今回は兵庫県神戸市でのイタチの侵入口のお話。
イタチの侵入口といえば
入母屋造りに代表される
純日本建築構造の建物ばかりじゃない?
と思われがちです。
確かにそういうお家は
入母屋の両隅が開いていたり、
たくさんある屋根の重なりの隙間があったりと、
イタチ侵入口になる可能性の隙間が
たくさんあることも事実。
それでは最近の新しい洋風造りのお家は
イタチが侵入できる隙間がないのかといえば
「NO!」
そんなことありませんよ。
それがこちらのお客様の事例。
兵庫県神戸市のお客様から
毎年イタチが寒くなる時期にになると
天井裏を走り回るのでご主人さまが
家の周りを何回もグルグル回って
イタチの侵入口を探したが結局解らずじまい。
今年もイタチが走り回っていて、
イタチが子供を産むと厄介になるので
その前にこれから絶対に
入らないようにして欲しいとのご依頼でした。
こちらのお宅は寄棟で真四角のシンプルな構造。
調査に伺い家の周りを一周して
イタチの侵入口を特定、
念のため、施工前日に侵入口と思われる付近に
イタチの足跡が着く細工して帰社。
翌日施工に伺うと、
予想通りイタチの足跡がたくさん着いていました。
その写真がこちら!
このお客様の建物は
2階にある台所の排水パイプを
外壁に突き出した形のパイプスペース内に
通して1階まで降ろし、
その後、地中内に埋め込み配管されています。
そのため基礎付近で外壁が終わっている為、
地面との間にイタチの入るくらいの
隙間が出来ます。
その隙間からイタチが入ると後は、
排水パイプの外側をつかんでよじ登り
1階や2階の天井裏に侵入、
走り回るというわけです。
今回は調査当日はイタチが屋内に潜んでいたようで、
写真のように天井裏から
パイプスペースを伝って野外へ、
付着した足跡からクルっと
外の様子をうかがったあと
矢印の方向へ走り去ったようですね。
まとめ
このように、最近の洋風建築住宅でも
イタチが侵入する隙間や穴はあります!
過去にイタチに侵入されたことがあるお宅は、
この事例を参考に一度家の周りをチェックしてみて下さいね。
少しでもイタチをはじめ
害獣家屋内侵入被害で
お困りの方の手助けや
ヒントになれば幸いです♪