繊維を比べてみると、なんと、「“硬い”バナナ」の方が2倍以上も食物繊維が多い。
つまり、少し青みがかった
より「“硬い”バナナ」を選ぶことが便秘解消には効果的といえる。
と、上記の内容でした。
これを聞いて『えっ??』となりまして
『食物繊維がより豊富なバナナではなく
不溶性食物繊維がより豊富なバナナなんじゃないの??』と…
主婦の栄養学講座の食物繊維に関しての学びでは
新鮮な果物は不溶性食物繊維が豊富で
熟した果物は水溶性食物繊維が豊富と学びます。
番組回答の中に一部ある
「便秘解消に効果的」な食物繊維
これは、腸の掃除屋さんといわれる
不溶性食物繊維のことです。
主婦の栄養学講座での【食物繊維】の一コマ
【食物繊維の種類】
・水溶性食物繊維 (水に溶ける)
水に溶けると粘度(ネバネバ)を増す
・不溶性食物繊維 (水に溶けない)
水分を吸収して数倍に膨れる
【食物繊維の働き】
・水溶性食物繊維 → 善玉菌を増やす
胃に留まる時間が長く、消化のスピードを遅くする
脂肪・糖分の吸収を穏やかにし、血糖値の急上昇を抑える
腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える
・不溶性食物繊維 → 掃除屋さん
腸の蠕動運動を促し便秘や痔の予防に効果がある
有害物質を体外に排泄し、大腸がんの予防に効果がある
【食物繊維を含む食品】
野菜の葉物は不溶性食物繊維が多く
根野菜は水溶性食物繊維が多い
果物は新鮮な(硬い)ものは不溶性食物繊維が多く
熟した果物は水溶性食物繊維が多い
【水溶性と不溶性の割合】
腸の健康意識にとって理想的な食物繊維のバランス
水溶性 1 : 不溶性 2
国民栄養調査の情報を元に日本人が摂取している
食物繊維のバランスを見ると水溶性食物繊維が不足
主婦の栄養学講座で
学んだことをベースに考えますと
硬いバナナは不溶性食物繊維が多いから
腸の掃除屋さんとして便秘には効果的だけど
熟れたバナナは水溶性食物繊維が多いから
大腸でビフィズス菌の餌になって腸内環境を整える
働きが違うからどっちが良いではなく
どっちも必要であり、必要度合は個人差がある
日本人は水溶性食物繊維が不足気味だから
熟れたバナナを食べて水溶性食物繊維を摂る
ってこともバランス的に必要です。
バナナが熟れると
食物繊維が減るのではなく
食物繊維は
水溶性と不溶性の2種類があって
それぞれに違う働きがある
ってことを知って下さいねー!!
硬くて若いバナナは
不溶性食物繊維が多いから便秘には効果的
熟れたバナナは
不溶性食物繊維は減るけど
水溶性食物繊維が増えて善玉菌を増やす効果がある
今回の番組をたまたま聞いて
今までの私だったら
『そーなんだ!!元々歯応えのある青いバナナが好きだし
食物繊維も豊富なら青いバナナがいいんだわ!!』
となっていたと思われます(笑)
ですが、今回は
主婦の栄養学講座を学んだことによって疑問を感じ
調べて確認して、事実を見極める行動に繋がりました。
まだ、不確かな部分もありますので
今月末の講師研修会にて本部講師に確認します。
主婦の栄養学講座での学びが全てとは思いません
ですが、この講座を通しての学びは食に留まらず
ものごとを片方からではなく、多方向から捉えれるようになります
良い悪い、正解不正解でもなく、人の数だけ方法はあります。
そんな風に考えられるようになる講座
本当に素晴らしい学びだと胸を張ってお伝え出来ます!!