検察の不祥事が相次いでいる。
冤罪事件や証拠の捏造は今までにもよくあったが、
って、それもあっちゃいけないけれど、
今回報道された事件は、
品性の欠片もない酷い事件だった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d9660e81221ff75e31fb09de59b258dfced0ce55
自民党派閥裏金事件主任検事として、
現場指揮した東京地検特捜部の男性検事(48)が、
捜査対象だった女性と不適切な交際をしていたことが判明した。
事件関係者の取り調べのため公費で使ったホテルに、
事もあろうに女性を呼び寄せて、
宿泊するなどしていたらしい。
法務・検察当局も事態を把握していて、
既にこの検事は特捜を離れており、
懲戒処分をする方向で調整している模様だ。
この検事と女性は、
公職選挙法違反事件の、
取り調べ検事と容疑者の関係だった。
捜査終了後に私的な交際に発展した、という事だが、
この検事は既婚者で、
つまり不倫にあたる。
その不適切な関係になるのに、
検事という肩書を利用したのなら許せない。
まあ遠からず処分が決まって発表されるだろうが、
こんな倫理観の無い人間に、
人を糾弾する資格があるのか。
また、手がける事件の取り調べ中に、
容疑者に「検察なめんな」と威圧したなどとして、
特別公務員暴行陵虐罪に問われた検事・田渕大輔被告(54)=現東京高検=の初公判が、
10日、大阪地裁で始まった。
これもまた酷い事件で、
2019年12月、
学校法人明浄学院の元理事長らによる約21億円の横領事件に絡み、
プレサンスコーポレーションの山岸忍元社長(当時)が、
共謀したとして大阪地検特捜部に逮捕・起訴されたもの。
山岸氏は248日間にわたって身体拘束された。
その上で、有罪を示す証拠が何も無かったので、
主任検事らが元部下を取り調べる際、
机を叩いて大声で恫喝し、
「山岸社長も関わっていると言えばお前の罪は軽くなる」などと、
誘導・威迫して、
虚偽の供述(自白)を引き出していたことが明らかになり、
山岸氏は無罪になった。
この内容も酷いが、
それ以上に問題なのは、
取り調べが録画される様になった現在なら、
こういう取り調べをしていた事はいずれ分かってしまうのに、
それ程の問題ではない、と、
検察が皆、考えていた事にある。
これはマズイ、と言う人は誰もいなかったのか。
将に冤罪を生んできた、
検察の体質、取り調べのやり方が、
録画されているにも拘らず、
何ら変わっていないのだ。
時代錯誤も甚だしいが、
それでも証拠が残るようになって、
幾らかは冤罪の芽が摘める様になってきた、とは言えるかもしれない。
だが、そもそも検察は、
こんな強権的、かつ思い込みによる捜査をしてはいけないのだ。
長年培った体質は、
時代が変わり人が変わっても、
なかなか変えられない物らしいが。
冤罪事件については、
これまでも何度も取り上げてきたが、
こういう報道を見る度に、
まだこんな事やってるのか、と、
暗澹たる気持ちになる。
まあトップたる検事総長が、
袴田巌さんに対して、
無罪確定への不満を露わにした
会見をしてしまう組織だからね。
検察の改革はなかなか難しい。
という事は、今後もこういう不祥事は後を絶たないのかもしれない。
すこぶる残念ではあるが。



