80年の節目の終戦の日。


昨年、瑞鶴が沈没した日である10月25 日に、

奈良で80年の慰霊祭が行われた、という記事を読んだ。


終戦からは今日で80年だが、

それぞれの80年目があるのだな、と、

改めて思った。




この瑞鶴という船に、
2軒隣のおじいさんが乗っておられた。

撃沈され、海に放り出され、
僚船の救助を待つ。
が、最初に来た船には乗れず、
更に長時間海に浮かび続け、
2隻目の船に漸く救い上げられた。

その後、最初の僚船も撃沈されていたと知る。
あの船に乗っていたら、
その船の沈没で死んでいたかもしれない、と語るそのおじいさんは、 
多くの仲間の命を背負っているから、
絶対100まで生きるんだ、とよく話しておられた。

満年齢では100歳には少し届かなかったけれど、 
数えでいう享年は101歳。
宣言通り、100歳超えの天寿を全うされて、
もう随分時間が経つ。

若くして奥様を亡くされて、
長年一人暮らしをしておられたが、
高齢になられて小学校教諭のお孫さんが一緒に住まわれる様になった。
と言っても、そのおじいさんが朝ご飯を作っている、と言われていて、
元々マメな人だった事もあるのだろうが、
むしろ世話をしておられた。

最晩年は、息子さんがしょっちゅう来られる様になっていて、
さすがに歩けなくなってはおられたが、
町会費を集めに行ったりすると、
玄関近くまで這って出てきてくれたりもしていた。

この辺で100歳迄生きられるとしたらあの人だろうね、と皆が言う程、
元気な方だったが、
ある日の朝、息子さんが出かける用があり、
朝食を摂った後、
布団の上で着替えてらした父親に行ってくるわ、と声をかけて出かけ、
帰宅したらそのまま亡くなっていたという。

あの人でも満100歳は難しいのか、と愕然としたが、
それでも九死に一生を得て、
僚友の為にも、と、
生き続けて来られた100年は、
本当に立派だなぁと思う。

彼が抱えてきた思いの深さは、
私になど想像すべくも無いが、 
それでも繰り返し100迄生きる、と言い続けて来られたその言葉が、
多くの友を亡くされた事に由来するのだろう、という事は推察できた。

もし彼岸があるのなら、
そこで若くして亡くなった友と再会して、
よく頑張ったね、と労われただろうか。


今日はそういう事を考える日。
戦争体験者が減り続ける中、
生の言葉を直に聞いてきた我々世代が、
それを次世代に伝える責任を負っているのではないか、と、
思う様になってきた。


戦争に正しい戦争も正義の戦争も無い。
今、この瞬間も、
殺し合いを続ける全ての国、全ての人に、
貴方達は間違っている!と声を大にして言いたい。

為政者の欲の為に起きる戦争は、
誰も幸せにはしない。
勝ってさえも。

どうすれば愚かな争いを止めさせる事ができるのか。
そう考え続け、問い続ける事も、
生き続ける我々の責務なのではないだろうか。


80年目の8月15日に思う。


毎年8月は、

6日9日15日、と、

戦争末期の特別な日が続く。

加えて12日は日航機墜落があり、

13日からはお盆になる。

否応なく、「命」について改めて考えさせられる。


時を同じくして、 

九州では大雨の被害が各地で起きていて、

何人もの命が奪われている。

水の事故も後を絶たない。



雨が上がるとまた猛暑が戻ってきた。

軒並み35℃以上の猛暑日で、

35℃という響きには慣れたけれど、

この暑さに体は慣れない。

熱中症による救急搬送も、

相当な数に上っているという。



娘一家は今朝早く東京を立ち、

今名古屋で遊んでいて、今夜帰阪する。

元気だな〜と思うが、

夏休みのイベントは大切だ。


私が子供の頃は、

殆ど何も無かった。

両親共に大阪出身で帰省する田舎も無かったし、

姉と年が離れていて家族旅行もなかった。


一度だけ、従兄弟達と叔父叔母達と、

東京へ行った事があったっけ。

叔母の1人が東京に住んでいたからだったと思うが、

多分東京タワーには行ったけど、

余り覚えてない(笑)


うちの子供達は、

アメリカに住んでいたので、

今のうちに、とばかり、

休みごとにあちこちでかけた。

が、息子は面倒臭かっただけで、

連れ回された、という印象しか無かったらしい(笑)


娘の方は少し大きかったので、

それなりに楽しめたようで、

今も自分の子供を連れて、

あちこち出かけている。


同じ経験をしていても、

受け取り方ってそれぞれだし、

その後の行動にも反映されるんだな、と思う。



ともあれ、今夜から暫くは、

また怒涛の日々が始まる。

それでもこうして帰省してくれるのも後少しかなぁ、と思うので、

頑張ってご接待に努めよう(笑)


にしても暑い·····

買い物一つ行くのも消耗するわ🥵



1回戦を勝ち上がった後、

SNSが炎上して、

個人情報の漏洩や爆破予告まで出て、

学校側が2回戦の出場を辞退した。


事の発端は、今年1月に、

部員間での暴力事案が発生した事。

加害者側から学校に報告があり、

学校は更に日本高野連に報告し、

厳重注意処分を受けた上で出場していた。

高野連の規則では、

厳重注意の場合は公表しない、と規定されていたらしい。


それだけで済めば良かったのだが、

2023年に起きたとされる、

監督やコーチの暴力に関わる複数の情報が、

大会開始後SNSで取り上げられ、

そこから生徒への誹謗中傷や、

寮の爆破予告も受ける事態となってしまったのだ。 



こちらの事案については、

被害者からの申し入れに従い、

既に6月に第三者委員会を立ち上げており、

現在精査中、との事だ。


運動部の暴力事件は勿論、許されないが、

無関係な人間が、

歪んだ正義を振りかざす事で鬱憤晴らしをするなど、

もっと許されない。


今回、辞退に至った理由は、 

またもや真贋入り混じった情報がSNS上で氾濫し、

全く関係ない生徒がストーカーの様につけ回されたり、

爆破予告を含む脅迫が相次いだからだという。


つまり、暴力事件が起きた事による辞退ではない。

何故ならその件についてはまだ結論が出ていないから。

そうではなく、未成年者の名前や顔写真がネット上に晒されたばかりや、

身の危険をも感じる事態になってしまったから、と言うなら、

それはもう一線を越えている。


単なる誹謗中傷でも名誉毀損等に当たるが、

爆破予告や脅迫に至っては完全に犯罪だ。

これは放置してはいけないと思う。



正義を行使しているつもりで、

糾弾していい気になっているのかもしれないが、

本当の正義なら、

ネットの匿名性に隠れて発信するのではなく、

堂々と自分の名前も顔も晒して言えばいい。

自分は隠れて、対象者だけ晒すなど、

卑怯にも程がある。

ましてや相手は未成年者なのだ。


広陵高校は、暴力事件に関しては事実を確認すべきだし、

第三者委員会に委ねているなら、

その結論を待つべきだが、

生徒へのつきまといや爆破予告や脅迫は全く別の問題だ。

早急に被害届を出して、

警察に捜査して貰い、 

犯人を特定の上、告発すべきだろう。


SNSに書き込んだ人は、

職を失う事になるかもしれない、と分かっているのか、

そこまでの覚悟を持って書いているのか、と言ってたコメンテーターがいたが、

恐らくそんな覚悟など全く無く、

特定なんてされる訳が無い、とタカを括っているのだろう。


ならば一刻も早く特定し、

犯人もマスコミに晒せばいい。

自分がその立場にならなければ、

どれだけ理不尽な事をしているか、

理解できないのだろうから。


少し想像力を働かせれば、

あやふやな情報を信じて拡散することの危険性や、

その嘘かもしれない情報を元に、

他人を攻撃するということが、

如何に大間違いか分かると思うのだが、

それが分からないからやっているのだろうし。


ならば分からせるしか無い。


急激に普及したSNSは、

ルールが未整備な点が多々ある。

だからといって放置すれば、

益々エスカレートするだろう。


他人を誹謗中傷する者には、

それをすれば自分に還ってくる、と、

身を持って理解して貰おう。



広陵高校と警察の、

迅速な対応を求む。

こういう悪質な人達には、

早さと重罰が必要。

二度とやらない、と決意する程、

深く後悔するところまで追い詰めないと、根絶は難しい。


愚かなネット民は、

どこからでも湧いて出てくるからね。




このところ、義母の認知能力が急激に低下している。


20年射ち続けてきたインスリンが、

ちゃんと射てない。

手順を忘れているし、

ペン型注射器の目盛りを合わせられない。

見張っていないと、2度射とうとしたりもする。

ここは間違うと命に関わるので、

目が離せない。


随分前になるけれど、

遠方での姪の結婚式に出席する為に、

二泊三日のショートステイを利用した事がある。

その時に言われたのが、

朝は看護師が常駐していないので、

自分でインスリンの管理ができないと預かれません、と。

あの時は余裕でできたので預かって貰えたけど、

今の状態ならもう無理って事だよね。

看護師常駐で看護師が射てる、

施設や療養型の病院でないと入れない、と思った方が良さそう。


昼間もウトウトしている事が増えたし、

大活字本を借りてきても禄に読んでいない。

あれだけ熱心に作っていた、

牛乳パック再利用の鉛筆立ても、

とんと作らなくなった。


食事はまあ好きな物は何とか食べているが、

野菜類は強制されないとなかなか食べない。


好きな物は、炭水化物と甘い物と揚げ物(笑)

そういうのばっか大量に食べてきた結果、

重度の糖尿病になった訳で、

幾ら先が長くないからといって、

それだけ、という訳にもいかない。

 


ダンナは地域の役員を、

私に断りもなくいくつも引き受けてきて、

その会議やら宴会やらでしょっちゅういない。

その上、週一のシニアラグビーをする為に、

可能な限り、週五でジムに通っている。

週一だが、公文の書写にもいっている。

結局私は外出もままならない。


まあこの夏程暑いと、

出かける気力も無くなるけれど、

たまにはゆっくりカフェでお茶もしたい。

行ってきてええで、と言うけど、

この生活のどこにそんな時間と余裕がある?



義母の衰えは徐々に、で、

こちらもそれなりに慣れてきているし、

途中でダンナが帰国し、

やがて退職して二馬力になったので何とかやれているが、

この暑さでバテているせいもあるんだろうけど、

何かをする気力が出てこない。

正直自分でも、軽く介護鬱入ってる?

と思う時がある。


疲れてくると、喋らなくなり、

無表情になっているのが自分でも分かる。

テレ東系列でこのクール、

上川隆也主演で「能面検事」というドラマをやっているが、

あんな感じ。


まだ自覚できている間はいいけれど、

できなくなったら本格的にヤバイと思う。

介護疲れで親族を殺してしまう事件が時々起きるが、

その気持がちょっとだけ分かる気がしてきた。

やりはしないけどね(笑)


思うんだけど、

確かに介護はHP削られるけど、

介護そのものよりも、

される側が愚痴や文句ばっかり言う事に、

より疲れを感じるんじゃないのかな。


感謝の気持があって、

少しでも負担が減るように努力しよう、という姿勢が見えれば、

よし、私も頑張ろう、と思えるけど、

何でこの人にここまでしないといけない? 

本人はこのやる気の無さなのに、とか考え出すと、

虚しくなってしまうのだ。



来週には娘一家が帰省する。

孫達は可愛いしエネルギーも貰えるが、

仕事量は格段に増える。


乗り切れるか、ちょっと心配。



なんか愚痴になっちゃったな。

ごめんなさい。


石破さんを辞めさせたい自民党議員、

続投する気満々の石破総理。


どっちでもいいけど、

自民党議員達は、

自分達のやっている事が、

国民の目にどう映るか、

ちゃんと考えた事はあるのだろうか。


直接辞めろ、とは言えないし、

言ったところで本人が辞めると言わなければ辞めさせる権限も無いので、

総裁選前倒し、という主張になったのだろうが、

単なる内紛にしか見えないんだけど。

これが政権与党で最大政党かと思うと、

ただただ情けない。


トランプの相互関税問題が、

またややこしい事になってきていて、

石破さんもアメリカに飛んで、

直接話した方がいいんじゃないかと思う。

少なくとも今、

自民党内で揉めてる場合じゃ無いんじゃない?


こんな姿を見せつけられると、

石破さんが辞めようが辞めまいが、

次の選挙では、

それまでに余程起死回生の大金星でもあげない限り、

自民党は更に議席を減らすんじゃないかな。


石破さんを辞めさせたい人達の中には、

人心一新の為にも執行部の交代を、

とか言ってた人がいたけど、

顔だけ変えたって、

そもそもその発想自体が、

旧態依然の自民党そのもので、

みんなそれにウンザリしているんだから、

そんな小手先のやり方で支持者が増えるとは思えないんだよね。



今回の選挙は、むしろよく頑張ったと思う。

もっと大敗すると思ってたから。

それだけ、まだ自公に期待している人がいるんだ、と、

ちょっと驚いた位。


でもそんな人達にも、

見切りをつけられるかもしれない醜態を、

現在進行形で晒している、って何で分からないんだろうね。

実際、世論調査では、

敗北の責任は自民党全体にある、という人の方が多かったんじゃなかったっけ。

石破辞めろ!と騒いでいる、

貴方達一人一人に、

いい加減にしろ、と思った国民が多かったから、

この結果になっているんだけど。



総裁選の前倒しを強行すれば、

自民党が分裂してしまうかもしれない、という話も出てきたけど、

分裂しちゃえばいいんじゃない?とも思う。


この先、自民が単独で政権を取れる時代は二度と来ない様な気がするし、

自公でもだめになっちゃった訳でしょう。

なら政策や主張が近い人で集まってやっていった方が良い気がする。


少なくとも、石破さんを変えればまた自民王国が築ける、なんて幻想を、

この期に及んで抱いているなら、

早く目を覚ました方がいいんじゃないかと思うよ。




今年の夏の甲子園は、

日中の一番暑い時間を避けて、

午前2試合、夕方からナイターで2試合、の、

2部制で開催されている。


そして決められた時間が過ぎたら、

新たなイニングには入らず、

後日、継続試合となるらしい。


暑い時間を避ける、というのは、

球児たちの体調を考えれば理解できるけれど、

その結果、特に投手のコンディション調整は難しくなる。

まあ昔の様に、

1人のエースが全試合投げ抜く、なんて事はまずないので、

何とかなるのかもしれないが。



そして、昼間の3時間を空けただけで、

本当に大丈夫か?という疑問も残る。


実際ここまでの試合でも、

足をつらせる選手が続出していた。

クールダウンの時間を取ったり、

高野連も学校も、

対策は色々しているのだが、

昨今の気温上昇は、

それぐらいでは追いつかない感じがする。


連日40℃、41℃、と記録更新され、

35℃と聞けば、今日はまだマシ、と思ってしまう、

我々も地球もクレイジーだ。



けれど、ここ数年のように、

年々暑さが増していると、

どこまでエスカレートするんだ!?と思うし、

暑さ対策はこのままでいいのか?とも思う。


もはや日本は、夏に屋外でスポーツができる国ではなくなっているのではないか。

甲子園にしても、「聖地」には違いないだろうが、

だからといって、

文字通りの意味で、

命を賭けるべきではない。


どうしても天然芝のグラウンドで、

青空の下で、というなら、

ドーム化して、

天井は光は通すが熱と紫外線はカットする、様な素材を開発できないものか。

開閉式のドームにして、

気温がそこまで高くない日は、

開けてできるようにしてもいい。 


今のままでは、

遠からず夏の甲子園は、

ドクターストップがかかる様になるのでは。

場当たり的な対策ではなく、

根本的に、球児たちを守る方法を、

今こそ議論すべきだと思うのだが·····







埼玉県行田市長野で2日、

下水管点検作業員がマンホールに転落し、

4人が死亡した。


この事故、1月に八潮市で発生した道路陥没事故を受け、

国が自治体に要請した下水道の緊急点検中に起きた。



深さ約12mもあるこのマンホール内は、

硫化水素の濃度を測定する検知器が、

国の基準値(10ppm以下)の15倍超を表示しており、

作業中、体調に異変を感じるなどして転落したとみられる。


最初に1人が転落し、
救助しようとした3人も転落してしまった。
2人の死因は硫化水素中毒、
残る2人の死因は窒息だそうで、
最初の人は、梯子を使って下降中に、
硫化水素を吸い込んで意識を無くして転落したのではないかと思われる。



マンホールや下水道の点検や工事中に、

有毒な硫化水素を吸い込んだり、

硫化水素が発生している場所は、

酸素濃度が低くなる事がよくあるそうで、

そのせいで窒息したり、という事故は、

これまでも度々起きている。


硫化水素は低濃度だと刺激臭があるが、

高濃度になると、

嗅覚が麻痺してしまい、

感じ難くなるらしい。

当然ながら高濃度の方が危険は大きい訳で、 

吸い込んだ為に短時間で意識を失うこともあるという。



だが4人は転落防止の保護具を装着せず、

現場では地上から酸素を送るマスクも用意されていなかったことが明らかになっている。


これは会社側の問題だと思うが、

危機管理が足りなかったのではないだろうか。

痛ましい事故ではあるが、

防げた事故だったように思える。



それだけに、亡くなられた方達とそのご家族は、

悔やんでも悔やみきれないだろう。

事故には防ぎようの無い不可抗力な物もあるが、

何らかの手立てで、リスクを回避、

或いは軽減できる事もある。



亡くなられた方達の御冥福を祈ると共に、

どうすれば防げたのか、

同様の事故を二度と起こさない為には何をすべきなのか、

考え、実行することが、

彼らの犠牲に報いる術なのではないだろうか。





39年前に福井で女子中学生が殺された事件。

有罪とされて服役を終えた前川彰司さんが、

再審で無罪になった裁判で、

検察は上告を断念して、

無罪判決が確定した。




事件の概要はこちら


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250723/k10014871921000.html




冤罪事件が起きる度に思うのが、

冤罪被害者とその家族の人生を破壊するだけではなく、

そのせいで真犯人を捕まえる事ができなくなり、

事件の被害者とその家族の無念をも晴らせなくなる、ということ。


今は殺人には時効は無くなったけれど、

1986年に起きたこの事件は、

当時の規定で2001年に既に時効になっている。

つまりこの中学生を殺した犯人は、

もう永遠に捕まえる事はできないのだ。



検察も警察も、

誰でもいいから犯人を作ればいい、と思っているのではないか?と疑いたくなる時がある。

だが真犯人でなければ、

被害者にも家族にも、

何の意味も無いというのに。



戦後すぐ等は、

本当に酷いでっち上げがまかり通った事件が数々あったが、

39年前、ということは、

昭和でも一番終わりの方だ。

その時でもまだ、

こんな事をしていたのか、と思うと、

暗澹たる気持ちになる。


証拠を捏造したり、

証言を誘導したり、

警察も検察も何も変わっていないのか。



取り調べの可視化が言われて久しい。

実際、2019年6月1日から、

一部の事件で義務化もされた。

具体的には、

裁判員裁判対象事件と、

検察官独自捜査事件で、

逮捕・勾留されている被疑者の取り調べの全過程が録音・録画されるようになった。


だがそれ以外の事件では、

録画録音できるにも拘らず、

敢えてなのかわざとなのか、

されていない事が多いし、

任意の取り調べでは義務化されていないので、

その時点で既に不適切な取り調べで、

自白を強要されている可能性もある。


警察や検察は、カメラの前では供述が得にくい、と言うが、それはおかしい。

真実であれば、

カメラの前であろうと無かろうと、

供述は得られるはず。 

得にくくなるのは、

脅したり高圧的な取り調べがしにくくなるからだろう。



冤罪を生む土壌を考える時、

もう1つ問題がある。


それは警察も検察も、

全ての証拠を提出しなくてもいい、という点だ。


彼らは自分達でストーリーを作って、

それに当てはまる証拠だけを提示する。

捜査の過程で、明らかに矛盾する証拠が出てきても、

それが被疑者に有利に働く内容なら隠すのだ。


そういう証拠が出てきたら、

普通は無実かもしれない、と考える物だと思うが、

彼らはその証拠の方が間違っている、と都合よく解釈し、

封印してしまうのだ。


今は弁護士が、証拠開示請求をする事ができるが、

そもそもどんな証拠があるのか知らなければ、

開示請求すらできない。


冤罪が蔓延り、

更に再審のハードルが異常に高いのは、

警察や検察が隠した無罪の証拠を、

被疑者側が自分達で見つけて、

証明しなければならない事にある。



こんな事をやっているから、

いつまで経っても冤罪が無くならない。

減らす為には全ての取り調べを録音録画し、

尚且つ全ての証拠や供述の提示を、

義務づけるべきだ。

 


警察や検察の仕事は、

犯罪を取り締まり、

犯人を見つける事であり、

犯人を「作る」事ではない。


冤罪事件が次々明るみに出て、 

無罪確定が続いた事で、

日本の取り調べの在り方を、

少しは考え直そうという機運が出てはいる。



再審法改正への動きもその一つだ。

だが、本気で冤罪を減らそうとするなら、

まず裁判所が再審開始を決定した時に、

検察が異議申し立てをする権利を、

剥奪すべきだろう。


有罪判決を出した裁判所が、

その判決に疑義を表明しているのに、

検察が横槍を入れるなど、

あってはならない。

自分達の主張に自信があるなら、

堂々と再審で再度有罪を主張すれば良いのだけの話。


だが現実には、

再審のハードルがとてつもなく高い為に、

裁判所が再審開始を決定する事など極めて稀で、

逆に言えば、再審が始まれば、

ほぼ100%、無罪になる。


それが分かっているから、

検察は何としても再審開始を阻止しようとして、

異議申し立てをする。


だがそれは何の為なのだ?


検察の面子の為?

かつて有罪に持ち込んだ、

検察官の名誉を守る為?


下らない。


そんなことの為に、

長年人生と自由を奪われ、

時には命の危機と直面しなければならなかった冤罪被害者とその家族の苦痛と苦悩に比べれば、

一顧だに値しない。


冤罪被害者の人権を考えれば、

とてもそんな非道な事はできないはずなのだが、

検察の検、は、権力の権、の間違いなのではないか?

権力持ったと勘違いして、

冤罪被害者の人権など、

物の数にも入れていないのだろう。



今回もまた、悪質な冤罪事件が白日の元に晒された。

昔よりは少し、

冤罪を認める良識が出てきたとは思うが、

まだまだ表沙汰になっているのは氷山一角だろう。

その陰で泣いている冤罪被害者は、

恐らくまだまだいる。



法務省は、法制審議会に諮問し、

再審制度の見直しを検討する方針、なんていう、

まどろっこしい事ばかり言ってないで、

さっさと進めるべきだろう。

刑事訴訟法における再審規定を、

70年以上改正して来なかった怠慢を、

いつまで維持し、

被害者を増やし続けるつもりなのか。





いやぁ、ここまで開き直れるのは、

ある意味凄いわ(笑)


兵庫県知事の1件があったから、

辞職して再出馬すれば再選できる、と思っていたのだろうな。


ところが百条委員会への出頭も、

疑惑の文書提出も拒否し、

その間に主張に反する証言が次々出てきて、

これは出馬しても落ちる、と悟ったのだろう。

ならば行けるところまで居座ってやる、というところか。



そもそもが偽の卒業証書らしきもの、を出してきた時点で、

こんな嘘つきが首長ってどうなの?と思ったけど、

誤魔化そうとすればする程、

ボロボロ齟齬が出てくる。


今更引っ込みがつかないんだろうけど、

このまま嘘をつき通そうとすれば、

最終的に刑事罰に問われる事になるかもしれないのにね。

危機管理ができ無さ過ぎじゃない?😁


南海トラフでなくても、

カムチャツカの地震でも、

あれだけ津波で大騒ぎになるんだから、

今後南海トラフが起きたら、

海沿いの伊東市、あの人で大丈夫か?と心配になる。



応援してくれる人もいるので、というのが、

辞任しない理由なんだって。

だがその為に、

31日の閉庁時までに、

そのほとんどが批判や苦情の

約3300件のメールや電話が来ていて、

31日夜から翌1日の開庁までにも、

更に300件を超えるメールが寄せられているらしい。

開庁後はクレームの電話が鳴り続けていて、

市職員が対応に追われているそうで、

職員は仕事にならないだろう。

気の毒に。



田久保市長は、自分がそこにいること自体が、

市政を滞らせる理由になっているのを、

どう考えているのだろう。

それだけでも十分過ぎる辞任理由だと思うけど。


自分に与えられた使命を果たす、と言うなら、

今の使命はさっさと辞める事でしょうに。



でもこの人、多分自分からは辞めないな。

「東洋大学卒業」に固執したのと同じで、 

「市長」という肩書に固執しているんだろうね。

市長報酬を少しでも長く貰おうとしてるのかもしれないけど。


「東洋大学卒業」に固執せず、

最初に疑惑の手紙が来た時に、

怪文書、として誤魔化そうとせず、

本当です、卒業はしてませんでした、ごめんなさい、と謝罪していれば、

テヘペロ程度で済んだかもしれないのに。



百条委員会には出頭しない、

卒業証書らしきもの、は、

7日の会見で2週間以内に検察に提出する、と言っていたのに、

未だ提出もされていない。

引き伸ばして時間をかければ、

ウヤムヤにできる、とでも思っているんだろうか。



こうなってくると、

利用された市議会議長や副議長も、

不信任決議案提出も視野に入れざるを得ないだろう。

市民からのリコール署名を集める、という方法もある。

そこまでやらないと辞めないだろうな。


頑張れ!伊東市民(笑)




ガザ地区で深刻な飢餓状態が進行している事は、

疑う余地は無い。

世界中の多くの報道や、

人権団体の発言からもハッキリしている。


にも関わらず、ネタニヤフ首相は、

ガザに飢餓など無く、

悪質な捏造のデマだ、と主張している。


これに対して、

これまでイスラエル寄りの立場を崩さず、

パレスチナの現状には全く興味を示さなかったトランプ大統領までもが、

飢餓を認め、食料センターを設置する計画を明らかにした。


その上遂に、

イスラエルの人権団体からも、

自国のやっていることは、

ジェノサイド(集団虐殺)だ、と非難の声が上がった。



ネタニヤフはやり過ぎたのだ。

これまでパレスチナ問題に積極的に関わって来なかった世界も、

流石に黙認できなくなってきたか。



フランスがパレスチナを国家として承認する、と表明し、

イギリスとドイツも含めた3か国の首脳も、

ガザ情勢をめぐって共同声明を発表し、

「人道的な大惨事は今こそ終結させなくてはならない」とコメントした上で、

パレスチナにイスラエルの主権を押しつけようとすることは、

2国家共存に向けた解決を妨げるものだと強調した。


パレスチナを潰して全てイスラエルの物にしようとしてきたネタニヤフの野心を、

止めることができるか?


今国際社会が一致して圧力をかけなければ、

パレスチナ人への迫害は収まらないだろう。

そして一番被害を受けているのが、

弱い子供達や、非力な女性達である、という事実に、

目を瞑ってはいけない。



パレスチナ国家は国連加盟の193カ国のうち、

既に140カ国以上に承認されている。

スペインを含む一部の欧州連合(EU)加盟国もその中に含まれている。

イスラエル支援国のイギリスやアメリカは含まれないが、

イスラエルの余りの非道さに、

トランプは食料センターを設置する、言い、

イギリスのスターマー首相も声明で、

ガザの「言語道断で弁護の余地のない」人道状況を非難している。


スターマー首相は、

「状況は以前から深刻だったが、今やかつてない深みに達している。

我々は人道上の大惨事を目の当たりにしている」と述べ、

フランス、ドイツの首脳らと25日に「緊急の電話」をし、

「この殺りくを急いで止めるために何ができるか」協議するとしている。



だが餓死の危険はどんどん増している。

子供達の犠牲が、

今この瞬間も増え続けているのだ。

悠長な事をしている時間は無い。



ネタニヤフの暴虐が、

パレスチナ国家建設と承認のきっかけになるなら、

とても皮肉な話ではあるが、

世界は1日も早く結論を出して欲しい。

パレスチナが国家になれば、

イスラエルの承認が無くても、

国家間の支援が可能になるかもしれないから。

そしてネタニヤフのやってきたジェノサイドは、

ただの侵略になるのだから。



確かにユダヤ人はヒトラーとナチスに迫害されてきた。

だがその事が、パレスチナ人を迫害して良い理由にはならない。

ネタニヤフのやっていることは、

ヒトラーと同じ、いやそれ以上だろう。

何故ならヒトラーは単独で迫害したが、

ネタニヤフは英米の力と金を利用して、

迫害を拡大しているからだ。



そろそろ英米も、

非道に利用されている事に気づいて欲しい。

元々いた人達から、

イスラエル建国の為に土地を取り上げてきたのは、

ユダヤ人であり、

力を貸した英米の責任でもあるのだ。


最初に2国家共存をしていれば、

80年近く経った今も、

これ程揉め続ける事も無かったのではないか。

紛争は続いていたとしても、

独立国家同士なら、

ジェノサイドと言われる様な虐殺は、

行えなかったかもしれない。



マクロン大統領も、

9月の国連総会で表明、と言わず、 

それまでにできることを、

今すぐやって欲しい。


そしてトランプも、 

傍観者ではなく、

解決に向けて、できることをちゃんとやって欲しい。


貴方達には、それだけの力があるのだから。