リーガエスパニョーラ第14節
バルセロナ5-1エスパニョール
先発
FW:ネイマール、スアレス、メッシ
MF:シャビ、ブスケツ、ラキティッチ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:ブラボ
交代
後半20分、ラキティッチ→イニエスタ
後半25分、スアレス→ペドロ
後半37分、ブスケツ→マテュー
第14節はバルセロナダービー。バルセロナは先制されるもメッシのハットトリックの大活躍などで大量得点で勝利を収めました。
ミスから許した先制点。
先制点はエスパニョール。ブスケツの軽いプレーで自陣でボールを奪われ、2対2の状況をつくられます。ピケがかわされ難なく先制されてしまいました。
この失点シーンでは、まずブスケツのところにファールがあったのではということもありますが、ピケの対応が目を覆いたくなるものでした。遅らせたのは良かったと思います。いきなりのピンチに冷静な対応でした。ただスピードを上げたセルヒオ・ガルシアに簡単に振り切られてしまいました。相手との間合いをとるステップが相当ぎこちなく見えました。スローで見たらげんなりします。
エスパニョールはなかなか良かったと思います。カウンター中心の中でも、ダイレクトのショートパスをポンポン繋いでサイドで起点をつくってクロスを上げるなど、チーム全体の力を感じました。バルセロナは、ブラボのいい判断やジョルディ・アルバの戻りで事なきを得ていましたが、前半は気をつけなければやられるという危機感がありました。
メッシだけに見えているコース。
試合を分けたのはやはりメッシの得点でした。前半45分に決めたゴールは圧巻でした。シュートフェイントから狭い方にトラップして巻いてニアへ流し込みました。もはやメッシだけに見えているコースがあるんでしょうね。記憶に残るスーパーゴールでした。前半に滑り込みでまた振り出しに戻せた事もあり、大きな意味のあるゴールとなりました。
このメッシの1得点目まではうまくいっていない前半でした。連動したアイディアのあるプレーが少なかったですね。あまり動かないメッシはチャンスと見ると走り込んだりするんですが、そのメッシに必ずと言っていい程パスがでるのが変化がなくてよくないように見えました。2人の関係だけでの攻撃が目につきました。まだまだ南米3トップの連携はこんなものではないはずです。
ペドロがアピール。
ほとんど試合が決まった状態でスアレスと交代で出て来たペドロ。交代して短時間で結果を出しました。ロングフィードに反応し、絶妙なトラップで抜け出してきっちりフィニッシュ。横をハットトリックのかかるメッシが走っていたんですが自らいきました。頼もしいゴールでしたね。
その4分後、今度はメッシのハットトリックをお膳立てしました。メッシとのワンツーは息の合った滑らかなプレーでした。短時間で1ゴール1アシストと大活躍で存在感を示しました。
マスチェラーノ、バロンドール?
一方的になった展開で、終盤にアンカーに入ったマスチェラーノの出足の速さが目立っていました。読みの良さと単純な足の速さ、集中力は素晴らしいですね。
ロナウド、ノイアー、メッシがバロンドール候補に挙がる中、マスチェラーノを挙げたいとWOWOW解説者の野口さんが言っていましたが、その通りだなと思いました。代表でもバルセロナでも変わらない存在感で貢献していると思います。代表とクラブの活躍を公平に見てみたら、本当にマスチェラーノでいいのではと思いますね。
というわけでバルセロナダービーは多くのゴールが生まれた楽しいゲームになりました。メッシの調子は上がっていくでしょうし、イニエスタが怪我から復帰、ペドロも存在感を見せるなど、いい事づくめな気がします。
後はスアレスのゴールを待つばかりですね。