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智者の慮(りょ)は必ず利害に雑(まじ)う。
利に雑(まじ)えて務め信(の)ぶべきなり。害に雑(まじ)
えて患(うれ)い解(と)くべきなり。
(孫子 九変篇)

いつも通り意訳します。
「ものを識っている人は、
  プラスとマイナスの両面を考えておくものだ。
 プラス面をみておけば、物事を進めることができる。
 マイナス面をみておけば、問題を避けることが出来るのだ。」

物事には表と裏
メリットデメリット、
光と影
その両面が必ずあります。

特に私たちは
調子の良いとき
そして、調子の良くないとき
その当事者であると

このことを
すっかり忘れてしまいます。

目の前の状況の良さに
すっかり流されているときには
その気づかない忙しさゆえに
たとえば、
守るべきルールや
手順をないがしろにして
運良く大事件にならずに
(安全対策なんかで言う、ヒヤリハット事例)
すんでいるときがあります。

そして、その「状況の良さ」が
反転したときに、
「ヒヤリハット事例」が
ヒヤリハットですまなく成ることもありますよね。

反対に、
目の前の状況の悪さに
すっかり流されているときには
少し見回せばあったはずの

好転のきっかけや
協力者のオファー
その時期だから出来たはずの
鍛錬(研究、開発)を
せずに、ただ
目の前にある状況を嘆いている。

そして、その「状況の悪さ」が
反転したときに、
「本当の協力者や自分の実力」が
経過した時間に比して
積み重なっていない、状況ではなく
実力がないなんてことにも成ってしまいます。

こんな時、慣れないやり方だと思う方も
中にはいらっしゃるかもしれませんが、

一段上から、そう、自分という「タレント」を
育てるプロデューサーや監督の
視点を持ってみてみましょう。

すると、まず、前提で見えてくるのは、

“悪いところもあれば良いところもある。
  役に立たないときもあれば役に立つときもある。”
ということ。

それはあくまで、周りの状況が
左右するもの。

どんなに大きな豪華客船でも
大型台風が来れば、近くの港に
避難するはずですよね。

それは、
その客船が劣っているのではなく
航海をする状況ではないと言うだけ。

状況は変わります。

それよりも、今の状況はともかく
そもそも、何を目標に、目的に
進んでいるのかを、(自分に)確認してあげる
事が必要になります。

自分をまるで、映画監督のように
演技指導(?)してあげる
感じですね。

目標、目的が全体像を見ながら
確認できれば、

良い状況というのは、
もしかすると、調子の良い状況に乗っかったまま
逃げ切る場面かもしれませんし、
反対に、次の悪い状況に備える期間だったのかも
しれないというように
良い状況もプラス、マイナス両面を見ながら
「今」どうすべきかが見え始めてきますよね。

悪い状況も同様に
「調子の悪い状況」という嵐をやりすごす時間と
余裕があるのかもしれませんし、
反対に、荒波を乗り越えるために、強硬手段を
取るべき時期かもしれません。

ただ、状況を嘆くのではなく
「待つ、避ける」のか「戦う」のかを決めて
次の手が打てますよね。

どんな物事にも
「良いところもあれば、悪いところもあります。」
さらに
「良いところの中にも
  さらに良いところと悪いところがあります。
 そして、悪いところの中にも
  良いところと悪いところがあります。」

私たちは、こんな風に、どんなところにも
足がかりと成る、使えるもの(リソース)が
有るはずと言うことを、
信じて、さらに実践して
そして、確信として持っていきたいものです。

孫子が、
「ものを識っている人は、
  プラスとマイナスの両面を考えておくものだ。」
というのは、どんな物事、状況でも

大群が攻めてくるのでも、
大国に攻めていくのでも、

表面だけを見ず、どんなものにもある
プラスとマイナスの両面をみて
「今」どうするのか
「次に」どうするのか
をかんがえる。
もちろん、根底に
 「そもそも何のために攻めるのか?守るのか」
を考えながら、一国の命運を背負って戦う
ということです。

物事を実践して実現する本質を
知っていること。
それは、そんなに複雑なことではなく、
行動の本質的に求めている目的や、意図から
新しい選択肢を見つけるということ
なのかもしれませんね。

今日はこの辺で。

では。
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稗島 正樹 まさき@活き生きトレーナー
NLPトレーナー コーチ
コミュニケーションプロセスイノベーター