読む人の状況をイメージして書こう | 伝わる・喜ばれる文章講座

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どうすれば人に伝わって喜んでもらえる文章が書けるようになるのか?Webライターが文章のコツを書いていきます。

このブログでは「伝わる・喜ばれる文章」を目標に掲げ、文章を書くコツを紹介しています。

 

いくつか記事を読んでくださった方なら、おそらく「書き手の論理」より「読み手への配慮」のほうが大切ということに気づいていただけたのではないでしょうか。

 

 

読み手に配慮するというのは非常に重要な視点で、かつ実現するのが容易ではないテーマです。

 

身近な例を挙げてみましょう。

 

仕事でメールやチャットを使っている人は多いと思うのですが、毎回のように長文のメッセージを送ってくる人はいませんか?

 

当然のことながら、メールを読むあなたの側は他にもメールを受け取っているわけですから、1通あたりに目を通す時間や返信する時間はそう長くは確保できないはずです。

 

そのような、少し想像力を働かせれば分かりそうなことでも、読み手の状況をイメージすることができない人は案外多いのです。

 

 

同じことは報告書やプレゼン資料でも言えます。

 

その文章を読む相手がどんな状況で読むのか、どれだけ時間を確保できるのか、といったことを考えるのは、伝わる文章・喜ばれる文章を書く上で最重要と言ってもいいほど大切なことです。

 

 

私はいくつかのメディアに記事を書かせてもらっていますが、読者の多くはスマホで記事を読んでいます。

 

皆さんもそうだと思いますが、スマホでメディアの記事を読むのは移動中や休憩時間など、いわゆるスキマ時間が多いはずです。

 

よって、あまりに多すぎる文字量の文章は読まれないと考えるほうが自然です。

 

 

このブログも、1記事あたり1,000字前後を目安に書いています。

 

そのぐらいの文字量が、スキマ時間にササッと読むには限界ではないかと考えているからです。

 

 

皆さんの中には、Webライティングに興味のある方もいるでしょう。

 

よくWebライターにはSEOの知識が必要と言われますが、文字量に関して言えば「2,000字以上が望ましい」と言う人もいれば、「3,000〜5,000字は必要」と主張する人もいます。

 

あるいは、「コンテンツとして有益なら、文字量はあまり関係がない」と説く人もいるのです。

 

 

実際、こうしたブログやメディアの記事を読む人は「この記事は5,000字くらいのボリュームがあるから読もう」と考えるのではなく、「役立つことが書いてありそうだから読んでみよう」と考えるでしょう。

 

読み手の状況をイメージすると、適切な書き方や文字量おのずと見えてくるはずです。

 

世の中にはさまざまな文章のノウハウがありますが、読者に配慮するという視点は忘れないようにしたいものです。