FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

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リーガエスパニョーラ第21節
バルセロナ3-2ビジャレアル


先発
FW:ネイマール、スアレス、メッシ
MF:イニエスタ、ブスケツ、ラフィーニャ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:ブラボ


交代
後半26分、ブスケツ→マテュー
後半34分、スアレス→ペドロ
後半42分、ラフィーニャ→ラキティッチ


お互いにコパのベスト4進出を決めている、いわば上り調子の両チームの対戦。打ち合いを制したのはバルセロナでした。

バルセロナが珍しく立ち上がりからキレがいいのが印象的でした。メッシも開始早々からスイッチが入っている感じでしたね。


ビジャレアルのファーストシュートで少し運のない失点を喫してから、前半終了間際にネイマールが同点ゴールをマークしました。
攻撃では形も作れていたし、後はその幾つかが決まればという流れが試合開始から続いていましたが、決めたのはやはりここ最近絶好調のネイマールでした。ラフィーニャのシュートのこぼれ球をきっちり詰めていました。ラフィーニャのシュートは、狭いところで体を開いてインサイドて狙ったうまいシュートでしたね。前半に追いつけたのは大きかったですね。

後半6分にまたビジャレアルに先手を取られます。ピケのやらかしでジオバニ・ドス・サントスに突破を許し、失点してしまいました。調子が上がって来た印象のあったピケのミスということで、少し嫌な感じがしました。


スアレスの貢献度。
しかしバルセロナは後半8分、10分と立て続けにゴールを奪い逆転に成功しました。
まずはラフィーニャのゴール。これもこぼれ球を詰めてのゴールでしたが、ペナルティーエリアに多くの人数をかけて押し込んだいたバルセロナの強みを感じました。
きっかけとなったのはイニエスタから、裏へ抜けるスアレスへのパスでした。スアレスは抜け出し方がうまいですね。この試合でも沢山のチャンスに顔を出していました。後は得点だけといったところでしょうが、チームが勝てている今は焦る気持ちやフラストレーションは感じていて欲しくないですね。十分にチームに貢献していると思います。

ここ最近どうなの?と思っていたイニエスタもこの試合では良かったです。随所にイニエスタらしさが見られました。いつもの、力が抜けているイニエスタという感じでした。

逆転ゴールはメッシ。やはりメッシなんですねえ。同点で大歓声のカンプノウのもの凄い雰囲気の中、右足でコースを狙ったうまいシュートでした。ここでもスアレスがラストパスを送り、きっちりと仕事をしました。

後半15分頃から見応えのある攻防が続きました。ゴールエリアからゴールエリアへめまぐるしい展開でした。コパのアトレティコ戦もそうでしたが、この3トップでのカウンターは迫力と精度が素晴らしいですね。特にネイマールは素晴らしかったです。


18戦無敗できている好調ビジャレアルを下しての素晴らしい勝利でした。僕がバルセロナを見始めてから、2月頃は調子を落とすイメージがあるんですが、このまま行って欲しいですね。次節は昨シーズン痛い黒星を喫したサン・マメス・バリアでのアスレティック・ビルバオ戦です。

リーガエスパニョーラ第19節
デポルディーボ・ラコルーニャ0-4バルセロナ



先発
FW:ネイマール、スアレス、メッシ
MF:イニエスタ、ブスケツ、ラキティッチ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:ブラボ


交代
後半21分、ブスケツ→バルトラ、イニエスタ→ラフィーニャ
後半25分、ネイマール→ペドロ


格下相手にきっちり勝利しました。先制点が速かった事や、順調に追加点がとれたことで、非常に楽な展開のゲームになりました。


メッシハットトリック。
ポジションが変わってもこの人は関係なく点を取りますねえ。右サイドでの存在感はかなりのものでした。右サイドから自由に入って来て中央でポイントとなって、2列目から走り込んでフィニッシュというのが形になっていました。デポルは捕まえきれていませんでしたね。ネイマールが好調なこともあり、今のバルサの両ワイドはかなりの脅威になっていると思います。


ラキティッチの存在。
今節は左サイドのネイマールも以前として好調でしたが、やはり右サイドの攻撃が目立ちました。メッシがかなり自由に動くところを、ラキティッチがうまくバランスを取っていたと思います。流れで最前線にとどまったり、ワイドに開いたり、うまくメッシとアウベスのいないところへポジションをとっていました。

もともとフィジカルが強くて守備も頑張れる選手なので、メッシが守備しない分のカバーも期待出来ます。バルサにおいて自分が何が出来るのか、何を求められているのかラキティッチ自身がしっかりと考えていると思います。そして今シーズンから加入して来たばかりでありながら、ここへ来て結果が出始めているのだなと感じました。最初はバルサには合わないんじゃないかなと思っていましたが、今のバルサには必要な選手になりつつあると思いました。

リーガエスパニョーラ第18節
バルセロナ3-1アトレティコ・マドリード


先発
FW:ネイマール、スアレス、メッシ
MF:イニエスタ、ブスケツ、ラキティッチ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:ブラボ

交代
後半43分、ラキティッチ→ラフィーニャ
後半45分、スアレス→ペドロ


バルセロナは前節のソシエダ戦の不出来から一転、昨シーズン王者アトレティコに会心の勝利です。とりあえずは一安心という感じですね。

バルセロナはまず気持ちが違うなと思いました。攻守の切り替えが速かったし、どの選手もきびきびと動いていました。

キレキレネイマール。
そんな中で生まれたのが泥臭いゴール。崩しの圧力で押し込んだゴールでした。絶好調のネイマールが先制点というのも良かったですね。この試合で一番良かったのはネイマールだったと思います。スペースがあればドリブルですいすいと、アトレティコの組織を崩していったネイマール。2人目にして本来の実力を発揮していると思います。さすがはブラジルのエースという活躍です。

この試合では3ゴールとも意味の深い、いいゴールだったと思います。追加点はメッシからスアレス。メッシはまるで自分かゴールしたかのようにスアレスと抱擁していました。いい関係性が窺えるし、大きな追加点でした。

一点返されてからはアトレティコも元気になり、ちょっと嫌な展開になりました。そこを打破したのはやはりメッシでした。42分にメッシが勝利を決定づけるゴールをあげました。コパに続いて南米3トップそろい踏みの嬉しいゴール。スアレス、ネイマール、メッシと肩を組んで喜びをアビールする姿が見られました。


今シーズンも力を見せているアトレティコに対し、内容でもかなり上回っていたと思います。南米3トップの迫力がともかく凄かったです。組織におけるドリブルの重要性を改めて感じました。


地味でも意味は大きい組み立て。
後半15分ほど、アトレティコの前線の守備がきっちり組織されていて最終ラインの繋ぎでマスチェラーノが追い込まれました。マンジュキッチがうまくコースを切ったディフェンスでした。
マスチェラーノは少し苦し紛れに浮き球でイニエスタへ。処理が難しいボールだったと思いますが、イニエスタはそのパスをダイレクトでコースを変える程度でネイマールへ。簡単そうにひらりとやっていましたが、調子が良くないとあんなパスは出来ないと思います。そして、これまた処理が難しいボールがネイマールへ入りましたが、ネイマールはきっちりトラップして、相手2人を引き付けてブスケツへ渡しました。そうしてブスケツは逆サイドに振る、という最終ラインからの組み立てがありました。

組み立てのスタートでは追い込まれながらも、逆サイドまでボールを運べたというのは大きな意味があると思いました。アトレティコとしてはうまく組織していいディフェンスを展開出来たのに紙一重でかわされてしまい、また逆サイドからディフェンスを余儀なくされます。消耗は大きいですね。
ただ、こういった細かい部分での紙一重がずれてしまっただけで、失点してしまったり、流れが変わってしまうという怖さがあるのも事実です。それだけに目に止まった、地味ですが感動したシーンでした。

リーガエスパニョーラ第17節
レアル・ソシエダ1-0バルセロナ


先発
FW:ムニル、スアレス、ペドロ
MF:イニエスタ、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、マテュー、マスチェラーノ、モントーヤ
GK:ブラボ

交代
後半から、ムニル→メッシ
後半13分、ペドロ→ネイマール
後半25分、マテュー→アウベス


年をまたいだ休暇明けの一発目の大事な試合。バルセロナはここ数年苦手とするスタジアム、アノエタにて敗戦を喫しました。

今節は、現在リーガ1位のレアル・マドリードがバレンシアに破れたので、勝ち差を埋めるチャンスでした。そんな巡り合わせの中での敗戦は非常に残念です。


敗戦で気になった3つのポイント。
今節の試合では、気になったポイントが3つ程ありました。サッカー玄人の間ではそれぞれよく言われてる事と思いますが、僕の視点から書いてみます。
おおざっぱに言うと前半が悪く、後半は良かった印象でした。というわけで、前半と後半の違いから何となく見えてきた、今節の気になった点を3つにまとめてみました。


近年苦手とするアノエタで、なぜこのスタメンなのか。

前半の右サイドがもったいなかった。

前半のポゼッションが効果的でなかったため、ソシエダが最後まで頑張れたのではないか。



この3つです。そらそうでしょって話かもしれないんですが、3つ目に関しては、サイクルの終焉を感じる今のバルサの大きな問題点なのではないかと感じています。


まず1つ目「近年苦手とするアノエタで、なぜこのスタメンなのか。」
休暇が明けて、南米の選手の何人かの合流がこの試合の2日前だったようです。それを配慮してのメッシ、ネイマール、アウベスの先発落ちということですね。
2015年を占うと言っては大げさですが、年明け一発目の大事な試合にしてはパワーダウンし過ぎたスタメンだったのではないでしょうか。
まして、近年勝てていない鬼門のアノエタです。さらに今シーズンはレアル・マドリードもアトレティコ・マドリードも落としています。万全の準備が必要だったということです。

近年の結果から、バルサに苦手意識はなかったとしても、ソシエダは自信をつけてきていると思います。この場合、追われるものよりも追うものの方が精神的には優位です。なぜなら、ソシエダは基本的にはバルサ相手なら負けてもしょうがない、引き分けで金星というスタンスだと思うので。
そうした前提があって、あの開始早々のオウンゴールから、さらに精神的優位に立ち、プランが明確になったソシエダが、普段以上のパフォーマンスをだせる条件が整ってしまったのではないですしょうか。


続いて2つ目「前半の右サイドがもったいなかった。」
これは1つ目のポイントと繋がってくるんですが、この試合を見ていて、どうしてもムニルの存在感のなさが気になりました。前半の右サイドはモントーヤとムニルのバランスが良くなかったと思います。ただ、この若手2人のバルサにおける存在を考えると、うまく使ってあげられなかったと言った方が正解なのだと思います。
前半の先発メンバーでは、人に使われる選手が多く、人を使う選手が少なかったと思います。右のムニル、左のペドロを見ていて、サイドアタッカーのどちらか1人は起点になれる、人を使うタイプの選手がいて欲しいなと思いました。


最後に3つ目「前半のポゼッションが効果的でなかったため、ソシエダが最後まで頑張れたのではないか。」
バルセロナは後半、メッシが入ってからはイニエスタが前半よりやりやすそうにしていたし(そもそも重かったですが)連携が少しずつでてきて、得点が生まれそうな気配がしていました。ネイマールが入ってからも同じですね。仕掛けが増えてゴールに迫る回数が増えました。
前半からこれが出来ていれば!ってそれは結果論な訳ですが、もっと時間があれば点が取れていたと思います。

ただ、ソシエダは最後まで守り抜きました。交代枠にも余裕があり、1枚は消耗したアタッカーに使いましたが、残りの2枚は90分経ってからでした。つまりは時間稼ぎ込みの交代です。ここにソシエダの余裕が感じられました。

つまり、ソシエダが最後まで守りきれた理由は、単純にチームに体力が残っていたということです。
ではなぜ体力が残っていたのかというのは、やはりバルサの前半の内容の悪さだと思います。個人の仕掛けがなく、連携も少なかったです。効果的なポゼッションが出来ていないようでした。
ソシエダとしては想定内のもので、脅威がなく守りやすかったのではないでしょうか。余裕とは言わないまでも早々の得点でアドバンテージがある上に、消耗も少ない展開。

やはり、ペップ時代のような、作り直し作り直しのポゼッション、ボールを大事にするポゼッションが懐かしくなります。ボールを奪われない、相手を動かし走らせるポゼッションが出来ていれば、後半には相手が消耗して足が止まってきます。そうして崩しやすくなったところを、華麗なパスワークでフィニッシュして欲しいものです。
もちろんペップ時代も上手くいかないこともありましたが、チームの方向性としてポゼッションがあり、選手達が理解して動いていたと思います。今はそれがない。


サイクルの終焉。
バルセロナは昨シーズンは無冠に終わりました。良く言われたのがサイクルの終わり。ポゼッションサッカーの終わり。僕はそこまで思っていなかったんですが、今節、やはり終わっていたんだろうと思いました。それが分かりやすく出た今節の敗戦だったのではないでしょうか。

今はポゼッション「も」出来る、技術の高い選手たちの集まりがバルセロナなのだと思います。
リーガエスパニョーラ第16節
バルセロナ5-0コルドバ


先発
FW:ペドロ、スアレス、メッシ
MF:イニエスタ、ブスケツ、ラキティッチ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、モントーヤ
GK:ブラボ


交代
後半20分、ラキティッチ→シャビ
後半31分、イニエスタ→ラフィーニャ


年内最後の試合です。バルセロナは5-0の大勝。ルイス・スアレスが待望のリーガ初ゴールを決め、いい形でクリスマス休暇を迎える事が出来ますね。


試合開始早々1分13秒にペドロが先制ゴール。ラキティッチの左足でのピンポイントパスをうまくトラップして流し込みました。落ち着いていました。

早い時間に点が入った事もあって、バルサには余裕がありました。コルドバにそれほど怖さがなかったですね。いつ追加点が入るんだろうなという展開でした。


スアレス初ゴール。
後半8分、ついにスアレスがリーガ初ゴールをマークしました。やわらかいタッチの見事なゴール。本当にうまいですね。
これまでリーガで得点がないからといって、気負いはなかったと思いますが、休暇前に結果が出たのはよかったですね。チームも完封での大勝なので士気が高まるのではないかと思います。


メッシ2得点。
今日のメッシは低調だったと思います。あまり目立った動きはなかったです。プレッシャーの少ない試合でしたが、少しロストが目立ちました。
とはいえ、きっちり2得点を挙げました。フィニッシュでの落ち着きは相変わらず素晴らしいですね。特に2得点目などは凄かったです。パスがずれたところのトラップは遊びの延長のようなプレーで、試合終了間際にカンプノウを沸かせてくれました。本日は右足での2ゴールでした。


モントーヤはどうなる?
去就の噂のあるモントーヤ。ルイス・エンリケ監督になってから出番が少なくなっています。この試合ではアウベスが怪我という事もあって、先発メンバーに名を連ねました。
率直に、出来は悪くなかったと思います。連携ではアウベスに劣りますが、前線まで仕掛けにいったり、サイドから中央まで走り込んでいくシーンは新鮮でした。
難しい選択なのでしょうが、バルセロナで出番を掴んでいって欲しいなと思います。


15節にまさかの引き分けで、勝ち点1にとどまったバルセロナ。1位レアル・マドリードとの勝ち点差を広げてしまいました。その悪い流れを断ち切るかたちで年内を締め括ることができました。スアレスにゴールも生まれ一安心です。


リーガエスパニョーラ第14節
バルセロナ5-1エスパニョール



先発
FW:ネイマール、スアレス、メッシ
MF:シャビ、ブスケツ、ラキティッチ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:ブラボ

交代 
後半20分、ラキティッチ→イニエスタ
後半25分、スアレス→ペドロ
後半37分、ブスケツ→マテュー


第14節はバルセロナダービー。バルセロナは先制されるもメッシのハットトリックの大活躍などで大量得点で勝利を収めました。


ミスから許した先制点。
先制点はエスパニョール。ブスケツの軽いプレーで自陣でボールを奪われ、2対2の状況をつくられます。ピケがかわされ難なく先制されてしまいました。
この失点シーンでは、まずブスケツのところにファールがあったのではということもありますが、ピケの対応が目を覆いたくなるものでした。遅らせたのは良かったと思います。いきなりのピンチに冷静な対応でした。ただスピードを上げたセルヒオ・ガルシアに簡単に振り切られてしまいました。相手との間合いをとるステップが相当ぎこちなく見えました。スローで見たらげんなりします。

エスパニョールはなかなか良かったと思います。カウンター中心の中でも、ダイレクトのショートパスをポンポン繋いでサイドで起点をつくってクロスを上げるなど、チーム全体の力を感じました。バルセロナは、ブラボのいい判断やジョルディ・アルバの戻りで事なきを得ていましたが、前半は気をつけなければやられるという危機感がありました。


メッシだけに見えているコース。
試合を分けたのはやはりメッシの得点でした。前半45分に決めたゴールは圧巻でした。シュートフェイントから狭い方にトラップして巻いてニアへ流し込みました。もはやメッシだけに見えているコースがあるんでしょうね。記憶に残るスーパーゴールでした。前半に滑り込みでまた振り出しに戻せた事もあり、大きな意味のあるゴールとなりました。

このメッシの1得点目まではうまくいっていない前半でした。連動したアイディアのあるプレーが少なかったですね。あまり動かないメッシはチャンスと見ると走り込んだりするんですが、そのメッシに必ずと言っていい程パスがでるのが変化がなくてよくないように見えました。2人の関係だけでの攻撃が目につきました。まだまだ南米3トップの連携はこんなものではないはずです。


ペドロがアピール。
ほとんど試合が決まった状態でスアレスと交代で出て来たペドロ。交代して短時間で結果を出しました。ロングフィードに反応し、絶妙なトラップで抜け出してきっちりフィニッシュ。横をハットトリックのかかるメッシが走っていたんですが自らいきました。頼もしいゴールでしたね。
その4分後、今度はメッシのハットトリックをお膳立てしました。メッシとのワンツーは息の合った滑らかなプレーでした。短時間で1ゴール1アシストと大活躍で存在感を示しました。


マスチェラーノ、バロンドール?
一方的になった展開で、終盤にアンカーに入ったマスチェラーノの出足の速さが目立っていました。読みの良さと単純な足の速さ、集中力は素晴らしいですね。
ロナウド、ノイアー、メッシがバロンドール候補に挙がる中、マスチェラーノを挙げたいとWOWOW解説者の野口さんが言っていましたが、その通りだなと思いました。代表でもバルセロナでも変わらない存在感で貢献していると思います。代表とクラブの活躍を公平に見てみたら、本当にマスチェラーノでいいのではと思いますね。


というわけでバルセロナダービーは多くのゴールが生まれた楽しいゲームになりました。メッシの調子は上がっていくでしょうし、イニエスタが怪我から復帰、ペドロも存在感を見せるなど、いい事づくめな気がします。
後はスアレスのゴールを待つばかりですね。

リーガエスパニョーラ第13節
バレンシア0-1バルセロナ


先発
FW:ネイマール、スアレス、メッシ
MF:シャビ、マスチェラーノ、ブスケツ
DF:アルバ、マテュー、ピケ、アウベス
GK:ブラボ

交代 
後半23分、マテュー→ラキティッチ
後半34分、シャビ→ラフィーニャ、スアレス→ペドロ


中盤の構成に少し変化があり、見所の多い試合でした。どちらが勝ってもおかしくない様な好ゲームだったと思います。アディショナルタイムのブスケツのゴールで、バルサは勝利をもぎ取りました。

バルサは中盤が守備的な印象でした。チャンスは最終ラインからのロングフィードか、シャビかメッシがいい形でボールを受ける事が出来た時。やはりメスタージャでの試合は難しいものになりますね。


ディフェンス陣が光る。
ピケのシュートブロックやブラボのビッグセーブなど、守備陣が頑張った試合でした。今季最少失点のチームは伊達じゃないと感じましたね。カウンターを受けて何度かやられたな、というシーンがあったんですが、この2人の粘りに助けられました。
バレンシアのキーパー、ジエゴ・アウベスの好調ぶりも相まって、点の入らない緊張感のある試合になりました。


スアレスおあずけ。
スアレスのリーガ初ゴールはお預けとなってしまいました。前半14分のネイマールの落としからのビッグチャンスは、ジエゴ・アウベスの神セーブに阻まれ、後半23分のゴールはオフサイド判定でなかったことに。TVで見ていた瞬間はオフサイドだと思いましたが、スローではオフサイドはなかったように見えました。あのゴールは本人の方が見えていたはずで、それだけにかわいそうです。

メッシが自由なポジショニングで、ネイマールとスアレスがフィニッシャーとして前線のポイントとなっていたと思いますが、なかなか点が取れない展開になってしまい、2人とも少し力んでしまっているのかなと思いました。ネイマールは少し熱くなっていました。まだ若さ故という感じですね。


この試合の最後のプレーで勝ち越す事に成功したバルセロナ。勝ち点1から勝ち点3へ、値千金のブスケツのゴールでした。難しい内容だった試合を勝利で終えられたのは良かったですね。開幕連勝が続いていたときの運と粘り強さを感じました。
一方で、中盤の構成とともに、試合運びにまだ安定感がないのが残念なところです。3トップの迫力に目がいってしまいますが、中盤の組み立てがあってこそのバルサのサッカーだと思うので、この辺りは今後のエンリケ監督の手腕を期待したいですね。


リーガエスパニョーラ第12節
バルセロナ5-1セビージャ



先発
FW:ネイマール、メッシ、スアレス
MF:ラキティッチ、ブスケツ、シャビ
DF:アルバ、マテュー、ピケ、アウベス
GK:ブラボ

交代
後半29分、スアレス→ペドロ
後半32分、シャビ→ラフィーニャ
後半39分、アルバ→アドリアーノ


強豪セビージャをカンプノウに迎えての一戦。メッシがリーガ歴代最多ゴールの記録を塗り替え、ハットトリックの大活躍で勝利しました。


3トップの活躍。メッシは記録更新。
メッシ、ネイマール、スアレスの3トップの偉大さを改めて感じた試合でした。
ネイマールとスアレスは五分五分のところや厳しい状況でもボールを保持できたり前を向けるのが魅力ですね。起点になれるし、何をするのか、見ていて期待が持てる選手です。

メッシは前半21分にフリーキックを直接決めたあたりから調子が上がっていった感じがしました。それまでは少し体が重そうでした。
メッシの2点目のシーンでは、メッシが中央をドリブルで持ち上がり、左はネイマール、右にはスアレスとまさに豪華絢爛な画でした。スアレスの方が空いていたのと、ネイマールのアシストはスアレスを狙っていたように見えたのが、正直なところ微妙な気がしたんですが、このゴールが歴代最多の252点目のメモリアルゴールとなりました。

このゴールの直後にはチームメイトから胴上げを受けたメッシ。いい感じのチームの結束を感じました。試合状況に余裕があったことも良かったですね。


いただけない失点。
バルサは最近では珍しく危なげないポゼッションサッカーを展開しました。セビージャ相手であったり代表ウィーク明けということを考えると、上出来なのだと思います。シャビの存在は大きかったですね。適度に力が抜けていて安心感がありました。

しかし、そんな試合でもオウンゴールのシーンはいただけなかったですね。
ピケの軽いディフェンスは衝撃でした。直後のネイマールのゴールで再びリードできたので大きな痛手にはなりませんでしたが、見逃し難い軽すぎるプレーでした。
セビージャにはほとんどチャンスを作られずに来れていたにもかかわらず、失点してしまいました。チームは無失点で行ける内容だっただけに、残念な失点でした。


試合終了後はメッシのリーガ歴代最多ゴール記録の更新を祝う映像が流れ、笑顔の選手たちが観られました。
映像を見る選手たち、メッシの隣にネイマール、後ろにはスアレス。とてもいい笑顔でした。笑顔というか爆笑にも見える瞬間もありましたね。なんだか見ている方も幸せな気持ちになるいいシーンでした。

最近は低調なチームパフォーマンスだと感じていましたが、この試合を機に良くなっていくだろうなと思える内容でした。
スアレスのクオリティの高さは本当に素晴らしいですね。チームの好調への起爆剤となっていると思います。


リーガエスパニョーラ第11節
アルメリア1-2バルセロナ



先発
FW:ペドロ、メッシ(C)、ムニル
MF:ラフィーニャ、ブスケツ、ラキティッチ
DF:アルバ、バルトラ、マスチェラーノ、アドリアーノ
GK:ブラボ

交代 
後半開始から、
ペドロ→ネイマール、ムニル→スアレス
後半21分、ブスケツ→シャビ(C)


いやーとりあえずは3連敗しなくてよかったです。リーガ第11節、バルサは逆転勝利。ルイス・スアレスがチャンスメイカーとして存在感を発揮しました。


中盤んんん。
まさかの敗北を喫した前節のセルタ戦。組み立てが少なかった中盤でしたが、そのセルタ戦と同じ先発メンバーになった今節。やはり中盤に物足りなさを感じました。

高いラインを敷くアルメリアのバイタルエリアに入り込めなかったですね。バスでは崩せずサイドに逃げてクロスを放り込むサッカー。ラフィーニャ、ラキティッチのコンビは厳しいんじゃないでしょうか。

サイド攻撃が主になり、単調な攻撃でした。そこでラキティッチは前線に走り込む場面が多かったですね。ラキティッチはキック精度があってミドルもある、高さもそこそこある選手。うーんなぜバルサにいるんだろうと思ったり思わなかったり。。。守備にも頑張れるいい選手なので、中盤の組み立てがしっかり出来ている中での、スパイスとしての存在が落としどころなのではないかと思います。

ラフィーニャに関しては僕はまだよくわからないです。こちらもまた頑張れる選手で運動量豊富ですが、組み立てが出来る選手じゃなさそうです。兄のチアゴが出て来た時程の衝撃はないです。チアゴが30番代でリーガに出て来た時は、とにかく止める、蹴るのボールさばきの質の高さに驚いたのを覚えています。


後半2枚代え、スアレス本領発揮。
攻撃のアイディアが乏しかった前半。ムニル、ペドロがそれほど悪かったわけではないと思いますが、エンリケ監督は2枚代えに踏み切り、結果が出ました。

ネイマールは攻撃の起点というのか、大きなアクセントになっていました。ボールを持って前を向けば何をするのかわからない選手なので、リズムが変わりますね。スアレスからのお膳立てを受け、きっちり同点ゴールを決めました。

今節はセンターフォワードの位置に入ったスアレス。逆転の2アシストで大活躍しました。アシストだけでなく自分でシュートにいくシーンもあり、相手にとっては怖い選手ですね。コーナーキックのこぼれ球からダイレクトでのジャンピングボレーは惜しくもバーを叩きましたが、迫力が合って見応えのあるプレーでした。

クラシコでのアシストもそうでしたが、単純にサッカーがうまい、攻撃の全てのプレーの質が高い選手ですね。チームの調子が悪かったとしても力を発揮出来る選手なのではないかと思います。

逆転弾のアシストでは大外から走り込んでいたアルバのいい上がりをしっかり見ていて、質の高いボールを送りました。そしてゴールが決まった後の喜び方がいいですね。まったくもって憎めない選手です。南アフリカワールドカップでの、完全故意のハンドでシュートブロック→PK献上→相手がPK失敗→エクストリームガッツポーズの流れを思い出しました。


ひとまず連敗はストップ。休ませたかった選手達を使ってごり押しでの勝利です。

リーガエスパニョーラ第10節
バルセロナ0-1セルタ


先発
FW:ネイマール、メッシ、スアレス
MF:ラフィーニャ、ブスケツ、ラキティッチ
DF:アルバ、マテュー、マスチェラーノ、アウベス
GK:ブラボ

交代 
後半21分、ブスケツ→シャビ、ラフィーニャ→ペドロ


昨シーズンに、ルイス・エンリケ監督が率いたセルタ・デ・ビーゴをカンプノウに迎えた第10節。バルセロナはクラシコに続いて敗北。連敗してしまいました。

決定的なチャンスがいくつかあり、ひとつ上手く行けば大量得点勝利も十分ありえた試合でした。しかし、バーに嫌われたり、セルタGKセルヒオ・アルバレスの好セーブにあったり、単純にシュート精度がなかったり、シュートを譲ってしまったりと最後までネットを揺らす事は叶いませんでした。


組み立てが少ない。
バルサの攻撃は単発でした。中盤の組み立てが少なかったです。メッシが下がって来たりはしていましたが、いまいちボールが落ち着く選手がいなかったです。バルサの得点チャンスの半分くらいは自分たちで掴んだものというよりは、相手のミスによって訪れたものだったと思います。

スーパースター達をそろえて個人技に頼るどこぞのクラブのような感じ、と言っては言い過ぎな気もしますが、チームとしてどうやって攻撃していくのかという画が見えなかったです。


今節のバルサには失望しましたが、その一方でセルタはいいチームだなと思いました。得点シーンのノリートのヒールでのアシストなんかは、中堅クラブでも面白い、リーガの良さを感じました。バルサのカンテラ出身が頑張っているというのは、その選手に詳しくなかったとしても嬉しいものですね。


運がなかった?
セルタGKセルヒオ・アルバレスの大活躍、バーにはじかれたシュート4回、この辺りに注目すると単に運がなかった試合とも考えられます。メッシのシュートがスライディングでギリギリ防がれてそれがバーに当たって入らないって。。。運がない。


頑張れスアレス。
バルサはこれで首位陥落、それどころか4位まで後退してしまいました。2トップ気味のエンリケバルサが面白くなりそうだと思っていましたが、そのサッカーのメインを担うであろうスアレスが加入してから負け続きとなってしまいました。フォワード陣の不振ではなく、やはり中盤に物足りなさを感じます。中盤でポイントとなるプレーが少なすぎますね。

スアレス自身のコンディションもまだまだこれから、もっと我を出していって欲しいところです。スアレスらしいシュートもあったんですが、シュートを譲ってしまってはっきりしないプレーもありました。連携面もまだまだ良くなれるはずです。期待出来るプレイヤーであることは間違いありません。