皆さま、こんにちは!
今日の仙台、昨日のお昼と一変して
10度近くも低い気温でした。
夏の暑さはそろそろ終わりって感じでしょうかね?
今年こそは夏を満喫しようと企てていたのに、
一度も海に行けなかったことを
惜しく思ってましたよ。
だからというワケじゃありませんが…
今日は駅から海が見えちゃう
日豊本線・浅海井(あざむい)駅の訪問記です。
まずは駅から見えちゃう海のことから。
駅を出て100メートル進むと佐伯湾があり、
風光明媚な景色が楽しめる
マリノポリス記念公園があるのです。
駅から公園を眺めました。
振り返るとこんな感じです。
駅と公園はほぼ直線で結ばれているので
とても見通しが良いのですよ。
着いた公園がこちらでした。
右に見える塔は、昭和61年に実験を開始した
世界初の洋上太陽光発電システム「ブンゴソーラー」とのこと。
同年に水産業・観光業・生活環境をバランスよく発展させる
「マリノポリス構想」がスタートし、
それを記念して設けられたのが
この公園だそうです。
ここはホントに居心地が良かった~
この辺りでは一番の景勝地である
「豊後二見ヶ浦」も見れちゃいます。
赤い矢印の先にご注目ください。
「豊後二見ヶ浦」は
駅前に立ってる観光案内の看板にも描かれてました。
「豊後二見ヶ浦」に架けられてるしめ縄の長さは日本一で
ギネスブックに登録らしく。
日の出の人気スポットで、
季節によってはしめ縄の背後から陽が昇るそうですよ。
普段は普通列車しか停まらない浅海井駅ですけど、
特急列車が「豊後二見ヶ浦」目当てで
特臨時停車することがあるっていうんですからスゴイです。
そんな絶景を駅前に控えた浅海井駅は
日豊本線が開通した大正5年に開業しました。
緑色にペイントされた木造駅舎がトレードマークの浅海井駅。
竣工年が記された建物財産標が見当たらないので
確証はありませんが、
大正9年築の上岡駅の駅舎と似た仕様なので、
大正5年に開業した当時からあるモノではないでしょうかね?
続いては駅舎にイン。
浅海井駅は国鉄時代の昭和59年に無人化され、
以後は平成24年まで簡易委託駅だったそうです。
駅舎内は新聞店とタクシー会社さんが入居しているせいか、
待合室は狭目な印象でした。
駅舎を出ると有人駅時代のラッチが残されてます。
ラッチの向きから察するに、
昔は駅員さんがここで切符に入鋏をしていたのでしょう。
長い通路を抜けて跨線橋に入りますが
その前に…
駅舎の正面に「右よし 左よし」のサインが見えますよね?
これって何だと思います?
Wikipediaを見て知りましたけど、
日豊本線が電化された昭和49年に跨線橋が竣工。
ホームまでの人の動線は跨線橋経由に改められましたが、
荷物の取り扱いは昭和59年まで続いていたそうで、
荷物をリアカーに積み
旧来の構内踏切を経由してホームに運んでいたそうですよ。
このサインは、構内踏切を渡る際には必ず
左右確認をしろよっていうこと。
国鉄時代の空気がぷんぷん漂ってますな。
浅海井駅は単線上に設けられた島式ホーム1面2線構造。
ホーム中央に片流れ屋根を持つ待合室が置かれてました。
駅舎の南側、WiLLサイファ(希少車)が停まっている辺りが
広く空いてますが、
浅海井駅は昭和37年まで貨物の取り扱いがあり、
ここに貨物ホームと倉庫が鎮座してました。
下は国土地理院のサイトから転載した
昭和22年撮影の航空写真です。
大きな上屋を持つ貨物ホームと、
隣接する位置に鎮座する倉庫が見えるでしょうか。
それと駅舎から船着き場までまっすぐ伸びる道も確認できます。
船着き場は漁船の発着所なのか?
それとも海運のために設けられたモノか?
用途が気になります。
最後は浅海井駅の構内を通過する特急列車で〆ます。
列車がぶれてしもうた。
備後二見ヶ浦のことは浅海井駅を訪れるまで
存在すら知りませんでした。
駅はそんな素敵な場所に誘いてくれます。
これだから「駅めぐり」は止められないのよね。
↑(小倉駅・中津駅方面)
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臼杵駅
津久見駅
日代駅
浅海井駅(平成30年4月11日)
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