神戸市東灘区のお客様からイタチ駆除のご依頼。
今年6月頃より1階と2階の間にイタチが時々走り回るようになった。
数社、害獣駆除業者に
来てもらって見積調査をしてもらったが、
すべての業者が時間をかけて調査することなく、
侵入口を明確にしないまま
「忌避剤」「殺菌」「消臭」などの
薬剤を使用して高額の見積金額を出してきた。
本当にイタチの侵入がとまるのかどうか
不安なので侵入口を突き止めてほしいと、
アスワットへご相談がありました。
早速うかがい、お客様から詳しく聞き取り調査を行うと。
家の正面むかって左側面の壁内から
上がり降りする音がよく聞こえるとのお話。
「でも、こんなに詳しく
調査する前に聞き取りする業者は
アスワットさんが初めてです！」
と、おどろいてらっしゃった様子。
こちらからすれば、
どのお客様にも行う通常の手順なのですが。
目視調査を行います。
中天井の溜めフンからイタチの侵入は間違いなし。
次に建物周囲を調査しますが、
ご依頼のお客様宅は
長方形のシンプルな木造2階てで
屋根の形状も「きり妻づくり」で
イタチが侵入できそうな
屋根の重なりもありません。
ただし、3年前に左側面を少し増築したらしく
どうもその辺が怪しいようですねぇ。
ということで怪しい部分を調査すべく
家の裏側に回って側面を見てみると、
お隣の建物との間が
ヒジョウーに狭い！
細い体型の人なら問題ないかもしれませんが、
私の体型では・・・入れるかどうか微妙。
調査用鏡をいれて基礎部を調査すると。
ああ、これですね。
増築した部分の基礎と
壁面の下部に隙間がありました。
このパターン結構あります。
増築時もお隣との隙間が狭いので
大工さんもやりにくく最後の仕舞い仕事が
きっちり出来ていなかったんでしょう。
（かといって雨漏りなどするわけではないので
手抜き工事といって大工さんを責めるのも
かわいそうな気もします。）
あとは裏付け調査。
穴や隙間があったからと言って喜んでいては
「害獣駆除のプロ」としては失格。
本当にここからイタチが侵入しているのか
どうかの「証拠」を確かめなくてはなりません！
その証拠があってこそ
「確かにここからイタチが繰り返し侵入している」
と判断するわけです。
太った身体を無理やり狭い隙間にねじ込み（苦笑）
その隙間をライトでのぞいてみると、
確かに中天井（1階と2階の間）に
続く隙間があり、壁中の桟など
構造材にイタチがよじ登った形跡が
残っていいました。
あと、その隙間へ到達するまでの
基礎部水切り上に
イタチが頻繁に走り抜けたときに付着する
イタチの足跡もたくさん残っていたので
間違いありません！
調査結果をお客様にご説明させていただくと。
お客様も
「こんな隙間からイタチが
天井裏に侵入するなんて
思ってみなかった！」
とびっくりされていました。
しかし、私からすると
お客様の話から、すべての他業者さんが
「聞き取り調査」や「侵入口」の特定をせずに
見積書を出すことの方が「驚き」
なのですけれど・・・。
イタチ防除で一番重要なのはすべての侵入口の特定です！
調査の時点で
すべての侵入口を特定していないと、
「どこ」を「どうやって」封鎖するのか
見積金額のもとがまったくわからないまま
適当に見積書を提出しているようにしか
思われません。
そういったところも、
「良い害獣駆除業者」と
「悪い害獣駆除業」
を見分けるポイントになると
思います！
こちらのお客様には後日、
「見積調査報告書」をお届けし、
施工ご依頼いただきました。
まことにありがとうございました。
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