奈良の帝塚山学園で、
サッカーの部活中に雷が落ち、
6人が病院に搬送され、
そのうち2人が意識不明の状態だそうだ。
部活動中の落雷事故はこれまでも繰り返し起きている。
最近では去年4月に、
宮崎市の鵬翔高校のグラウンドに雷が落ち、
サッカーの練習試合をしていた高校生18人が病院に搬送され、
このうち熊本の高校生1人が意識不明となっている。
1年経った今も、
音などには反応するものの、
ハッキリと意識が戻っていない状態らしい。
死亡事故も起きていて、
2014年8月には愛知県扶桑町で、
野球部の練習試合に参加していた高校2年の男子生徒が、
2016年8月には埼玉県川越市のグラウンドで野球の練習試合で訪れていた高校1年の男子生徒が、
それぞれ落雷により、命を落としている。
雷が鳴り始めたら、
試合も練習も即止めて、
屋内に入る、というのは鉄則だと思うが、
難しいのはいきなりドカンと来るケース。
これでは避難のしようがない。
ただ、そういう時は大気の状態が不安定という予報と共に、
雷注意報や雷警報も出ていることがある。
今現在、雨も降っていなければ雷も鳴っていない、という状況で、
止めろ、というのは難しいかもしれないが、
不幸にして遭遇してしまった時のリスクを考えると、
思い切って中断する、という決断をして欲しい。
生徒が自発的に決めるのは難しいだろうから、
そこは教師なり監督なりが、
とにかく撤収!を徹底して欲しい。
部活を頑張っている子達が、
落雷で命を落とすなんて2度と起きないように、
考えるのは大人の責任だ。
今、治療中の生徒達が1日も早く回復します様に。