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Joon's blog

どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

『ザ・スクールコップ』を観終えました。

 

大まかな粗筋と、序盤の雑感はコチラに

 

…って事で、最終回まで観終えました。

問題のある学園に潜入→調査→解決というのが基本的な流れで、これを数話に分けて1編とする構成です。1~5話が追分学園編、6~9話が聖山女学院編、みたいな数話完結方式というか。

それ故に1編ごとに連続性はあるものの、全編を通してのこれが皆無なので、連ドラとしての面白さは欠けています。

何より、キャラの環境に進展がないんですよね。

例えばおケイとトン子は事件が解決すると少年院に逆戻り、新たな調査が始まるたびにシャバに出られるという感じで、続編が始まると前編の設定にリセットされてしまうのがもどかしく感じたかな。含みを持たせておきながら、お父さんとの関係はどうなったんだ、おケイよ…?

 

多くの人がイメージする大映ドラマの“あんな感じ”を期待して見ると肩透かしを食うと思います。大映ドラマと言っても、コメディ刑事ドラマとして見るのが正解なんでしょうね。

刑事ドラマなので基本はシリアスなムードで、事件の調査も進展し、さて次の行動に移るぞ……といったタイミングで「大介さぁ~ん!」「やぁさ~ん!」と始まっちゃうんだよね(笑)。緊張感の緩和としてこれをやるのはいいけど、水を差された気分になる方が強いんですよ。

そんな大介の邪魔をするのは祥子と千代丸だけではなく、内部監察官の香川も同様。スクールコップとして行動する大介を怪しむ、ネチネチと主人公に付きまとうTHE大映ドラマな感じのイヤなキャラになるのかな……と思いきや、そう思わせたのは1話だけで、あとはもう完全にコメディ担当に堕ちてしまったのが不憫でなりません(笑)。

 

設定的に痛快感がありそうで実はあまりないのが残念でしたが、キャストの好演が魅力です。

大映ドラマのレジェンドが数多く集まる中(本当に多い!)、そこに混じる仁藤優子さんとマッハ文朱さんが最高です。

仁藤さんが演じるトン子は口よりも先に体が動くようなキャラで、常に大暴れしたい欲に駆らている(笑)ヤンチャな子。これを元気いっぱいに演じている仁藤さんが可愛いんですよ。おこりんぼの人魚にはポニテがよく似合う!

マッハさんが演じる明子は少年院の教官で、暴走というか暴発しやすい(笑)おケイとトン子を御する姉御キャラ。長身も含め、これが実にハマッてるんですよね。クライマックスの大立ち回りに参戦する事がたった1度しかなかったのは勿体ない!

ところで、明子の店によく来る常連客(演じるのは藤本正則、改め見栄晴さん)のミステリアスさは考察のし甲斐がありそう(戸塚院長の密偵だったり?)。

 

数話を1編とする作りなので、1時間枠の連続シリーズではなく、2時間枠=スペシャル版として不定期的に、もっと作られても良かったと思うんですよ。キチンとした終わり方でもなかったしね。

メンバーを入れ替えながらも大介の遺志は脈々と受け継がれ、現在でもスクールコップは存在し続けている……といった感じで新作でも作れないかね?とも思うけど、教師よりも生徒の方が強い立場にある現代にはナンセンスな話かな…。

 

 

ところで……残念ながら、TOKYO MXの早朝5時枠、当ブログ限定の別名であるスーパー大映タイムは本作で終了のようです。なんてこったい。

気になる後番組は『振り返れば奴がいる』との事ですが……違うんだよMXさん、俺たちが観てぇのはそんなんじゃねぇんだ!

ここまで来て『アリエスの乙女たち』をやらないなんて…!

『発表!全スーパー戦隊大投票』を見ました。

ついに50周年を迎えたスーパー戦隊シリーズの人気投票企画たる番組です。

BSながらもこんなマニアックな企画を実行するNHKの心意気や、東映の懐の深さには拍手を送ります。

と同時に、ある意味における儲け話を他局に掠め取られるテレ朝の体たらくには、ほとほと呆れるばかり。この手の番組をあからさまに軽視しているように見えるのは、そういうところなんだよ。

 

そして注目の投票結果については、何の不服もないどころか1ミリも気にしてません(笑)。

確かにね、コレが上位でアレは圏外?と思うところは少なからずありましたよ。まぁ、鮮度がいいものは人気もあるよな、と。

今日び、八百長とかデキレースなんてダッセー真似はしていないだろうけど、例えば旧ツイッターでいうところのトレンド工作員よろしく、妄執に駆られるがごとく票稼ぎに全力を注ぐ連中もいただろうから、まぁ組織票みたいなモンだと話半分くらいに聞き流すくらいがちょうどいいよね。

「ほら見ろ、○○よりも△△の方が人気ないじゃん!」なんてやり取りで盛り上がってる界隈もあるでしょうが、そのくらい熱くなれる世代も必要ですから、いい大人はそんな小僧たちの微笑ましい光景を見守るに留め、ムキになって反論とかしないように!

ところで、上位20位までの発表に留めておくのは紳士的ですね。浅ましい人間ほど下位を知りたがるものだから…。

 

…で、番組として見終えて思うところをいくつか。

【〇:紹介VTR】

この手の番組で作品を紹介する場合、使われるのは決まって第1話じゃないですか。

スパ戦やライダーがド新人の登竜門と呼ばれるようになって久しいですが、ただでさえ素人に近かった頃の拙い芝居を見られるのって、俳優にとっては顔から火が出る思いをしているんじゃないかと想像します。

もちろん、この番組も1話は見せますが、2話以降や中盤や最終回あたりも流し、ようやく達者になってきた頃の芝居も見せるのは配慮を感じます。

 

【〇:キャストの紹介】

今や知名度がグッと高まった俳優が、かつてヒーローを演じていた事を明らかにする(?)のも、この手の番組の特徴。そんな若かりし頃の俳優が映っているカットに、キャスト名をテロップに載せるのも常套手法です。

『烈車戦隊トッキュウジャー』で例えれば、志尊淳さんと横浜流星さんの名を出しときゃオッケー的な風潮もありそうなものですが、平牧仁さんや(小島)梨里杏さんや森高愛さんの名もキチンと出すのは、(おおよそ)5人で一つのチームとなるスパ戦の根っこを理解しているように思えます。地味ながら、粋な真似をするなぁと感心&感激。

 

【✕:投票部門】

3種の投票部門があるのはいいんですよ。

 ・作品部門 →分かる

 ・戦隊ヒーロー部門 →分かる

 ・戦隊ロボ部門 →…要る?

他の変身ヒーローと区別する要素として、巨大ロボの存在はスパ戦の個性とされているそうです。

…が、個人的には、大したドラマが生まれないロボ戦はスパ戦の中で最も要らない要素と考えています。

おそらくですが、1年間の撮影を終えた俳優たちが真っ先に忘れる固有名詞はロボット(と決め技)の名前だと思うんだよね(笑)。女の人ならなおさらに。

ロボ部門の結果発表時のスタジオの雰囲気も、福くんと宮下さん以外はリアクション薄めだった(ように見えた)し…。

 

【✕:ナカショー】

番組の出演者を見て、心底よりガッカリしたよね。宮島咲良さんか、ある意味でのスパ戦婚をした井上小百合さんが良かったよ。

で、この人、一人で熱くなった挙げ句、それは言わないのがマナーだろうという事までペラペラ喋ってしまう暴走っぷりはサイテーの極み。皆無に等しいだろうけど、視聴途中なのにネタバレ食らったという人はお気の毒でしたね。

キャスティングした人、ちょっと手抜きすぎだぞ!

 

――とまぁ、番組としての雑感を綴ってみました。

総じてトークゲストがマンネリな面々だったのが残念だったけど、ツボを突いた作品紹介等、製作スタッフの熱量は感じられました。できれば3時間枠でやって欲しかったなぁ。

 

ちなみに、俺ッチは投票はしていません。自分が面白いと感じる作品を知っているのは自分だけでいいですからね。

そんな当ブログでは、『電撃戦隊チェンジマン』が好きな人とは友好的な関係を築きたいと考えています。

『カクテル』を観ました。

 

一獲千金を夢見てニューヨークにやってきたブライアン。しかし大企業への就職はことごとく失敗し、通りがかったダグラスの店でバーテンダーのバイトに就く。

天性の人好きな性格からブライアンは店の人気者になり、ダグラスと組んで二人の店を持つ事を夢見る。ダグラスはこの話に気乗りしないだけでなく、ブライアンの恋人に手を出した事で二人は喧嘩別れをしてしまう。

それから2年後、一人でジャマイカに渡ったブライアンはビーチでバーテンダーとして働いていた。ふとしたきっかけからブライアンはジョーダンと知り合い、親密な関係になってゆく。

そんな中、ブライアンは新婚旅行にやってきたダグラスと再会。軽口から始まった賭けとしてボニーを口説き落としたブライアン、そしてその姿を見たジョーダンは傷心のあまりニューヨークへ帰ってしまう。

ボニーとの心ここにあらずな関係が虚しくなったブライアンはジョーダンを探し求め……といったお話。

 

トム・クルーズさんの主演作です。『トップガン』や『ハスラー2』等々、人気が確固たるものになってきた頃ですね。この両作でも、実力はあるけど向こう見ずでヤンチャな若者を演じていて、本作においてもそんな感じです。

バーテンダーという事で、「ボトルやシェイカーをクルクル回したり女とイチャイチャするような、どうせチャラい役なんだろう?」とも思いますが、まぁ半分くらいは当たってますね(笑)。

やろうと思えば、曲芸のごときバーテンディングのシーンを多めにして見入らせる事もできたんでしょうが、観終えてみればそんなシーンは余興にすぎず、ブライアンの成長こそが真の見どころです。現にバーテンとして働いているシーンは3~4割くらいしかありませんしね。

 

序盤のブライアンはお金というより、ヤッピーな人種や生活スタイルに憧れていたようです。

特に女性関係に関しては基本的に行きずり、親密になったところでせいぜい恋人止まりで結婚なんか1ミリも前提とせず、自分を束縛するものなんか以ての外という感覚。中盤あたりまでのジョーダンとの関係を見ていれば一目瞭然ですね。

そんな行き当たりばったりでテキトーな生き方をしていた結果がボニーとの顛末で、ジゴロだのレディ・キラーだのと言われていても、日本語で端的に言い表せば要はヒモですが(笑)、ブライアンはその辺を割り切れなかっただけマシだったんでしょうね。この対極にあるのがダグラスなんですよ。

 

ブライアンの師匠でもあるダグラスもいい味を出しています。父親であり兄貴であり親友でもある、“信用”を通り越して“信頼”を寄せてもいい存在ですね。

その表れが二人の会話で、本音と冗談が入り混じった掛け合いは端から見れば挑発合戦にしか見えず、いつ喧嘩に発展するのかヒヤヒヤします。

でも、これは信頼で築かれている二人の関係が完成されているからこそ、ああいった軽口で済まされるんですよね。ブライアンの恋人を横取りしたのは、ダグラスの冗談もさすがに度が過ぎていますが(笑)。

自分の生き方の指針でもあったダグラスが落ちぶれた姿を見てしまったのも、ブライアンが目を覚ますきっかけでもあったんだろうなと。

 

で、端的にどんな話かと言えば、ブライアンが本当の愛を見つけ出すお話です。

テーマ的に古臭いし青臭くもあるけど、実際に古い作品(1988年)だし、トムさんだってまだまだ若い頃の作品。

世間的な評価のみならず、トムさんすら本作には渋い顔をするようですが、もう“昔の作品”と呼べるようになった今だからこそ、その辺を割り切って再見すれば、そこまでヒドいと感じる作品ではないと思います。

それどころか、こういう純粋さを冷笑する傾向が強まってしまった現代にこそ、見ておいてもいいんじゃないかな。

 

ブライアンとダグラスのバーテンディング=バーテン芸は目を引きますが、例えば予告編で使われるような掴み程度のものでしかなく、全編を通して見れば、これを主な見どころとした作品ではない事に気付きます。

そんな二人のバーテンディング、別に特別な芸ではないように見せるに留めていますが、かなりのスキルを要するものだと想像します。

これくらいトムクルならできて当たり前!みたいに思いがちですが(笑)、相当な練習を積んだであろうと想像します。もちろんダグラス役のブライアン・ブラウンさんも同様にね。

 

にしても、女性の髪形を見てるだけで80年臭がプンプンしますね。なんとチリチリパーマ率の高い事よ(笑)!

80'sハリウッド女優って、髪型のせいで見た目で損をしてる人が多いんだよね。目立つ作品に出ている割に、その後がパッとしなかったり、後世で話題になる女優って少ないじゃない?

 

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Blu-ray版は映像特典も吹替版もない、本編の収録のみというド最低限どころか、ドケチ仕様です。何かしらの素材でも見つけて来れないものかねぇ。

ロクに付加価値もないので、配信版でもいいと思います。

 

カンケーないけど、当時のナウい音楽を多用するミュージックビデオ風な作風も80年代ですよね。

個人的に、ボビー・マクファーリーさんの『Don't Worry Be Happy』に食い付きました。

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『土田晃之 日曜のへそ』のエンディング曲じゃん!と思う人、正解です(笑)。第2部は聞かないけど…。

2019年版『チャーリーズ・エンジェル』を観ました。

 

ブロック社が開発した新しいエネルギーデバイス、カリスト。エンジニアのエレーナはカリストにある欠陥の矯正を具申するが、上司のフレミングに却下される。

エレーナはこの件を内部告発するためタウンゼント・エージェンシーのボスレーに相談を持ち掛けたところ、殺し屋に命を狙われる。ボスレーは殺されてしまうが、二人の女性がエレーナを救い出す。二人の名はサビーナとジェーン。そして彼女らの正体は、チャーリーズ・エンジェルとしてタウンゼント・エージェンシーに所属する凄腕のエージェントだった。

新たなボスレーの下、サビーナとジェーンはエレーナを連れて調査を続行。カリストを兵器に転用できる事を知るフレミングを追う3人は、事件を裏で操る意外な人物が黒幕である事に気付き始め……といったお話。

 

個人的に2000年版の『チャーリーズ・エンジェル』は、00年代アクション作品としては絶対に外せない作品です。もちろん続編たる『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』もね。

そこから16年のスパンを空け、スタッフ&キャストも一新された本作。確か劇場公開時はコロナ禍もたけなわだったせいで観に行かなかったんだよね。

予告編等を見る限り、少々の不安を抱いたものですが、観もせずにああだこうだ言うのはフェアじゃないと思うので、文句を言うためにもまずは一見しないとね(笑)。

前シリーズから主演、かつ製作総指揮を務めていたドリュー・バリモアさんの名もある事だし、そこまでヒドいものでもないだろうと願いつつ…。

 

で、今回の鑑賞で今さら知ったのは、お得意のリブート作品じゃないんだ?と。

つっても、強引に前作(映画版やテレビシリーズ)との繋がりを持たせている程度で、そんな嫌らしい真似をするくらいなら潔くリブートとしておけばいいんだよな。こちとら、あれっぱかしで懐かしさにウルッとするほどチョロかねぇんだぜ?

 

一例として挙げると、

 ・『ロボコップ』('87)と『ロボコップ』('14)

 ・『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』(’05)と『ファンタスティック・フォー』('15)

 ・ダニエル・クレイグさん主演のOO7シリーズ

そして本作。

総じてこれらのオリジナル版はユーモアに富んだ作品でありながら、リメイクやらリブートとして作り直すとなると、どうして真面目くさった作風にしちゃうんだろうと。

辻褄を合わせる事にばかり重きを置きすぎてるせいか痛快感に欠けるんだよね。

クールでスマートなのが今風のカッコ良さなのかもしれないけど、スカシてんじゃねぇと(笑)。

本作もそんな悪風の例に漏れずで、よく笑い、よくセクシーに(?)、よく戦うという前シリーズのノリが大好きだった俺ッチとしては、その辺の堅苦しさにフラストレーションを感じます。

 

赤の他人が主観たっぷりにオリジナル版の設定を改竄&後付けしちゃう昨今の悪癖は本作でも健在です。ガンダムとかマーベル、スター・ウォーズあたりが毒されてるヤツ(笑)。

タウンゼント探偵事務所が今や各地に存在するまでに大きくなっていたり、指示役であるボスレーの名がコードネームだったり、世界観を広げるためのアイデアとしては良いかもしれませんが、せいぜいその程度。

エンジェルの行動範囲はアメリカ国内だけで十分だと思うんですよ。

 

基本的にチャーリーズ・エンジェルは三人一組が(暗黙の)原則だと思っていましたが、そんな決まり事も取っ払ってます。本作の場合は2.5人組とでもいうか、サビーネとジェーンのコンビにヘルプとしてエレーナが参加するような形。

ただ、エレーナはエンジェルの見習いでもなく、あくまでクライアントにすぎないのに、タウンゼント・エージェンシーの内部事情を見せびらかしすぎでしょ。

その後、エレーナは正式にスカウトされエンジェルになったようですが……頭と体ばかりを鍛えるのはそこそこに、エンジェルの捜査テクニックの基本である色仕掛けの訓練も忘れずにな(笑)!

 

これはテレビ版=オリジナル版からあったのかな、エンジェルたちの変装、言い換えればセクシーなコスプレ七変化は『チャーリーズ・エンジェル』という作品の特徴であり見どころです。これは断言。

ちょっとばかりセクシーな恰好で相手を油断させる捜査テクニックでありつつ、男ってチョロいなという皮肉も含んでいるので(鼻の下を伸ばしているだけの男はこれに気付けない)、これをなくしてどうするのさ。

女性の権利だの性的云々とか言い出す連中に対する抑止策なんだろうけどね。今の時代に相応しくないとか言って、オリジナルの設定を改竄してまでリメイクをする事自体がナンセンスでもあるんだし、だったら最初から新しい企画でやればいいんです。

スタッフも女性が多く見受けられるだけでなく、お話的にも女性の悪人は皆無(そういえば!)ってんだから、女性が女性をヨイショするために作った感すらあります。

前作が男に媚びた作品だというのなら、本作は女性に媚びている作品であるように思えました。

仮に続編が決まったとして、こんなノリを続けるようならドリュー・バリモアさんは製作から降りて欲しい…。

 

チャーリーズ・エンジェルとは、平たく言えばスパイみたいなものなので、敵を欺くのが常套手段。

それは劇中だけの話ではなく、映画として観ている我々も誰が敵で誰が味方なのか?と惑わせるのもスパイ映画の王道です。

本作もその例に漏れませんが、こればっかなんだよね。伏線や説明も少なく、今までの行動は芝居でしたという展開は夢落ちに近い禁じ手だと思うんだよ。ひと言くらい言い残せる余裕もあったよね、そっちのボスレーさん?

 

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Blu-ray版は未公開やらNGシーンやら、映像特典が多め。

本作に対するドリューさんの見解を知りたかったんだけどなー…。

 

ところで……明確に似てるとは言わないけど、殺し屋のホダック(ジョナサン・タッカーさんという方が演じているそうな)を見てると岡田准一さんを思い出すんだよ……俺ッチだけ?

続編の臭わせがないわけではなかったけど、お話として一応の完結を見た『量産型リコ』(シリーズ)。

主人公を演じていた与田祐希さんも乃木坂46を卒業したし、次はもうないだろうなー……と思っていたところに、続編にして続編にあらず(?)な新シリーズ『量産型ルカ ―プラモ部員の青き逆襲―』が始まるそうな。

賀喜遥香さん&筒井あやめさんという、現役バリバリで乃木坂46をやってる二人がダブル主演。選抜の常連で忙しい部類に入る人たちだってのに、よくもまぁ。
そういえば、かっきーは多少プラモをかじってる的な話を『乃木坂工事中』で言ってたっけね、プラモ=オジサン趣味という認識で(笑)。
 
そんな贅沢なキャスティングではあるものの、ここで思うのは……5期生じゃないんだ?と。
かっきー&めんちゃんの組み合わせは絶妙に思えるんだけど、とっくにベテランの域に達しているせいか、高校生の役にはチト無理を感じてしまってね。
正~直、2年遅かったなぁと。
 
…なら、5期生だったとして誰なら良かったんだYO!とツッコまれそうなので、ドあくまで個人的なイメージで想像してみました。かつ、声を出せるのも鑑みています。
 ◎:てれぱん
 〇:なぎ
 ▲:あーや
 △:いろり
いきなり競馬の予想マークで表してますが(笑)。
本命と対抗は共にアートに精通している(かつオタク的風潮もある)ところから。
単穴は、確かリコザクを組んでたって話を見聞きした記憶があるので(チト曖昧)。
連下は芝居に精通している印象がある事から、変な役(笑)にも対応できるかなと。
…と、異論はあるでしょうが、あくまで絶対に実現しない妄想なので真に受けぬよう…。
 
まぁ誰が出ようが、この作品の出演をきっかけにプラモへの興味が高まったり、果ては乃木坂プラモ部なんてのが発足されるなんて事はないでしょう。
そういうのはLINKL PLANETが担う部分ですし(笑)。
あとは、ミーグリでプラモオジサンによるマンスプレイニングに備えて、今のうちから対策を練っておくといいと思います(笑)。
与田ちゃんの時はどんなだったのかな?
 
スポンサーはバンダイなので、バンプラばかりに偏ってしまうのは目に見えてますが、他のメーカーのキットも多めにフィーチャーして欲しいかな。
アオシマの楽プラなんて、ガンプラに比肩するくらいにユーザーフレンドリーなキットだと思うんだよ。
 
他のキャストも気になるところです。
やっさん=田中要次さんはハマり役だったけど、ボバさんに代われるのは誰だろう…?
地味なところでは、アオやちえみを演じていた石田悠佳さん&石川恵里加さんらもLINKL PLANETを卒業するようなので(あの薄情な企画がきっかけだったのかな)、こちらの続投もないでしょうね。
今は続報を待つのみ!

『怪談』を観ました。

日本に伝わる怪談は多々ある中、本作は小泉八雲さんが執筆した『怪談』の中から4編を映画化したオムニバス作品です。

 

いつもの粗筋はざっくり&短めに。

第1編『黒髪』

 貧しい暮らしに耐えかねて妻を捨てた男が帰ってくる話

第2編『雪女』

 吹雪の中で出会った女と瓜二つの女と結婚した男の話

第3編『耳無し芳一の話』

 平家の祟りに遭った、めくらの琵琶法師の話

第4編『茶碗の中』

 茶碗の水面に映った見知らぬ男が実際に現れる話

 

タイトルもズバリの怪談という事で、れっきとしたホラー映画なんですが……“ホラー映画”なんて現代的な言い回しに期待しながら見ると、大して怖さは感じないかもしれません。

でも、怪談の醍醐味って“ドキッ”とか“ヒヤッ”というより、ゾ〜ッとするような感覚の方が強いじゃないですか。ジワジワ来る不気味さというか。

とは言え、僅かながらもハッとするシーンもあるし、古いながらも恐怖映画としてのツボは抑えているので、静かな夜に一人で観るのがオススメです。

 

1965年の作品なので、もちろん古さはあるものの、画の雰囲気がクールなんですよ。オープニングクレジットも美しい。

つーか、昔の話なんだから古さを感じさせる要素が多い方が説得力も生まれますしね。

ちなみに尺は182分もあるので、1日の終わりに時間を気にせずゆっくり観るのがいいと思います。もしくは、オムニバス作品なので、1日1編づつ見るのもアリかもしれませんね。

 

全編を通し、ほぼ全てがセットなんですが、この出来が実にいい。

スタジオの広さも尋常ではなく、しっかり奥行きも感じさせてくれます。なおかつ、これらを画面サイズの横いっぱいに使って見せるので、これは映画館で観たかったなぁと思わせます。

そんなセットが、見ように寄っちゃチャチぃと感じる人がいてもおかしくはありません。所詮は屋内で撮ったものですから奥行きにも限界はあるし、例えば空を初めとする背景がモロに絵なのは白けそうなところです。

ただ、本作のベースが絵物語であり、その世界観を残しながら実写化=絵の雰囲気を再現したと言われれば納得できるどころか、むしろ巧い表現だなと。

『耳無し芳一の話』の序盤にある壇ノ浦の戦いや、『雪女』での夜空に浮かぶ目のようなものは、屋外で撮るものより雰囲気があって見入ってしまいます。

 

全4編中、最もフィーチャー度が高いのが『耳無し芳一の話』。尺が最も長いだけでなく、お話の流れとしても端折ってる感が全くなく、じっくり描いています。

芳一の幸薄さが可哀想すぎてね、涙を誘うものではないんだけど、見ていて胸が苦しくなるような感じ。

めくらで慎ましく暮らしているのに平家の霊に祟られるのも気の毒な話で、そんな芳一が全身に般若心経を書き写された姿は痛々しさすら感じます。子供の時分だったら、絶対に寝る前に思い出しちゃうやつ(笑)。

そこから悲劇に繋がるまでの話は割愛しますが……映画としてビジュアル化されると、大きな不条理がある事に気付きます。それ気付いてないワケないでしょ!と。住職さん、アンタの責任はずいぶん重いんだぜ…。

 

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あれ、配信版が出てこないなぁ。amazonのプライム会員であれば見れるんですが…。

俺ッチはNHKのBSプレミアムで放送したものを観たんですが、久しぶりに夏にでも放送しないかな?

何にせよ、本作を観る際は静かな夜に、かつテレビで楽しむのをオススメします。スマホの小っせぇ画面で見ても、何の感慨も湧かないつまんねぇ映画で終わりますよ?

TOKYO MXの早朝5時より放送しているスーパー大映タイム(←当ブログ限定の呼称です)。

『こまらせないで!』に続くのは『ザ・スクールコップ』です。『アリエスの乙女たち』、なかなかやらないなぁ…。

 

警察で将来も嘱望されている山下は、次々に問題を起こした挙げ句に署長の座を降ろされ閑職に追いやられる。

が、これはある目的を遂行しようという山下の思惑通りの事だった。とある事件をきっかけに、山下は青少年たちの悩みの温床となる学校への潜入捜査を提案するものの、警察の権威や体裁ばかりを気に掛け反対する上司たちに嫌気が差していたのだ。

説得を諦め、違法と知りつつも山下は独自に計画の実行を決意。山下の熱意に心を打たれ協力を惜しまない人々が集まり、今ここに、闇の潜入捜査班が結成される……といったお話。

 

未成年ばかりで構成されているものの、学校も立派な社会の一つです。そこで何が行われようとも、警察どころか大人が介入できないどころか、調査すらままなりません。

それをやろうとする有志が集まった、闇の潜入捜査班の活躍を描いた作品です。

まぁ似たところで、特命刑事が学生を装って事件を調査する『スケバン刑事』がチラつきますね。

 

学生に成りすまして生徒や校内を調査する、『スケバン刑事』でいうところの麻宮サキに当たるのが恵子と富子なんですが……ここで本作に感じるフラストレーションとして、闇の潜入捜査班の人員構成が挙げられます。

捜査班の全8人中6人は警察や少年院の職員で、こちらは成人した上で教育者でもあるのに対し、学生として潜入する未成年の捜査員がたった2人ってのが少なすぎやしませんか?と。

生徒=子供同士として共感した上で本音を引き出せるのもまた子供。恵子と富子でなければ番長の丸藤の本音も聞き出せたなかっただろうし、そういう意味で捜査には最も重要な役回りだと思うんですよ。もちろん事件を根っこから解決するのは大人なんですが。

腕っぷしには自信があるようで、10人くらいに囲まれての大乱戦に陥った際、たった2人で戦った上で勝利するのはフィクションの度が過ぎると思うんだよ。アクションドラマと割り切ってくれるならまだしも、だったら主役はこの二人になっちゃうし。

大人:子供の比率が4:4、せめて5:3人くらいでも良かったように思えます。

余談ながら、恵子と富子を演じるのはそれぞれ、伊藤かずえさんと仁藤優子さん(おおっ…)。まぁ、恵子の方はかずえさんという時点で、どんな窮地に陥ろうが1ミリの不安もよぎりません(笑)。

 

”現代の仕置人”なんてワードが出てくるからには必殺シリーズよろしく、クライマックスに大立ち回りがあるんだろうと想像する人は少なくないと思います。

そんなカタルシスを今か今かと待ち通しながら観ていても、それがやっと出てくるのは5話ってんだから、ずいぶん引っ張るなぁと。

本作が勧善懲悪としてスカッとしにくいのは、ここにあるんだよね。どちらかと言えば、犯人捜しに重きを置いた刑事ドラマになるのかなぁ。

 

ビデオ撮影による映像もコメディ色を色濃くしているし、どうも大映ドラマって感じがしないな~とも思う人も少なくないと思います。

が、これを見てしまえばいかにも大映ドラマ、それどころか最強すぎる布陣で、まさに大映ドラマオールスターズが集う超豪華な作品なのです。ほとんどが毎回登場するレギュラーってんだから、そりゃもう!

そんなキャストを見る限り、どうもあの泣き虫先生のお話を思い出しますが、それもそのはず、

タイトルロゴもどことな~く似てませんか(笑)?

本作の三浦洋一さんとマッハ文朱さんを、それぞれ山下真司さんと和田アキ子さんに入れ替えたら……もうそのまんまやん!

 

にしても…岡田奈々さん、登場するシーンの7割くらいは走ってるな…。

『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』を観ました。

『魔法つかいプリキュア‼~MIRAI DAYS~』放送直前の特番内で、本編を丸ごと放送していたのでね。

 

魔法学校の校長より、魔法界で行われる大魔法フェスティバルに誘われたみらいたち。

100年に一度だけ復活し、一人だけの願いを叶える魔法石に願いを込めるのが最大のイベントだ。大勢の参加者たちの中からモフルンが選ばれるが、あまりに無欲な願いのため、校長は困り顔。

そんな中、全ての魔法つかいを滅ぼそうとするダークマターが会場を襲う。みらいとリコは魔法つかいプリキュアに変身して立ち向かうが、圧倒的な力に敗れ去り、魔法石と共にモフルンまで連れ去られてしまい……といったお話。

 

10年近く経って続編が作られるくらいだし、『魔法つかいプリキュア!』という作品が良作とされる理由は何となく分かります。

が、個人的にはチト苦手でね。他のプリキュア作品に比べるとクサいというか、何故か『まほプリ』だけは照れを感じて正視できないんですよ(笑)。お話を根幹をなす、みらいとリコの友情物語とか特にね。

映画版である本作が描いているのは、みらいとモフルンとの“友情”……というより“絆”かな?

人生の半分以上を共に過ごしているみらいとモフルンは、常にお互いを大事にした上で相手の幸せを願っているけど、それよりももっと根っこにある、まずは一緒にいたいという気持ちをストレートに伝えるのが見どころです……が、こういうところが照れくさいんだよね(笑)。

 

本作のゲスト、かつキーパーソンであるクマタとダークマター。ちょっとしたダジャレを解せる人であれば、両者の関係にも気付けると思います(笑)。

本作は孤独という病を患ったクマタが健全になるまでのお話です。

はぐれ者のクマタが世の中を憎み、背を向けるのは孤独が理由でした。魔法がつかえるせいで異端視された挙げ句にクマタは孤独になり、その寂しさから人格を歪ませます。

でも、クマタにとってのモフルンのように、自分を理解した上で受け入れてくれる人は必ずいるはずなんですよ。世の中って意外と広いんだし。

幼児向けでありつつ、実は根暗な中学生の悩みを題材にしているようにも思えます(笑)。

 

テレビシリーズも作画クオリティは十分高いと思えますが、映画ともなればそれ以上。特にキャラの表情の豊かさが秀逸で、実に活き活きしている!

本作で作画監督を担当している上野ケンさんって、そこまで詳しくないんだけど、かなりいい絵を描かれるんだよね。手癖を見る限り、キュアモフルンはこの人のデザインなのかな? いつかシリーズのキャラデザからやって欲しいなぁ。

 

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ところで本作と言えば、挿入歌を歌っている、AKB48時代の渡辺麻友さんの起用が印象深いです。

本編=テレビシリーズでも本人役として出演していたのを思い出しますが、あれを見る限り、まゆゆさんは我々の住む世界=ナシマホウ界の住人ではなさそうな臭わせ方をしていました。

そう、まゆゆさんが芸能界を引退した理由は、人間界から魔法界へ帰るためだったのです……と思い込む方が夢があるだろう?

パチラーをとうに卒業し、さらに本格的に塗装を始めたい人はエアブラシの導入を検討すると思います。

そこで最初に、どれを買えばいいんだろう問題にブチ当たるはずです。

 

初心者向けとして、

 ・口径はオールマイティなΦ0.3

 ・操作方式はダブルアクション

これらを備えたモデルを薦められる事が多いと思います。

この二つを条件にしても、選択肢はまだまだ多いんですがね。

 

そこで個人的には、さらにあと二つ追加したいところ。

まず一つ目は、

 ・カップが本体と一体型

です。

エアブラシの短所と言えば、手入れが面倒というのが真っ先に挙げられます。

となると、少しでも清掃は楽にしたいじゃないですか。

エアブラシの中には塗料を入れるカップ部分が分割されているものもありますが、カップと本体を結合するネジ部分にも塗料が回り込むので、そこも掃除しなきゃならない。俺ッチは使った事はありませんが、これを考えただけでパスです(笑)。

 

そして二つ目、

 ・カップの根元にくびれがない

です。

何の事かというと、

俺ッチが長年使っている名機(?)、エアテックスの『XP-725』。別名、コンプレッサーとのセットに付属したり、OEMとして数多く出回ってるヤツ(笑)。

これのカップ根元を見ると、

くびれ()がありますよね。

このおかげで、カップ内側に塗料()が溜まって流路に流れ落ちて行かないんですよ。

微々たる量に思えますが、ここに残る塗料の量は意外とバカにできなくてね。ほんの、あとちょっとの塗り残しがある時にもどかしい気持ちになります(笑)。

その点、

RAYWOODの『PROFIX Tech Liner TH-T01』や、

タミヤの『スパーマックス SX0.3D』のそれは、

くびれがないので途中で溜まる事なく、全ての塗料がキチンと流路に落ちてくれます。内部の掃除に関してはタミヤの方が少し楽かな。

 

…まぁ、ド本気でエアブラシを物色している人が当ブログごときを当てにする事はないと思いますが、頭の片隅に残しておいてもいい知識だと自負しています。我ながら小っせぇ事を気にしてんなーとも思うんだけど(笑)。

エアブラシを買ったところで、簡単には自分が思い描く理想通りにもならないので、僅かながらもストレス軽減の一助になれば幸いです。

 

――という事で、俺ッチの理想4項目を兼ね備えているのが、

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とりあえず的に、この2点。もちろん他にももっとありますが、紹介するなら自分で買って体感した物がいいのでね。

まぁ、初めて買うなら、安牌で↑のタミヤですかね。タミヤというだけで盲信している人も多いですが、あくまで偏差値が高いというだけで、たまにはハズレに当たる事もありますが…。

 

↑↑のRAYWOODのは安かろう悪かろうなところが散見され、まぁまぁ調整が必要な事が多いので、ある程度エアブラシのギミックを見知りしてから2丁目以降に買うのがいいと思います。

アイデアは本当に良いので、RAYWOODはひっそり応援しているんですがね。

 

そして、これらは安いのも魅力。

安物買いの銭失いよりは、高くても最初から良いものを買えという人もいますが、これからずーっと続けるかどうか分からないものにはあんまお金は掛けたくないと考えます。

なので、まずはそこそこの物を使ってみて、欲が出てきたら新しい物を買えばいいし、性に合わなければブン投げれば損も少なくて済みますしね。

『ボルテスⅤレガシー 超電磁リスペクト版』を観終えました。

 

大まかな粗筋は、前に公開された映画版と同じなので割愛。

 

「フィリピンで放送されたオリジナル版は全90話もあるのに、日本でたった20話しか放送しないってナメてんのかよ、何がリスペクト版だ!」と思ったものですが、全20話を観終えて思うのは、長くても39話=3クールくらいで良かったかもねと(笑)。

これは人種やお国柄も関係しているのかな、どうも時間の流れが緩やかというか、スピード感に欠けているように感じるんです。

手っ取り早いところではアクションシーン(もちろんロボ戦も含む)での素早いカット割りなんか皆無で、ドラマ部分もゆっくりというかクドい感じすらあります。オリジナル版を見始めたら、10~80話くらいは眠くなりそう(笑)。

かと思えば、大した説明もなく新展開が繰り広げられたりして、チグハグした印象も否めません。

…そこで思うのは、日本で放送された“超電磁リスペクト版”というものは、本編自体も随所で編集されているんですかね?

 

ロボット戦のビジュアルは恐るべきレベルに思えるものの、今一つ熱くなれないのは音響関連の仕業なのかなと。

このところの日本のドラマは、効果音や劇伴が大きすぎて俳優の台詞が聞き取りにくいという悪癖がありますが、本作の場合はその逆で、セリフの音量だけが大きすぎるんですよ。

ロボットアクションなら、ガキィィン!とかドカーン!といった効果音って演出としても欠かせない要素だと思うんです。昭和ロボットアニメなら、そこに主題歌が流れてテンションが上がるじゃないですか?

あちらの製作者のインタビュー等を読む限り、ロボットアクションよりもストーリーに魅力を感じているような印象があるので、その辺はあまり気にならないのかな?

 

日本のテレビ版では、もちろん吹替版として放送していました。

その中でも、マリアンヌ博士を演じた堀江美都子さんの声の張りには驚けるところがあって、年寄り喋り特有のフガフガ感を全く感じさせないんですよ。

さらに、エンディング曲を聴いてもまだまだゆとりを持って戦えるレベルで、歌うま女性シンガーにランクインしてもおかしくない人だと思っています。

 

そのエンディング曲『父をもとめて ~LEGACY Ver.~』は、マリアンヌが亡くなる回から使われ始めました。

んなアホなと思われるかもしれませんが、そこで半泣きになってしまってね。

というのも、『父をもとめて』という歌は、女性が歌う事で母親観点の歌にもなるんだなと。

 親にはぐれた ひなどりも
 いつかはやさしい ふところに
 かえるあしたも あるだろう

この辺の詞なんか特にね。自分はもういないけど、せめて息子たちは父=ネッドに会えて欲しいという希望や願いがこもっているように聞こえるんですよ。

最終回でザルドスのシーンにこれを使うのは絶妙だったな…!

 

海外作品だから許されるんでしょうね、着任早々のフック博士の強烈なパワハラが令和には新鮮です(笑)。

いいから黙って俺の言う事を聞けだの、戦士に趣味の品なんか要らんだの、脇目も振らずに目標ひと筋といったイヤな昭和オジサン感が最高です。ボルテスチームの聞き分けが良すぎたせいか、最初だけでしたが…。

 

日本の変身ヒーロー作品の敵幹部とは違い、ボアザン側の衣装が1着でないのは新鮮です。

ザルドスはさておき、ザンドラの衣装がやけに多いのは完全に趣味に走ってるだろ、グッジョブじゃねぇか!といってやりたいくらい(笑)。

ジェイミーにももっと私服を着せてあげて…!

 

ところで、本作の公式サイトは読みどころ満載ですね(もちろん自動翻訳で大助かり)。

まさかボルテスバズーカが登場する程度の話がニュース扱いされるあたり、割とマニアックだったりするのも面白い(笑)。

ニュースを読んでいる限り、スティーブとジェイミーを演じていた人は実際に付き合っているみたいですね。みんなの笑顔ももう近い!