地味でも意味は大きい組み立て/リーガ第18節:バルセロナ対アトレティコ | FCバルセロナファン

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にわかバルセロニスタによるゆるい日記。

リーガエスパニョーラ第18節
バルセロナ3-1アトレティコ・マドリード


先発
FW:ネイマール、スアレス、メッシ
MF:イニエスタ、ブスケツ、ラキティッチ
DF:アルバ、マスチェラーノ、ピケ、アウベス
GK:ブラボ

交代
後半43分、ラキティッチ→ラフィーニャ
後半45分、スアレス→ペドロ


バルセロナは前節のソシエダ戦の不出来から一転、昨シーズン王者アトレティコに会心の勝利です。とりあえずは一安心という感じですね。

バルセロナはまず気持ちが違うなと思いました。攻守の切り替えが速かったし、どの選手もきびきびと動いていました。

キレキレネイマール。
そんな中で生まれたのが泥臭いゴール。崩しの圧力で押し込んだゴールでした。絶好調のネイマールが先制点というのも良かったですね。この試合で一番良かったのはネイマールだったと思います。スペースがあればドリブルですいすいと、アトレティコの組織を崩していったネイマール。2人目にして本来の実力を発揮していると思います。さすがはブラジルのエースという活躍です。

この試合では3ゴールとも意味の深い、いいゴールだったと思います。追加点はメッシからスアレス。メッシはまるで自分かゴールしたかのようにスアレスと抱擁していました。いい関係性が窺えるし、大きな追加点でした。

一点返されてからはアトレティコも元気になり、ちょっと嫌な展開になりました。そこを打破したのはやはりメッシでした。42分にメッシが勝利を決定づけるゴールをあげました。コパに続いて南米3トップそろい踏みの嬉しいゴール。スアレス、ネイマール、メッシと肩を組んで喜びをアビールする姿が見られました。


今シーズンも力を見せているアトレティコに対し、内容でもかなり上回っていたと思います。南米3トップの迫力がともかく凄かったです。組織におけるドリブルの重要性を改めて感じました。


地味でも意味は大きい組み立て。
後半15分ほど、アトレティコの前線の守備がきっちり組織されていて最終ラインの繋ぎでマスチェラーノが追い込まれました。マンジュキッチがうまくコースを切ったディフェンスでした。
マスチェラーノは少し苦し紛れに浮き球でイニエスタへ。処理が難しいボールだったと思いますが、イニエスタはそのパスをダイレクトでコースを変える程度でネイマールへ。簡単そうにひらりとやっていましたが、調子が良くないとあんなパスは出来ないと思います。そして、これまた処理が難しいボールがネイマールへ入りましたが、ネイマールはきっちりトラップして、相手2人を引き付けてブスケツへ渡しました。そうしてブスケツは逆サイドに振る、という最終ラインからの組み立てがありました。

組み立てのスタートでは追い込まれながらも、逆サイドまでボールを運べたというのは大きな意味があると思いました。アトレティコとしてはうまく組織していいディフェンスを展開出来たのに紙一重でかわされてしまい、また逆サイドからディフェンスを余儀なくされます。消耗は大きいですね。
ただ、こういった細かい部分での紙一重がずれてしまっただけで、失点してしまったり、流れが変わってしまうという怖さがあるのも事実です。それだけに目に止まった、地味ですが感動したシーンでした。