皆さま、おはようございます！
今朝は古風な木造駅舎が残るスペシャリティな駅の訪問記です。
駅好きなら、この駅舎を見たら絶対に唸ること間違いなし！
自分も思わず「おおおっ！」っと唸っちゃいましたので。
開業当時の駅舎が残るコチラの駅でしたよ。
日豊本線・上臼杵（かみうすき）駅です！
おっ！パソコンモニターの奥から皆さんの唸り声が聞こえてきたぞ。
上臼杵駅は日豊本線（当時は豊州本線）が開通した翌年の
大正６年に開業した駅だそうです。
ここは街中にある駅だってのに、駅舎はその当時から
大きな改装工事を工事を受けぬまま残ってるのですから
スゴイと思いません？
見てくださいよ、この佇まいを。
モルタルを人が手で平らに敷いような、
ボコボコな床面が大好きなのですけど、
そんな人、自分だけじゃありませんよね？
待合室の中はご覧の通りでした。
カサカサに荒れた床面にキュンキュンきちゃう！
現在は無人駅化されてしまった上臼杵駅ですが、
４年前の平成27年春までは業務委託駅で、
駅員さんが窓口で出札業務を行っていたんですって。
ここの壁面だけ壁紙の模様が変わってるってことは、
出札窓口は昔は密閉式じゃなかったのかもしれませんね。
無人駅化されて駅員さんはいなくなってしまいましたが、
代わりに招き猫たちが窓口に鎮座してましたよ。
それにしても、なぜ窓口に招き猫？と思いましたら、
地元のにある福良天満宮では毎年春、
「うすき赤猫まつり」が催されてるんですって。
子供たちが赤猫の仮装をして商店街をパレードするそうです。
福良天満宮さんのHPでパレードの様子を見たのですけど…
めっちゃかわいいですやん！
画像は福良天満宮さんのHPから拝借しちゃいました。
窓口に「商売繁盛」の札が下がってますけど、
よく見たら、それも「うすき赤猫まつり」のモノでした。
上臼杵駅、居るだけでご利益がありそうな駅でしたわ。
駅舎の柱で電電公社のマークを発見！
電電公社は現在のNTTですけど、
NTTは昔は公共企業だったってことを知らない子たち、
世の中にそろそろ増えだしてるんじゃないかな？
三公社とは…（答え：日本国有鉄道・日本専売公社・日本電信電話公社）
ここはテストに出るので赤ラインを引いておくように。
上臼杵駅は駅舎を出てもこの佇まいなのです。
ああ～堪らん！
こうくりゃ、ホームもさぞレトロな仕様なのだろうと、
ワクワクしながら上がってみたのですが…
ほよ？
う～ん？
ここって本当にレトロな駅舎があった上臼杵駅なの？
駅名標を見ましたけど…間違いなさそうです。
駅舎が造られたのは大正時代、ホームの待合室は平成…
上臼杵駅は「大正」から、「昭和」を通り越して
一気に「平成」に移り変わる時代差を体験できる駅でした。
上臼杵駅は急カーブ上に単式ホームが設けられた駅で、
特急列車が高速で通過出来るよう、
線路にカント（内外の高低差）が付けられてます。
停車する列車はめっちゃ傾きますのでご注意くださいね。
ホームは駅舎よりも小高い位置にあることと、
駅舎とホームの間に植樹されているために
列車の車窓からは駅舎の様子を伺いにくい状態ですけど、
本当に素晴らしい駅舎が残る駅ですので、
気になる方はぜひ下車してみてください。
なお、今週末は「うすき赤猫まつり」で
カワイイ「あかねこちゃん」（子供たち）に会えるみたい。
自分は東北住まいなのでお祭りを見ることは出来ませんが、
来月は大分県に向かい、県内の未訪問駅すべてを周る予定でした。
自分が上臼杵駅を訪れたのは一年前のこと。
その後、駅名標が「かみう♥」仕様に変わったとのことで、
ぜひ再訪したいと考えてましたよ。
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