先日、数十万円の海外送金をするため、銀行に行った。
「いろいろと聞かれて面倒だよ」と聞いていたが、
想像以上だった。
支店の窓口に行くと、「テレビ窓口」を案内される。
そこは、専門部署と繋がっている個室で、カメラが３台設置されており
向こうからこちらは見えるが、こちらからは見ることができない。
送金目的、相手先、契約内容を聞かれ、その証拠を見せる。
都度、上司への確認が入り、なんだかんだと待たされる。
結局２時間もかかった。
自分の金を送金するのに、ここまでうるさいとは。。
数十万円程度でこれだとすると、額が増えたらもっと大変だ。
昔と全然違う、ことを実感する。
最近、海外送金が厳しい理由は、下記である。
１、海外への資産流出
２、マネロン（資金洗浄）
３、外為法の管理
特に「海外への資産流出」に政府は目を光らせる。
世界経済は、低成長の日本をしり目に、労働生産性の向上と
人口の増加を背景に成長しており、株価は上昇している。
ずっと金融緩和を続ける日本に対して、債権の金利も高い。
日本の実質実効為替レートは、この１０年で３０％以上下落、
海外旅行などを通して「円の実力」を実感している。
こうなると、海外商品の購入に積極的になるのは当然だ。
僕は今、確定申告に向けて、会計事務所とやり取りをしている。
その中で、保険会社の年金商品の書類があった。
年金の支払額：1,711,670円
払込保険料 ： 672,780円
この年金額は、生きている限りずっと支払われる。
細かい計算はともかく、支払った金額に対して
はるかに多い金額を年金として受け取ることになる。
これを可能にしているのが、米国株と外債の運用益だ。
特に債券は、金融緩和を続ける日本とはケタ違いに有利だ。
数年前まで、海外送金も現金の持ち出しは難しくなかった。
しかしここ最近、厳しくなる一方だ。
放っておけば、資金流失するからであり、逆に言えば、それだけ魅力的だということ。
・日本から海外への資金の持ち込み
・海外から日本への 〃
これはキチンと考えたほうがいい。
今後、資産の移動は、ガラス張りになる。
リスク分散の意味で、海外資産はあっていい。
今ある資金をどうするか。。
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